SEOに強い記事とは?書き方を6ステップで解説【具体例付き】
SEOに強い記事を書くためには、以下の2つが非常に大切になります。
- ユーザーにとって有益である
- 検索エンジンに正しく認識されている
当記事では、これらを満たした記事を書くための手順を具体例付きで6つのステップで解説していきます。
記事の最後には、読みやすい文章を書くためのコツを10個厳選してご紹介してますので、ぜひ最後まで目を通していただければ幸いです。
SEOに強い記事を書くための前準備
SEOに強い記事を書く上で大切なのが、Google(検索エンジン)について知ることです。
現状、ただ単にいい文章を書けば検索結果の上位に表示されるわけではありません。Googleが考える正解に近づけることがSEO対策において非常に大切なんですね。
そこで、検索エンジンはどのような記事を好み、どのようなサイトの構造であるべきなのか等を先に把握しておきましょう。
以下の2つはこれから記事を書き始める前にぜひ確認しておきたい項目です。必ず目をとおしてください。
Googleの理念を知る | Googleの考え方、今後の方針を知れる コンテンツを作る際に方向性がブレるをを防ぐ |
Google向けのサイト構造 | Googleが推奨するサイトの構造になっているか 良質なコンテンツを作っても正しく認識されなければ意味がない |
Googleの理念を知る
Googleの理念から、検索エンジンがこれから向かう方向性を知ることができます。ここで目を通しておきたいのが公式に発表している「Google が掲げる 10 の事実」です。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
Google が掲げる 10 の事実
上記は、Googleが常に事実であるよう願い、努めているリストになります。この内容を見ることで、Googleがユーザーファーストを非常に大切にしていることが分かります。
現在、Googleの検索ランキングシステムの仕組みは世間に公表されておりません。そのため、この条件を満たせば検索結果の上位を取れる!という明確な指標が存在しません。
様々な企業が調査・検証した結果、上位を取れるテクニック等が多数出回っていますが、検索ランキングのアルゴリズムは日々進化しているため、今も効果的かどうかは誰にも分からないんですね。(アルゴリズム変更は年に何回も行われている)
そのため、事実ベースで信用できるこの理念は、自分自身がコンテンツを制作する上で、内容や方針がブレるのを防いでくれる重要な指標となります。
Google向けのサイト構造
どれだけ良質なコンテンツを制作しても、メディアの構造が検索エンジンに適した状態でなければ、正しく評価されない可能性があります。
以下は、最低限やっておきたい内部対策のリストになりますので、一度目を通してみてください。
項目 | 対策内容 |
---|---|
SSL化 | URLが「https://」から始まっている |
表示速度 | ユーザーにとって快適な速度でページが表示される |
モバイルフレンドリー | モバイルデバイスでの表示 |
URLの正規化 | ページの評価分散を防ぐ |
XMLサイトマップの送信 | 検索エンジンが情報を正しく認識する |
構造化データの利用 | 検索結果での見え方を工夫できる |
パンくずリストの設置 | ページの構造を理解しやすくする |
必ずしもすべて対策する必要はありませんが、どれもGoogleが公式に推奨するものばかりです。以下に各施策別に必要な理由と根拠を解説してますので、すでにお済みかどうかご確認ください。
SEOに強いのはどんな記事?
Googleの理念を踏まえるとユーザーに寄り添ったコンテンツを作ることが大切だと判明しました。ではユーザーファーストの記事ってどんなコンテンツなのでしょうか?
Googleの公式ドキュメントを参考に、重視すべきと判断した要素を以下に3つまとめました。
- 検索意図と合致している
- E-E-A-Tを意識している
- 内容の網羅性が高い
これらの条件を満たしたコンテンツであれば、ユーザーファーストかつ高品質なコンテンツである可能性が非常に高いので、順番にみていきましょう。
検索意図と合致している
検索意図とは、ユーザーが検索する際に考えていることです。
ユーザーはGoogle検索にキーワードを打ち込んで検索する際に、必ず何かしらのニーズを持っています。この課題を解決してあげることが、ユーザーの満足度を高めることに繋がります。
実際にGoogle検索セントラルでは、キーワードを考慮してコンテンツを制作することがユーザーにとって良い結果をもたらすと明示しています。
ユーザーがコンテンツを探すときに検索しそうなキーワードを考えてみましょう。そのトピックについてよく知っているユーザーは、よく知らないユーザーとは異なるキーワードを検索クエリで使用するかもしれません。たとえば、長年のサッカーファンは国際サッカー連盟(Fédération Internationale de Football Association)の略語である「fifa」を検索し、新しいファンは「サッカー プレーオフ」のような一般的なクエリを使用するかもしれません。検索行動におけるこのような違いを予測し、コンテンツを記述する際に考慮する(キーワードを適切にミックスする)ことで、良い結果がもたらされる可能性があります。
読者が求めているものを把握して提供する
キーワードから検索意図を汲み取る方法ですが、以下が簡単な流れになります。(例:ダイエット 食事 コンビニ)
検索キーワード | ダイエット 食事 コンビニ |
予想される検索意図 | コンビニで販売しているヘルシーな食品を探している |
検索意図を汲み取った内容 | 各種コンビニチェーンの低カロリー商品を30種類紹介しよう |
上記のように、検索キーワードから予想される悩みを汲み取り、その解決策を提案することで、ユーザーの満足度を上げることができるんですね。
E-E-A-Tを意識している
E-E-A-Tとは、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されてるウェブサイトの評価基準の略称で、それぞれ以下の4つの項目に分かれています。これらを意識することで、検索結果の上位を取りやすいコンテンツに仕上げることができます。
Experience(経験) | 実体験をもとに作られた情報かどうか 例)素人より10年経験したほうが信頼できる |
Expertise(専門性) | 特定の分野に深い知見を持った人が提供している情報か 例)医療関連の情報は医者が書いたほうが信頼できる |
Authoritativeness(権威性) | 情報の提供者がどれだけ社会的に承認を受けているか 例)数々の有名な賞を受賞した媒体は信頼できる |
Trustworthiness(信頼性) | 信頼できる情報源かどうか 例)信用できる文献から引用している情報である |
これらの品質評価基準について、Googleは公式に以下のように明示しています。
E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。
E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて
直接的に影響するわけではないが、トピックによっては間接的な効果が期待できるようです。
内容の網羅性が高い
読者が目的を達成するために必要な情報が抜け漏れがなく記載されているかを指します。実際にGoogle検索セントラルでは、情報量の不足により、ユーザーの目的が達成されないコンテンツは避けるべき事項として記載されています。
高品質のコンテンツを作成するには、時間、労力、専門知識、才能 / スキルのうち少なくとも 1 つが十分にあることが必要です。コンテンツが事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを確認してください。したがって、たとえばページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。
避けるべき事項:
コンテンツが不足しており、ページの目的が果たされていない。
テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する
上記でも述べておりますが、レシピを紹介する時に大切なのは、そのレシピを読者が再現できるかどうかになります。どれだけ詳しく書かれていても読者がこの料理を作れなければ意味がありません。
情報量を増やすのではなく、ユーザーが課題を解決するために必要な情報がすべて含まれているかどうかを考えて網羅性の高い記事を書きましょう。
SEOに強い記事を書く6つのステップ
それではキーワードを選んで記事を公開するまでの流れを6つのステップでご紹介します。
今回は「コンビニ 食事 ダイエット」を例に順番に解説していきます。
- 対策キーワードの決定
- キーワードのリサーチ
- 仮タイトルとリードの作成
- 構成(骨子)の作成
- 本文の作成
- CMSに入稿
対策キーワードの決定
まずは、どのキーワードに対して記事を書くのかをきめます。このタイミングでは、すでにキーワード選定が終わり、将来的に書くべきキーワードのリストが完成しているのが理想です。
このキーワード選定に関しては、以下の記事で解説してますので、ぜひ参考にしてください。
キーワードに複数候補があり、どこから手をつけようか悩む場合は、ロングテールキーワード(3語以上で構成されるKW)から書き始めることをオススメします。
例えば、「seo 記事」と「seo 記事 文字数」があれば、後者から書き始める感じですね。こちらのほうが検索意図を具体的に把握しやすいので、執筆難易度が低いです。
キーワードのリサーチ
次に決定したキーワードを調査して、検索したユーザーのニーズを深掘りしていきます。ここでさらなるヒントを得るために以下のキーワードを調査します。
キーワード種別 | 取得ツール |
---|---|
サジェストキーワード | 検索エンジンの検索窓に入力した際に表示される候補 ラッコキーワードで取得可 |
再検索キーワード | 検索キーワードに続いて入力する頻度の高いキーワード LSI調査ツールで取得可(Twitterでパス取得する必要アリ) |
類似率が高いキーワード | 対策キーワードとは別に上位サイトの獲得率が高いキーワード ruri-coで取得可(検索ボリュームも取得可) |
これらは、ユーザーが潜在的に持っているニーズを引き出すために利用します。例えば「ダイエット 食事 コンビニ」でそれぞれ調査すると以下のような意図を把握できます。(一部だけ抜粋しています。)
キーワード種別 | 把握できる検索意図 |
---|---|
対策キーワード | ダイエット 食事 コンビニ →ヘルシーなコンビニ飯を知りたい |
サジェストキーワード | ダイエット 食事 コンビニ セブンイレブン →セブンイレブンの商品を知りたい ダイエット 食事 コンビニ 1週間 →1週間分のメニューを組んでほしい |
再検索キーワード | コンビニランチ ダイエット ローソン コンビニランチ ダイエット ファミマ →各種コンビニチェーン別の商品を知りたい (しかもランチメイン) |
類似率が高いキーワード | コンビニ 低糖質 コンビニ糖質制限 →低糖質な食品を探している |
関連するキーワードが増えることで、ユーザーの思考をより具体的に知ることができます。(本来はもっと多くのキーワード候補が出てきます。)
ここで出したキーワード別に推測したニーズは、ドキュメント等に箇条書きで書き出しておいてください。
仮タイトルとリードの作成
キーワードから得た情報をもとに、読者が最も知りたいことを考えます。この結論をもとに仮の記事タイトルとリード文を考えましょう。
これらはあくまで仮ですので、そこまで真剣に書かなくてもかまいません。
タイトル | ニーズを直接的に反映させたシンプルなタイトルでOK 例)ダイエット中にオススメのコンビニご飯15選 |
リード文 | 読者が知りたい情報を含めた簡潔な文章でOK 例)いまやコンビニにも低糖質でカロリーの低い食品が多数販売されています。 今回はその中からコンビニチェーン別にオススメの商品を紹介します。 |
上記はどちらも記事の内容を要約したものになりますので、この2つを最初に決めることで、「記事の方向性を決める」「結論がブレるのを防ぐ」等の役割も兼ねています。
ゴールを定めるための仮情報なので、記事を書き終えたあとにブラッシュアップしましょう。
構成(骨子)の作成
キーワードリサーチで書き出したニーズを整理して構成を作っていきます。
なお、ここでの構成は「h2見出し」と「h3見出し」の集合体になります。例えば「ダイエット 食事 コンビニ」の場合は以下のような形式になります。
- h2:ダイエット向きなコンビニごはんを選ぶコツ
- h3:カロリーは500kcal以下
- h3:糖質は40g以内に抑える
- h3:タンパク質の量も考慮する
- h2:セブンイレブンのおすすめコンビニ昼ごはん5つ
- h3:弁当A
- h3:弁当B
- ︙
最初はh3までで問題ありません。h3内のセクションを書き始めた際に、情報量が多ければh4で細分化していきましょう。
なお、上記のように構成を整理する際には、以下の順番で試してみてください。
- 重複しているニーズを削除
- 検索意図と離れているニーズを削除
- 似たような悩みをカテゴライズ
- 分類した悩みの親をh2
- 分類した悩み1つ1つをh3
- 論理的な流れに順番を変更
- 各見出しの文言調整、対策キーワードを含める
はじめはどの情報を含めるかが構成を立てる上で難しいですが、上位表示されている競合記事を参考にして調整していきましょう。
本文の作成
完成した構成の各見出しの中身を書いていきます。各セクション(見出し)では、PREP法で書き進めるのが理想ですが、慣れるまでは以下の手順でかければ問題ありません。
- 手短に結論を述べる
- その理由を書く(根拠を具体的に)
- 再度結論を違う言い回しで書く
例えば、構成例の中の「h3:カロリーは500kcal以下」の本文をこの流れで書くと以下になります。
結論 | 1食あたりのカロリーを500kcal以下に抑えましょう。 |
理由 | 一般女性の消費カロリーの目安が1500kcalのため、 1食500kcalに抑えなければカロリーの取りすぎになってしまいます。 |
結論 | 成分表をみてカロリーを把握することが大切です。 |
見出しに肉付けして情報量を増やしただけですが、具体的な理由を添えるだけで、説得力のある文章になります。
この流れを意識して記事を書けるようになったら、当記事の後半で紹介している読みやすい記事を書くためのコツ10個を参考に文章を整えましょう。
CMSに入稿(公開)
文章が完成したらWordPress等のCMSに書き込み、公開する作業を行います。この入稿作業で大切なのは、以下の2つです。
ビジュアライズ | 視覚的に理解しやすいよう記事を装飾する作業 例)図解やグラフの挿入、テーブルの利用 等 |
検索エンジン対策 | 検索エンジンが認識しやすいよう必要な情報の入力 例)title、metaタグの入力、対策キーワードを入れる 等 |
ビジュアライズは、自分が記事を読んだときに「見やすい」「理解しやすい」と思えるレベルに持っていけば問題ありません。具体的な方法はこちらのコツをご覧ください。
なお、検索エンジン向けにキーワードを入れる箇所などは、以下の記事で紹介してますので、公開前に必ず漏れがないかご確認ください。
読みやすい記事を書くためのコツ10個
どれだけSEOライティングのポイントを抑えていても、読みにくい文章ならすぐに離脱されてしまいます。記事の読みやすさは、ユーザビリティに大きく関係するので、必ず公開前にチェックしましょう。
検索エンジンから流入してきたユーザーならなおさらですが、大事なところだけを探していたり、目次を見て大枠を理解したりと、読み手は記事を隅々まで真剣に読んでくれる訳ではありません。
できるだけユーザーが頭を使わずとも理解できるような記事に仕上げることが非常に大切です。以下に読みやすい記事を作るためのポイントを10個厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
- 結論から述べているか
- 1文が長すぎないか
- 空白行を入れているか
- 主語を省略しない
- 曖昧な表現を避ける
- 専門用語を控える
- 同じ言い回しを使わない
- 同じ単語を連続して使わない
- 太字を利用する
- 視覚化する
結論から述べているか
記事や各セクション内では、最初に結論を述べましょう。情報を探しているユーザーは早く結論を知りたいと考えているケースが多いため、以下の順番で文章を構成しましょう。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
上記は、PREP法と呼ばれる手法で、こちらを本文に用いることで、説得力のある文章を書くことができます。読み手もストレスを感じにくいので、文章の構成を見直しましょう。
1文が長すぎないか
1文を短くすることで、文章が読みやすくなります。例えば、以下の2つの文章ならどちらが頭に入ってきやすいでしょうか?
NG 読みにくい例)
Webライティングでの成功は、読者が何を求めているのかを理解すること、その上で関連キーワードを見つけて配置し、文章内で結論を最初に明示し、そしてデータや事実に基づいた引用とリンクを多用して内容を裏付けながら、視覚的な要素で補完することが求められます。
OK 読みやすい例)
Webライティングにはいくつかの要素が重要です。最初に、読者が何を求めているのかを理解します。次に、関連するキーワードを選んで記事に織り交ぜます。さらに、記事の最初で結論を明示します。最後に、データや事実に基づいた引用とリンクで内容を裏付け、視覚的要素で情報を補完します。
後者のほうが頭にすっと情報が入ってきますよね。ただ、短く切りすぎると単調な文章になりますので、「短くする」というより「長くしすぎない」を意識して調整することをオススメします。
空白行を入れているか
1文を短くするのに加え、2〜3行程度で空白行を入れることを心がけましょう。当記事もそうですが、だいたい2行程度で空白行をはさむようにしています。
こうすることで、文章の区切りが分かりやすくなり、ユーザーは「読みやすい」「頭に入ってきやすい」と感じるようになります。
なお、2行を目安にしているのは、モバイルデバイスでも見やすくするためです。スマートフォンで記事を見ると、文章の折返しによってPC時の倍程度の行数になりますので、こちらもご注意ください。(PCで2行ならスマホで4行になる)
主語を省略しない
普段の会話では主語を省くことが多いですが、文章の場合に主語を省略するのはNGです。
主語の省略は、読者が前後の文脈を理解している前提の上で成り立ちます。流し読みするようなユーザーにとって、主語がなければただ単に分かりにくい文章になってしまうんですね。
また、主語には、指示代名詞ではなく、固有名詞を使うようにしましょう。
NG)指示代名詞 | 人や物事を指し示すときに使う言葉は使わない 例)あれ、これ、それ 等 |
OK)固有名詞 | 区別するために与えられた特有の名称を使う 例)SEO対策、Google、リスティング広告 等 |
指示代名詞も主語の省略と同じように真剣に読んでいなければ理解できないため、使うべきではありません。人だけでなく、クローラーが理解しやすい文章にするためにも、主語単体で理解できる固有名詞を使いましょう。
曖昧な表現を避ける
記事の書き始めでよく使われるのが「しっかり」という表現です。このように曖昧で全く程度が伝わらない言葉を使うのはやめましょう。
以下のような言葉は、文章に使われているだけで稚拙に感じてしまいます。
- しっかり
- いろいろ
- すごい 等
もし表現力を高めたいのであれば、具体的な数値や視覚的表現を使うようにしましょう。特に数字は強い具体性を持っているので、誰にでも等しく伝わりやすいです。
専門用語を控える
読みやすい文章にするためには、誰でも理解できる言葉を使うことが大切です。例えば、以下はSEO専門用語を並べて作った文章ですが、SEO担当者でなければ意味が分からないですよね。
NG 例)
SERPでの強調スニペット獲得を目指して、適切なスキーママークアップを施した。
OK 例)
強調スニペット(記事が検索結果の最上部に強調表示されること)を獲得するために、記事を生成するコードを検索エンジンが理解しやすい形に書き換えた。
また、どうしても専門用語を使いたい場合は、上記のように()等で補足説明を入れてあげると、読み手は理解しやすくなるのでおすすめです。
同じ言い回しを使わない
文末表現には「です。」「ます。」等がありますが、同じ表現が何度も続かないように注意しましょう。目安としては同じ語尾が3回連続で続くとアウトです。
NG 例)
Webライティングで大切なのは簡潔に述べることです。1文を短く区切り、空白行を入れると読者は理解しやすいです。さらに同じ言い回しを避ければライターとして一人前です。
OK 例)
Webライティングで大切なのは簡潔に述べることです。1文を短く区切り、空白行を入れると読者は理解しやすくなります。さらに同じ言い回しを避ければライターとして一人前になれるでしょう。
上記は「です。」を違う表現に変えただけですが、違和感がなくなりましたよね。語尾を気をつけるだけでここまで文章のリズムが変わります。
同じ単語を連続で使わない
文中に同じ単語が何度も出てくると、ユーザーは非常に読みにくいと感じてしまいます。主語には固有名詞を使おうと述べましたが、近い距離で多用するのは避けましょう。
NG 例)
SEOで効果的なのは高品質なコンテンツを作成することです。目を引くコンテンツではなく、読者から評価されるコンテンツを目指そう。
OK 例)
SEOで効果的なのは高品質なコンテンツを作成することです。目を引くのではなく、読者から評価される内容を目指そう。
もし近くで同じ言葉を使ってしまった場合、上記のように省略するか、似たような言葉に置き換えることで、読みやすさを保てます。
太字を利用する
当記事のように文中の伝えたい部分には、太字やマーカー等で強調表示しましょう。文中に太字がなければ、見た目のコントラストが弱く、どこを読めばいいのか一目で見つけれられません。
流し見したいユーザーもスラスラと読めるように、以下に注意してテキストを装飾しましょう。
- 大切なところだけ(そこだけ読めば伝わるのが理想)
- 1セクション(見出し)内に2〜3箇所まで
- 1文の大切な箇所だけ太字を入れる
文章を書き終えたあとでもいいので、ここ伝えたいな〜、大事だな〜と感じた部分は太字にしましょう。
視覚化する
基本的にユーザーは文章を読んでいません。できる限り画像やグラフ等を使って、文字だけが並ぶ状態を避けましょう。
当記事でも1セクションに1つは何かしら視覚化できるようなコンテンツを挿入するよう心がけています。例えば、以下のようなコンテンツを挿入するとよいでしょう。
- リスト(箇条書き)
- ボックスデザイン
- 画像(図解やグラフなど)
- テーブル(表)
- 吹き出し 等
パワポ資料のような図解を盛り込めれば非常に分かりやすいですが、記事に割けるリソースが少ないと厳しいですよね。テキストをボックスで囲む、箇条書きを使う、テーブルで情報をまとめる等は、エディタ上で気軽にできるので、オススメです。
SEO対策は記事を公開したあとが大切
SEOに強い記事の書き方について解説しました。いきなり最初から高品質な記事を書くのは難しいので、公開後にリライトを重ねて品質を上げていくのが一般的です。
特にクオリティを意識しすぎるとスピード感も下がるので、出始めは7割程度のクオリティで、リライトを1度行うごとに1割上げるくらいが良いかもしれません。
今回ご紹介した内容を以下にまとめましたので、すでに執筆した記事の確認にもお使いください。
記事を書く前の準備 | ・Googleの理念が頭に入っているか ・サイトの土台が出来ているか |
SEOに強い記事の条件 | ・検索意図と合致している ・E-E-A-Tを意識している ・内容の網羅性が高い |
記事の書き方6ステップ | 1. 対策キーワードの決定 2. キーワードのリサーチ 3. 仮タイトルとリードの作成 4. 構成(骨子)の作成 5. 本文の作成 6. CMSに入稿 |
読みやすい記事を書くコツ10 | ・結論から述べているか ・1文が長すぎないか ・空白行を入れているか ・主語を省略しない ・曖昧な表現を避ける ・専門用語を控える ・同じ言い回しを使わない ・同じ単語を連続して使わない ・太字を利用する ・視覚化する |
b-pos編集部
代行・外注サービスの比較サイトb-pos(ビーポス)の編集部。b-posは、BPOサービスの比較検討時に知っておきたい情報やサービスの選び方について解説するメディアです。サービスの掲載企業の方はこちらから(https://b-pos.jp/)