コンテンツマーケティング代行会社おすすめ10選（全99）比較！種別5タイプで事例も合わせて紹介

「コンテンツマーケティングに取り組みたいけど、記事を作る時間がない…」
「SEO対策もSNS運用も手が回らない…」

そんな悩みを抱えていませんか？

コンテンツマーケティングは、「有益な情報を発信し、見込み顧客を引き寄せる手法」 ですが、成果を出すには継続的な制作力と専門的な運用ノウハウが必要です。実際、多くの企業が「自社で運用しきれない」と感じ、コンテンツマーケティング代行を活用しています。

本記事では、 コンテンツマーケティング代行会社のタイプや選び方について徹底解説しています。自社の集客を強化したい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

コンテンツマーケティングとは？

コンテンツマーケティングとは、ただ広告で自分たちの商品を宣伝するのではなく、お客さんに役立つ情報をあげて、信頼してもらう方法です。

たとえば、ブログや動画で「こんなことを知っておくと便利だよ！」という情報を提供して、お客さんとの関係値を築きます。そうすることで、時間がたったときに「この会社から買ってみようかな」と思ってもらえるようになる。簡単に言えばこれが、コンテンツマーケティングです。

自社サービスがたとえば「勤怠管理システム」だった場合、

【✕】コンテンツマーケティングではないのが

• 自社サービスを「テレアポ」や「フォーム営業」で紹介する
• Facebook広告で「〇〇紹介資料（自社サービス）」を配信

【◯】コンテンツマーケティングと言えるのが

• 「タイムカードの切り忘れを防ぐ方法」などの自社記事から最後に自社サービスを紹介
• Facebook広告で「勤怠管理システムの有効な使い方」（お役立ち資料）を配信

というイメージ。

基本的に他のマーケティング施作に比べ、効果が出るまでに時間がかかるのが特徴です。

例えば、記事をユーザーに届けようと考え、公開したとしても検索結果で上位に表示されなければユーザーの目に留まることはありません。公開後、中長期的にSEO対策を行いやっと上位表示される場合が多いです。

そのため「効果が出ているのかわからない」といったことに陥りやすいですが、うまく活用できればコンテンツは蓄積されていくので、広告費をかけずとも認知度拡大や集客を行うことができます。

昨今このコンテンツマーケティングが注目されているのは、BtoC, BtoB含め購入者が「事前にWeb上で情報収集・比較検討」まで実施し終えているから、です。

コンテンツマーケティングは「制作（つくる）」と「配信（届ける）」で成立

コンテンツマーケティングの概要は理解している方も多いと思いますが、実際「コンテンツマーケティングって基本的にSEOでしょ？」と勘違いしている方もいるのではないでしょうか。

いいえ、SEOだけではありません。ということで

コンテンツマーケティングとは簡単に言うと、【1】制作（つくる）：どんな内容・テーマをつくるのか、【2】配信（届ける）：どこに流すのか・だれに流すのか、の組み合わせで施策として成立します。

【1】制作（つくる）	【2】配信（届ける）
どんな内容・テーマをつくるのか	どこに流すのか・だれに流すのか
・記事 ・動画 ・資料（お役立ち資料） ・画像・テキスト ・音声 ・セミナー / ウェビナー	・SEO ・SNS ・メルマガ ・YouTube ・広告

コンテンツSEOとは、「記事作成」×「SEO（検索面に上位表示させる）」なのです。

他にも、「動画」×「YouTube」もあれば、「お役立ち資料」×「Facebook広告」など、組み合わせ方によってさまざまな施策となり得るのがコンテンツマーケティングなのです。

コンテンツマーケティングの成功事例

では、実際に成果が出ている成功事例を、上記組み合わせのどれに該当するのかという観点で見ていこうと思います

1. 「記事」×「SEO」（toC）
2. 「記事・ホワイトペーパー」×「SEO」（toB）
3. 「画像・動画・テキスト」×「SNS」
4. 「記事・テキスト」×「メルマガ」
5. 「動画」×「YouTube」

①「記事」×「SEO」（toC）

タイミーは、シフトワークのマッチングアプリを提供する企業で、働き方やアルバイトに関する情報を提供しています。

• 戦略：SEOを意識したキーワード選定と、ユーザーの検索意図に応えるコンテンツ制作
• 成果：検索エンジンからの流入が増加し、アプリのダウンロード数やユーザー数の増加

タイミーは、働き方やアルバイトに関する情報を記事として公開し、SEO対策を施すことで検索順位を向上させています。

参考サイト：タイミーラボ公式サイト

②「記事・ホワイトペーパー」×「SEO」（toB）

Salesforceは、クラウドベースのCRM（顧客関係管理）ソフトウェアを提供する企業で、営業やマーケティングに関する情報を提供しています。

• 戦略：SEOを意識したキーワード選定と、ユーザーの検索意図に応えるコンテンツ制作
• 成果：検索エンジンからの流入が増加し、リード獲得や商談数の増加

Salesforceは、営業やマーケティングに関するノウハウや事例を記事として公開し、SEO対策を施すことで検索順位を向上させており、コンバージョンポイントとしてホワイトペーパー（お役立ち資料）を設置。記事流入→ホワイトペーパーDLでリード獲得数を増加させています。

参考サイト：Salesforceリソースセンター

③「画像・動画・テキスト」×「SNS」

ローソンは、SNSでシェアしたくなる商品を販売し、X（旧Twitter）での注目を集めました。

• 戦略：SNSでの拡散を狙い、視覚的に魅力的な商品を開発し、SNSでの話題性を向上
• 成果：「バスチー（バスク風チーズケーキ）」の発売から4カ月で1,900万点の売上を達成

「バスチー」は、SNSでのシェアを促進するために、見た目やネーミングに工夫を凝らし、SNSでの拡散を狙いました。

参考サイト：ローソン公式サイト「バスチー バスク風チーズケーキ」発売記念 リツイートキャンペーン

④「記事・テキスト」×「メルマガ」

イーデザイン損保は、1日に120種類以上のメールを配信し、顧客との接点を創出しています。

• 戦略：メールの件名に顧客の車名を入れるなど、パーソナライズされた内容で開封率を向上
• 成果：メールの開封率が30〜40％に上昇し、効果的なリードナーチャリングを実現

イーデザイン損保は、顧客の車名を件名に入れるなどの「メール件名の最適化」を行うことで、開封率を高め、顧客との関係構築に成功しています。

参考サイト：MarkeZine

⑤「動画」×「YouTube」

アサヒグループは、YouTubeチャンネルで「おつまみレシピ」を公開し、視聴者に簡単で美味しいレシピを提供しています。

• 戦略：1分以内の短い動画で、視覚的にわかりやすいレシピを紹介
• 成果：チャンネル登録者数は約9万3,600人に達し、視聴者からの高評価

「おつまみレシピ」は、視聴者が簡単に作れるレシピを提供し、アサヒグループの製品を活用した料理を紹介することで、ブランドの認知度向上と製品の利用促進につながっています。

参考サイト：アサヒグループYouTubeチャンネル再生リスト

コンテンツマーケティング代行会社の費用相場

コンテンツマーケティングの外注費用は、依頼する業務範囲や品質、提供会社の規模によって大きく異なります。

大きく2つの費用相場の考え方があるので、こちらを参考にしてみてください。

制作だけなら10〜50万円 / 回

コンテンツマーケティングは「制作」と「配信」のセットで成立する施策だと先述しました。その「制作」の部分のみを外注する場合は、制作物にもよりますが、10〜50万円程度でコンテンツの制作を依頼することができます。

例）

• SEO記事作成：3〜10万円 / 本
• ホワイトペーパー制作：20〜30万円 / 本
• 動画制作：10〜50万円 / 本

配信がすでに自社で行える体制が整っている場合などは、制作会社にコンテンツ制作のみを切り出して依頼するのもありでしょう。

配信もセットなら30〜80万円 / 月

SEOなら、記事公開からリライトやサイト改善。YouTubeマーケティングなら、企画案の立案からインフルエンサーアサインなどの「配信と最適化」まで伴走型の支援を受けたい場合は、月額で30〜80万円程度が相場となります。

コンテンツマーケティングは、コンテンツを制作するだけでは顧客獲得という成果につながりませんので、自社にコンテンツマーケティングのノウハウや知見がない場合は、この定常的な支援を前提に予算感を調整する必要があります。

コンテンツマーケティングを外注する際の注意点・比較ポイント

再三再四になりますが、コンテンツマーケティングへの取り組みは、「制作だけじゃなくて、運用ができるかどうか」です。

自社に運用ノウハウがあるなら、制作会社にコンテンツ制作のみを依頼しましょう。

そうではなく運用もセットで依頼したい場合は、以下数点確認する必要があります。

1. 分析内容の質
2. クリエイティブの対応範囲
3. CV最適化施策の有無
4. コンテンツの質・実績

1. 分析内容の質

基本的にどの代行サービスもデータ分析サービスを提供していますが、その中でもどれくらい細かく分析してくれるのかといった質を確認しましょう。

例えば、SEOコンテンツであれば、自社コンテンツへの流入数や競合サイトの調査といった基本的な分析に加え、自社サイト内の読まれているセクションや ページを離れやすいセクション、 クリックされやすいボタンなど、ユーザーの動きを視覚的に表示したヒートマップデータを提供しているサービスもあります。この情報があれば、より明確に課題を掴むことができるので、改善も効果的に行うことができます。

2. クリエイティブの対応範囲

コンテンツの制作に伴い、依頼できるクリエイティブ業務の対応範囲も確認しましょう。例えばメルマガ用のホワイトペーパーの制作まで依頼できるであったり、LPの制作であったりコンテンツマーケティングを行うに伴い、発生し得るクリエイティブ業務にどれだけ対応しているのかも比較ポイントの一つになります。また、SNSや動画コンテンツを制作する際にも素材の撮影なども行なってくれるのかも確認しましょう。

3. CV最適化施策の有無

折角、SEOで検索結果上位を取れたとしても、そこから売上に繋がらなければ意味がありません。そこでCV最適化施策の有無も比較ポイントの一つになります。具体的には、CVR・CTR改善支援などが当たります。具体的には「遷移動線」「コミュニケーション」「CVポイント」からの改善、リード数確保のためのWeb広告運用設計などにも対応しています。また細かい分析を行うためにデジタル集客効果測定やアクセス解析なども行なってくれます。自社でCVの部分で課題感を感じている企業などはその代行会社がこのサービスを提供しているかを確認しましょう。

4. コンテンツの質・実績

コンテンツマーケティングにおいて、コンテンツがすべての鍵を握っています。コンテンツが充実していなければ、どれだけ作り続けても効果が出ることはありません。そこで、その企業が作成するコンテンツのクオリティの高さを測ることも大切です。例えば、どのような実績を持つライターが記事を執筆してくれるのか、その企業が自社で運営しているオウンドメディアでは成果が出ているのかなどを確認することである程度、コンテンツのクオリティを依頼前に判断することができます。

4-1. コンテンツチェック！

コンテンツマーケティングを売りとしている代行会社が、自社のコンテンツマーケティングの質が悪く、成果を出すことができていなければ、他社の支援で成果を出すことが到底できません。

たとえば、代行会社がオウンドメディアを運営しているケースでは「オウンドメディアへのアクセス数が少ない」「記事の品質が低い」といった場合、依頼しても結果が出ない可能性が高いです。

提供しているコンテンツに応じて、以下のような内容を確認しましょう。

コンテンツの種類	確認項目	確認方法
オウンドメディア（記事）	アクセス数・上位記事	分析ツール（ahrefsなど）を使用し確認
ホワイトペーパー	内容・CTAの工夫	ダウンロードして確認
動画	再生数・評価数	動画ページを視聴して確認

先述の通り、記事を依頼したい場合は「代行会社運営のオウンドメディアを確認する」など、外注したいコンテンツに応じて内容をチェックしましょう。

コンテンツマーケティング代行会社タイプ別99選

では、コンテンツマーケティングのプロセスを代行してくれる会社のタイプを紹介します。

1. コンテンツSEOに強いタイプ
2. SNS運用に強いタイプ
3. ナーチャリングに強いタイプ
4. YouTubeマーケティングに強いタイプ

コンテンツSEOに強いタイプ14選

SEO記事に強みを持つタイプ。このタイプは、オウンドメディアの戦略立案から、キーワード選定、記事作成・公開、公開後のリライトなど「検索面上位に自社記事を表示させる」サービスを提供しています。

順位が安定してきたら、上位表示された記事からどのように自社サービスの購入・導入につなげるか、といったCV設計やCTAの再配置なども相談・代行可能。

自社オウンドメディアのアクセス数を伸ばしたい、記事からの商品購入・お問い合わせを増やしたい、といった場合におすすめ。

Pick up（コンテンツSEOに強い代行企業）

各サービスの詳細については以下記事で詳しく紹介しています。

SNS運用に強いタイプ24選

「画像・動画制作」×「SNS」に強いタイプ。主にBtoC向けにはなりますが、X（旧Twitter）・Instagram・TikTokなどのSNSに最適なクリエイティブを制作し、各種SNSのアルゴリズムを熟知したプロが、投稿後の数値分析から改善を実施してくれます。

また、単にアカウントを伸ばすだけではなく、キャンペーン企画立案やインフルエンサーのアサインを通して商品購入につながる施策を実施することができる企業も。

SNSを認知拡大・顧客獲得の主チャネルとして考えている企業におすすめです。

Pick up（SNS運用に強い代行会社）

各サービスの詳細については以下記事で詳しく紹介しています。

ナーチャリングに強いタイプ41選

既存で接点をもった見込み顧客に対してメルマガ等で定期的にコンテンツ配信を行い、顧客化を目指すナーチャリング施策。そのナーチャリングに必要な「メルマガの作成・配信（BtoB, BtoCに限らず）」や「LINEアカウントの運用（BtoC）」、「MA（マーケティングオートメーション）の運用（BtoB）」を行うタイプ。

すでにリスト自体はあって、その膨大な見込み顧客リストを、顧客化して売上を増加させたい、というニーズにおすすめ。

■ メルマガ代行企業（14）

Pick up（メルマガ代行企業）

各サービスの詳細については以下記事で詳しく紹介しています。

■ LINE運用代行企業（15）

Pick up（LINE運用代行企業）

各サービスの詳細については以下記事で詳しく紹介しています。

■ MA運用代行企業（12）

Pick up（MA運用代行企業）

各サービスの詳細については以下記事で詳しく紹介しています。

YouTubeマーケティングに強いタイプ20選

YouTubeの動画制作・配信に強みを持つタイプ。YouTubeのアルゴリズムを理解したディレクターが「適切なチャンネル方針」と「ターゲット層に刺さる動画コンテンツの企画・制作」を実施。

また、動画を制作・公開するだけではなく、その後は「YouTube Studio」を通した分析から、再度新たな企画の立案、制作、サムネイルのABテスト実施など、運用面でのサポートも充実しています。

YouTubeを認知拡大・顧客獲得チャネルとして考えている企業におすすめ。

Pick up（YouTube運用代行企業）

各サービスの詳細については以下記事で詳しく紹介しています。

まとめ

コンテンツマーケティングの代行業者は「得意業務」に大きく差があります。「自社はどのチャネルでどのように顧客を獲得してきたいのか」を明確にして代行会社を選ぶことで、自社のニーズに合った外注先に依頼できます。

本記事を参考にし、自社のコンテンツマーケティングの成功に貢献できる代行会社を選んでみてください。