SNSマーケティング成功事例16選!企業規模別・媒体別・BtoB/BtoC別に紹介

SNSマーケティングは、現代のデジタル時代において企業やブランドにとって不可欠な戦略となっています。消費者の行動や情報収集の方法が急速に変化する中、SNSは顧客との直接的なコミュニケーションや情報拡散の強力なツールとして注目を集めています。

特に、TwitterやInstagram、Facebook、YouTubeなどのプラットフォームは、企業と顧客の距離を縮め、双方向のコミュニケーションを可能にします。これらのSNSを効果的に活用することで、「バズ」を生み出したりすることができ、長期的なビジネス成長につながる可能性が高まります。

しかし、SNSマーケティングで成功を収めるには、単にアカウントを開設して投稿するだけでは不十分です。成功事例を学び、それぞれのSNSの特性を理解し、ターゲット層に響くコンテンツを作成することが重要です。

そこで、本記事では「SNSマーケティング成功事例16選」と「成功事例から学ぶ注意点3つ」と中心に解説します。

SNSマーケティングを始めたい方、現在の戦略を改善したい方、他社の成功例からインスピレーションを得たい方など、様々な立場の方々にとって有益な情報をお届けします。ぜひ最後までお読みいただき、自社のSNSマーケティング戦略に活かしてください。

SNSマーケティングの基礎知識

まず初めに、SNSマーケティングについて詳しくみていきましょう。

SNSマーケティングの目的

SNSマーケティングは、おもに「顧客獲得」と「ブランディング」を目的に活用されます。

顧客獲得

企業がSNSでマーケティング活動することで、自社製品・サービスなどの情報を多くのユーザーに届けられます。ある調査結果によると、日本のSNS利用者数は着実に増加しており、2022年時点で約1億200万人でしたが、この成長傾向は今後も続くと予測されており、2027年には1億1,300万人に達すると見込まれています。

このように、SNSの利用者数は多く、SNSごとにユーザー層も異なります。リーチしたいユーザー層に応じてSNSを選ぶことで、これまで接点がなかったユーザーにもアプローチできます。

ブランディング

「ユーザーからの信頼・好感度の向上」や「他社との差別化」などにつながるブランディングにも、SNSマーケティングは活用できます。

SNSはテキストだけでなく、画像や動画なども投稿可能です。投稿できるコンテンツの自由度が高く、たとえば「動画を通じて自社の雰囲気を伝える」といった活用方法もあります。加えてユーザーと直接やり取りできるため、ファンの獲得にもつながります。

また、ターゲットに役に立つコンテンツを配信し続けることで、自社の信頼度が上がり「〇〇といえばあの会社」という深い認知の獲得まで可能なのがSNSです。

主要なSNSプラットフォームの特徴

日本においてポピュラーなSNSを6つ紹介します。

プラットフォーム月間アクティブユーザー数主なユーザー層主な特徴
LINE約9,000万人10〜50代・メッセージングが中心
・生活インフラ化
X (旧Twitter)4,500万人以上10〜20代中心・短文投稿
・高い拡散力
・リアルタイム性
Instagram3,300万人以上10〜40代・画像や動画中心
・ショッピング機能
TikTok950万人若年層中心・短尺動画
・エンターテイメント性が高い
Facebook2,600万人30〜40代中心・実名制
・詳細なターゲティング広告
YouTube7,120万人幅広い年齢層・動画プラットフォーム
・長尺コンテンツ

SNSには、それそれ全く異なる特徴が存在します。SNSマーケティングを通じて、ゴールを達成するための最適なSNSを選択することが重要です。

【企業規模別】SNSマーケティング成功事例

ここからは企業規模ごとに、SNSマーケティングの成功事例をご紹介します。

  • 大企業
  • 中堅・中小企業
  • ベンチャー・スタートアップ

【大手企業】のSNSマーケティング成功事例

SNSマーケティングで成功した大手企業は、次の2社です。

企業対象SNS目的
NECBtoBFacebookブランディング / 顧客獲得
ローソンBtoCX(Twitter)顧客獲得

【BtoB】NEC

引用:Facebook|NEC (日本電気株式会社)

「NEC」は住友グループの大手電機メーカーであり、Facebookで公式アカウントを運営しています。2023年10月時点のフォロワー数は10万人となっており、BtoB企業としては非常に多くのユーザーと接点をもっています。

フィード機能を活用し、ビジネス層に向けた広報活動や展示会、キャンペーンの告知、技術力のアピール、社員インタビューなどの情報を発信しています。Facebook上での投稿を通じて、自社オウンドメディアのコンテンツに誘導する導線となっています。

大規模なトピックに焦点を当てて著名人・専門家を招き議論するコンテンツが多く、ブランドイメージの強化につながっています。加えて、ビジネスパーソンが多く利用するFacebookで情報発信することで、ターゲット層に効率よくアプローチしています。

目的ブランディング / 顧客獲得
業界電機メーカー
SNSFacebook
コンテンツ特徴・ビジネス層向けの情報を多岐にわたって発信
・Facebook上の投稿を通じて自社オウンドメディアに誘導
・大規模なトピックで著名人・専門家を招いて議論した内容をコンテンツにしている

【BtoC】ローソン

引用:X|ローソン(@akiko_lawson

コンビニストアチェーンである「ローソン」は、X(Twitter)を活用したSNSマーケティングで成功しています。

主力デザートとして知られる「バスチー」は、ローソンの商品部とプロモーション部が協力して「SNSでシェアしたくなる商品」として開発されました。その結果、発売から4ヶ月で1,900万個を売り上げ、ローソンのスイーツ部門で最も拡散された商品となりました。

「バスチー」は、X(Twitter)でのプロモーションを前提として商品開発され、SNSで受け入れられやすい要素が盛り込まれています。加えて、商品の人気や知名度を利用したキャンペーンも展開しています。

消費者がシェアしたくなる商品デザイン、ネーミングは、口コミの拡散力を高めて効果的なプロモーションとなりました。

目的顧客獲得
業界コンビニエンスストア業界
SNSX(Twitter)
コンテンツ特徴・SNSに最適化した商品開発
・商品の人気や知名度を利用したキャンペーン展開

【中堅・中小企業】のSNSマーケティング成功事例

SNSマーケティングで成功した中堅・中小企業は、次の2社です。

企業対象SNS目的
白潟総研BtoBX(Twitter)ブランディング
山本工務店BtoCInstagram顧客獲得

【BtoB】白潟総研

引用:白潟敏朗@白潟総研の代表 (@t_shiragata)

中小・ベンチャー企業の経営全般のコンサルティングをおこなう「白潟総研」は、Twitter(X)を活用してSNSマーケティングを成功させています。

全社員がそれぞれ、本名・顔・会社名を出してアカウントを運用し「フォロワーやほかの企業とのコミュニケーション」「定期的な投稿」といった取り組みを中心におこないました。その結果、3年間で月間100万以上のインプレッション数を達成しています。

加えて「テレビや新聞での露出」「学生や求職者との関係構築」「売上アップ」といった成果にもつながっています。中堅・中小企業でも、大きな影響力を持つツールとしてX(Twitter)が活用できることを示す成功事例です。

目的ブランディング
業界コンサルティング業界
SNSX(Twitter)
コンテンツ特徴・継続的な投稿とフォロワーとのコミュニケーション
・露出の増加を重視した戦略

【BtoC】株式会社山本工務店

引用:オンリーユーホーム(@only_you_home) • Instagram

工務店である「株式会社山本工務店」は、Instagramを活用してSNSマーケティングを成功させています。

山本工務店が得意とするアメリカヴィンテージの施工実績を「#西海岸インテリア」や「#カリフォルニアスタイル」といったハッシュタグを使用し、写真で紹介しています。アメリカンヴィンテージ系の家造りの特徴や魅力を伝え、11万人(2023年10月時点)のフォロワーを獲得しています。

投稿内の文末で無料相談会への誘導を行うことで、顧客獲得につなげています。

目的顧客獲得
業界建築・住宅建設業界
SNSInstagram
コンテンツ特徴・自社の施工実績を画像を活用して伝えている
・投稿内の文末で無料相談会へ誘導

【ベンチャー・スタートアップ】のSNSマーケティング成功事例

SNSマーケティングで成功したベンチャー・スタートアップは、次の2社です。

企業対象SNS目的
ベイジBtoBX(Twitter)顧客獲得 / ブランディング
bloomeeBtoCInstagramブランディング / 顧客獲得

【BtoB】ベイジ

引用:X|sogitani / baigie inc.(@sogitani_baigie)

Web制作を手掛ける「ベイジ」は、X(Twitter)を活用してSNSマーケティングを成功させています。

企業の代表自身が個人アカウントで顔出しをし、日常の仕事への考え方やWebマーケティングに関する情報をTwitter上で発信しています。その結果、8万人(2023年10月時点)を超えるフォロワーを獲得し、企業の知名度向上や見込み顧客獲得につながっています。

目的顧客獲得 / ブランディング
業界Web制作
SNSX(Twitter)
コンテンツ特徴・企業の代表自身が個人アカウントで顔出しして発信
・仕事への考え方 / Webマーケティングに関する情報発信

【BtoC】bloomee

引用:お花の定期便 ブルーミー (bloomee)(@bloomee) • Instagram

「bloomee」は、ユーザーライク株式会社が提供する日本初の花のサブスクリプションサービスです。Instagramを活用してSNSマーケティングを成功させています。

サービス開始からわずか3年あまりでフォロワー数は8万人を超え、現在では12万人を超えています。(2023年10月時点)アカウントでは、ユーザーのハッシュタグ付きの投稿のリツイートだけでなく「今週のお花」の展示例も掲載しています。フォローしたくなる仕組みを作り上げることで、フォロワーの獲得につながっています。

目的ブランディング / 顧客獲得
業界サブスクリプションサービス
SNSInstagram
コンテンツ特徴・花の展示例などの有益な情報を発信
・ユーザーのハッシュタグ付きの投稿をリツイート

【媒体別】SNSマーケティング成功事例

ここからはSNSの媒体ごとに、SNSマーケティングの成功事例をご紹介します。

企業SNS目的
NTTドコモTwitter(X)ブランディング
JINSTwitter(X)ブランディング
青山商事Instagramブランディング
ロクシタンInstagramブランディング
Indeed JapanYouTubeブランディング
北欧、暮らしの道具店YouTubeブランディング
ドミノ・ピザTikTok顧客獲得
アサヒビールLINE顧客獲得

【Twitter(X)】のSNSマーケティング成功事例

Twitter(X)を活用してSNSマーケティングを成功させたのは、次の2社です。

  • NTTドコモ
  • JINS

NTTドコモ

引用:NTTドコモ (@docomo) / X

通信事業者である「NTTドコモ」は、X(Twitter)を活用してSNSマーケティングを成功させています。顧客との距離を縮めることを目標にして、X(Twitter)の運用をスタートしました。

これまで、世の中のモーメントを捉えたツイートやキャラクター・タレントとのコラボレーション、製品に関するシナリオツイートなど、多岐にわたるコンテンツを展開しました。その結果、リツイート数約4,000件から、約1年で3万件近くに増加しました。

チームで「期初にゴールを定める」「改善点を明確にしてPDCAを回す」といった取り組みをおこなったことも成功要因となっています。

目的ブランディング
業界通信業界
SNSX(Twitter)
コンテンツ特徴・コミュニケーションが生まれやすい投稿
・チームでPDCAを回しながら運用

JINS

引用:JINS (@JINS_PR) / X

眼鏡ブランドである「JINS」は、デジタルマーケティング会社のホットリンクからサポートを受け、X(Twitter)を活用してSNSマーケティングを成功させています。

キャンペーン情報などの発信から、ユーザーとのコミュニケーションを中心とした運用にシフトしました。その結果、1年間でUGC(ユーザー生成コンテンツ)数が380%、インプレッション数約800%、フォロワー数が1.4倍増加しました。

2020年などのクリスマスには「#JINSサンタ」というキャンペーンも実施し、画像付きUGCとしては過去最大数を記録しています。ユーザーとのコミュニケーションを大切にすることでファンの生の声がSNS上で拡散され、市場に大きな影響を与えました。

目的ブランディング
業界眼鏡業界
SNSX(Twitter)
コンテンツ特徴・ユーザーとのコミュニケーションを中心とした運用
・キャンペーンなどの実施によりUGC数が増加

【Instagram】のSNSマーケティング成功事例

Instagramを活用してSNSマーケティングを成功させたのは、次の2社です。

  • 青山商事
  • ロクシタン

青山商事

引用:洋服の青山【ガールズアカウント】(@aoyama_girls)

紳士服の製造・販売をおこなう「青山商事」は、Instagramを活用してSNSマーケティングを成功させています。洋服の青山【ガールズアカウント】は、10~20代の女子学生をメインターゲットとしています。

コンテンツ内では同年代の友達との会話のような言葉遣いを意識し、内容も「映え」に特化したものとなっています。このようにコンテンツ内容を工夫した結果、フォロワー3万人程度から6.8万人(2023年10月現在)に増加しています。

ターゲットに響くコンテンツを研究することで、新たなターゲット層へのアプローチやブランドイメージの変革につながっています。

目的ブランディング
業界アパレル業界
SNSInstagram
コンテンツ特徴・ターゲットが関心を持ちそうなコンテンツ制作
・商品に関する情報は少ない

ロクシタン

引用:ロクシタン | L’OCCITANE en Provence(@loccitane_jp) • Instagram

化粧品ブランドである「ロクシタン」は、Instagramを活用してSNSマーケティングを成功させています。Instagramの機能である「リール」と「インスタライブ」を活用し、ユーザーがゲーム感覚で参加できる動画や商品紹介、ハウツー動画といったコンテンツを展開しています。

2023年10月時点で19.4万人のフォロワーを抱えており、ユーザーのファン化や信頼度向上、エンゲージメントの向上につながっています。

目的ブランディング
業界化粧品業界
SNSInstagram
コンテンツ特徴・リールを活用したユーザー参加型コンテンツの制作
・インスタライブを活用したユーザーとのコミュニケーション

【YouTube】のSNSマーケティング成功事例

YouTubeを活用してSNSマーケティングを成功させたのは、次の2社です。

  • Indeed Japan
  • 北欧、暮らしの道具店

Indeed Japan

引用:『Indeed×ONE PIECE コラボCM第2弾』 – YouTube

求人検索エンジン「Indeed」を運営するIndeed Japanは、YouTubeを活用してSNSマーケティングを成功させています。人気漫画「ワンピース」とのコラボレーションCMを制作し、テレビCMで放送したのちにYouTubeで長尺の動画を投稿しました。

2023年10月現在の総再生回数は740万回となっており、再生回数を大きく伸ばしています。漫画「ワンピース」の読者層の中心は20代の男女であり、若年層に効果的にアプローチできた事例といえます。

目的ブランディング
業界求人情報検索エンジン
SNSYouTube
コンテンツ特徴・ターゲットに影響力のあるインフルエンサーの起用
・テレビCM放送後、YouTubeで動画公開

北欧、暮らしの道具店

引用:北欧、暮らしの道具店 – YouTube

ECサイトの「北欧、暮らしの道具店」は、YouTubeを活用してSNSマーケティングを成功させています。直接的な商品の紹介ではなく、暮らしのなかに自然に商品が取り入れられている様子を映しています。サムネイルもブランドの世界観を意識したデザインにするなど、工夫されています。

その結果、チャンネルの登録者数は2年間で38万人から54万人へと増加しました。動画の総視聴回数や売上の増加などの効果もあり、顧客獲得につながっています。

目的ブランディング
業界家具 / 生活雑貨
SNSYouTube
コンテンツ特徴・ブランドの世界観を表す動画作り
・自然に商品を見せる工夫

【TikTok】のSNSマーケティング成功事例

TikTokを活用してSNSマーケティングを成功させたのは、次の1社です。

ドミノ・ピザ

引用:【公式】ドミノ・ピザ (@dominos_jp) オフィシャル| TikTok

宅配ピザチェーンである「ドミノ・ピザ」は、TikTokを活用してSNSマーケティングを成功させています。

ドミノ・ピザは、TikTokで「#ドミノチーズ100万」という商品のチーズの伸び具合を表現する企画を実施しました。投稿したユーザーのなかから「最高チーズ責任者」を任命し、ドミノ・ピザ本社での勤務後、報酬として100万円が提供されるという内容です。

この企画に参加するには、実際に商品を購入する必要があります。加えてインフルエンサーの協力も得ており「商品の魅力の訴求」と「企業の認知度アップ」につながりました。

目的顧客獲得
業界食品
SNSTikTok
コンテンツ特徴・ユーザー参加型のコンテンツ
・インフルエンサーの起用

【LINE】のSNSマーケティング成功事例

LINEを活用してSNSマーケティングを成功させたのは、次の1社です。

アサヒビール

引用:THE DRAFTERS(ドラフターズ) | LINE 公式アカウント

大手ビールメーカーである「アサヒビール」は、LINEを活用してSNSマーケティングを成功させています。2021年5月にリリースした「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」の申し込みやユーザーとのコミュニケーションをLINE公式アカウントを通じておこなっています。

またアンケートを通じて「自宅での酒の飲む頻度・量」といったデータを収集しています。このデータを活用し、顧客ごとに最適なサービスを提供しています。

顧客との接点を日常的に使用するSNSであるLINEに限定することで「顧客獲得」や「高い継続率の維持」といった成果につながっています。

目的顧客獲得
業界ビール業界
SNSLINE
コンテンツ特徴・ユーザーごとに最適化されたコンテンツ配信
・サービスの申し込みなどをLINEに集約

SNSマーケティング成功のポイント

SNSマーケティングを成功させるためには、以下の9つのポイントを押さえましょう。

  1. ユーザーに有益なコンテンツの提供
  2. ターゲットに響くコンテンツ作りとPDCA
  3.  SNS特性への最適化
  4. インフルエンサーの活用
  5. 効果的なキャンペーンの実施
  6. 広告配信との組み合わせ
  7. SNSの新機能の積極的活用
  8. ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用
  9. SNS運用代行会社へアウトソーシング

ユーザーに有益なコンテンツの提供

ユーザーにとって面白い、役立つ、共感できるコンテンツを提供することで、企業アカウントへの好感度や信頼度を高めることができます。例えば、商品の使用方法や業界のトレンド情報、ユーザーの日常生活に役立つヒントなどを発信することが効果的です。これにより、ユーザーはアカウントをフォローし続け、後に企業のファンになる可能性が高まります。

ターゲットに響くコンテンツ作りとPDCA

ターゲット層の理解を深め、彼らの興味や需要に合わせたコンテンツを継続的に研究・改善しし続けることが大切です。具体的には、投稿の反応を細かく分析し、エンゲージメント率の高いコンテンツの特徴を把握します。そして、その知見を基に新たなコンテンツを作成し、再度反応を見るというサイクルを繰り返します。この過程で、ターゲットの好みや行動パターンをより深く理解し、効果的なコンテンツ戦略を構築することができます。

 SNS特性への最適化

各SNSプラットフォームには独自の特徴があり、それぞれに適したコンテンツ形式や投稿戦略が存在します。例えば、Instagramではビジュアル重視のコンテンツが効果的であり、X(Twitter)では即時性のある情報や簡潔なメッセージが重要です。YouTubeでは長尺の動画コンテンツが可能で、詳細な情報提供や物語性のある内容が求められます。各プラットフォームの特性を理解し、それに合わせたコンテンツ制作と投稿戦略を立てることが成功の鍵となります

インフルエンサーの活用

影響力のあるインフルエンサーとのコラボレーションは、ブランドの認知度と好感度を急速に高める効果があります。ターゲット層に人気のインフルエンサーを適切に選定し、彼らの個性や世界観とブランドのメッセージを融合させることで、より自然で説得力のある宣伝が可能になります。また、インフルエンサーのフォロワーを通じて、新たな潜在顧客層にリーチすることもできます。

効果的なキャンペーンの実施

SNS上でのキャンペーンは、ユーザー参加を促し、ブランドとの関係性を強化する重要な手段です。成功するキャンペーンの特徴として、シンプルな応募条件、魅力的な特典、そして参加者の創造性を引き出す仕掛けが挙げられます。例えば、ハッシュタグを使った投稿キャンペーンや、ユーザー参加型のコンテスト形式のイベントなどが効果的です。これらを通じて、フォロワー数の増加やエンゲージメント率の向上を図ることができます。

広告配信との組み合わせ

オーガニック投稿だけでは限られたリーチしか得られませんが、広告配信を組み合わせることで、ターゲット層により効果的にアプローチできます。具体的には、まず自社のSNSアカウントで魅力的なコンテンツを投稿し、その中から最も反応の良かった投稿を広告として配信します。SNSプラットフォームの高度なターゲティング機能を活用することで、年齢、性別、興味関心、行動履歴などに基づいて、最適な潜在顧客に広告を届けることができます。

例えば、ある商品の投稿で高いエンゲージメントが得られた場合、その投稿を広告として配信し、興味を持ちそうなユーザー層に集中的にアプローチします。また、自社のウェブサイトを訪れたユーザーに対してリターゲティング広告を実施することで、商品への興味を再度喚起し、購買可能性を高めることができます

SNSの新機能の積極的活用

SNSプラットフォームは常に新しい機能を開発しており、これらを迅速かつ創造的に活用することが成功への鍵となります。最新の機能を取り入れることで、競合他社との差別化を図り、ユーザーの興味を引くことができます。特に注目すべきは、短尺動画コンテンツの機能です。InstagramのリールやTikTok、YouTubeショートなどは、ユーザーの注意を瞬時に引き付ける力を持っています。

また、ライブ配信機能も非常に重要です。リアルタイムでユーザーと直接コミュニケーションを取ることができ、製品紹介、Q&Aセッション、イベント中継など、多様な活用が可能です。さらに、AR(拡張現実)機能を使った仮想試着や商品配置など、インタラクティブな体験を提供することで、ユーザーエンゲージメントを大幅に向上させることができます。

ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用

ユーザー生成コンテンツ(UGC)は、ブランドの信頼性と親近感を高める最も効果的な方法の一つです。ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーに自発的にブランドについて語ってもらうための優れた戦略となります。具体的には、ブランドに関連する独自のハッシュタグを作成し、ユーザーに投稿を促します。

例えば、「#我が家の〇〇」や「#使ってみた」といったハッシュタグを使用し、ユーザーに製品の使用体験や感想を共有してもらいます。これにより、潜在顧客は実際のユーザーの生の声を知ることができ、製品への信頼感が高まります。キャンペーンをさらに魅力的にするために、投稿者の中から抽選で特典を進呈するなどの仕掛けも効果的です。

SNS運用代行会社へアウトソーシング

SNSの運用は全て自社だけで行う必要はありません。SNS運用代行会社では、SNSの専門家が、日々の投稿業務やコンテンツ作成を代行し、運用にかかるコストを削減しながら効果的にSNSを運用することが可能となります。

SNS運用代行会社には、様々な種類の会社が存在しているため、ニーズに応じて柔軟に対応してくれます。SNS運用代行会社については、以下の記事にて詳しく解説しています。選び方や比較ポイントをもとに、自社に合ったSNS運用代行会社を見つけることができる内容のため、参考にしてみてください。

SNSマーケティング注意点

SNSマーケティングの成功事例から学べる注意点は、次の3つです。

  • 成果は中長期的に考える
  • 「作成」が滞らない工夫を
  • 「面白い」「役に立つ」コンテンツを

成果は中長期的に考える

SNSマーケティングは、成果が出るまで時間がかかります。そのため、成果は中長期的に考えましょう

SNSマーケティングを成功させるには「戦略を立てる」「KPIを立てる」「分析・改善を重ねる」といった取り組みが重要です。SNSマーケティングのKPIは「フォロワー数」や「インプレッション数」などがあります。自社の事業に応じて設定し、SNSを運用しながら分析・改善を重ねましょう

SNSマーケティングの戦略の立て方については、以下の記事で解説しています。

「作成」が滞らない工夫を

SNSマーケティングに投稿するコンテンツの「作成」が滞らないように工夫しましょう。

SNSマーケティングやオウンドメディアなどが失敗する原因の1つに「コンテンツの作成が滞る」といったものがあります。

「SNSマーケティング会社などの外部の人材に支援してもらう」「定例ミーティングを実施する」といった工夫をし、コンテンツの作成が滞らないように注意しましょう。

「面白い」「役に立つ」コンテンツを

SNSに投稿するコンテンツは、ユーザーに「面白い」「役に立つ」と感じてもらえる内容にしましょう。

ユーザーからの好感度が高いコンテンツは、拡散される可能性が高まります。そうすれば、リーチ数の増加をはじめとした効果が期待できます。また「ハウツーガイド」や「製品の使い方」といった役立つ情報を発信することで、企業の信頼度が高まります。

宣伝ベースにならないように注意し、ユーザーが楽しめる有益な情報を発信しましょう。

SNSマーケティングの最新トレンド

2025年以降、SNSマーケティングはさらなる進化を遂げると予想されます。AIの進化により、よりパーソナライズされた顧客体験の提供が可能になるでしょう。また、短尺動画や音声コンテンツの重要性が増す一方で、メタバースとの統合により、より没入感のある体験型マーケティングが主流になると考えられます。

成功するSNSマーケティング戦略には、これらのトレンドを踏まえつつ、ユーザーとの信頼関係を築き、長期的なブランド価値の向上を目指すことが重要です。常に変化するSNS環境に柔軟に対応しながら、一貫したブランドメッセージを発信し続けることが、今後のSNSマーケティングの鍵となるでしょう。

まとめ

SNSマーケティングで成功した企業は、企業の規模・ビジネス形態・事業に応じてさまざまな工夫をこらしています。自社と似た企業の成功事例を参考にすることで、SNSマーケティングの成功に近づきます。

成功事例から学ぶ3つの注意点も踏まえ、SNSマーケティングを実施する際の参考にしてみてください。

b-pos編集部