ひとり情シスとは?3つの問題点とその解決策を解説

「ひとり情シスの状態で解決策はある?」
「ひとり情シスに陥るのはなぜ?」

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

社内のシステム構築やIT機器の保守・運用をなどを担う情報システム部門。企業の事業を支える重要な役割を担っていますが、IT人材不足やコスト削減により「ひとり情シス」の状況になっている企業も少なくありません。

本記事では、ひとり情シスの概要をはじめ、解決策やサービスについて詳しく解説します。

ひとり情シスとは?

そもそも情シスとは「情報システム(部門)」の略称であり、社内で扱う情報システムの開発・運用・保守などに携わる部門です。

そして「ひとり情シス」とは、情報システムを担当する業務を1人、もしくは1人〜3人など少人数で情報システムを部門の役割を担当することを意味します。

情報システム部門は、デジタル化の促進から設置している企業も多い部署であり、ITや期間システムの保守・運用などの役割を担っています。

ひとり情シスが増加している背景

ひとり情シスが増加している理由としては以下3つの背景が挙げられます。

  1. IT人材の不足
  2. クラウドサービスへの移行
  3. 経営層の理解不足からの離職

最適な解決策を行うためにも現状の問題を把握しておきましょう。

1. IT人材の不足

ひとり情シスが起きている背景には、IT人材の不足が挙げられます。

経済産業省が公表した「IT人材育成の状況等について」では、2024年時点で約40万人ものIT人材が不足しており、2030年の段階では約59万人に拡大すると予想されています。

出典:経済産業省 参考資料(IT人材育成の状況等について)

2. クラウドサービスへの移行

ひとり情シスが起きている背景には、自社の情報機関システムをクラウドサービスに移行する動きが急速に進んでいることも1つの要因です。

実際にテックタッチ株式会社が調査した2023年度における「大企業のSaaS導入率」は74.7%となっており、特にコロナウイルスの流行を機にSaaSの導入が増えたとされています。

出典:テックタッチ株式会社

クラウドサービスを活用すれば、システムの保守・運用をベンダーに任せられるため、日常的な管理をする工数は削減されます。

つまり、情報機関システムの重要な保守・運用の時だけ人材が必要と考えられ、情報システム部門自体が縮小化、ひとり情シス化につながっているでしょう。

3. 経営層の理解不足からの離職

経営層が情シスの重要性・必要性を理解しておらず、予算や人員を削っても問題ないと考えることから担当者の負担が大きくなります。

この環境に不満を抱くことから離職へとつながり、ひとり情シスが起きている要因となります。

「ひとり情シス実態調査2022年」によれば、ひとり情シスの着任から3年未満の「ジュニアひとり情シス」と呼ばれる層はひとり情シス全体の24%となっています。

引用:一般社団法人 ひとり情シス協会「ひとり情シス実態調査2022年」

経験年数が3年未満の人材1人に情報システムを任せるのは、経営層の情シス理解不足からきているものであり、待遇に不満を持ち離職へと繋がる負のサイクルになります。

ひとり情シスの問題点・リスク

ひとり情シスがもたらす問題点・リスクは主に以下3点が挙げられます。

  1. 担当者の負担増加
  2. トラブル対応の遅延
  3. 業務の属人化

1. 担当者の負担増加

ひとり情シスは言葉の通り、少人数または1人で情報システム部門が担う業務を担当します。そのため1人が担当する業務は多く、PCキッティング作業やヘルプデスクなどのノンコア業務との兼任であれば担当者の負担は膨大になります。

ひとり情シスの場合、業務対応に追われることも多くスキル向上のための習得時間もありません。

また、セキュリティ対策に費やす時間やリソースもないため、ウイルス感染や個人情報漏洩のリスクなども高まり、情報セキュリティの脆弱化にも繋がります。

2. トラブル対応の遅延

休職や退職により情報システム部門の人数が減少した際に、トラブルに対応できるリソースが足りず対応の遅延へと繋がります。

また、事前の退職であれば対応できるかもしれませんが、急な休職や退職になれば情報システム部門の機能が停止してしまい、企業の損害へと繋がる恐れもあります。

社内だけでなく取引先とのトラブルに迅速な対応ができなければ、企業全体のイメージダウンへと繋がるでしょう。

3. 業務の属人化

ひとり情シスの現場では、業務の対応できる人数が少ないため業務が属人化しやすくなります。情報システムはITの知識も必要になるため専門性も高く、誰でも業務を行えるわけではありません。

また、情報共有やノウハウが蓄積されておらずマニュアルが整備されていなければ、担当者が急な退職・休職となった場合の後任への引き継ぎが難しく、情報システム部門の運用が困難になるでしょう。

ひとり情シスの問題点別の解決策・サービス

ひとり情シスの問題点別の解決策・サービスについて下記3つを紹介します。

1. 情シスアウトソーシング

情シスアウトソーシングを活用すれば、担当者の負担を軽減することが可能です。

委託する企業によっては、「システム環境の整備」や「情シスに関するノウハウの提供」など行ってくれます。また、ひとり情シスで大きな懸念点とされる「セキュリティの脆弱化」も情シスのノウハウを持つ情シスアウトソーシングによって向上も望めるでしょう。

委託する企業によって社内IT化やセキュリティ対策、サーバー構築など依頼できる業務は異なります。

自社の目的・予算を考慮して慎重に選ぶ必要があるため、アウトソーシングの選び方や依頼できる業務に関して詳しく知りたい方は下記記事を併せてご覧ください。

(本記事最下部で3社おすすめを紹介しています)

2. ツール導入

ひとり情シスが抱える問題は、業務支援が行えるツールを導入することでトラブル対応の遅延防止が期待できます。

例えば、AIチャットボットを導入すれば顧客対応を素早く行うことができ、よくある質問など自動で回答ができるためリソースも削減できます。

RPAを使用すれば、日々発生するルーティン業務(メール送信やデータ入力など)の業務を自動で行うことができるため、ヒューマンエラーを減らしコア業務に集中できます。

ツールを導入し情シスの全体の業務を効率化できれば、リソースを確保でき重大なトラブルに充てる時間を作ることができるでしょう。

3. マニュアル・FAQ活用

ひとり情シスの問題点でもある「業務の属人化」はマニュアルやFAQを活用することで解決できます。

業務の属人化により担当者が不在の場合、対処法がわからなければ「ネットで検索する」など無駄な工数が発生し業務対応品質の低下を招きます。

ノウハウをマニュアルに蓄積し、よくある質問などをFAQとして作成すれば実際に同様の問題が起きた時にマニュアルやFAQを活用できればすぐに対応できます。

そのため、業務の属人化を防ぐことが可能になるでしょう。

まとめ

1人もしくは少人数で企業のITインフラを支えることは難しく、ひとり情シスは多くの企業で深刻な問題となっています。

ひとり情シスが抱える問題の解決策や対処法は様々ですが、実際に自社で対応すれば「コストがかかる」「リソースが足りない」など問題が発生します。

自社での解決が難しい場合は、情シスアウトソーシングを活用しましょう。

最後におすすめの情シスアウトソーシング企業を3社紹介します。

株式会社コンピュータマネジメント

引用:株式会社コンピュータマネジメント

株式会社コンピュータマネジメントは「コンサルティング」「IT企画」「インフラ構築・運用・保守」「RFI/RFP伴走支援」などITサービスに関連する業務を幅広く依頼できます。

また、IT専門家の的確なアドバイスを受けながら作業ができるため、情報システム部門ご担当者様の短期間でのスキルアップが期待できます。

依頼可能業務IT企画策定支援、RFI/RFP伴走支援、インフラ構築、ベンダー選定支援、クラウド移行、システムエンジニアリング
料金要問い合わせ

DXER株式会社

引用:DXER株式会社

DXER株式会社のアウトソーシングサービスは、ITのプロが設計・実装・運用まで伴走支援で行ってくれます。

情シスに関するお悩みの解決やアカウント・デバイス管理などがSlack1つで完結、料金体系はチケット制のため、優秀な情シス担当のリソースを使いたい時にだけ使えるのでコスト調整がしやすいのもポイントです。

依頼可能業務オン・オフボーディング、ソフトウェア台帳、個別アカウント管理、
デバイス台帳、アカウント・デバイス管理、ヘルプデスク、
システム運用、IT環境の設計、実装
料金月20プラン:13.8万円/月
月 30プラン:19.8万円/月
月 40プラン:25.6万円/月

株式会社ソフトクリエイト

引用:株式会社ソフトクリエイト

株式会社ソフトクリエイトは、業界や企業規模を問わず10,000社以上の実績をもとにコンサルティングから設計、構築、運用、保守などITインフラの環境を構築。

また、IT人員補強や内部統制、売上拡大など幅広い悩みを解決できるサービスを提供しています。

依頼可能業務BCP・ DR対策、業務効率化、運用・保守の負担軽減、内部統制、IT人員補強、システム老朽化対策、売上拡大、セキュリティ対策、クラウドの活用
料金要問い合わせ

その他のおすすめ情シスアウトソーシング企業を知りたい方は下記記事を併せてご覧ください。

b-pos編集部

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