個人向けの事務代行サービス5選!個人事業主やフリーランス向け!
法人の場合、事務作業を担当しているのは事務職の方が一般的ですが、フリーランスのような個人事業主は、自分や家族が事務を担当することが多いです。
事務代行を利用すれば、個人事業主の方でも事務作業をアウトソースできます。事務代行サービスは、契約条件が法人のみの場合もあるので、当記事では、個人事業主向けのサービスをご紹介していきます。
- 事務代行にどんな業務を委託できるか?
- 事務代行の相場・費用の目安
- 事務代行を利用するメリット・デメリット
- フリーランス向け事務代行サービス
フリーランスが依頼する事務代行業務は?
フリーランスのような個人事業主は、一体どのような業務を依頼しているのでしょうか。よく依頼されるのは、以下のような一般事務に分類される作業のようです。
- メール / 電話 / 来客対応
- 書類作成(資料など)
- スケジュール管理
- 予約(飲食店 / ホテル / 交通機関など)
- データ管理(入力や整理など)
- SNS管理 など
メール対応やスケジュール管理などに加え、今ではSNSの管理を外注されている方も多いようです。なお、経理や人事、Webサイトの運用など、より専門的な業務を代行してくれるところもあります。
フリーランスが事務代行を依頼するメリット
事務代行は「法人が利用するからこそ意味があるんだ」とお考えではありませんか?
フリーランスのように個人で経営をされていると、コア業務とは別の作業が多いため、これらの事務をアウトソースされている方は多いです。以下に利用するメリットを3つまとめました。
- コア業務に集中できる
- コストの削減
- 専門家に委託できる
コア業務に集中できる
自分自身が抱える事務作業をアウトソースすることで、その作業にかかる時間と労力を大幅に削減し、本来集中するべきコア業務に注力することができます。
個人事業主の場合は、メール対応やスケジュール管理など、コア業務と関係のない事務作業を幅広く担当しなければいけません。
これらの作業を減らすことができれば、今までよりもビジネスと向き合う時間と余裕が生まれ、これからの事業の発展につながります。
コストの削減
事務専属のスタッフを雇う場合、採用と育成のコストがかかってしまいますが、事務代行サービスを利用することで、これらの費用を抑えることができます。
いまや人手不足ということもあり、採用にかかる費用は侮れません。ましてや、経理や法務、税務など、専門知識を持ったスタッフとなるとなおさらです。
サービスによっては、事業の種類やフェーズによって、柔軟な対応を行うところもありますので、都度必要な作業だけをアウトソースするのがいいですね。
専門家に委託できる
個人事業主である以上、経営に関連する専門的な事務作業が必ず発生します。事務代行サービスには、経験豊富で専門知識を備えたスタッフが在籍するので、その分野の専門家の力を借りることができます。
メール返信などの一般事務であれば、自分でも対応できますが、経理や法務といった専門的な作業に関しては、対応すること自体が厳しい可能性があります。
また、自分で学習するという方法もありますが、ミスの発生などで二度手間となるケースもあります。プロの手を借りて、スムーズかつ正確に対応してもらうことで生産性の向上につながります。
フリーランスが事務代行を依頼するデメリット
個人に限らず、事務をアウトソースする際にいくつかの注意点があります。以下にデメリットをご紹介しますが、サービスの利用方法や向き合い方で改善することは可能です。
- 事業の理解不足によるサービスの質の低下
- 代行会社に依存してノウハウが蓄積されない
- コミュニケーションが取りづらい
事業の理解不足によるサービスの質の低下
事務代行のスタッフは、事務のプロフェッショナルではありますが、依頼者のビジネスモデルを熟知しているわけではありません。委託する業務によりますが、業界やビジネスの理解が乏しい場合に提供するサービスの質が低下する可能性はあります。
これに関しては、代行先のスタッフの力量に依存するので、自分と近い業界の導入実績をみて判断することで、齟齬をなくすことができるかもしれません。
代行会社に依存してノウハウが蓄積されない
事務作業をアウトソースしている以上、その業務を自分が担当する必要がなくなるため、事務のノウハウがたまらず、自身のスキルや能力不足に陥る可能性があります。
また、代行する業務を増やしすぎるとこの傾向が強まってしまうため、外注する作業は事業フェーズに応じて一部だけに限定する方がよいかもしれません。
コミュニケーションが取りづらい
事務代行では、オンライン上でのやり取りがメインになるため、慣れていなければ、対面よりもコミュニケーションを取るのが難しくなります。
代行会社によってコミュニケーションツールは異なりますので、自分に合ったものを選択しましょう。ただし、スタッフはあくまで外注先ですので、雇うよりも信頼関係を構築するのは時間がかかるかもしれません。
フリーランスにオススメの事務代行サービス5つ
それでは、フリーランスのような個人事業主が利用するのにオススメな事務代行サービスを5つご紹介していきます。対応している業務領域と費用を表にまとめてますので、ぜひ比較検討にご利用ください。
- フジ子さん
- My Assistant
- ビズアシ
- i-STAFF
- genny
フジ子さん
官公庁も導入している累計ユーザー数1000以上のオンラインアシスタント提供サービスです。一般的なアシスタント業務から専門性の高い業務まで、パソコンでできる業務であれば幅広く対応しています。
1週間のトライアルプランが用意されているので、一度試していただいてから、本格的なプランに移行するのがよいですね。
費用 | トライアルプラン ・契約期間:1週間 ・実働時間:2時間 ・月額料金:無料 PLAN20 ・契約期間:1ヶ月(自動更新) ・実働時間:20時間 / 月 ・月額料金:税込5.17万円 PLAN30 ・契約期間:1ヶ月(自動更新) ・実働時間:30時間 / 月 ・月額料金:税込7.59万円 PLAN50 ・契約期間:1ヶ月(自動更新) ・実働時間:50時間 / 月 ・月額料金:税込10.89万円 |
業務範囲 | 経理 秘書 / 総務 人事 Webサイト運用 |
My Assistant
株式会社キャスターが提供している「My Assistant」は、自分でもできるけれど、誰かに任せたいと思えるような日常業務をチャット(Slack)で簡単に依頼できるアシスタントサービスです。
また、同社が提供している企業向けアシスタントサービス「CASTER BIZ」と異なり、やり取りにディレクターを介さないため安価での提供が実現しているそうです。コストを抑えたい個人事業主にオススメのサービスになります。
費用 | 20時間 月額40,000円(税込44,000円) |
業務範囲 | 文章作成・転記 調べ物 営業アシスタント代行・日程調整 その他、事務業務なんでも アウトバウンドコールパッケージ |
ビズアシ
クラウドワークスが運営する事務領域のお仕事マッチングサービスです。クラウドワークスの豊富なデータベースからアシスタントを選べるので、より最適な人材を確保することができます。
なお、業務委託契約はビズアシと結ぶため、アシスタントと個人的に契約するわけではありません。もし、アシスタントが自分と合わなかったら2週間を目処に変更することもできます。
費用 | 費用:業務別時間単価 契約期間:1ヶ月〜 |
業務範囲 | 営業事務 ライティング・編集 人事・労務 経理 カスタマーサポート データ入力 デザイン・コーディング 広告運用 など |
i-STAFF
「i-STAFF」は、採用率1%の優秀な人材がスタッフとして在籍するオンライン事務代行サービスです。採用基準が非常に高いため、優秀なスタッフを雇いたい場合におすすめです。
なお、パソコン上でできないような作業(領収書・名刺・書類の整理など)も受け付けておりますので、オフライン業務を外注したい方にも最適です。
費用 | お試しプラン:無料(2週間、6時間まで) ライトプラン:月額114,000(3ヶ月契約) ベーシックプラン:月額93,000(6ヶ月契約) プレミアムプラン:月額81,000(12ヶ月契約) カスタマイズプラン:要相談 |
業務範囲 | 秘書業務 経理 Webサイト運用 人事 営業アシスタント |
Genny
「Genny」は、オンライン上で依頼すると待機している秘書が仕事を遂行してくれるオンライン秘書サービスです。スタッフとのやり取りは専用のアプリケーションで行います。
また、基本は定額ですが、月単位で委託するほどの業務量がない方向けに「Genny mini」が用意されており、必要な時だけ単発で発注することも可能となっています。
費用 | カスタムプラン:お問い合わせ 2ヶ月プラン:115,500円/月額 6ヶ月プラン:107,800円/月額 12ヶ月プラン:105,600円/月額 |
業務範囲 | メール確認/返信代行 スケジュール管理 ドライバー手配/運行管理 アポイント調整 調査/報告 ビジネスランチ/会食予約 出張手配 契約書作成補助 名刺管理 経費精算補助 など |
まとめ
フリーランス(個人事業主)にオススメの事務代行サービスを5つご紹介しました。従業員を雇うと人件費だけでなく、採用や育成の費用もかかりますよね。
事務代行サービスを利用すれば、これらの費用と手間をかけずに日頃の業務をアウトソースすることができます。コア業務に時間を割くことができれば、自分の事業を拡大できるチャンスを得ることができますので、ぜひ一度お試しください。
b-pos編集部
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