リスティング広告運用における外注活用の実態調査レポートー効果的な活用方法と選定基準が明らかに

「リスティング広告の運用を自社で続けるべきか、それとも外注すべきか?」多くのマーケティング担当者が抱えるこの判断。間違った選択をすると、限られた広告予算を無駄にし、競合他社に差をつけられてしまう可能性があります。
一方で、適切な外注活用ができれば、専門的なノウハウを活用して広告効果を最大化し、社内リソースを戦略的な業務に集中させることも可能です。しかし、これまで外注活用の実態を示す客観的なデータは不足していました。
そこでBPOサービス比較サイト「b-pos」を運営する株式会社Coneは、リスティング広告運用の外注経験者159名を対象とした実態調査を実施。外注活用の効果、最適な業務の切り分け方、費用対効果など、データに基づいた外注活用の実態が明らかになりました。
調査結果をすべてまとめたレポート資料はこちらからダウンロード可能です。
https://b-pos.jp/download/?ids=23691
目次
調査概要
調査対象 | リスティング広告運用の外注経験のある20~60代の男女159名 |
調査期間 | 2025年6月10日 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査実施 | BPOサービス比較サイト「b-pos」を運営する株式会社Cone |
本調査では、実際にリスティング広告運用の外注を経験した担当者のリアルな声を収集し、外注活用の実態を多角的に分析しています。
リスティング広告運用の現状:全体の約7割が外注を活用
リスティング広告運用に取り組む企業247社への調査では、約70%の企業が一部またはすべての業務をアウトソースしていることが判明。多くの企業が外注活用に踏み切っている実態が明らかになりました。

また、リスティング広告運用で外注を活用している企業の約7割はBtoB企業が占めるという結果に。ITサービスやソフトウェア・SaaS、製造業、建設・不動産、金融・保険・コンサルティングなどの企業が積極的に外注を活用しています。

最も注目すべきは外注に対する満足度です。現状のリスティング広告の成果について、約75%の企業が「非常に満足」「やや満足」と回答しており、外注活用による高い効果が数値で証明されています。

リスティング広告運用を外注すべき、3つのケース
調査結果から、外注で得られた効果を分析すると、以下の3つのケースで外注活用が特に有効であることがわかります。

①広告予算を最適化したい
外注で得られた効果として最も多いのが「広告予算の最適化」(16.4%)でした。限られた予算内で最大の成果を上げるには、キーワードの選定、入札戦略、配信時間の調整など、専門的な運用ノウハウが不可欠です。
特に月間50-100万円以上の出稿を行っている企業では、わずかな運用改善でも大きな効果の差が生まれるため、専門家のノウハウを活用することで予算効率を大幅に向上させることができます。
②運用工数を削減したい
「運用工数の削減」(12.3%)も主要な外注効果の一つです。リスティング広告は日々の入札調整、キーワードの追加・除外、広告文のA/Bテスト、レポート作成など、継続的な作業が必要になります。
これらの作業を外注することで、社内のマーケティング担当者はより戦略的な業務や他の重要なマーケティング施策に集中できるようになります。
③獲得単価(CPA)を改善したい
「CPA(獲得単価)の抑制」(11.2%)、「CTR(クリック率)の向上」(11.4%)、「CVR(コンバージョン率)の向上」(9.3%)といった成果指標の改善も外注の大きなメリットです。
専門的な運用ノウハウを持つ外注先では、効果的なキーワード選定、魅力的な広告文作成、ランディングページとの連動性向上など、各段階での最適化により、最終的な獲得単価の改善を実現しています。
どんな業務を外注すべき?満足度の高い業務TOP3
外注する業務も運用成果に大きく影響します。調査結果から、依頼が多いかつ満足度も高い業務が明らかになりました。
依頼の多い外注業務TOP3

- 媒体選定のアドバイス:15.2%
- キーワードの選定・調整:14.3%
- 入札戦略などの戦略立案:13.4%
広告主は、専門的な知識が必要な意思決定のサポートを積極的に依頼していることがわかります。
満足度の高い外注業務TOP3

- アカウントの初期設定:満足度82.4%
- サイト改善のアドバイス:満足度80.8%
- 広告文の作成・改善:満足度80.0%
専門的なノウハウが必要な業務ほど、外注による満足度が高い傾向にあることが明らかになりました。特にアカウント設計や広告文作成といった、成果に直結する業務での外注効果が高く評価されています。
外注活用で失敗しないためには「想定シミュレーションへの納得感」が重要に
調査では、成果満足度によって選定ポイントに明確な違いがあることが判明しました。

成果満足度の高い企業(やや満足以上)
- 「想定シミュレーションへの納得感」を最重視(18.3%)
- 予算内での具体的な成果予測を重要視
成果満足度の低い企業(どちらともいえない以下)
- 「運用担当者のスキル」を重視(16.2%)
- 「想定シミュレーションへの納得感」は低い(7.1%)
成功企業は、担当者のスキルよりも自社予算内でどれだけの成果を期待できるかの明確な提示を重視しています。外注先選定時は、必ず具体的なシミュレーションを提出してもらい、その内容に納得できるかを判断基準にすることが重要です。
さいごに
今回ご紹介したのは調査結果のハイライトです。より詳細な外注活用の判断基準や実践的な選定ガイドをお求めの方は、調査の完全版データをまとめたホワイトペーパー「リスティング広告運用における外注活用の実態調査」をご用意しています。

▼ホワイトペーパー無料ダウンロードはこちら
https://b-pos.jp/download/?ids=23691
外注を決めた後は、最適なパートナー選びが重要です。調査データをもとに厳選したおすすめのリスティング広告運用代行会社14選の比較記事もご用意しています。各社の特徴、料金体系、得意分野を詳しく解説していますので、具体的な検討にお役立てください。
▼厳選!リスティング広告運用代行おすすめ14選の比較記事はこちら
https://b-pos.jp/f017/

b-pos編集部
代行・外注サービスの比較サイトb-pos(ビーポス)の編集部。b-posは、BPOサービスの比較検討時に知っておきたい情報や、内製化・成果向上に繋げるノウハウについて解説するメディアです。サービスの掲載企業の方はこちらから(https://b-pos.jp/lp)