Wantedly運用代行会社10選!サービス内容や費用まで解説・比較

Wantedly(ウォンテッドリー)は、多くの企業が才能を発見し、採用活動を行うためのプラットフォームです。しかし、その効果的な運用には知識と時間が必要です。そこで役立つのがWantedlyの運用代行サービスです。

この記事では、メリットから業務内容、さらには選び方のポイントまで徹底解説します。Wantedlyの運用代行サービスは、Wantedlyに特化したプロが担当してくれるため、効率的な採用が可能になります。

対応範囲としては、採用戦略の設計から、求人記事の作成、ダイレクトスカウト、そして応募者対応まで、多岐にわたる業務をサポートしてくれます。

この記事を参考に自社にとって最適な運用代行会社を見つけましょう。

Wantedly(ウォンテッドリー)運用代行とは?

Wantedlyは約300万人が利用する国内最大級の採用に特化したソーシャルネットワーキングサービスです。

特にスタートアップや中小企業に人気で、企業と求職者が気軽につながれる空間を提供しています。その多機能性とユーザーフレンドリーなインターフェースは魅力ですが、最大限に活用するには専門的なスキルが求められます

引用:Wantedly

そこで登場するのがWantedly運用代行サービスです。

Wantedlyの専門家が、企業の代わりにプラットフォーム内での各種活動を手がけてくれます。具体的には、求人記事の作成、ダイレクトスカウト、そして応募者とのやり取りまで、広範な業務をサポートします。

このように多様な要素を考慮すると、Wantedly運用代行サービスは企業にとって非常に魅力的な選択肢と言えます。

しかし、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?また、運用代行に依頼できる業務内容とは一体何なのでしょうか?

以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

Wantedly運用代行のメリット

採用活動はビジネスの成功において不可欠なプロセスですが、その効率と効果を最大限に高めるためには専門の知識とスキルが求められます。

Wantedly運用代行サービスがこの課題解決の一端を担うことで、多くの企業が人材獲得に成功しています。ここでは、Wantedly運用代行がもたらす主なメリットについて解説します。

Wantedlyに特化した人が担当

Wantedlyは頻繁な更新と独特の運用手法が求められるプラットフォームです。

採用情報の投稿だけでなく、自社文化を伝えるストーリーの作成ダイレクトスカウトといった多岐にわたる活動が必要です。こうした要素を理解し、専門的に運用できる人が担当することで、より多くの高品質な応募者を引き寄せることが可能です。

Wantedly運用代行サービスを利用すると、プラットフォームに詳しい専門家が自社のアカウントを管理します。このように特化したスキルを持つ人が担当することで、自社の魅力を最も効果的な方法で伝え、結果として優秀な人材を確実に獲得できます。

効率的な採用活動が可能に

一般的な採用活動は多岐にわたり、説明会の開催から面接、そして最終的な採用まで、多くのステップが必要です。それだけでなく、そのすべてを内製すると、他の業務に影響を及ぼす可能性があります。

Wantedly運用代行サービスを活用することで、専門の運用チームが採用戦略を最適化し、Wantedly内での活動を効率よく進めることができます。

さらに、Wantedlyを自社で運用する場合「成果がでるかわからないものに時間をかけている」という感覚に陥る可能性があります。Wantedlyは運用代行サービスに任せて確実に成果を出してもらい、自社メンバーはコア業務に時間を十分に使うことで、役割分担ができ効果的・効率的な採用活動ができるようになります。

以上のメリットを考慮すると、Wantedly運用代行サービスは、質の高い人材を確実に採用し、ビジネスをさらに成長させる強力な手段であると言えます。

Wantedly運用代行に依頼できる業務内容

以下では、運用代行における主要な業務内容を解説します。

  • 採用ターゲットの設定
  • 採用戦略設計
  • 募集記事の作成
  • ストーリー(ブログ記事)投稿代行
  • ダイレクトスカウト代行
  • 応募者対応代行

採用ターゲットの設定

採用ターゲットの設定は、成功する採用活動の基盤となります。

採用ターゲットを設定することで、どのような求職者に訴求するのかどの層の求職者から反応が期待できるのかが明確になり、効率的に採用活動を進めることができます。

運用代行サービスでは、専門的なフレームワークを用いて、採用ターゲットを科学的に設定します。ペルソナの設計や、マーケティングでよく用いられる「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」に基づいた分析(STP分析)も取り入れ、より精度の高いターゲット設定が可能です。

採用戦略設計

採用は単なる「募集」以上の戦略的な活動です。

特にWantedlyでは、募集要項のような基本情報ではなく、企業文化やビジョンを強調する必要があります。運用代行サービスでは、全体の採用戦略からWantedlyでの具体的なアプローチまでを包括的に設計し、求職者の共感を生み出すことで応募率を向上させることができます。

募集記事の作成

Wantedlyでは、採用ターゲットと採用戦略に基づいて、効果的な募集記事を作成することが求められます。運用代行サービスでは、求職者が共感・興味を持つような内容を策定し、定期的に更新します。

ストーリー(ブログ記事)投稿代行

Wantedlyには、企業の文化やビジョン、特色を伝える「ストーリー」と呼ばれるブログ機能があります。運用代行サービスでは、企画からインタビュー、撮影、執筆まで一手に担います。これにより、自社の魅力を多角的に伝えることができます。

ダイレクトスカウト代行

Wantedlyでは一斉送信の機能がないため、ダイレクトスカウトメッセージは一人一人に手動で送る必要があります。

運用代行サービスでは、この工数の多い作業を代わりに行い、さらに返信率を高めるための戦略も提供します。

応募者対応代行

応募者一人一人との連絡調整は、採用活動で非常に手間がかかる部分です。運用代行サービスでは、この部分もスムーズに行ってくれるため、内部のリソースを有効に使うことができます。

Wantedly運用代行を選ぶ際の5つのポイント

Wantedlyは、企業文化やビジョンに共感した人々を引き寄せる独自の採用プラットフォームです。しかし、その運用は専門的な知識や手間を要するため、多くの企業は運用代行サービスに頼むことが増えています。

この記事では、そのような運用代行サービスを選ぶ際に重視すべき5つのポイントについて解説します。

  • 対応範囲(Wantedly特化 or 採用全般)
  • 記事の品質
  • 実績・評判
  • 料金・費用相場
  • 公式パートナー「Wantedly Partners」かどうか

それぞれ解説します。

対応範囲(Wantedly特化 or 採用全般)

Wantedlyの運用代行を選ぶ際に最初に考慮すべきは、サービスの対応範囲です。

一部の運用代行サービスはWantedlyに特化しているため、そのプラットフォームの独特な機能やユーザー動向に深い理解を持っています。一方で、採用活動全般をサポートする運用代行サービスもあり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

Wantedly特化型プラットフォームの最新動向に敏感なスペシャリストで、成功事例も多く蓄積されている
採用全般型広範な人材採用戦略から逆算したWantedlyの運用が可能

自社のニーズに合わせて、どちらのタイプが適しているかをしっかりと検討しましょう。

記事の品質

Wantedlyは、採用情報だけでなく企業の文化やビジョンを伝える「ストーリー」が非常に重要です。そのため、運用代行サービスが提供する記事の品質には特に注意が必要です。

記事は、語彙力、構成力、そして読み手に響くストーリーテリング能力が求められます。また、定期的に品質の高い記事を更新し続けられるのかも重要です。

可能であれば、過去の記事やクライアントからのフィードバックを確認し、品質が確保されているかをチェックしましょう。

実績・評判

運用代行サービス選びで欠かせないのが、その実績と評判です。

特に、Wantedlyに特化したサービスを選ぶ場合、そのプラットフォームでの成功事例があるかどうかが重要です。 また、自社と同業種の実績はあるか、事例は細かく記載されているかも確認が必要です。

口コミやレビュー、ケーススタディをしっかりと確認し、信頼できるサービスを選ぶように心掛けましょう。

料金・費用相場

どれだけ優れたサービスであっても、予算に合わなければ意味がありません。

費用対効果をしっかりと考慮し、料金と提供されるサービス内容がバランスよく組み合わさっているかを評価することが大切です。運用代行における費用の相場は以下です。

運用代行利用料金相場月額50,000円〜200,000円程度
Wantedly利用料金月額55,000円(税込)〜
※運用支援、その他オプションサービスあり

複数のサービスから見積もりをもらい、相場と自社の予算と照らし合わせて選定を行いましょう。

公式パートナー「Wantedly Partners」かどうか

Wantedlyは、一部の運用代行サービスに公式パートナーとして「Wantedly Partners」の認定を行っています。

この認定を受けた運用代行サービスは、Wantedlyと密接に連携している証拠であり、一定の品質と信頼性が確保されています。公式パートナーであれば、より安心してサービスを利用できるでしょう。

参考:Wantedly Partners 認定企業一覧

Wantedly運用代行会社おすすめ7選

Wantedlyを効果的に運用するためには、専門的な知識や技術が必要です。多くの企業は、この負担を軽減するために運用代行会社を利用しますが、選択肢が多く、どの会社が最適かの判断は難しくなっています。

ここでは、Wantedly運用代行のおすすめ会社を7社紹介します。それぞれの企業の特性やニーズを比較し、最適な運用代行会社選定にお役立てください。

サービス対応範囲特徴
ソーシャルリクルーティングWantedly特化Wantedly Parnesに認定
Parner AWARDS2020にて「特別賞」を受賞
HRsync採用業務全般Wantedly Partnersに認定
OfferBoxやHRMOSの代理店にも認定
ルーチェ採用業務全般Wantedlyに限らず
多くの採用プラットフォームでの運用経験あり
favyWantedly特化ビジネスとして成長につながる
メディアの作成をサポート
プロジェクトHRソリューションズWantedly特化HR領域における課題に対して
あらゆる方面からソリューションを提供
marugoto採用業務全般ベンチャー・成長企業向けの
採用代行サービスを提供
HELP YOU採用業務全般様々な領域のバックオフィス業務に
特化したオンラインアシスタント

ソーシャルリクルーティング

引用:ソーシャルリクルーティング

ソーシャルリクルーティングは、Wantedly Parnesにも認定されており、その中でもParner AWARDS2020にて「特別賞」を受賞するなど、強い実績を持っています。

「中小ベンチャー企業を元気にする」というコンセプトを掲げ、Wantedlyの運用代行を行う上で、「使命・未来像・価値」を経営層とともに決定し、社員へのインタビューを通して企業の魅力を徹底分析を行った上で、スケジュールを選定します。

対応範囲Wantedly特化
・運用代行
・オプションサポート(写真撮影 / フィード作成 / スカウト代行 etc)
実績・Wantedly Patners
・Wantedly Partner AWADS2020 「特別賞」
料金・初期費用:100,000円
・月額:50,000円〜
・オプション費用:各100,000円

HRsync

引用:HRsync

HRsyncは、採用業務全般を代行する採用広報代行サービスです。Wantedly Partnersにも認定されており、その他にもOfferBoxやHRMOSの代理店にも認定されています。

月一度の採用MTGにて、採用運用レポートを分析し、改善点を可視化します。

対応範囲採用業務全般
・Wantedly運用代行
・採用戦略
・スカウト配信
・記事作成
実績・Wantedly Patners
・コンテンツ企画会社、ポイントサイト、大手Youtuber事務所
料金・月額:150,000円〜
・オプション:要問い合わせ

ルーチェ

引用:ルーチェ

ルーチェは、Wantedlyの運用だけでなく、一般的な採用戦略全般をサポートする運用代行会社です。

サービスは非常に多岐にわたり、Wantedlyに限らず多くの採用プラットフォームでの運用経験があります。そのため、Wantedlyでの採用が初めてという企業や、多様な採用チャネルを統合したいと考えている企業に特におすすめです。

対応範囲採用業務全般
・Wantedly運用代行
・ダイレクトリクルーティング運用支援
・採用ブランディング支援

※その他 求人広告事業、人材紹介事業など
実績・Wantedly Patners ・教育サービス、マーケティング事業、メディア事業 etc
料金月額:50,000円〜

favy

引用:favy

favyは、オウンドメディアの運用代行として様々な領域での実績を持つ会社です。

Wantedlyの運用代行だけにとらわれず、きちんとそれを通してビジネスとして成長につながるメディアの作成を行なってくれるのでその先のビジネス貢献度も高いです。また、SNSを利用したグロースのノウハウもあるので、あわせて活用しても良いでしょう。

対応範囲Wantedly特化(オウンドメディア運用代行)
・記事の設計
・制作ガイドラインの策定
・継続的なコンテンツ作成
実績・Wantedly Patners
・グルメメディア、外部・家事ハウツー情報メディア
※その他 店舗DXコンサルティング、モバイルオーダー事業など
料金要問い合わせ

プロジェクトHRソリューションズ(旧:uloqo)

引用:プロジェクトHRソリューションズ

プロジェクトHRソリューションズは、HR領域における課題に対してあらゆる方面からソリューションを提供している会社です。

中でも∞メディアサービスでは、テクノロジー領域やBtoB特化したオウンドメディアの運用代行サービスを提供しています。

対応範囲Wantedly特化(オウンドメディア運用代行)
・コンテンツ企画
・記事制作
・CMS構築
実績・Wantedly Patners
・DX人材集客メディア、EC系物流管理システムなど
※その他 採用活動支援、中途人材紹介事業など
料金要問い合わせ

marugoto(旧:BeGlobal)

引用:marugoto

marugotoは、ベンチャー・成長企業向けの採用代行サービスを提供している会社です。サービスの一つに「採用広報代行」があり、こちらで記事作成からWantedlyへの投稿を依頼することができます。

記事作成時に、採用課題、事業内容、募集職種などをきちんとヒアリングした上での企画と設計を行ってくれるので、ギャップが生まれにくくなっています。

対応範囲採用業務全般 (採用広報)
・採用広報記事
・指定媒体への投稿(Wantedly、noteなど)
実績・Wantedly Patners
・累計350社の採用支援実績あり
料金2記事:220,000円 + オプション(写真撮影)

HELP YOU

引用:HELP YOU

HELP YOUは、様々な領域のバックオフィス業務に特化したオンラインのアシスタントサービスです。

人事・採用業務の一環でWantedlyの運用代行を依頼することができ、担当者がコア業務に集中できる環境作りをサポートします。

対応範囲採用業務全般
・Wantedly運用代行
・求人媒体の選定
・ホームページ更新
※その他 資料作成、オンライン研修、マーケティング戦略など
実績・化粧品メーカー、人事コンサルティングなど
料金月額30,000円〜

Wantedly運用代行サービスを活用する際の注意点

ここでは、Wantedlyの運用代行サービスを活用する際の重要な注意点について解説します。

費用対効果を確認する

Wantedlyの運用は、内製で行っても効果が見えない場合、時間と資源の浪費となる可能性が高いです。

運用代行サービスの活用は、このような課題を解決する手段ですが、運用代行を依頼する前に、その費用対効果をしっかりと評価する必要があります。

かけるコストに見合った成果が出るのか、また内部での業務負担がどれだけ軽減されるのかを事前にしっかりと検討しましょう。

例えば、自社でWantedlyを運用する場合と、運用代行に依頼する場合で比較した表が以下になります。

内製運用代行
費用9,000円 / 本50,000円 / 本
エントリー数8人 / 月58人 / 月
エントリー数 / 1記事1人 / 本7.2人 / 本
1エントリーに掛かった費用1,125円862円

発生している費用だけを見ると、運用代行会社に依頼した方が高く見えますが、1エントリーにかかった費用は代行会社の方が安くなっています。

このように、コストがかかったとしても、応募を最大化することができれば費用対効果は高くなります。目先のコストだけではなく、費用対効果の視点でシミュレーションを行うようにしましょう。

自走できるようにしておく

運用代行サービスを活用することで効率的な採用活動が実現できますが、長期にわたって依存すると、コストがかかり続けてしまいます。いずれは内部で運用できるようにしておくことが理想です。

そのために、運用代行サービスに依頼する際は、過程を社内のチームが学べるような体制、フローを整えるようにしましょう。例えば、運用代行会社との定期的なミーティングを設け、どのような戦略が効果を上げているのかを共有してもらうようにしましょう。

また、必要なスキルセットやノウハウを内部で継承できるよう、研修やマニュアル作成も考慮に入れるとよいでしょう。

このように、代行サービスが終了した後も継続的にWantedlyを効果的に運用できる体制を整えることが、長期的な成功に繋がります。

まとめ

Wantedlyの運用は専門的なスキルが求められるため、運用代行サービスが重要な選択肢となります。この記事では以下3つの要点を説明しました。

  • 運用代行会社選びの際のポイント
  • おすすめの代行会社
  • 活用時の注意点

また、費用対効果をしっかり評価し、中長期的な戦略の一環として考えることが求められます。そして、選ぶ代行会社によってWantedlyの活用が大きく変わる可能性があるため、慎重な選定が必要です。

Wantedlyでの成功には、それぞれの企業が独自のニーズに応じた最適な運用方法を見つけることがキーとなります。この記事が、皆様の選択の一助となれば幸いです。

b-pos編集部

代行・外注サービスの比較サイトb-pos(ビーポス)の編集部。b-posは、BPOサービスの比較検討時に知っておきたい情報やサービスの選び方について解説するメディアです。サービスの掲載企業の方はこちらから(https://b-pos.jp/)