請求代行サービス10選!手数料など5つの比較ポイントで徹底比較

「請求代行を利用したいが、仕組みやメリットがわからない」
「請求代行で自社の課題を解決できるかが分からない」

このような悩みは「請求書の発行」や「取引先からの集金」に課題を感じている企業に起きがちな悩みです。

請求代行を用いることで請求業務の工数をカットでき、また未回収金リスクを低減できます。この記事では、請求代行の仕組み、メリット、依頼できる企業などを紹介します。

先に、サービス比較をご覧になりたい方へ。
以下クリックで、本記事下部の「サービス紹介部分(比較表)」にジャンプします。
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請求代行とは

請求代行は「取引先ごとの請求書の作成・発行・送付」を代行してくれるサービスを指します。またその後の「回収金の督促」や「入金確認」も任せられます。

主にBtoBのビジネスに取り組む企業向けのサービスとなります。

請求代行の仕組み

請求代行では「与信」「請求書発行」「代金回収」「入金管理」「督促」「未回収リスクへの保証」といったサービスを代行します。

通常であれば、自社は取引先1社ごとにこれらの作業を行う必要があります。しかし請求代行を用いることで、自社で対応するのは請求代行会社だけになります。

つまり従来の「自社 対 多数」の取引ではなく、「自社 対 請求代行会社1社」でのやり取りになるため、工数を大幅に削減できます。

請求代行サービスをお探しの方はこちらからダウンロードいただけます。

請求代行ができること・依頼できる業務

具体的に請求代行で行うサービス内容について紹介します。

請求書発行取引先ごとの請求書の作成・発行・送付の代行
与信審査はじめて取引する企業の信用情報の調査
代金回収入金管理から、未払いの売掛金の回収・催促の代行

従来は、自社で1社ずつ手作業、システムで請求書を作成して、内容をチェックして、送付していましたが、請求代行に依頼することで、面倒な請求書作成業務をすべて任せられます。

その上、請求代行は代金の回収まで行ってくれます。取引先の倒産などで代金回収ができなくなる場合がありますが、未回収案件に備えて「保証」が付いているサービスもあります。保証がある場合、もし未回収が起きても代行会社が補填をしてくれますので安心です

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請求代行サービスを活用するメリット

請求代行サービスを活用するメリットは大きく3つです。

  • 請求業務の工数をカット
  • 未回収金リスクの低減
  • 請求ミスの防止

請求業務の工数をカット

請求業務は「請求書の作成・発送」「入金確認」「督促・回収」と、多くの工数が必要です。請求代行サービスを導入すると、請求業務の工数をカットできます。

請求代行サービスを使った場合、自社では「請求に関するデータ作成」のみで済むことが多いです。経理・営業が空いた工数で、本来の業務に集中できます。

未回収金リスクの低減

請求書でのやり取りの場合、未回収金が発生するリスクがつきまといます。すると未回収の企業に対する「督促」や「請求書の再発行」といった業務が必要です。また回収ができず、売り上げを計上できなくなることもあります

先述した通り、請求代行サービスのなかには「未回収金100%保障」がついたサービスもあります。督促・回収業務を代行してもらえるだけでなく、売り上げがなくなることがありません。

ただし、未回収金の保障には「代行会社の審査を通過している」「規約所定の除外事由がない」といった条件が設けられています。保障が確約されていないといった点に注意しましょう。

請求ミスの防止

請求業務には「請求額の計算ミス」「請求書の送り忘れ」「添付ファイルの間違い」といったエラーが起こりがちです。請求代行を用いることでミスをなくせます。

これらの請求書のミスが起きると、取引先からの信用を失うこともあります。外注によって、より正確に請求できるようになるため、請求時のトラブルを回避できるのがメリットです。

請求代行サービスの選び方・比較ポイント

続いて、実際に請求代行サービスを選ぶ際のポイントを紹介します。依頼の前に以下の点を確認しておきましょう。

  1. 未回収金保証の有無
  2. 使いやすさ
  3. 料金・手数料
  4. 取引可能額
  5. 定額の自動請求機能

1. 未回収金保証の有無

「未回収金保証」はほとんどのサービスに組み込まれています。しかし、なかには保障を付けるかどうか選べるものもあります。自社の与信管理体制を確認しつつ、自社に合ったサービスを選びましょう。

未回収金保証があるサービスは安心できます。しかしサービスによっては手数料が増えることもあります。事前に「手数料のパーセンテージ」を確認し、想定される費用を算出しておきましょう。

2. 使いやすさ

請求代行サービスの使い方は基本的に2つのパターンがあります。1つが「システムのフォーマット通りに請求情報の入力する方法」です。2つ目が「請求書をシステム上にアップロードする方法」となります。

この2つのうち、どちらが自社の業務フローに組み込みやすいかを判断してください。また「既に活用している請求書発行システムと連携できるか」もポイントです。

例えば、マネーフォワードの請求書作成ソフトを利用している場合、マネーフォワードケッサイを用いることで、スムーズに業務を推進できます。

3. 料金・手数料

請求代行でかかる費用は主に「初期費用」「月額費用」「各種手数料」の3種類です。

なかには月額費用なしのサービスもあります。しかし、その場合は手数料が比較的に高くなる傾向があります。月額費用がないからといって、安くなるものではないため注意が必要です。

そのため自社の事業形態的に「どの料金体系が使いやすいか」「最もコストを抑えられそうか」を考えたうえで判断しましょう。

4. 取引可能額

請求代行ごとに「取引可能額の上限・下限」が設定されています。「1社あたり」「月額あたり」など、サービスごとに金額の計算方法が違います。またなかには取引ごとに利用限度額を設定できるサービスもあります。

「自社でどれくらいの額を利用するのか」をあらかじめ想定したうえで、適したサービスを選びましょう。

5. 定額の自動請求機能

特に「SaaSなどのプロダクト販売」「サブスクリプションサービス」を提供している場合、毎月定額で請求書を作成・発行する必要があります。こうした請求を自動で作成できるかを確認しておきましょう。

サービスによっては取引先・請求プランを登録すれば、自動で請求できる機能があります。より、業務効率化につなげられます。

【比較表】請求代行サービスおすすめ10選

サービス・企業名 詳細 料金 備考 対応領域
NP掛け払い
詳細ページ
手数料
-3.6%
企業間後払い決済のシェアNo1のサービス 月額固定費:12,000円~ 請求書発行費用0~225円(税抜) / 1通
Paid
詳細ページ 資料DL
手数料(1件)
¥100
「請求代行」と「未払い時の保障」がセット
請求まるなげロボ
詳細ページ
手数料
1%-
1つのシステムですべての請求の管理が可能
- -
マネーフォーワードケッサイ
手数料
¥300-
「インボイス制度」や「電子帳簿保存法」に対応 月額費用:0~3万円
-
請求QUICK
詳細ページ
手数料
1.95%-
定型的な請求書は作成予約をすることで、自動作成
-
クロネコ掛け払い
詳細ページ
手数料
2%-
ヤマトグループのBtoB決済代行サービス 月額費:最大1万円
- -
GMO掛け払い
詳細ページ
手数料(1件)
¥185-
信用調査、請求書作成、督促、入金管理などを代行
- -
掛払い.com
手数料
1.2%-
債権管理、ファクタリングといったサービスも使える
- -
SEIKYU+
手数料
0.5%-
kintoneやマネーフォワード製品などとの連携が可能
-
セゾンインボイス
手数料
1.5%-
クレディセゾンが運営するサービス
- - -

請求代行サービスおすすめ10選比較

おすすめの請求代行サービスを紹介します。先述したポイントに沿って、自社の業務フロー・事業形態に合うものを選んでみてください。

NP掛け払い

参考:NP掛け払い

NP掛け払いは、請求代行のシェアNo.1のサービスです。創業11年間の取引実績をもとに、与信から代金回収まで一連の業務を担います。手入力、CSV登録の両方に対応しており、あらゆる業務フローに柔軟に合わせられます。また、API連携により登録作業を自動化し、さらに手間を削減することも可能。

未回収金保証もついており「買い手企業が倒産した」「支払いが遅延した」といったケースであっても、100%代金を保障します。

未回収金保証あり
取引可能額1社あたり1ヶ月ごと上限金額は、0~300万円
使い方・請求情報をシステムに入力
・請求書をシステム上にアップロード
料金・初期費用:0円
・手数料:~3.6%
・月額固定費:12,000円~
・請求書発行費用0~225円(税抜) / 1通
定額対応可能

Paid

参考:Paid

Paidは「請求代行」と「未払い時の保障」がセットになったサービスです。未回収金保証があるうえ、定額対応も可能です。限度額は最大1,000万円のため、高額な取引をおこなう事業にも対応できます。

請求業務は、管理画面やAPIから取引先を登録し、取引先の審査が完了したら請求情報を登録するのみの簡単なステップ。取引先がPaidに登録する方法は「自社サイト上で登録(API連携)」「専用のPaid登録ページ」「管理画面で自社が代理で登録」と3つの方法があり、取引先に負担をかけずに利用ができる工夫がされているのも嬉しいポイント。

未回収金保証あり
取引可能額最大1,000万円
使い方・請求情報をシステムに入力
・請求書をシステム上にアップロード
料金・保証料率:請求金額の0.5~3.1%
・事務手数料:請求1件につき100円
定額対応可能

請求まるなげロボ

参考:請求まるなげロボ

請求まるなげロボは、決済代行業20年以上の実績をもつ株式会社ROBOT PAYMENTが提供しているサービスです。「76.4時間かかっていた工数が0時間になった」という実績があります。

1つのプラットフォームですべての請求を管理できるのが特徴で、審査に通過した請求だけでなく審査に落ちた請求も一括で管理できます。オプションでクレジットカード決済の導入も可能。

また料金は手数料1.0%~と、業界最安水準で利用できます。

未回収金保証あり
取引可能額要問い合わせ
使い方・請求書をシステム上にアップロード
料金・月額利用料:要問い合わせ
・手数料:1%~
定額対応要問い合わせ

マネーフォーワードケッサイ

参考:マネーフォワードケッサイ

マネーフォワードケッサイは、請求書作成ソフトなどの販売も行う株式会社マネーフォワードが提供する請求代行サービスです。掛売りに必要な業務をすべて任せられます。未入金時は買い手企業に催促をおこない、審査通過取引に関しては入金を100%保障します。

また、開発者が使いやすいシンプルなAPI連携の提供やセキュリティ体制も万全など、使いやすさ面も考慮されています。

未回収金保証あり
取引可能額要問い合わせ
使い方・請求情報をシステムに入力 ・請求書をシステム上にアップロード
料金マネーフォーワードケッサイ(入金保障つき)
・初期費用:0円
・月額費用:0円
・手数料:委託金額の0.5~3.5%

マネーフォーワードケッサイ 請求代行プラン
・初期費用:0~5万円
・月額費用:0~3万円
・手数料:300~500円 / 件
定額対応要問い合わせ

請求QUICK

参考:請求QUICK

請求QUICKは、請求書の発行から入金消込・仕訳、さらに請求書の買取(オンラインファクタリング)まで行えるサービスです。定型的な請求書は「作成予約」をすることで、自動で作成されます。さらに事前に予約することで任意の日時に自動送信されるため、請求書の送付漏れが防止できます。

請求QUICKを導入していればファクタリング機能の「入金QUICK」も利用することができ、発行した請求書を最短2日で資金化することもできます。

未回収金保証要問い合わせ
取引可能額30万円~
使い方・請求情報をシステムに入力
・請求書をシステム上にアップロード
料金・基本料金:月額0円
・請求書の発行料:月50通まで無料
・インターネットバンキングの明細取得:月30回まで無料

BtoBクレジットカード決済利用料金
・決済手数料:1.95~2.50%
定額対応あり

クロネコ掛け払い

参考:クロネコ掛け払い

クロネコ掛け払いは、物流大手のヤマトグループのBtoB請求代行サービスです。あらゆる業種において、2,000社以上の企業に導入されています。与信や請求書発行、集金といった業務だけでなく、必要に応じて配送や倉庫業務なども依頼できます。

また、口座振替、銀行振込、コンビニ払いなどさまざまな支払い方法に対応できるのも特徴のひとつとなっています。

未回収金保証あり
取引可能額60万円~2,000万円(個別設定)
使い方・請求情報をシステムに入力
料金・初期費用:無料
・月額管理費用:最大1万円
・手数料:2.0~5.0%
定額対応要問い合わせ

GMO掛け払い

参考:GMO掛け払い

GMO掛け払いはGMO ペイメントサービスが運用するサービスです。データ作成のみで、信用調査、請求書作成、督促、入金管理などを代行してもらえます。リアルタイムで与信審査ができるため、買い手を待たせる必要がありません。

オプションサービスが充実していて、所定日より早く売上金が入金される「早期入金サービス」や、締め日より前に個別に請求書を発行できる「個別請求書発行サービス」、取引先の支払期限を最長6ヶ月後まで延長できる「支払期限延長サービス」などが利用可能。

未回収金保証あり
取引可能額基本は上限30万円 ※ただし取引先ごとに設定可能
使い方要問い合わせ
料金・初期費用:0円
・月額固定費:~1万4,000円
・請求書発行費用:ハガキ185円、封書215円、PDF0円
定額対応あり

掛払い.com

参考:掛払い.com

掛払い.comは株式会社キャッチボールが運営するサービスです。後払い業界トップクラスの実績があります。請求書作成や与信管理だけでなく、債権管理、ファクタリングといったサービスも使えるのが魅力です。

少額の取引~1,000万を超える高額取引まで幅広く利用することができるため、新規大型の取引先から、個人事業主まで幅広い業態の取引先まで掛け売り対応が可能になっています。

未回収金保証あり
取引可能額少額の取引~1,000万以上まで
使い方・請求書をシステム上にアップロード
料金・初期費用:0円
・月額固定費:0円
・決済手数料:1.2~3.6%
・請求書発行手数料:封書247円、PDF0円
定額対応要問い合わせ

SEIKYU+

参考:SEIKYU+

SEIKYU+は株式会社Biz Forwardが運営するサービスです。手数料は0.5%~と業界最低水準となっています。またkintoneやマネーフォワード製品、楽楽B2Bなどとの連携が可能です。既存の業務フローにのっとったうえで請求代行を依頼しやすいのが魅力となっています。

未回収金保証あり
取引可能額1社あたり最大1,000万円/月
使い方・請求情報をシステムに入力
・請求書をシステム上にアップロード
料金・初期費用:0円
・月額固定費:0円
・サービス利用率:0.5%~3.5%
・請求書発行手数料:PDF0円
定額対応要問い合わせ

セゾンインボイス

参考:セゾンインボイス

セゾンインボイスはクレディセゾンが運営するサービスです。与信審査、請求書作成・発行、入金確認、督促までを代行してくれるため、業務をデータ登録の15分まで短縮できます。また未回収リスクに100%保証があるため、安心して活用できるのも魅力です。

未回収金保証あり
取引可能額要問い合わせ
使い方要問い合わせ
料金・月額費用:0円
・手数料:1.5%~5.5%
定額対応要問い合わせ

Q. 請求代行はインボイスに対応しているのか?

A. ほとんどの会社が対応しています。

2023年10月1日から新たに導入されたインボイス制度に対して、ほぼすべての請求代行会社は対応しています。適格請求書の発行が可能ですので、安心して利用できます。

各社のサービスページにインボイスへの対応可否について記載がありますので、事前に確認をしておきましょう。

まとめ

「請求代行」について仕組み、メリット、代行会社10選を紹介しました。

作業工数が多くかかる請求書作成、督促、回収といった業務をすべて依頼できます。また多くのサービスでは未回収保証に対応しているのが魅力です。依頼の際には、手数料と人件費を確認しておきましょう。

また各サービスに特徴があります。自社の業務フローに最も適したサービスを選ぶことも大切です。ぜひこの記事を参考に、依頼をご検討ください。

関連サービス

NP掛け払い
株式会社ネットプロテクションズホールディングス
特徴
1
BtoB取引の請求業務を丸投げ可能
2
未回収リスクを100%保証
3
独自の与信精度とオペレーションの柔軟性
料金・プラン
利用料金 手数料 〜3.6%
Paid
株式会社ラクーンフィナンシャル
特徴
1
請求業務が2ステップで完了
2
審査のプロが与信を判断!
3
継続取引のしやすさで選ばれています
料金・プラン
通常プラン 初期費用・月額費用 ¥0
請求まるなげロボ
株式会社ROBOT PAYMENT
特徴
1
1つのシステムで管理が可能
2
クラウド管理で請求・回収状況を可視化
料金・プラン
利用料金 要問い合わせ
マネーフォーワードケッサイ
マネーフォワードケッサイ株式会社
特徴
1
高通過率・最短数秒の与信審査
2
請求業務の効率化
3
リスクヘッジ・キャッシュフロー改善
料金・プラン
マネーフォワード ケッサイ 委託金額の0.5~3.5%
請求代行プラン 300~500円/件
請求QUICK
SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
特徴
1
請求書を作るだけで取引先も品目も登録可能
2
請求書買取機能(ファクタリング)で資金繰りの不安を解消
3
入金消込の手間を90%削減
料金・プラン
基本料金 0円
従量課金 30円~ / 通
クロネコ掛け払い
ヤマトクレジットファイナンス株式会社
特徴
1
導入しやすい価格
2
約2週間でご利用開始
3
ヤマトグループがBtoBビジネスを支援
料金・プラン
月額管理料 ~10,000円
手数料 お取引額の2.0~5.0%
GMO掛け払い
GMOペイメントサービス株式会社
特徴
1
システム連携で自動化されたリアルタイム与信
2
業界最低水準の料金設定
3
豊富なオプションサービスで最適なカスタマイズが可能
料金・プラン
初期費用 0円
月額固定費 ~14,000円
手数料率 〜3.4%
請求書発行費用(はがき) 185円
請求書発行費用(封書) 215円

b-pos編集部

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