銀行振込決済代行サービス9選比較一覧。実務視点の基礎知識と最適な選び方まで解説

請求書を発行し、入金されたかどうかを確認し、振込名義の不一致をチェックして、入金漏れがあれば督促…

多くの企業で今なお「銀行振込での入金管理」は人手に頼らざるを得ない業務のひとつです。

実際、総務省「令和5年通信利用動向調査」によると、中小企業の決済手段のうち「銀行振込」は90%以上と、いまだ主流であり、電子決済やクレジット決済への移行は進んでいません。その結果、手作業による処理の属人化・業務負担が多くの企業にとって深刻な課題になっています。

そこで、注目されているのが 「銀行振込対応の決済代行サービス」です。請求ごとにバーチャル口座(顧客専用の振込先)を発行し、入金を自動で識別・通知・消込する仕組みにより、これまで人手が介在していた業務が一気に効率化されます。

本記事では、以下のような視点から銀行振込対応の決済代行サービスの選び方と導入メリットを解説します。

  • どんな業務が代行可能なのか、できないことは何か?
  • 費用はどれくらいかかるのか?初期費用・月額費用・隠れコストも含めて紹介
  • 選ぶ際に見るべきポイントは?自社に合うサービスはどう見極める?

また、企業の目的や課題別に選べる「決済代行のタイプ」も以下の3分類で詳しく紹介します。

入金消込自動化型バーチャル口座発行により、入金確認を完全自動化したい企業向け
請求書・払込票連携型紙の請求書や払込票での銀行振込にも対応したい企業向け
口座振替・後払い保証型毎月定額の請求や後払い請求に対応し、与信審査や未回収リスクを減らしたい企業向け

「まだ手作業で入金管理している」「自動化したいけど選び方がわからない」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ今「銀行振込対応の決済代行」が必要なのか?

「月末になると振込対応に追われる」「入金確認や消込に時間がかかって業務に集中できない」

こうした悩みを抱える経理担当者は少なくありません。

企業間取引(BtoB)では、いまだに請求書を発行し銀行振込で入金してもらうという流れが主流です。ところがこの「当たり前」が、現場に大きな負担をもたらしています。

  • 毎日の入金確認や振込処理に時間を取られる
  • 名義違いや金額ミスで、消込に手間がかかる
  • 処理ミスが信用やキャッシュフローに悪影響を与える

とくに月末や繁忙期には、こうした手作業が業務を圧迫し、非効率や属人化も引き起こしています。

銀行振込が必要な理由

近年はキャッシュレス決済やオンライン決済の普及が進んでいますが、それでも銀行振込のニーズは根強く残っています。

総務省の「通信利用動向調査報告書(令和4年)」によると、インターネットでの購入時に銀行振込系決済を利用する割合は23%にのぼり、特に60代以上の利用者層で高い傾向があります。

また、都市部と比べて、地方では銀行や郵便局の利用が主流となっている地域も少なくありません。さらに、企業間取引(BtoB)ではいまだに銀行振込が主流となっており、規模の大小を問わず、多くの企業がこの形式を採用しています。

銀行振込以外の決済方法に対応している代行会社については「決済代行会社おすすめ15選徹底比較!」にて、詳しく紹介しているのでご覧ください。

【関連記事】
【BtoC/BtoB別】クレジットカード決済代行会社おすすめ14選比較!
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決済代行サービスを使えば、銀行振込は“効率化”できる

こうした背景から、銀行振込に対応した決済代行サービスを導入する企業が増えています。

決済代行というと「クレジットカード決済」のイメージが強いかもしれませんが、実は銀行振込を効率化するための専用サービスも数多く存在します。

たとえば、顧客ごとに専用の振込先口座(バーチャル口座)を発行すれば、入金の名義や金額を自動で照合でき、面倒な消込作業が不要になります。さらに、複数の支払いを一括で処理できるため、ネットバンキングでの手入力や確認作業からも解放されます

入金状況もリアルタイムで把握できるので、未入金フォローや資金繰りの判断がスピーディになり、結果として、

  • 経理担当者の工数削減
  • ヒューマンエラーの防止
  • キャッシュフローの最適化

といった多くのメリットが得られます。

「振込は手間がかかるもの」という常識を覆し、業務効率と信頼性の両方を高めてくれる。それが、“銀行振込対応”の決済代行サービスです。

銀行振込決済代行サービスで「できること・できないこと」

決済代行会社は、銀行とは異なり、振込にまつわる“業務の手間”を軽減・自動化する“裏方の効率化ツール”のような役割を果たします。

以下に、両者の役割や機能の違いを簡単に比較してみましょう。

銀行と決済代行会社の比較表

このように、銀行は「お金を動かす」場所であり、決済代行会社は「お金の動きを整える」存在です。どちらが良い・悪いではなく、それぞれの役割を理解して上手に組み合わせることで、銀行振込にかかる手間を大幅に削減することが可能になります。

銀行振込決済代行サービスで「できること」

銀行振込対応の決済代行サービスは、これまで人手に頼っていた入金確認や消込、未入金フォローといった煩雑な業務をシステム的にサポート・自動化できます。

具体的には、以下のようなことが可能です。

バーチャル口座の発行顧客ごとに専用の振込先口座(仮想口座)を自動発行。名義や金額の照合不要に
名義識別による入金消込振込名義・口座番号から顧客を特定し、自動的に消込処理。人的ミスを大幅に削減
リアルタイム入金通知入金があった瞬間に通知を受け取り、スピーディな対応が可能
未入金フォローの自動化一定期間未入金の取引に対し、自動リマインドメールを送信などフォロー対応が可能
一括処理・帳票連携機能振込情報をCSVや会計ソフトと連携し、経理処理の効率化に直結

これらの機能により、経理担当者の工数削減、ヒューマンエラーの防止、キャッシュフローの最適化といった多くのメリットが得られます。

銀行振込決済代行サービスで「できないこと」

一方で、当然ながら銀行とは異なるサービスなので、できないこともあります。

たとえば、入金された資金の即時反映や自由な入金スケジュール設定は、サービス提供側のサイクルに左右されるため、資金繰りを厳密にコントロールしたい企業にとっては注意が必要です。

また、誤った名義での振込や金額ミスがあった場合、自動的に修正されることはなく、最終的には人手での確認・対応が必要になります。つまり、完全に「放っておいていい」仕組みではないという点は理解しておくべきでしょう。

銀行振込決済代行サービスの費用相場

銀行振込に対応した決済代行サービスは、業務の効率化やヒューマンエラーの防止に大きなメリットがある一方で、「結局いくらかかるのか?」が気になると思います。

ここでは、導入時に発生する主な費用の内訳とその相場感、さらには実際にどれくらいのコストがかかるのかを、具体的なシミュレーションを交えてご紹介します。

初期費用・月額費用・手数料以外にかかる費用

初期費用は、導入時のシステム設定や環境構築にかかる費用で、3万円〜8万円程度が一般的です。中には「無料導入キャンペーン」を行っているサービスもあるため、費用を抑えたい場合は初期費用が無料のサービスを検討しましょう。

月額費用は、毎月発生する利用料で、3,000円〜8,000円が相場となっています。こちらも0円で提供しているサービスが存在しますが、サポート体制や機能制限の有無は確認が必要です。

さらに、利用頻度や決済規模に応じて発生するのが各種手数料です。代表的な手数料の相場は以下の通りです。

決済手数料決済金額の2~10%前後
トランザクション費用1件あたり数円~数十円
振込手数料1件あたり5円~200円(多くは20~250円)
取り消し手数料1件あたり5円前後

そのほか、サポート費用オプション機能の利用料API連携や請求書発行時の追加費用などが別途かかる場合もあります。こうした費用はサービスによって差が大きいため、事前の見積もり確認は必須です。

導入した場合のコストシミュレーション

銀行振込決済代行サービスは、取引件数や決済額に応じてコストが変動します。ここでは以下の3パターンを例に、月間コストのイメージをまとめました。

コストシミュレーション1:小規模利用(50件 / 月)

初期費用:30,000円
月額費用:3,000円
振込手数料:50件 × 200円 = 10,000円
トランザクション費用:50件 × 10円 = 500円(発生しないサービスもあり)
決済手数料:50万円 × 2% = 10,000円

【合計費用】
初月:53,500円(初期費用込み)
2か月目以降:23,500円 / 月

コストシミュレーション2:中規模利用(100件 / 月)

初期費用:50,000円
月額費用:5,000円
振込手数料:100件 × 200円 = 20,000円
トランザクション費用:100件 × 10円 = 1,000円
決済手数料:100万円 × 2% = 20,000円

【合計費用】
初月:96,000円(初期費用込み)
2か月目以降:46,000円 / 月

コストシミュレーション3:大規模利用(300件 / 月)

初期費用:80,000円
月額費用:8,000円
振込手数料:300件 × 180円 = 54,000円
トランザクション費用:300件 × 8円 = 2,400円
決済手数料:300万円 × 2% = 60,000円

【合計費用】
初月:204,400円(初期費用込み)
2か月目以降:124,400円 / 月

銀行振込決済代行サービスの比較ポイント

銀行振込対応の決済代行サービスは、提供する機能や条件によって大きく違いがあります。導入後に「思っていたのと違った」とならないためにも、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。

ここでは特に押さえておきたい比較ポイントを紹介します。資金繰りや業務効率、セキュリティ面などを総合的に判断して、自社に最適なサービスを見極めましょう。

  1. 入金サイクル
  2. 無料トライアルの有無
  3. 入金消込・請求管理のサポート機能の有無
  4. 対応銀行・金融機関の種類
  5. セキュリティ

入金サイクル

入金サイクルとは、決済代行サービスから実際に自社の口座へ入金されるまでの期間を指します。これが短いほど資金の回収が早くなり、キャッシュフローの改善に直結します。

サービスによっては翌営業日入金や即時入金に対応しているものもあるため、入金スピードは大きなポイントとなります。

一方で、入金サイクルが長いと、資金繰りに影響が出るため、特に資金運用を重視する企業はこの点を重視しましょう。

無料トライアルの有無

無料トライアルの提供は、サービスを導入する前に実際の操作感や機能の使いやすさを確認できる貴重な機会です。

トライアル期間中に自社の業務フローに合うかどうかを試せるため、導入後のミスマッチを減らせます。サービスによっては無料期間が1ヶ月程度設けられていることもあるため、比較検討の際には無料トライアルの有無とその期間もチェックしましょう。

入金消込・請求管理のサポート機能の有無

銀行振込決済代行サービスの大きなメリットは、入金の消込作業を自動化・効率化できる点にあります。特にバーチャル口座の発行や名義識別機能が搭載されているかどうかで、入金管理の手間が大きく変わります。

また、請求書の発行管理や未入金フォローなどのサポート機能が充実しているかも重要です。これらの機能が揃っているサービスなら、経理業務の負担軽減だけでなく、未回収リスクの低減も期待できます。

対応銀行・金融機関の種類

利用できる銀行や金融機関の種類が多いほど、取引先の多様なニーズに応えやすくなります。特に地方銀行や信用金庫、ゆうちょ銀行など、地方や中小企業に根強い金融機関にも対応しているかを確認しましょう。

対応範囲が狭いサービスだと、取引先が銀行振込を行いにくくなり、顧客満足度に影響を与える可能性があります。

セキュリティ

決済代行サービスは多くの資金情報や顧客情報を扱うため、セキュリティ対策は必須です。SSL暗号化や多要素認証、不正検知システムの導入など、安全性が高いサービスを選ぶことが重要です。

また、サービス提供会社の運営体制やプライバシーマーク・ISO27001取得の有無もチェックポイントとなります。信頼できるセキュリティ対策が整っているかどうかは、企業のリスク管理の観点からも見逃せません。

銀行振込決済代行サービスのタイプ・選び方

銀行振込決済代行サービスは、大きく分けて3つのタイプに分類できます。それぞれ特徴が異なるため、自社の業務形態や顧客の支払い方法に合わせて選びましょう。

  • 入金消込自動化型|入金確認を自動化したい場合
  • 請求書・払込票連携型|オフラインの請求にも対応したい場合
  • 口座振替・後払い保証型|定期的な集金を自動化したい場合

入金消込自動化型|入金確認を自動化したい場合

このタイプの決済代行サービスでは、顧客ごとに専用のバーチャル口座を発行してくれるため、どの顧客からの入金かを自動で識別でき、入金消込の作業がほぼ自動化することができます。

これまで経理担当者が振込名義や金額を照合していた手間が省け、ミスも減少するため、大量の取引や短時間での入金確認が求められる企業にとっては、作業効率が劇的に改善されます。

また、リアルタイムでの入金通知や未入金フォロー機能が付いているサービスも多く、キャッシュフロー管理もスムーズになります。

サービス・企業名 詳細 料金
タイプ
備考 対応領域
GMOイプシロン 決済サービス
詳細ページ
月額
1,000円
入金消込自動化型
取引ごとに専用のバーチャル口座を自動発行し、各注文と入金を一対一で紐づけることができる
-
KOMOJU
詳細ページ
手数料
1.4%
入金消込自動化型
初期費用・月額費用が完全無料で導入でき、売上の入金サイクルが最短1週間と非常に短い
- -
ペイジェント
詳細ページ
月額
20,000円〜
入金消込自動化型
請求書利用の場合はシステム開発が不要で、管理画面から簡単に入金状況を確認できる
- -
サブスクペイ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
サブスクリプションや定期課金ビジネスに最適なソリューションを提供
- -
請求管理ロボ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
払込票の発行や郵送、さらには銀行振込や口座振替など複数の決済方法に自動対応
-
NP掛け払い
詳細ページ
月額
12,000円〜
請求書・払込票連携型
国内企業の8社に1社が利用するなど、安心と実績を兼ね備えたサービス
- -
ゼウス決済サービス
詳細ページ
決済手数料
1.5%
口座振替・後払い保証型
顧客からの入金確認や注文情報との消込処理、さらに返金対応まで一括で代行
- -
Scalebase ペイメント
詳細ページ
月額
10,000円〜
口座振替・後払い保証型
請求書の発行から口座振替による自動引き落とし、そして万が一口座振替ができなかった場合の銀行振込請求への切り替えまで対応
- - -
GMOペイメントゲートウェイ
詳細ページ
要問い合わせ
口座振替・後払い保証型
与信審査・請求書発行・入金管理・未入金時の督促までワンストップで代行
-

各企業の詳細を見る⇩

請求書・払込票連携型|オフラインの請求にも対応したい場合

請求書や払込票を発行し、銀行窓口やATM、ネットバンキングだけでなく、コンビニなど多様な支払いチャネルに対応するタイプです。

オンライン決済が苦手な顧客や、これまでの請求スタイルを維持したい企業に適しています。たとえば、地方の取引先や高齢者の利用者が多い場合でも、支払いしやすい環境を提供できるため、入金遅延のリスクを軽減できます。

また、請求書発行から入金管理までを一元管理できる機能があるサービスもあり、経理業務の負担軽減にも役立ちます。

サービス・企業名 詳細 料金
タイプ
備考 対応領域
GMOイプシロン 決済サービス
詳細ページ
月額
1,000円
入金消込自動化型
取引ごとに専用のバーチャル口座を自動発行し、各注文と入金を一対一で紐づけることができる
-
KOMOJU
詳細ページ
手数料
1.4%
入金消込自動化型
初期費用・月額費用が完全無料で導入でき、売上の入金サイクルが最短1週間と非常に短い
- -
ペイジェント
詳細ページ
月額
20,000円〜
入金消込自動化型
請求書利用の場合はシステム開発が不要で、管理画面から簡単に入金状況を確認できる
- -
サブスクペイ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
サブスクリプションや定期課金ビジネスに最適なソリューションを提供
- -
請求管理ロボ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
払込票の発行や郵送、さらには銀行振込や口座振替など複数の決済方法に自動対応
-
NP掛け払い
詳細ページ
月額
12,000円〜
請求書・払込票連携型
国内企業の8社に1社が利用するなど、安心と実績を兼ね備えたサービス
- -
ゼウス決済サービス
詳細ページ
決済手数料
1.5%
口座振替・後払い保証型
顧客からの入金確認や注文情報との消込処理、さらに返金対応まで一括で代行
- -
Scalebase ペイメント
詳細ページ
月額
10,000円〜
口座振替・後払い保証型
請求書の発行から口座振替による自動引き落とし、そして万が一口座振替ができなかった場合の銀行振込請求への切り替えまで対応
- - -
GMOペイメントゲートウェイ
詳細ページ
要問い合わせ
口座振替・後払い保証型
与信審査・請求書発行・入金管理・未入金時の督促までワンストップで代行
-

各企業の詳細を見る⇩

口座振替・後払い保証型|定期的な集金を自動化したい場合

定期的な料金回収が必要なサブスクリプション型サービスや会費徴収などに適したタイプです。

顧客の銀行口座から自動で引き落としを行う口座振替が基本ですが、未入金リスクを軽減する後払い保証機能がセットになっているサービスもあるため、入金遅延や未払いの心配が減り、安定した収入確保が可能です。

契約期間の管理や引き落とし失敗時のフォローも代行してくれるため、経理担当者の業務負担を大幅に減らせます。

サービス・企業名 詳細 料金
タイプ
備考 対応領域
GMOイプシロン 決済サービス
詳細ページ
月額
1,000円
入金消込自動化型
取引ごとに専用のバーチャル口座を自動発行し、各注文と入金を一対一で紐づけることができる
-
KOMOJU
詳細ページ
手数料
1.4%
入金消込自動化型
初期費用・月額費用が完全無料で導入でき、売上の入金サイクルが最短1週間と非常に短い
- -
ペイジェント
詳細ページ
月額
20,000円〜
入金消込自動化型
請求書利用の場合はシステム開発が不要で、管理画面から簡単に入金状況を確認できる
- -
サブスクペイ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
サブスクリプションや定期課金ビジネスに最適なソリューションを提供
- -
請求管理ロボ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
払込票の発行や郵送、さらには銀行振込や口座振替など複数の決済方法に自動対応
-
NP掛け払い
詳細ページ
月額
12,000円〜
請求書・払込票連携型
国内企業の8社に1社が利用するなど、安心と実績を兼ね備えたサービス
- -
ゼウス決済サービス
詳細ページ
決済手数料
1.5%
口座振替・後払い保証型
顧客からの入金確認や注文情報との消込処理、さらに返金対応まで一括で代行
- -
Scalebase ペイメント
詳細ページ
月額
10,000円〜
口座振替・後払い保証型
請求書の発行から口座振替による自動引き落とし、そして万が一口座振替ができなかった場合の銀行振込請求への切り替えまで対応
- - -
GMOペイメントゲートウェイ
詳細ページ
要問い合わせ
口座振替・後払い保証型
与信審査・請求書発行・入金管理・未入金時の督促までワンストップで代行
-

各企業の詳細を見る⇩

銀行振込決済代行サービス9選一覧

以下は、本記事で紹介する銀行振込決済代行サービスの一覧比較表です。

冒頭で紹介した比較ポイントや3つの選び方で絞ることができるので、先ほどの選び方で選んだタイプの中からあたりをつけてみると良いでしょう。

サービス・企業名 詳細 料金
タイプ
備考 対応領域
GMOイプシロン 決済サービス
詳細ページ
月額
1,000円
入金消込自動化型
取引ごとに専用のバーチャル口座を自動発行し、各注文と入金を一対一で紐づけることができる
-
KOMOJU
詳細ページ
手数料
1.4%
入金消込自動化型
初期費用・月額費用が完全無料で導入でき、売上の入金サイクルが最短1週間と非常に短い
- -
ペイジェント
詳細ページ
月額
20,000円〜
入金消込自動化型
請求書利用の場合はシステム開発が不要で、管理画面から簡単に入金状況を確認できる
- -
サブスクペイ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
サブスクリプションや定期課金ビジネスに最適なソリューションを提供
- -
請求管理ロボ
詳細ページ
要問い合わせ
請求書・払込票連携型
払込票の発行や郵送、さらには銀行振込や口座振替など複数の決済方法に自動対応
-
NP掛け払い
詳細ページ
月額
12,000円〜
請求書・払込票連携型
国内企業の8社に1社が利用するなど、安心と実績を兼ね備えたサービス
- -
ゼウス決済サービス
詳細ページ
決済手数料
1.5%
口座振替・後払い保証型
顧客からの入金確認や注文情報との消込処理、さらに返金対応まで一括で代行
- -
Scalebase ペイメント
詳細ページ
月額
10,000円〜
口座振替・後払い保証型
請求書の発行から口座振替による自動引き落とし、そして万が一口座振替ができなかった場合の銀行振込請求への切り替えまで対応
- - -
GMOペイメントゲートウェイ
詳細ページ
要問い合わせ
口座振替・後払い保証型
与信審査・請求書発行・入金管理・未入金時の督促までワンストップで代行
-

【入金消込自動化型】の銀行振込決済代行サービス

はじめに、入金消込自動化型の銀行振込決済代行サービスを3つ紹介します。

イプシロン(GMOイプシロン株式会社)

引用:イプシロン

イプシロンの銀行振込決済サービスは、取引ごとに専用のバーチャル口座を自動発行し、各注文と入金を一対一で紐づけることができるため、振込人名義が異なる場合でも自動的に入金を特定でき、消込作業が自動化され、ヒューマンエラーや事務コストを大幅に削減することができます。

さらに、入金が完了すると振込専用口座が自動停止状態に切り替わる「誤入金防止機能」も搭載しているため、二重振込や誤入金によるトラブルも未然に防ぐことができます。APIやSDK、UIコンポーネントも提供されており、スピーディーな導入と運用が可能です。スタートアップから大規模ECまで、成長フェーズやビジネスモデルの変化にも柔軟に対応できる決済インフラとして、多くの事業者に選ばれています。

無料トライアルの有無あり(初期費用・月額費用無料で導入可能)
対応銀行・金融機関の種類国内主要銀行・金融機関に対応(バーチャル口座は取引ごとに自動発行)
セキュリティPCI DSS、ISMS、プライバシーマーク認証など国際的基準に準拠
料金初期費用:0円
月額費用:1,000円
決済手数料:20円 / 回

KOMOJU(株式会社デジカ)

引用:KOMOJU

KOMOJUは、顧客からの銀行振込を自動でリアルタイムに検知し、請求データと即座に照合、消込までを一気通貫で自動化できるため、担当者は煩雑な消込作業から解放され、より付加価値の高い業務に集中することができます。

KOMOJUの強みは、初期費用・月額費用が完全無料で導入できる点に加え、売上の入金サイクルが最短1週間と非常に短いことです。また、銀行振込だけでなく、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など多様な決済手段を一括で導入できる柔軟性も魅力です。さらに、グローバル展開にも強く、国内外の顧客に幅広く対応できる点も他社にはない大きなメリットです。

無料トライアルの有無要問い合わせ
対応銀行・金融機関の種類多数の国内主要銀行・金融機関に対応
セキュリティPCI DSS準拠、国際基準に基づく高いセキュリティ対策を実施
料金初期費用:0円
月額費用:0円
手数料:1.4%

ペイジェント(株式会社ペイジェント)

引用:ペイジェント

ペイジェントの強みは、月額2万円からという低価格で導入でき、費用対効果が高い点です。振込手数料控除後の入金判定や、支払期限に間に合わない場合の猶予期間設定など、細かな運用ニーズにも柔軟に対応できるのが特徴です。また、請求書利用の場合はシステム開発が不要で、管理画面から簡単に入金状況を確認できるため、導入のハードルが低いのも魅力です。

さらに、ペイジェントは三菱UFJ銀行の仮想口座を利用し、入金情報は管理画面だけでなく電文通知でも受け取れるため、リアルタイムでの入金検知や消込が可能です。ECサイトとのシームレスな連携や、カスタマイズ性の高い決済モジュールも用意されており、事業規模や業種を問わず幅広いビジネスに対応しています。

無料トライアルの有無要問い合わせ
対応銀行・金融機関の種類三菱UFJ銀行(仮想口座)、その他ネットバンキング等多様な金融機関に対応
セキュリティ高度な売上・情報管理、トークン決済、カード情報はペイジェントで保管
料金20,000円〜 / 月

【請求書・払込票連携型】の銀行振込決済代行サービス

次に、請求書・払込票連携型の銀行振込決済代行サービスを3つ紹介します。

サブスクペイ(株式会社ROBOT PAYMENT)

引用:サブスクペイ

サブスクペイは、請求書・払込票連携型の銀行振込決済代行サービスとして、サブスクリプションや定期課金ビジネスに最適なソリューションを提供しています。最大の特長は、バーチャル口座技術を活用し、取引先ごとにID付きの専用口座を自動生成することで、入金ごとの突合せや消込作業を劇的に効率化できる点です。

また、未入金や過少入金の早期発見が容易になり、迅速な督促や管理強化にもつながります。加盟店側で新たに銀行口座を開設する必要がなく、複数の銀行や金融機関に対応したバーチャル口座を利用できるため、導入のハードルが低いのも魅力です。セキュリティ面でも、20年以上の運用実績とISMS認証などの堅牢な体制があり、これまでセキュリティ事故の報告はありません。導入までの審査も最短3営業日とスピーディーで、急ぎのビジネスにも柔軟に対応できます。

無料トライアルの有無オンラインデモ(無料・予約制)あり
対応銀行・金融機関の種類提携先銀行は多数あり、バーチャル口座で幅広い銀行・金融機関に対応(口座開設不要)
セキュリティISMS認証取得しており、20年以上事故なし
料金要問い合わせ

請求管理ロボ(株式会社ROBOT PAYMENT)

引用:請求管理ロボ

請求管理ロボは、請求情報をシステムに登録するだけで、払込票の発行や郵送、さらには銀行振込や口座振替など複数の決済方法に自動対応しています。特に銀行振込においては、振込先情報の自動通知や、入金データとの自動突合・消込機能が備わっており、手作業によるミスや確認作業の手間を削減できます。加えて、コンビニ決済や口座振替とも一元管理できるため、顧客ごとの多様な支払いニーズに柔軟に対応できる点が大きな強みです。

他のサービスと比べて、請求管理ロボは「請求から入金消込までの自動化」「複数決済手段の一元管理」「定期請求やスケジュール設定による自動発行・郵送」など、経理担当者の業務負担を極限まで減らす設計が特徴です。特にBtoB・BtoCを問わず、幅広い業種・顧客層に対応できる柔軟性と、リアルタイムな入金状況の把握、さらには未入金時のリマインドや督促業務の自動化までカバーしている点は、他社サービスにはない独自の強みといえます。

無料トライアルの有無あり
対応銀行・金融機関の種類全国主要銀行、ゆうちょ銀行、コンビニ等に対応
セキュリティ金融機関レベルの高度なセキュリティ対策を実施
料金要問い合わせ

NP掛け払い(株式会社ネットプロテクションズホールディングス)

引用:NP掛け払い

NP掛け払いは、企業間取引に特化した請求書・払込票連携型の銀行振込決済代行サービスです。売り手企業と買い手企業の間にネットプロテクションズが入り、与信審査から請求書発行、代金回収、入金管理、督促対応までを一括して代行します。

最大の特徴は、未回収リスクを100%保証する点です。ネットプロテクションズ独自の与信審査により、従来の信用機関に頼らず、法人だけでなく個人事業主にも柔軟に対応できるため、販路拡大や売上向上が期待できます。また、請求書は月末締めで翌月第4営業日に発行され、銀行振込やコンビニ払込票による支払いが可能です。

さらに、SalesforceなどのCRMと連携することで、商談管理から請求・回収までを一元管理でき、営業担当者の業務負担を大幅に軽減します。年間利用社数は41万社を超え、国内企業の8社に1社が利用するなど、安心と実績を兼ね備えたサービスです。

無料トライアルの有無要問い合わせ
対応銀行・金融機関の種類国内主要銀行、コンビニ払込票に対応
セキュリティ独自与信審査・未回収リスク100%保証・情報管理体制あり
料金初期費用:0円
債権買取手数料:0.2〜0.5%(非課税)
成約サポート手数料:0〜252円
システム利用料:12,000円〜 / 月

【口座振替・後払い保証型】の銀行振込決済代行サービス

最後に、口座振替・後払い保証型の銀行振込決済代行サービスを3つ紹介します。

入金おまかせサービス(株式会社ゼウス)

引用:株式会社ゼウス

株式会社ゼウスの銀行振込決済(入金おまかせサービス)は、顧客からの入金確認や注文情報との消込処理、さらに返金対応まで一括で代行するため、手間のかかる入金業務を大幅に削減できます。ゼウスの強みは、全国の都市銀行・地方銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行など幅広い金融機関に対応し、ネットバンク(住信SBIネット銀行・楽天銀行・PayPay銀行)であれば24時間365日リアルタイムでの決済・消込が可能な点です。

また、セキュリティ面でもSBIグループの一員として、強固な個人情報管理体制と24時間365日の有人サポートを提供しており、業界最高水準の信頼性を誇ります。料金も決済手数料1.5%、売上処理料50円(税別)と明瞭で、追加費用は発生しません。導入スピードも早く、最短3営業日で利用開始できる点も魅力です。

無料トライアルの有無要問い合わせ
対応銀行・金融機関の種類住信SBIネット銀行・楽天銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行・全国の都市銀行・地方銀行・信用金庫等
セキュリティSBIグループ基準の強固な個人情報管理、24時間365日有人サポート
料金決済手数料:1.5%
売上処理料:50円 / 件

Scalebase ペイメント(アルプ株式会社)

引用:Scalebase ペイメント

Scalebase ペイメントは、請求書の発行から口座振替による自動引き落とし、そして万が一口座振替ができなかった場合の銀行振込請求への切り替えまで、すべての業務をワンストップで一元管理できるのが大きな特長です。

Scalebase ペイメントは、督促業務も自動化されているため、未入金時の対応もスムーズです。また、口座振替依頼書のペーパーレス化や書類のやり取り代行オプションも用意されており、書類準備や発送、データ転記といった事務作業の負担も軽減できます。

さらに、外部の決済システムや口座振替サービスとのデータ連携が可能で、クレジットカード決済やサブスクリプション型ビジネスの従量課金にも柔軟に対応しています。

無料トライアルの有無要問い合わせ
対応銀行・金融機関の種類国内主要銀行・金融機関に対応
セキュリティ業界標準のセキュリティを実装、ペーパーレス化・データ連携による情報管理の効率化
料金初期費用:0円
利用料:10,000円〜 / 月
クレジット決済機能:2.6%〜

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

引用:GMOペイメントゲートウェイ株式会社

GMOペイメントゲートウェイ株式会社の後払い保証型サービスでは、購入者が商品やサービスを受け取った後に銀行やコンビニ、郵便局で支払いができる仕組みを提供し、未回収リスクはGMO側が全て負担します。これにより、事業者は購入者の支払い状況に関わらず、確実に売上金を受け取ることができ、キャッシュフローの安定や業務負担の大幅な軽減が実現します。

また、与信審査・請求書発行・入金管理・未入金時の督促までワンストップで代行し、業界最低水準の手数料と月額費用も魅力です。さらに、請求書のフォーマットも封筒やはがきなど多様に選べるため、顧客ごとのニーズに柔軟に対応できます。

他社サービスと比較した際の最大の強みは、「未回収リスクの完全保証」と「リアルタイム与信によるスピード審査」、そして「業界最低水準の料金体系」です。さらに、資金面のサポートやマーケティング支援など、単なる決済代行を超えた総合的なサービスを展開している点も大きな特徴です。

無料トライアルの有無要問い合わせ
対応銀行・金融機関の種類全国の主要銀行・ゆうちょ銀行・ネット銀行など幅広く対応
セキュリティ不正利用・情報漏えい対策など最新のセキュリティ技術を導入
料金要問い合わせ

サービス導入前に準備しておくこと

銀行振込決済代行サービスをスムーズに導入するためには、事前の準備がとても大切です。申し込みの際には、サービス提供会社がさまざまなチェックを行い、あなたの企業や取引内容に合った安全で確実な運用ができるかどうかを確認しましょう。

そのため、申し込み前に必要な情報や書類をしっかり揃えておくことで、手続きがスムーズになり、導入までの時間を短縮できます。

申し込み時にチェックされる主な内容

まず、サービス提供会社はあなたの事業内容や取引の規模、決済の形態について確認します。例えば、どのような商品やサービスを提供しているのか、取引先の属性、月間の決済件数や金額の目安などがチェックポイントです。

また、本人確認や企業の信用情報の審査も行われるため、過去に金融事故がないか、反社会的勢力と関係がないかなども調査されます。これらは安全にサービスを提供するために必須のステップです。

申し込みに必要な書類

申し込み時には、会社の基本情報を証明する書類が必要になるため、以下のような書類を用意しましょう。

  • 会社の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  • 代表者の本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
  • 銀行口座情報(通帳の写しやキャッシュカード)
  • 税務署や自治体に提出した納税証明書(場合によって)
  • 事業内容がわかる資料(ホームページのURLやパンフレットなど)

これらの書類は、信頼性を確認するために必要で、スムーズに提出できるように事前に準備しておきましょう。

まとめ

銀行振込に対応した決済代行サービスについてご紹介しました。銀行振込は、オンラインで利用されている決済手段の中でもかなり人気の手段になります。導入することで、ユーザーの利便性が向上し、購入機会の増加をもたらしてくれるでしょう。

ただ、消し込み作業がネックとなるので、この負担を減らしたい方はバーチャル口座の導入を検討するのがいいかもしれませんね。

また、銀行振込と合わせて導入したいのがコンビニ決済です。コンビニ決済はクレジットカードに次ぐ人気の決済手段で、銀行振込と同じ顧客層を獲得しやすい決済手段になります。以下にコンビニ決済対応の決済代行サービスをご紹介してますので、ぜひご覧ください。

b-pos編集部