秘書代行とは?電話代行と比較しながらおすすめサービス7選を紹介

近年、ビジネスの効率化やコスト削減の一環として多くの企業や個人事業主が利用する「秘書代行サービス」。

秘書の業務を外部のプロフェッショナルに依頼することで、スムーズな業務運営を実現する手法ですが、具体的にどんなサービスが提供されるのでしょうか?

また、よく耳にする「電話代行」とは何が違うのでしょうか?

この記事では、秘書代行の特徴とそのメリット、電話代行との違いを解説。さらに、厳選したおすすめの秘書代行サービス7選を紹介していきます。

この記事が秘書代行サービスを利用の際の一助になれば幸いです。

秘書代行サービスとは?

秘書代行サービスとは、その名の通り秘書業務は勿論、電話対応や営業サポート、専門業務などコア業務以外の雑務を代行してくれるサービスです。

企業はサービスを利用することで自社のビジネスで最も重要なコア業務に注力することができます。

また、採用プロセスや教育を行わずに人材を獲得できるためコストを抑えることができるのも特徴です。

秘書代行サービスと電話代行サービスの違い

秘書代行サービスと似たサービスとして、電話代行サービスが挙げられます。

確かに、似ている部分がありますが実際には少し違いもあります。

ここでは「オンライン秘書サービス(秘書代行サービス)」と「電話代行サービス」に分けて、業務面、料金体系面の2つの角度から違いを紹介していきます。

秘書代行・電話代行に依頼できる業務

秘書代行は名前の通り、多岐にわたる事務業務を代行してくれるサービスです。そのため、電話対応以外にも多くの業務をこなすことができます。

一方、電話代行は電話業務に特化しており、それ以外の業務をこなすことはできません。

以下ではその一例を表形式で紹介しています。

秘書代行に依頼できる業務

電話受付/内容伝達電話の応対と情報の共有。
メール確認/返信代行メールのチェックと返信の代行。
スケジュール管理日程の調整とスケジュールの監視。
ドライバー手配/運行管理運転手のアレンジと車両の手配。
アポイント調整ミーティングや予定の取り決め。
調査/報告情報のリサーチと結果の報告。
ビジネスランチ/会食予約ビジネスの食事の予約手配。
出張手配旅行の予約や計画のサポート。
契約書作成補助契約文書の準備と編集のサポート。

電話代行に依頼できる業務

受電の一次対応電話応答と問い合わせの窓口的役割
EC対応電子商取引関連の顧客サポート。
営業電話への対応ビジネス関連の電話問い合わせへの回答。

秘書代行・電話代行の料金体系・相場

これら2つのサービスは、料金体系・相場の点でも異なります。以下では一般的な料金体系・相場を紹介していきます。

秘書代行の料金体系・相場

秘書代行の料金体系は「月額固定」もしくは「従量課金」のどちらか一方になります。

月額固定月々、同額の金額を支払うことでサービスを利用する料金体系
従量課金業務量や業務時間に応じて請求される課金制度

平均的な相場としては、月額50,000円〜100,000円程度です。依頼業務が一般事務なのか専門事務なのか、1ヶ月あたり利用できる時間などによって料金は変動します。

電話代行の料金体系・相場

電話代行は「基本料金」「初期費用」「コールオーバー料金」の3つの点で料金が請求されます。

基本料金毎月決まった金額をサービス利用に支払う
初期費用サービスの導入の際に必要な費用
コールオーバー料金月々の決められたコール数を超えた際に請求される

平均的な相場としては月額約10,000円程度です。勿論、土日祝日対応、夜間対応などのオプションを利用する場合はさらに基本料金に上乗せされた金額になります。

以上のように、厳密には「秘書代行」「電話代行」は異なるサービスであると言えるでしょう。

もし、「自社には電話代行サービスが合っているかもしれない」と感じた方は、すでに以下記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

関連記事:おすすめ電話代行サービス12社徹底比較!メリット・注意点・選び方まで解説

秘書代行サービスを利用するメリット

では、実際に秘書代行サービスを利用した際に得られるメリットには何があるのか。以下では大きく2つに分けて説明していきます。

  • 主要業務に注力できる
  • 人材採用に必要なコストを削減できる

主要業務に注力できる

企業や個人事業主の主要業務は、売上や、事業の基盤を築くためのものです。

しかし、多くの場合、このコア業務に集中するための時間やリソースが、日常の業務や細かい事務作業に取られてしまいます。

秘書代行サービスを導入することで、これらの日常業務や事務作業をプロフェッショナルに任せることができます。例えば、優秀な社員の事務業務をアウトソーシングして、一日3件の商談が5件に増加するだけでも大きな効果を企業にもたらします。

このように、特定のスキルを必要としない業務を秘書代行に依頼することで、自社の社員は主要業務に集中して取り組むことができます。

人材採用に必要なコストを削減できる

しい従業員を採用する際、その人材を見つけ、選考し、最終的に雇用するまでには相当なコストがかかります。さらに、新しいメンバーを業務に適応させるための教育やトレーニングもまた、時間とコストを要します。

一般的にこれら全てのプロセスに5万円〜50万円程度のコストがかかると言われています。

しかし、秘書代行サービスを利用すれば、採用や教育の手間やコストをかけることなく、即時に質の高いサポートを受けることができます。その費用は5万〜10万と新しく採用する場合よりも大幅にコストを削減できます。

また、サービスの必要性がなくなった場合、秘書代行の契約を解除するだけで済みます。その為、余剰人員としてのコストが発生するなどの問題が起きることもありません。

秘書代行サービスの選び方

多種多様な秘書代行サービスが存在する現在、最適なサービスを選ぶのは至難の業と言えます。

しかし、正確に自社のニーズを理解し、いくつかのポイントを基準として検討することで、ピッタリのサービスを選択する手助けとなるでしょう。

  • 対応業務
  • 柔軟性
  • 実績・評判

対応業務

最も基本的な選択基準は、サービスがどのような業務を代行できるのか、という点です。前述したように、秘書代行サービスにはさまざまな業務内容があります。

電話応対からスケジュール管理、契約書作成補助など、具体的なニーズに応じてサービスを選ぶ必要があります。自社の求める業務項目をリストアップし、それに応じたサービスを選定することで、無駄なコストを削減できるでしょう。

また、どのサービスでも自社のニーズを満たす場合は、より対応業種が多いサービスを選ぶと良いでしょう。そうすることで、将来的に依頼したい業務が変わる際もスムーズに対応してもらうことができます。

柔軟性

ビジネスの状況やニーズは日々変わります。そのため、固定的なサービスだけでなく、変化する状況に柔軟に対応できるサービスを選ぶことが重要です

例えば、以下のような場合を確認しておくと良いでしょう。

・特定の案件において、サポート体制の整備度はどうか?
・祝日や年末年始にも業務対応が実施されるのか?
・急な変更や緊急の要請に対して、どれくらい迅速に対応可能か?
・予想外のタスクや追加業務の際の費用設定はどうか?
・これまでの事務代行の経験で、対応したプロジェクトや業界の幅は?

自社で想定される場合をリストアップし、問い合わせ時点で聞いてみるのもいいでしょう。

実績・評判

サービスの実績や評価も重要な選定基準となります。利用者の声やレビュー、評判を確認することで、サービスの質や対応力をある程度把握することができます。また、受賞歴や認定など、業界内での評価も参考になるでしょう。

サービス選びの際は、これらのポイントを基にして、自社の実情に合わせた最適なサービスを選択することが求められます。

秘書代行サービスおすすめ7選

以下に、多くのビジネスオーナーや企業が利用している、秘書代行サービスを7社ご紹介いたします。比較・検討しながら自社にあったサービスを見つけましょう。

サービス名特徴料金
CASTER BIZ・全ての手続きがオンラインで完結
・1,700社以上の実績あり
月額:132,000円〜
フジ子さん・秘書代行以外の業務にも幅広く対応
・官公庁の導入実績あり
月額:51,700円〜
HELP YOU・チームでサポートしてくれる
・平均継続率98%
月額:100,000円〜
I-STAFF・女性を中心としたスタッフが対応
・数部門で満足度業界一位
月額:89,100円〜
YPP・依頼に特化したチーム作成
・オンライン、オフラインの両方に対応
月額費用:330,000円
ビズアシ・500万人以上の人材の中から最適な人材を提供
・契約継続率95%
要問い合わせ
NOC・100社以上のアライアンスパートナーとの連携によるソリューション提供
・1,000社以上の実績あり
要問い合わせ

CASTER BIZ

引用:CASTER BIZ

CASTER BIZ は、採用倍率100分の1の実力派スタッフが在籍するリモートサポートサービスです。1,700社以上の実績を持ち、独自ツールで依頼とスキルをマッチングします。

全ての手続きをオンラインで行うことが可能で、チーム体制で幅広い業務に対応してくれるサービスです。

対応業務秘書、事務、人事、経理サポート、翻訳、制作
対応時間9:00 – 17:00
対応場所オンライン
実績導入事例はこちら
料金BASIC(6カ月プラン):月額145,200円
LONGER(12カ月プラン):月額132,000円
CUSTOM:ご要望に沿ってプランを作成(要問い合わせ)

フジ子さん

引用:フジ子さん

フジ子さん は、経験豊富なプロフェッショナルがオンラインでビジネスをサポートするサービスです。業務量に合わせて簡単にプランの変更や翌月の解約が可能で、人件費の最適化が容易です。

経理、秘書、総務からWEB運用まで多岐にわたるサポートが得られ、税理士事務所での実務経験や秘書としての豊富なキャリアを持つアシスタントが、業務内容の的確な伝達とスムーズな運用を実現します。

対応業務経理、秘書、総務、人事、Webサイト運営
対応時間一ヶ月あたり、20時間・30時間・50時間 ※1日あたりの労働時間は要相談
対応場所オンライン
実績官公庁も導入、累計ユーザー数1000以上
料金PLAN20
・実働時間:20時間/月
・月額費用:51,700円

PLAN30
・実働時間:30時間/月
・月額費用:75,900円

PLAN50
・実働時間:50時間/月
・月額費用:108,900円

HELP YOU

引用:HELP YOU

HELP YOU は、一流のオンラインチームが多様なビジネスニーズをサポートするサービスです。全ての手続きはオンライン上で完了し、従って出向の必要がないのが魅力です。

厳格な採用基準をクリアしたトップクラスの人材が揃い、その結果として多岐にわたる業務サポートが可能です。チーム一丸となった対応が、迅速かつ質の高いサービスを実現しています。

対応業務総務、経理、人事、営業サポート、ECサイト、マーケティング
対応時間一ヶ月あたり、30時間・40時間 ※1日あたりの労働時間は要相談
対応場所オンライン
実績600以上のクライアント、平均継続率98%
料金チームプラン
・実働時間:30時間/月
・月額費用:100,000円

1名専属プラン
・実働時間:45時間/月
・月額費用:150,000円

I-STAFF

引用:I-STAFF

I-STAFF は、女性中心の高品質・迅速なサービスを提供する秘書代行サービスです。厳しい採用基準をクリアしたプロフェッショナルがサポートし、オンラインのみならずオフライン業務も対応。

業界唯一の返金保証も提供しており、代行サービス利用が初めての方は安心して利用していただけます。

対応業務秘書、経理、Webサイト運用、人事、営業アシスタント
対応時間9:00~18:00(オプションで土日・深夜時間帯アリ)
対応場所オンライン・オフライン
実績スピード対応満足度・料金満足度・クオリティ満足度、業界1位
料金ライトプラン(3ヶ月):月額125,400円
ベーシックプラン(6ヶ月):月額93,000円
プレミアムプラン(12ヶ月):月額89,100円

YPP

引用:YPP

YPP は、依頼に特化したチームを面接段階から組み立てるユニークなサービスを提供。これにより、企業のニーズにぴったり合った人材を確実に派遣することが可能です。

オンラインとオフライン双方の業務対応も可能で、その柔軟性が大きな魅力となっています。

対応業務総務、経理、庶務、事務局運営補助、営業サポート
対応時間9:00~18:00
対応場所オフライン・オンライン
実績業務実績はこちら
料金要問い合わせ
お見積もり例)
・実働時間:60時間/月
・月額費用:330,000円

ビズアシ

引用:ビズアシサイト

ビズアシ は、月60時間からのフルオンラインサポートを実現。

国内最大手のクラウドソーシング「クラウドワークス」を擁しているため、500万人以上の人材の中から、企業の要望にマッチする最適な人材を選び出すことができます。

対応業務営業、ライティング、人事、経理、カスタマーサポート、データ入力、デザイン、広告運用
対応時間10:00~18:30
対応場所オンライン
実績契約継続率95%
料金要問い合わせ

NOC

引用:NOC

NOC は独自の「ハイブリッドアウトソーシング」ソリューションを採用し、業務の効率化とコストダウンを実現します。

100社以上のアライアンスパートナーとの連携により、顧客の悩みや課題に対して高水準のサービスを提供することができるのが、彼らの強みとなっています。

対応業務経理、総務、人事、バックオフィス、コンサルティング、IT
対応時間要問い合わせ
対応場所オフライン
実績30年、1000社の取引実績
料金要問い合わせ

まとめ

秘書代行サービスは、現代のビジネスシーンにおいて非常に有効なツールとして注目されています。

本記事では、そのメリットと選び方を解説し、具体的なおすすめサービスを7つ紹介しました。

その中には、リモートでの業務対応や特定の業務範囲に特化したもの、高品質な人材に特化したサービスなど、多種多様な特色を持つものがあります。

また、それぞれのサービスには、オンラインのみの業務対応からオフライン対応も含むものまで、ニーズに応じて選べるバラエティが存在します。

これらの情報を参考に、自社や個人のニーズに最も合った秘書代行サービスを選択し、より効率的な業務遂行を目指しましょう。

また、電話代行サービスを検討したい方は、こちらの記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

この記事が、秘書代行サービス導入の一助になれば幸いです。

サービス詳細

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b-pos編集部

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