【2023年】銀行振込対応の決済代行サービス6選!バーチャル口座も対応!

「銀行振込は導入したほうがいいの?」
「銀行振込の消し込み作業がしんどい」
「バーチャル口座ってなに?」

こんな悩みをかかえてませんか?

銀行振込はユーザーから人気の決済手段のため、導入するメリットが数多くあります。しかし、振込件数が多いと消し込み作業の負担が大きくなってしまうデメリットが存在します。

当記事では、銀行振込を導入するメリットやデメリット、消し込み作業の負担を軽減できるバーチャル口座について解説してきます。記事の後半では、おすすめの決済代行会社をご紹介しますが、すべてバーチャル口座対応のサービスになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

銀行振込決済とは? 今も使われてる?

銀行振込は、事業者が指定する口座に消費者が商品やサービスの代金を入金する決済手段です。銀行窓口やATMでの振込が一般的でしたが、インターネットバンキングが普及したため、今ではスマートフォンから簡単に振込が可能となっています。

とはいっても、最近はクレジットカード決済が主流で、銀行振込なんて使われてないんじゃないの?と思われますよね。

総務省が公表している「令和2年情報通信白書」の「インターネットの利用状況」によると、オンラインで利用されている人気の決済方法の中で、銀行振込は4位となっています。

決済方法割合
クレジットカード払い79.7%
コンビニエンスストアでの支払い40.5%
代金引換25.2%
銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替24.6%
インターネットバンキング・モバイルバンキングによる振込17.7%
通信料金・プロバイダ利用料金への上乗せによる支払い16.8%
電子マネーによる支払い15.5%
現金書留、為替、小切手による支払い0.7%
その他1.1%
出展:総務省 令和2年情報通信白書 インターネットで購入する際の決済方法

確かにクレジットカード決済が最も人気ですが、次の決済手段として銀行振込は上位に食い込むほどの人気があります。確かに銀行振込は昔から使い慣れている決済手段になるため、クレジットカードを持てない層や高齢者層に選ばれているのかもしれません。

銀行振込決済を導入するメリット・デメリット

銀行振込は、消費者から人気の決済手段であることが分かりました。事業者が銀行振込決済を導入した際のメリット・デメリットが以下になります。

メリット・幅広い顧客の獲得
・入金サイクルが短い
・導入ハードルが低い
デメリット・消し込み作業が大変
・支払いが遅れる
・返金時に手数料がかかる

銀行振込決済のメリット

銀行振込を導入する最も大きなメリットは、幅広い顧客の獲得が見込める点です。クレジットカードを持てない若年層やクレジットカードの利用に抵抗がある層、オンライン決済に慣れていない高齢者層でも利用しやすいため、消費者の購入機会を増やすことができます。

特に日本では、銀行口座の保有率が非常に高いため、銀行振込は地域や年代を問わず、誰でも利用できる決済手段になります。全国銀行協会が2009年に実施した調査によると、回答者の97.6%が口座を所有している結果となっています。

銀行の口座は合計で97.6%とほぼ全員が保有。「ゆうちょ銀行」は78.3%。最もよく利用する金融機関は「銀行」(75.0%)、「ゆうちょ銀行」(16.2%)となっている。

よりよい銀行づくりのためのアンケート2009年度

さらに、口座に直接振り込まれるため、クレジットカードのように入金までのタイムラグがほとんどありません。また、導入ハードルが低いため、小規模の事業者でも簡単に費用をかけることなく、導入できるのも大きな利点です。

銀行振込決済のデメリット

最も大きなデメリットは「消し込み作業」に手間がかかりすぎる点です。銀行振込では事業者の口座に、不特定多数の顧客から入金が行われますが、この時に振込名義や金額が合っているかどうかの確認を1つ1つ手作業で行わなければいけません。

さらに、以下のようなイレギュラーな場面が多いため、ミスが起こる可能性が非常に高く、消し込み作業の手間を増やしているといえます。

例)会社で注文しているが、振込名義が従業員名義となっている

他にも、注文したが入金しない顧客や購入をキャンセルする顧客も存在するため、入金確認や催促などの作業も発生しやすいです。また、購入者が振込先を間違えた際には、別途返金手数料がかかるのも注意しなければなりません。

もともと、銀行振込は窓口やATMで行う必要があったため、社会人が利用しにくいデメリットがありましたが、インターネットバンキングが普及したおかげで、その欠点は解消されています。

消し込み作業不要?バーチャル口座とは?

銀行振込を導入する上で一番のネックになっているのが「消し込み作業」です。実は「バーチャル口座」と呼ばれるものを利用することで、この作業をなくすことができます。

バーチャル口座は、実際の口座とは別に作られた振込専用の仮想の口座で、導入することで以下のメリット・デメリットがあります。

メリット・消し込み作業の負担軽減
・専用の口座開設が不要
デメリット・導入費用や決済手数料がかかる

バーチャル口座のメリット

最も大きな利点は、消し込み作業の負担を減らせることです。この口座は、取引や取引先単位で発行できるため、入金情報と注文情報を紐付けることができます。これにより、消し込み作業の自動化を実現することが可能となっています。

また、注文と入金が紐づいているため、イレギュラーなケースでもミスなく対応できます。さらに、事業専用の口座を作る必要がないため、新たな口座開設の手間も省けるのも利点の1つです。

バーチャル口座のデメリット

非常に便利なバーチャル口座ですが、1つだけ大きなデメリットが存在します。それは、導入費用や月額費用、決済手数料などが別途かかることです。

他の決済手段に比べて、決済手数料は低いですが、その処理が多ければ大きな負担となってしまいます。バーチャル口座を検討する際は、事業規模や資金、リソースなど、様々な点を考慮して導入しましょう。

おすすめの銀行振込決済代行サービス6つ

それでは、銀行振込に対応している決済代行サービスを6社ご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、すべてバーチャル口座に対応している決済代行サービスになりますので、消し込み作業の負担を減らしたいかたはぜひ参考にしてください。

  • ゼウス
  • GMOイプシロン
  • KOMOJU
  • ペイジェント
  • テレコムクレジット
  • DGフィナンシャルテクノロジー

ゼウス

ゼウス
ゼウス

ゼウスの銀行決済は、銀行振込決済、ペイジー決済、口座振替決済の3つが用意されており、全国27,000以上のコンビニATMや全国34,800以上の金融機関に対応しています。

また、別途利用料がかかりますが、全国の金融機関の入出金情報をワンクリックで取得できるサービス「MoneyLook BIZ」に対応しており、複数の金融機関口座を一括管理することが可能です。

費用初期費用無料
月額費用3,000円〜
決済手数料(一部ご紹介)
・2,000円未満 120円
・3,000円未満 140円
・5,000円未満 170円
売上処理料無料
口座振替要問い合わせ
バーチャル口座
個人事業主

GMOイプシロン

GMOイプシロン
GMOイプシロン

GMOイプシロンの銀行決済は「銀行振込(バーチャル口座)」と「ネット銀行決済」を用意しています。ネット銀行決済は、一部法人のみに利用が限られていますが、決済手数料は金額に関係なく78円/回となっているので、コストを抑えたい方に最適です。

なお、イプシロンは対応しているECシステム(カラーミーショップやshopifyなど)が多いので、対応しているASP型ショッピングカートを利用している方はスムーズに導入できるのでおすすめです。

費用銀行振込(バーチャル口座)
・初期費用:無料
・月額費用:1,000円
・決済手数料:20円/回
ネット銀行決済
・決済手数料:78円/回
・月額最低手数料:1,000円
バーチャル口座
入金サイクル通常:月末締め、翌月20日入金
早期入金サービス:月末締め、翌月15日入金
個人事業主

KOMOJU

KOMOJU
KOMOJU

「KOMOJU」は、ECサイト向けの決済サービスをグローバルに提供している企業です。初期費用や月額費用がかからないため、導入コストを抑えたい方におすすめのサービスです。

数種類のECぷらっとフォームに対応していますが、特に利用されているのが「Shopify」で、APIキーと認証コードを貼り付けるだけで、簡単にセットアップができるようです。Shopifyユーザーの方にとっては、最適な決済代行サービスといえます。

費用決済手数料:1.4%
初期費用:0円
月額費用:0円
月額最低手数料:0円
返金手数料:300円
バーチャル口座
入金サイクル毎月入金(月次振込):月末集計、翌月末入金
毎週入金(週次振込):金曜日集計、翌週金曜日入金
個人事業主

ペイジェント

ペイジェント
ペイジェント

ペイジェントは、ECサイトに強い決済代行サービスで、主要なEC構築パッケージ、ショッピングカートシステムと連携しています。決済手段も多いため、ECサイトを運営されている方は候補に入れたいサービスになります。

また、締め日から入金までのサイクルが早く、通常であれば9営業日、早期オプションを利用すれば、締め回数を複数に分けて細分化したり、最短5営業日で入金を実現することも可能となっています。

費用月額2万円(税別)〜
バーチャル口座
入金サイクル所定の締日の10営業日後に入金
オプションで複数回締日・早期入金可
個人事業主

テレコムクレジット

テレコムクレジット
テレコムクレジット

テレコムクレジットの強みは、業界屈指の入金サイクルです。当月分の売上が翌月10日に入金されるため、スピーディに運用することが可能となっています。

また、クレジットカード決済の月額売上が100万円以上の場合は、サービスで月2回払いも可能です。また、運営形態に合わせた最適な決済方法を提案してくれるため、他社では導入が難しい業種でも対応してもらえる可能性があります。

費用要問い合わせ
バーチャル口座
入金サイクル月末締め翌月10日支払
個人事業主

DGフィナンシャルテクノロジー

DGフィナンシャルテクノロジー
DGフィナンシャルテクノロジー

DGフィナンシャルテクノロジーの銀行決済は、利用可能な銀行数は業界トップクラスで、1000以上の金融機関が対象となっています。また、オンラインから店舗決済まで豊富な決済手段を提供しているため、銀行振込とともに様々な決済を導入することができます。

また、トークン型・リンク型などカード情報の非保持化・非通過化に完全対応した、国内最高水準のセキュアなシステムを提供しており、事業者様環境でのクレジットカード情報の取扱いが不要となっています。

費用要問い合わせ
バーチャル口座
入金サイクル要問い合わせ
個人事業主

まとめ

銀行振込に対応した決済代行サービスについてご紹介しました。銀行振込は、オンラインで利用されている決済手段の中でもかなり人気の手段になります。導入することで、ユーザーの利便性が向上し、購入機会の増加をもたらしてくれるでしょう。

ただ、消し込み作業がネックとなるので、この負担を減らしたい方はバーチャル口座の導入を検討するのがいいかもしれませんね。

また、銀行振込と合わせて導入したいのがコンビニ決済です。コンビニ決済はクレジットカードに次ぐ人気の決済手段で、銀行振込と同じ顧客層を獲得しやすい決済手段になります。以下にコンビニ決済対応の決済代行サービスをご紹介してますので、ぜひご覧ください。

b-pos編集部

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