おすすめのBtoB広告代理店10選一覧！特徴別に分類して解説

BtoB市場において、適切な広告代理店を選ぶことはビジネスを成功させる上で非常に重要です。

しかし、web広告の種類も多く、多種多様なサービスを提供する代理店が存在し、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで、今回はおすすめのBtoB広告代理店10選を特徴別に分類し、それぞれの強みや提供サービスを紹介します。

この記事がBtoB広告代理店選びの一助になれば幸いです。

BtoB広告代理店とは

BtoB広告代理店は、企業が、BtoB商材をターゲットとなる企業の決済者やビジネスマンに訴求するためのBtoB広告を出稿する際に、戦略や広告作成、運用、分析などの支援を行なっています。

目的に応じた成果を出すには、明確な戦略策定や分析・改善が求められます。BtoB広告代理店に依頼することで、それらの業務をWebマーケティングのプロが代わりに行なってくれます。

BtoB向きの広告の種類

一概に「広告」といっても、屋外広告、マスメディア広告、Web広告、SNS広告など、世の中には多種多様な広告が溢れかえっています。

その中でも、BtoBの場合は「Web広告・SNS広告」を指す場合がほとんどです。

以下では、そのweb広告の中でも、どのようなものがあるのかを紹介していきます。

広告の種類	詳細
リスティング広告	GoogleやYahooで検索をした際、検索結果の上位に表示される広告を指します。 購入・契約を検討している人が検索するため、購入やリード獲得など 売上に近い成果が期待できます。
ディスプレイ広告	webサイトやアプリ内で表示される広告を指します。 自社商材に関するサイト内で表示する場合や、自社のサイトを訪問したことが あるユーザーに対して広告を表示させる場合などがあります。
SNS広告	FacebookやX、InstagramなどのSNS内で表示される広告を指します。 BtoBの場合、実名制という観点からFacebook広告が利用されることが多いです。 得られる情報が信頼できるだけでなく、SNSの特徴から拡散も期待できるのが特徴です。
動画広告(Youtube)	Youtubeで動画を再生した際に流れる広告を指します。 画像や文章では伝えきれない商材のイメージや説明を伝えることができます。 認知拡大だけでなく、商材の利用やプレゼン用の資料としての利用も期待できます。

このように、目的に応じて幾つかの広告が存在します。

どの広告を出稿することが、自社の目的に適しているのか、といった戦略面からBtoB広告代理店は支援してくれます。

BtoB広告代理店に依頼する際の費用

BtoB広告代理店に支払う費用は広告そのものにかかる「広告費」と代理店が提供するサービスの利用にかかる「運用代行費」があります。

以下では、その二つの費用に関する詳細を紹介します。

• 初期費用
• 広告費
• 運用代行費
• 他オプション費

初期費用

広告を公開する前の段階、つまり戦略の立案、プランニング、リサーチ、初期設定に必要な費用です。 初期費用は、自社で戦略策定などを行うことができるのであれば抑えることができます。

さらに、代理店によってはこれらの費用が運用費用に含まれていることもあるため、契約前には各社のプラン詳細を確認することが重要です。

広告費

広告運用における主な費用として、「広告媒体への支払い」があります。この広告費は、表示単価、表示回数、クリックごとの課金など、複数の要素に基づいて算出されます。

効果的なデータ収集と広告運用のため、初期段階では適切な予算を設定して積極的に広告を出稿するのがおすすめです。

また、多くの広告代理店では、管理する広告費の総額に応じて、運用代行費が定められています。

運用代行費

運用代行費は、広告費に基づいた手数料で、その額は広告費次第で変動します。通常、運用代行費は「広告費の20％」として計算されることが一般的です。

しかし、広告費によっては、パーセンテージではなく、一定の固定金額が適用されることがあります。固定金額での運用は費用対効果が落ちるリスクもあるため、最適な広告予算の設定には、代行会社との事前の相談が重要です。

他オプション費

広告で必要となる「ランディングページ（LP）」、「バナー画像」、「動画制作」「webサイト作成」などの制作を外部に依頼する場合、追加のオプション費用が発生することがあります。

さらに、データ分析や打ち合わせ、コンサルティングなどにも、追加料金が必要になるケースがあります。

これらの追加サービスに関しては、契約を結ぶ前に費用を含めた詳細をしっかりと確認し、予算計画に反映させておくことが大切です。

BtoB広告代理店の選び方

実際に広告代理店を選択する上で、確認すべきポイントを3つ以下では紹介いたします。

• 扱える広告の種類で選ぶ
• 運用体制で選ぶ
• 正規広告代理店かどうかで選ぶ

扱える広告の種類で選ぶ

自社が広告を打ち出す際の目的に最も適した広告を見極めることは、目的を達成する上で最も重要なことです。

リスティング広告は即時性が高く、検索キーワードに基づいて商材をプロモーションするため、短期的な売上向上に直結します。一方、SNS広告はターゲットの興味や行動をデータで分析し、長期的なブランド認知や企業イメージの構築に貢献します。

代理店選びの際は、自社が重点を置きたい広告形態が何かを明確にし、その分野に特化または強みを持つ代理店を選定することが肝要です。

運用体制で選ぶ

広告代理店とのパートナーシップにおいて、運用体制は非常に重要な要素です。多くの場合「専任制」と「分業制」の2つのどちらかを採用しています。

窓口が対応から広告の運用までひとりで対応する専任性の場合、コミュニケーションにおける齟齬が生じずらいです。しかし、一人ですべての業務を抱えるため、状況によっては対応が遅れるといったことがある場合があります。

一方、業務をすべて分業して行う分業制の場合は、営業担当、戦略担当、広告作成担当といったようにそれぞれの業務に特化した人材が業務を遂行します。専門性を持った人が各業務を対応してくれる一方で、複数人で一つの案件を担当するので認知の齟齬が起きやすいという場合があります。

正規広告代理店かどうかで選ぶ

広告代理店を選ぶ際には、その代理店が正規の広告代理店であるかどうかを確認することも大切です。正規代理店とは、Googleなどの広告媒体側から運用のスキルや実績を正式に認められた代理店です。

例えば、GoogleやYahooに正規認定されている場合、その領域で実績を残していると言えます。そのため、その代理店の　実力を知るという意味で、確認してみるのもいいでしょう。

しかし、正規代理店になると一定認められている媒体に出稿が偏ってしまうケースもあるので、担当が信頼できるかどうかまで確認、判断が必要です。

おすすめのBtoB広告代理店10選一覧

企業名	タイプ	対応業務	対応広告
株式会社FlyEdge	リスティング広告に強み	戦略立案/企画、実行、内製化、 HP/LP作成、コンテンツ制作	Google広告、Yahoo広告、SNS広告
株式会社ハリキリ	リスティング広告に強み	戦略策定、広告運用、クリエイティブ制作、分析、レポート、 CAM導入/運用、コンサルティング	リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告
株式会社CyberACE	リスティング広告に強み	戦略策定、広告運用、クリエイティブ制作、 分析、レポート	Google広告、Yahoo広告、SNS広告、動画広告
ブランディングテクノロジー株式会社	リスティング広告に強み	戦略立案、媒体選定、予算配分、データ分析、改善施策、 コンテンツ制作、SEO対策、コンサルティング	リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告、チラシ広告
デジタルアスリート株式会社	リスティング広告に強み	戦略立案、広告運用、LP制作、ライティング、データ分析、動画制作、 SNS運用、インハウス支援、コンサルティング、定例MTG	リスティング広告、YouTube広告、Amazon広告、LINE広告、Facebook広告 Twitter広告
株式会社メディックス	SNS広告に強み	初期設計、広告運用、分析、改善、CRMコンサルティング、 コンテンツ制作、インハウス支援、海外プロモーション	リスティング広告、ディスプレイ広告、フィード広告、SNS広告、動画広告 アフィリエイト広告
株式会社アクシス	SNS広告に強み	ヒアリング、市場調査、競合調査、施策決定、広告戦略、 キーワード選定、ターゲット設定、広告運用、効果検証、レポート報告など	リスティング広告、SNS広告、ホームページ制作
株式会社トーチライト	SNS広告に強み	プロモーション支援、SNS広告技術開発、コンテンツ制作、 LINEコンサルティング	SNS
IMAGICA IRIS	YouTube広告に強み	広告配信/運用、コンテンツ制作、 プランニング/設計	リスティング広告、アフィリエイト広告、SNS広告、ディスプレイ広告、
VIDWEB	YouTube広告に強み	BtoB動画制作サービス、広告運用代行サービス、 YouTubeチャンネル運用、ライブ配信サービス、キャスティング	リスティング広告、ディスプレイ広告ディスプレイ広告、YouTube広告、SNS広告、リマーケティング広告

おすすめのBtoB広告代理店（リスティング広告に強み）

以下では、主にリスティング広告に強みをおいている企業を5社紹介いたします。

株式会社FlyEdge

FlyEdgeは、中小企業特化型の広告代理店です。戦略策定から内製化、コンテンツ制作まで一貫してwebマーケティングに関するサービスを提供しています。

3,000回以上のコンサルティングで構築した中小企業の勝ちパターンをもとに成果の出る広告運用を行なってくれます。

対応業務	戦略立案/企画、実行、内製化、HP/LP作成、コンテンツ制作
対応広告	Google広告、Yahoo広告、SNS広告
料金	49,800円〜
正規代理店	なし

株式会社ハリキリ

ハリキリは、インターネット広告運用だけでなく、CRMの導入・運用支援も行なっているため、短期的な成果だけでなく、長期的な顧客との関係構築にもつながるサービスを提供しています。

また、広告に限らずBtoBマーケティング全体に対するコンサルティングも行なっているため、広告業務に限らず、一貫したBtoBマーケティングの支援を依頼することも可能です。

対応業務	戦略策定、広告運用、クリエイティブ制作、分析、レポート、CAM導入/運用、コンサルティング
対応広告	リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告
料金	要問い合わせ
正規代理店	なし

株式会社CyberACE

サイバーエースは、インターネット広告事業を柱にサイバーエージェントのアセットを活用しながらオンラインツール、テクノロジーを駆使しサービスを提供しています。

メディア毎のアルゴリズムに沿った広告効果を高める運用力に加え、多様なメディアに合わせた適切な広告を制作するクリエイティブ、AIを活用したアドテクノロジーなどの先端技術を強みとしています。

対応業務	戦略策定、広告運用、クリエイティブ制作、分析、レポート
対応広告	Google広告、Yahoo広告、SNS広告、動画広告
料金	要問い合わせ
正規代理店	Google、Yahoo、Facebook、X、LINE

ブランディングテクノロジー株式会社

ブランディングテクノロジーは、中小・地方企業に特化した広告代理店で、コンサルティングからクリエイティブ制作まで提供しています。

また、広告運用に加えて、企業のブランディングサービスも提供しています。

さらに、コンテンツ制作でwebサイト作成、記事作成サービスも提供しているので、自社コンテンツに広告を掲載したいと考えている人にもおすすめです。

対応業務	戦略立案、媒体選定、予算配分、データ分析、改善施策、コンテンツ制作、SEO対策、コンサルティング
対応広告	リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告、チラシ広告
料金	要問い合わせ
正規代理店	なし

デジタルアスリート株式会社

デジタルアスリートは、広告運用に関する戦略立案、実行だけでなく、コンテンツ制作やSNS運用まで依頼できるのが魅力です。

また、インハウス支援も行なっているので、将来的に自社で広告運用を行なっていきたいと考えている人にもおすすめのサービスです。

対応業務	戦略立案、広告運用、LP制作、ライティング、データ分析、動画制作、SNS運用、インハウス支援、コンサルティング、定例MTG、レポーティング
対応広告	リスティング広告、YouTube広告、Amazon広告、LINE広告、Facebook広告 Twitter広告
料金	要問い合わせ
正規代理店	Google、Yahoo、Meta、SmartNews

おすすめのBtoB広告代理店（SNS広告に強み）

以下では、SNS広告に強みを持つ広告代理店を3社紹介いたします。

株式会社メディックス

メディックスは、M-Dataと呼ばれる、データ取得・統合、可視化、分析、予測までを網羅し、マーケティングDXをワンストップで実現・支援するソリューションを提供しています。

そのため、広告運用におけるDX化などを推進したいと考えている企業にオススメです。また、海外プロモーションサービスも提供しており、特に台湾へのプロモーションに特化しています。

対応業務	初期設計（キーワード選定・原稿制作・アカウント構築）、広告運用、分析、改善、CRMコンサルティング、コンテンツ制作、インハウス支援、海外プロモーション
対応広告	リスティング広告、ディスプレイ広告、フィード広告、SNS広告、動画広告 アフィリエイト広告
料金	要問い合わせ
正規代理店	Google、Yahoo、Meta、SmartNews、X

株式会社アクシス

アクシスでは、クライアントの事業内容を理解して「ペルソナ（顧客像）」を明確にしてから運用。専任担当者が運用開始前の各種設定から運用開始後の改善提案まで、一貫したサポートをしてくれます。

自社事業でもSNS広告を出稿しているため、リアルなデータに基づいた効果がある最適な広告運用が期待できます。

対応業務	ヒアリング、市場調査、競合調査、施策決定、広告戦略の立案、 キーワード選定、ターゲット設定、広告運用、効果検証、レポート報告など
対応広告	リスティング広告、SNS広告、動画広告、ホームページ制作
料金	用問い合わせ
正規代理店	Google、Yahoo!

株式会社トーチライト

トーチライトは、SNSに特化した広告代理店で、アカウントの運用からプロモーション、コンテンツ制作まで一貫してSNSプロモーションを依頼することができます。

また、LINE公式アカウントコンサルティングサービスも提供しているので、自社としてLINE運用に力を入れていきたい人におすすめです。

対応業務	プロモーション支援、SNS広告技術開発、コンテンツ制作、LINEコンサルティング
対応広告	SNS
料金	要問い合わせ
正規代理店	LINE、Meta、X

おすすめのBtoB広告代理店（YouTube広告に強み）

YouTube広告に強みをもつBtoB広告代理店を紹介します。

IMAGICA IRIS

IMAGICAは動画制作、webコンテンツ制作、広告運用まで一貫したサービスを提供しており、特に映像制作に強みがあります。

また、マス広告×web広告の幅広いクロスメディア戦略を採用しているので自社にあった戦略を提案してくれます。

対応業務	広告配信/運用、コンテンツ制作、プランニング/設計
対応広告	リスティング広告、アフィリエイト広告、SNS広告、ディスプレイ広告、
料金	要問い合わせ
正規代理店	なし

VIDWEB

VIDWEBは、クラウドソーシングを活用することで日本国内はもちろん、海外撮影であってもハイクオリティかつリーズナブルな動画制作サービスを実現しています。

また、動画広告だけでなく、リスティング広告やディスプレイ広告といったweb広告にも対応しているのも魅力です。

対応業務	BtoB動画制作サービス、海外撮影・海外ロケ、広告運用代行サービス、YouTubeチャンネル運用、動画LP制作サービス、ライブ配信サービス、キャスティング
対応広告	リスティング広告、ディスプレイ広告ディスプレイ広告、YouTube広告、SNS広告、リマーケティング広告
料金	広告用の動画・CM：50万円～300万円 商品説明・サービス紹介動画：30万円～100万円 展示会向け動画：40万円～200万円 新卒･中途採用向けの動画：50万円～200万円 会社紹介・企業案内の動画：50万円～400万円
正規代理店	なし

まとめ

BtoB広告代理店選びは、自社ニーズに合った広告の種類、効果的な運用体制、そして正規代理店かどうかを基準に行うべきです。

また、広告運用だけでなく、それに伴うコンテンツ制作なども一貫して依頼可能かどうかも確認しましょう。

今回の記事がBtoB広告代理店選びの一助になれば幸いです。