【商材別】サブスク決済代行サービスおすすめ9選!比較ポイントやメリットを解説

近年、様々な業界でサブスクリプションサービスが展開されています。月額固定料金でサービスや商品を利用できるこのモデルは、企業にとって継続的な収入源を提供し、利用者にとっても利便性の高い決済方法となっています。

そこで重要となるのが、サブスク決済代行サービスです。サービスを利用することで、企業はお客様のニーズに合った決済体験を提供できるようになります。

しかし、どのサービスを選ぶべきか迷ってしまうことも多いのが現状です。

そこで今回は、各商材別でのおすすめサブスク決済代行サービスを9つピックアップしました。それぞれのサービスの特徴やメリットを比較して、紹介します。本記事が最適なサービス選びの一助になれば幸いです。

サブスクリプションサービスとは

サブスクリプションサービスは、利用者が一定の期間ごとに料金を支払うことでサービスや商品を利用できるビジネスモデルです。

このモデルは企業に継続的な収益を提供し、消費者は簡単に決済が行えると言うメリットがあります。このようなサービスは、異なる業界や市場で多岐にわたる形で展開されており、そのバリエーションは日々拡大しています。

以下では、いくつかの代表的な商材別サブスクサービスの例を挙げ、その特徴とメリットを解説します。

サブスクサービスの例

現在、様々な商材でサブスクリプションサービスが利用されています。

それぞれの商材によってサービスの形態や特徴が異なります。ここでは、いくつかの主要な例を挙げて解説します。

  • ECサイト
  • Webサービス
  • BtoB SaaS/月額サービス
  • 店舗(ジム・教室系)

ECサイト

ECサイトでのサブスクリプションサービスは、特定の商品を定期的に自動で購入するサービスが多く見られます。

例としては、毎月特定の日にコスメや食品が自宅に届くサービスがあります。

引用:nosh

noshは管理栄養士が考案した食事を契約者の家に届けてくれるサブスクリプションサービスです。

独身の方や共働きで中々料理をすることに時間を割けない家庭などに対して、栄養バランスの取れたメニューから選択してもらい、家に配達することで食材を買う時間や料理をする時間を必要とせず、栄養バランスの良い食事を摂ることができる点が多くの人に支持されています。

Webサービス

Webサービスの場合、サブスクリプションサービスはプレミアムコンテンツへのアクセスや特定のオンラインツールを利用するための月額料金制を導入しています。

例えば、BtoCであればYoutube premiumやBtoBであればAdobeなどが挙げられます。

引用:Adobe

Adobeでは、画像編集ツール、動画編集ツール、デザインツールなどいくつかのサービスをサブスクリプションサービスとして展開しています。

月々プラン、年間プランなどいくつかのサブスク方法を採用しており、個人でも企業でも利用のしやすいサービスの一つとなっております。

BtoB SaaS/月額サービス

BtoB SaaSや月額サービスは、企業が特定のソフトウェアやサービスを利用するために月額や年額で料金を支払うサービスです。

引用:sansan

sansanは営業DXサービスをサブスクリプションサービスとして提供しています。

BtoBSaaS月額サービスは、すでに述べたサービスとは少し異なり、月額の費用に加え、初期費用やオプション費用がかかるなどの場合が多いです。

実際にsansanの場合、初期費用と運用支援費用に加え、月額のライセンス費用、オプション費用、Sansanスキャナと呼ばれる小型タブレットの費用が必要なサービスとなっております。

店舗(ジム・教室系)

フィジカルな店舗、特にジムや教室系のビジネスでもサブスクリプションモデルが導入されています。

例えば、ジム会員は月額料金を支払うことで、ジムの施設を自由に利用できます。

利用者は一度クレジットカードもしくは口座情報を登録してしまえば、それ以降は支払いの手続きをしなくとも自動的に手続きが行われるので、手間なくサービスを利用できます。

引用:エニタイムフィットネス

世界中にジムを展開するエニタイムフィットネスでは、初回webもしくは店頭で手続きをしてしまえば、2ヶ月目以降は自動的にクレジットカードもしくはデビットカードから支払いが行われると言うサブスクリプションサービスを提供しています。

定額制であるすべてのサブスクリプションサービスにおいて、決済は非常に重要な役割を果たすため、サブスク決済代行サービスが必要とされています。

サブスク決済代行サービスとは

サブスク決済代行サービスは、企業がサブスクリプションモデルを採用する際に必要な決済処理を外部の専門業者が代行するサービスです。

このサービスを利用することで、企業は複雑な決済処理を簡単に、かつ安全に行うことが可能になります。企業はサービスを利用することで多くのメリットを享受できますが、一方でデメリットも存在します。

以下で詳しく見ていきましょう。

サブスク決済代行サービスを活用するメリット

サブスク決済代行サービスを利用することには多くのメリットがあります。具体的なメリットを2つの視点から詳しく解説します。

  • 開発の必要ナシで決済を導入
  • 管理工数を低減

開発の必要ナシで決済を導入

サブスク決済代行サービスを導入する最大のメリットの一つは、企業が自身で決済システムを開発する必要がないことです。

これにより、開発が必要となるのは決済会社と自社を繋ぐ部分のみで残りの継続課金の仕組みや複雑な決済システムに関しては代行会社が開発してくれます。

また、多様な支払い方法に対応したサブスクリプション決済代行サービスを利用すると、より自社の支払い方法を充実させることができ、結果的にお客様の満足度向上や利便性向上に繋がります。

管理工数を低減

また、決済代行サービスを利用することで、定期的な請求や決済管理の工数を大幅に削減できます。

例えば、一般的にサブスクリプションの決済はクレジットカード払い、もしくは口座振替ですが支払い期日が来ると自動的に引き落とされるため利用者の未入金と言うリスクを低減することができます。

そして、仮に未入金者が発生したとしても自動的にリストを作成してくれるので大幅に管理工数を減らすことが可能です。

これにより、企業は主要なビジネス活動に専念できる時間が増え、効率的なビジネス運営が可能となります。

サブスク決済代行サービスを活用するデメリット

サブスク決済代行サービスを利用することには多くのメリットがありますが、デメリットも無視できない存在です。以下で、デメリットについて詳しく見ていきましょう。

  • 料金・手数料がかかる
  • 代行サービスエラーには対処負荷

料金・手数料がかかる

決済代行サービスの利用には料金や手数料がかかります。これは特に売上がまだ安定していない新しい企業にとっては重荷になりうる点です。

企業はサービス選定時に、料金体系を良く調査し、自身のビジネスモデルとの相性を検討する必要があります。

代行サービスのエラーには対処不可

代行サービスの利用には、サービス提供者のエラーやトラブルへの対処が必要となる場合があります

決済を委託しているため、自社では解決することができず、予期せぬ手間や時間を要する可能性があります。企業は事前にサポート体制を確認し、トラブル発生時のリスクマネジメントを行う必要があります。

サブスク決済代行を選ぶ際の比較ポイント

サブスクリプションモデルの事業を運営する際には、決済代行サービスの選定が重要なステップとなります。

ここでは、サブスク決済代行サービスを選ぶ際の主要な比較ポイントを取り上げ、どのように検討すべきかを解説します。

  • 決済方法
  • 料金・手数料
  • 入金サイクル

決済方法

サブスクリプションサービスを運営する上で、商材やお客様のニーズに合った決済方法を採用することは非常に大切なことです。

例えば、若年層や動画配信サービス、アプリケーションなどの商材ではクレジットカード払い、キャリア決済、コンビニ決済、電子マネー決済などが適しており、一方、中高齢者や教育サービスなどに対しては銀行振り込みや代金引換の決済方法が選ばれやすくなっています

自社の商材や顧客層に最適な決済方法が決済代行サービスに含まれているかを確認し、サービス内容の詳細や条件などを比較しましょう。

料金・手数料

決済代行サービスの利用料金や手数料も、サービス選定の重要なポイントです。サービス提供者ごとに料金体系が異なるため、自社のビジネスモデルに適したものを選ぶ必要があります。

例えば、売上に応じて手数料が変動するタイプのサービスや、月額固定料金タイプのサービスなどがあります。また、初期導入費用や月額基本料金、トランザクション毎の手数料など、さまざまな費用が発生する場合があります。

企業は、これらの料金体系を理解し、自社の利益を最大化するサービスを選ぶべきです。

入金サイクル

入金サイクルは、企業のキャッシュフローを管理する上で非常に重要な要素です。サービス提供者によっては、日次や月次での入金が可能なサービスもあります。

企業は、自社のビジネスサイクルに合った入金サイクルを持つサービスを選ぶことで、スムーズな資金調運が可能となります。

また、緊急時に迅速な入金を行ってくれるサービスもあり、企業の安定した運営に貢献します。事業の規模やニーズに応じて、最適な入金サイクルを提供するサービスを選びましょう。

商材別 – おすすめサブスク決済代行サービス9選比較

サブスクリプションビジネスを展開する際には、その商材や対象とする市場に合わせて最適な決済代行サービスを選ぶことが求められます。

以下では、商材別におすすめのサブスク決済代行サービスを紹介し、その特徴や料金を比較します。

ECサイト/店舗向けサブスク決済代行サービス

サービス名特徴料金
SBペイメントサービス支払い方法の多様さ初期費用:0円〜
月額費用:0円〜
決済手数料:3.24%〜
後払い.com口座振替サービス多様な業種に対応可能/100%立替保証初期費用:0円
月額費用:0円〜49,500円
手数料:2.8%〜
会費ペイすべての手続きをオンラインで完結できる初期費用:0円
月額固定費:0円
システム利用料:3.5%(決済手数料含む)

SBペイメントサービス

引用:SBペイメントサービス

SBペイメントサービスはなんといってもその支払い方法の多様さが特徴です。オンライン決済であれば、クレジットカード、電子マネー、コンビニ払いをはじめインバウンド向けの海外の支払い方法にも対応しています。

また、実店舗機器に関しても5種類展開しており、自社の商材や顧客層にあったものを利用することができます。

決済方法<オンライン決済>
・クレジットカード決済・コンビニ決済・後払い決済
・ペイパル・メルペイネット決済・プリペイドカード決済・Tポイントプログラム
・Amazon Pay・LINE Pay・Apple Pay・PayPay
・キャリア決済・・電子マネー決済
・リクルートかんたん支払い・総合振込決済・ネットマイル決済…etc
料金オンライン決済
・要問い合わせ

店舗決済
・初期費用:0円〜
・月額費用:0円〜
・決済手数料:3.24%〜(クレジット決済)、2.90%〜(電子マネー決済)、2.00%〜(QRコード決済)
・端末費用:21,000円〜
・トランザクション費:0円〜

後払い.com口座振替サービス

引用:後払い.com

後払い.comは口座振替に必要なすべての業務を代行してくれるサービスです。また、100%立替保証なので、利用者の支払いが行われなくともきちんと毎月企業側にはお金が入ってくる仕組みです。

さらに、公共料金の支払い、EC、食品定期便、ジムなどをはじめBtoBサービスなどと対応しているサービスも多いです。

決済方法口座振替
料金リスクフリープラン
・月額固定費:0円
・決済手数料:4.8%
・請求手数料:紙(請求書)224円、電子バーコード185円、紙(請求書)の同梱132円

スタンダードプラン
・月額固定費:4,950円
・決済手数料:4.2%
・請求手数料:紙(請求書)224円、電子バーコード185円、紙(請求書)の同梱132円

エキスパートプラン
・月額固定費:19,800円
・決済手数料:3.5%
・請求手数料:紙(請求書)224円、電子バーコード185円、紙(請求書)の同梱132円

スペシャルプラン
・月額固定費49,500円
・決済手数料:2.8%
・請求手数料:紙(請求書)224円、電子バーコード185円、紙(請求書)の同梱132円

会費ペイ

引用:会費ペイ

会費ペイは口座振替とクレジットカード払いに対応しており、すべての手続きをオンラインで完結できるのが特徴です。

また、対応サービスとして、スクール、スポーツクラブ、フィットネスなどが主に挙げられます。

決済方法口座振替、クレジットカード
料金・初期費用:0円
・月額固定費:0円
・システム利用料1:3.5%(決済手数料含む)
・システム利用料2:100円/決済1件ごと

Webサービス向けサブスク決済代行サービス

サービス名特徴料金
サブスクペイサブスクビジネス特価の決済代行サービス要問い合わせ
PayPal100以上の通貨にも対応固定手数料:40円
決済手数料:3.2%
Stripe導入がシンプルで、APIのカスタマイズも可能クレジットカード:3.6%
コンビニ決済:3.6%
銀行振込:1.5%

サブスクペイ

引用:サブスクペイ

サブスクペイは業界唯一の継続課金システムを導入しており、また決済連動の顧客管理データベースにより会員の行動履歴などを分析できるサービスも提供しています。 また決済手数料も2.65%と競合他者に比べ小さい数字なのも特徴です。

決済方法口座振替、クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、掛け払い
料金要問い合わせ

PayPal

引用:Paypal

Paypalは世界で4億人以上のユーザーに利用されていることから、圧倒的な信頼が特徴と言えるでしょう。 また、それに伴い100以上の通貨にも対応しており、海外向けのサービスや商材を提供している企業であればおすすめの一社となっています。

決済方法口座振替、クレジットカード、デビットカード
料金・月額固定費:0円
・固定手数料:40円
・決済手数料:3.2%

Stripe

引用:Stripe

Stripeは、グローバルに展開する決済プラットフォームで、複数の国と通貨に対応しています。

導入がシンプルで、APIのカスタマイズも可能で、特にスタートアップやWebサービスの運営者にとっては、リアルタイムでの決済処理やサブスクリプション管理が容易になるため、事業拡大をスムーズにサポートしてくれます。

安全性も高く、ビジネスの成長を確実にバックアップしてくれる頼れるパートナーです。

決済方法クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込
料金▪️初期費用:0円
▪️月額固定費:0円
▪️決済手数料
・クレジットカード:3.6%
・コンビニ決済:3.6%
・銀行振込:1.5%

BtoB SaaS/月額サービス向けサブスク決済代行サービス

サービス名特徴料金
RP掛け払い入金遅延・貸し倒れの場合100%金額保証決済手数料:0.5%〜2.9%
Paid与信審査から請求書発行、入金管理、督促、代金回収までの
一連を代行
決済手数料:0.5%〜3.1%
事務手数料:100円/件
請求管理ロボ請求プロセスを自動化・効率化するためのツール要問い合わせ

RP掛け払い

引用:RP掛け払い

RP掛け払い決済とは、決済を含む、与信・請求書作成/送付・集金・入金消込・催促までの業務を代行するサービスです。

こちらのサービスは先ほど紹介したサブスクペイのサービスの中の一つとなっております 入金遅延・貸し倒れの場合100%金額保証を提供しており、最短3営業日で早期払いも行なってくれるので資金の運用が行いやすいサービスとなっています

決済方法銀行振込、口座振替
料金・初期費用:0円
・月額固定費:0円
・決済手数料:0.5%〜2.9%

Paid

引用:Paid

Paidは与信審査から請求書発行、入金管理、督促、代金回収までの一連の流れを代行していくれるサブスク決済代行サービスです。 BtoBのEC販売、Webサービス提供、対面取引などあらゆるサービスに対応しています。

決済方法銀行振込、口座振替
料金・初期費用:0円
・月額固定費:0円
・決済手数料:0.5%〜3.1%
・事務手数料:100円/件

請求管理ロボ

引用:請求管理ロボ

請求管理ロボは、ビジネスの請求プロセスを自動化・効率化するためのツールです。複雑な請求処理をシンプルにし、間違いのリスクを減少させます。

また、電子請求書の作成、自動送信、支払い状況の追跡など、経理作業の手間を大幅に軽減し、経費の見える化も実現、財務の健全性をサポートしてくれます。

決済方法銀行振込(バーチャル口座)、口座振替、クレジットカード、コンビニ決済
料金要問い合わせ

まとめ

サブスクリプションモデルの普及に伴い、その決済をスムーズに、効率的に管理するためのサブスク決済代行サービスが増えてきました。

これらのサービスは、ビジネスの種類や規模に応じて様々な特徴や機能を持っており、選定時には決済方法や料金、サービス提供エリアなどの要因をしっかりと比較検討することが重要です。

特に、ECサイトやWebサービス、BtoB SaaSなど、業界やビジネス形態に合わせた適切な決済代行サービスを選ぶことで、ユーザーエクスペリエンスの向上や運営効率の最適化が期待できます。

今後もサブスクリプション経済がさらに成熟し、多様化していく中で、サブスク決済代行サービスの選び方や利用方法を知っておくことは、ビジネスの成功の鍵となるでしょう。

b-pos編集部

代行・外注サービスの比較サイトb-pos(ビーポス)の編集部。b-posは、BPOサービスの比較検討時に知っておきたい情報やサービスの選び方について解説するメディアです。サービスの掲載企業の方はこちらから(https://b-pos.jp/)