【手動/自動】フォーム営業代行サービス4選!料金相場と選び方まで解説!

見込み客との接点を増やし、商談につなげていく一つの方法が、問い合わせフォーム営業です。しかし、フォーム営業は、時間と手間を必要とするため、フォーム営業代行サービスを活用する企業が増えています。
本記事では、フォーム営業代行サービスについて詳しく説明します。フォーム営業代行サービスの活用に向いている企業とはどんな企業なのか?から、サービスの選び方を解説し、おすすめの代行サービス4選を紹介します。
問い合わせフォーム営業とは?
問い合わせフォーム営業とは、企業のウェブサイトに設置された問い合わせフォームを通じて、潜在的な顧客に商品やサービスを提案する営業手法の一つです。
オンラインシフトによりリモートワークが浸透し、テレアポの効率が低下している中で、フォーム営業はオンラインでのやり取りが可能なため、有効な営業手法のひとつとなっています。
とはいえ、企業によって問い合わせフォームの項目が違うため、基本的にメール営業のように一斉送信はできず、1社1社個別で送信する必要があるため、手間と時間がかかります。そのため、外注を活用する企業が増えてきています。
フォーム営業とメール営業の違い
先述の通り、メール営業は一斉送信が可能ですが、フォーム営業は基本的に不可能です。では、メール営業の方がいいんじゃないかという声も聞こえそうです。
そこで、フォーム営業とメール営業の違いをまとめていますので、参考にしてください。
項目 | フォーム営業 | メール営業 |
---|---|---|
リスト取得 | 検索や営業リスト作成ツールで 「Webサイト」をリストアップ | リスト購入やWeb検索で 「代表 / 企業メールアドレス」をリストアップ |
アプローチ | 問い合わせフォームから 文面を送信 | メールアドレス宛に 営業メールを送信 |
送信コスト | 1社ごとに送信 ※)自動でできるツールもある | 一斉送信(ツールを使った場合 |
受信者 | 担当者複数人 | メールアドレス持ち主1人 |
開封 / 返答 | 大切な問い合わせの可能性があるため、 ほとんど目を通される | 迷惑メールに埋もれる可能性がある |
つまり、新規営業におけるメール営業は手間がかからない代わりに効果が薄い傾向にありますが、フォーム営業は手間はかかるものの比較的効果が期待できる営業手法となっています。
フォーム営業に向いている企業
フォーム営業が特に効果を発揮する企業は、以下のような企業です。
対象顧客数が多い
テレアポやメール営業と同じく、フォーム営業も「アプローチ数」が非常に重要になります。ニッチなサービスだとすぐにリストが枯れてしまい、それまでかけた工数が無駄になってしまいます。
そのためニッチなサービスよりも対象顧客が多いサービスの方がアプローチできる数が多いため、効果が期待できます。
サービスが簡単
フォーム営業は、文面で商品やサービスの特長を伝えるため、その内容がシンプルで理解しやすい製品やサービスを扱う企業に向いています。
複雑な説明を必要とする商品やサービスでは、フォーム営業だけで十分に顧客への説明ができず、興味をもってもらえない可能性があります。
新規営業は、一瞬で興味を持ってもらう必要があるため、複雑なサービスよりも簡単なサービスのほうがフォーム営業との相性は良いです。
低〜中単価
フォーム営業は、顧客がすぐに検討できる低〜中単価の商品やサービスを提供する企業に適しています。高単価の商品やサービスでは、購入を決定するまでに複数人の承認が必要になるため、未接点のフォーム営業では商談までつなげることが難しいのです。
しかし、低〜中単価の商品やサービスでは、担当者レベルで決断を下すことが可能なため、フォーム営業が営業成果に直接つながりやすいです。
フォーム営業代行サービスの選び方
問い合わせフォーム営業は一見簡単なように思えますが、その手間と時間を考えると外注を検討する企業が増えています。ここでは、フォーム営業代行サービスを選ぶ際のポイントを3つ解説します。
- 料金体系・相場
- 自動 or 手動
- 実績・評判
① 料金体系・相場
まずはサービス料金の体系と相場を把握することが重要です。フォーム営業代行サービスの料金体系は、主に3つのパターンが存在します。
従量課金型 | 定額型 | 成果報酬型 | |
---|---|---|---|
課金 方法 | 送信数に応じて 料金が発生 | 送信数や取得可能な 見込み顧客数に基づいて 設定された月額料金 | 具体的な営業成果 (例:商談獲得数や契約締結数) に応じて料金が発生 |
相場 | 一件当たり 数十円から数百円 | 月額数万円から 数十万円程度 | 成果一つ当たり 数千円から数万円 |
基本的には、従量課金型か定額型で提供しているサービスが多いです。
随時調整した場合は従量課金を、継続的にアプローチを続けたい場合は定額型を選ぶようにしましょう。
② 自動 or 手動
次に、フォーム営業代行サービスの提供形態を考えるべきです。代行サービスは大きく分けて、自動送信型と手動送信型の2種類が存在します。
自動送信 | 手動送信 | |
---|---|---|
手法 | AIやシステム | 人の手作業 |
特徴 | 大量送信が可能 | 個別の文面の送信が可能 |
費用 | 低 | 中 |
自動送信型は、AIやシステムを使って自動的にフォーム営業を行います。このタイプのサービスは、大量の問い合わせフォームに対して一斉にアプローチすることが可能で、コストパフォーマンスに優れています。ただし、一方的なメッセージになりがちで、パーソナライズされたアプローチは難しいという欠点もあります。
対して、手動送信型は人間が一つひとつのフォームに対してアプローチを行います。手間はかかりますが、それぞれの企業の特性に合わせたパーソナライズされたメッセージを送ることが可能です。
③実績・評判
フォーム営業代行サービスを選ぶ際の最後のポイントは、サービス提供企業の実績と評判です。特に新規にサービスを利用する際は、その企業が過去にどのような成果を上げてきたのか、また利用者からの評価やフィードバックはどうなのか、を確認することは非常に重要です。
顧客満足度や成功事例は、サービスの品質や効果を証明する証拠となります。また、業界やサービス内容による成功例が示されていると、自社にマッチするサービスかどうかの判断材料にもなります。
サービス提供企業のウェブサイトや外部の評価サイトを見て、自社の業界や課題、予算に応じて適切なサービスを検討しましょう。
問い合わせフォーム営業代行サービス4選
ここでは、手動・自動に分けて、4つの問い合わせフォーム営業代行サービスを紹介します。
- 手動…カスタムされたメッセージにより高い返答率が期待できる
- 自動…効率よく送信することができるため低コストで多くの送信数が期待できる
手動入力のフォーム営業代行
手動入力型のフォーム営業代行サービスは、人間が直接行う営業アプローチをサポートします。特定の顧客や業界に対する洞察に基づき、パーソナライズされたメッセージを送信することで、より高い返答率が期待できます。
アイランド・ブレイン

特徴 | ・全ての工程を“人”が行う ・500以上の媒体から最新リスト作成が無制限で0円 |
料金 | 従量課金 ・20円 / 通 |
SakuSaku

特徴 | ・精密なリスト&カスタマイズされた文章 ・人が手作業で送信 |
料金 | 従量課金 ・ライトプラン:40円 / 件 ・スタンダードプラン:90円〜 / 件 ・プレミアムプラン:110円〜 / 件 |
自動入力のフォーム営業代行
自動入力型のフォーム営業代行サービスは、テクノロジーを活用して営業活動を自動化します。大量の問い合わせを一度に処理し、効率的に広範なターゲットにアプローチすることが可能です。
KAITAKU

特徴 | ・フォーム営業開始まで最短で5日 ・独自のRPAシステムを駆使して、効率的に送信 |
料金 | 定額 ・ライト:15万円 / 月(600社送信/月) ・ベーシック:18万円 / 月(600社送信/月) ・スタンダード:24万円 / 月(800社送信/月) |
GeAlne

特徴 | ・AIが受注リストから傾向を分析し、自社に最適なリストを自動分類 ・営業文章パターンから最も効果が高いパターンの効果測定 |
料金 | 定額 ・ビジネス:4万円 / 月(2000社~送信/月) ・スタンダード:6.75万円 / 月(5000社~送信/月) ・ハイエンド:8万円 / 月(9000社~送信/月) |
問い合わせフォーム営業のメリット/デメリット
問い合わせフォーム営業には、その活動を通じて得られるメリットとデメリットが存在します。ここではそれぞれについて詳しく解説します。
メリット
問い合わせフォーム営業の活動は、特に以下の二つのメリットをもたらします。
- コア業務に集中できる
- 効果検証がしやすい
コア業務に集中できる
問い合わせフォーム営業を外部に委託することで、企業は自社のコア業務に集中することが可能になります。
1社あたり5分かかるとすると、100社アプローチするのに500分(8.3時間)かかります。
1日〜2日営業1人の時間を奪うことになります。
その時間を外注すると、1社100円として100社で10,000円。
このアプローチを外注して、商談化したものに営業が時間を費やすことができます。
効果検証がしやすい
問い合わせフォーム営業では、送信数や返答率、商談獲得数など、具体的な数値を通じて営業活動の効果を直接的に測定することが可能です。これにより、営業戦略の改善や最適化が容易になり、更にはROI(投資対効果)の算出もしやすくなります。
例えば、
- 送信数:100
- 返答数:15(返答率:15%)
- 商談数:5(商談化率:33%)
- 受注数:1(受注率:20%)
どのプロセスに問題があるのかがわかりやすく、改善案も出しやすいのがフォーム営業です。
デメリット
しかし一方で、問い合わせフォーム営業には以下のようなデメリットも存在します。
- 企業ブランドの毀損
- コストがかかる
企業ブランドの毀損
問い合わせフォーム営業の活動は、企業のブランドイメージに大きな影響を及ぼす可能性があります。具体的には、品質の低い営業メッセージを送信したり、顧客の問い合わせに対する返答が遅延したりすると、企業の信頼性や評判が毀損する可能性があります。
そのため外注を活用する際は、サービス提供者選びが重要となります。高品質なサービスを提供し、確実に顧客の問い合わせに対応できる業者を選ぶ必要があります。
コストがかかる
当たり前ですが、問い合わせフォーム営業を外部に委託することで発生するコストも、デメリットの一つです。サービスの内容や品質によりますが、料金は一定の負担となります。
しかし、これは営業活動を自社で行うときに比べ、時間や人的リソースの節約、効果的な営業活動の実施などを考慮すると、必要な投資とも言えます。
効果検証をしつつ問い合わせフォーム営業自体が自社にとって効果的な営業手法かどうかを見極めましょう。
まとめ
本記事では、フォーム営業代行サービスについて紹介しました。最後に要点を以下にまとめておきます。
フォーム営業とメール営業の違い

フォーム営業に向いている企業
- 対象顧客数が多い
- サービスが簡単
- 低〜中単価
フォーム営業代行サービスの選び方
- ①:料金体系・相場
- 従量課金型
- 定額型
- 成果報酬型
- ②:自動 or 手動
- 大量送信が可能な「自動送信」
- 個別の文面の送信が可能な「手動送信」
- ③:実績・評判
- サービス提供企業のウェブサイト
- 外部の評価サイト
問い合わせフォーム営業のメリット/デメリット
メリット
- コア業務に集中できる
- 効果検証がしやすい
デメリット
- 企業ブランドの毀損
- コストがかかる
関連サービス

b-pos編集部
代行・外注サービスの比較サイトb-pos(ビーポス)の編集部。b-posは、BPOサービスの比較検討時に知っておきたい情報やサービスの選び方について解説するメディアです。サービスの掲載企業の方はこちらから(https://b-pos.jp/)