採用サイトの参考デザイン事例20選まとめ|サイト制作方法や外注費用も解説

良い採用サイトは、理想の人材、良い人材を引き寄せるための第一歩です。

本記事では、効果的な採用サイト作成のヒントやデザインのトレンド、制作費用の相場を解説します。

また、企業の参考事例もご紹介していますので、参考デザインを基に自社のアイデアに活かすことも可能です。これから採用サイトを作る方、既存の採用サイトをリニューアルしたい方のお役に立てれば幸いです。

新卒採用サイトの参考デザイン事例7選

採用サイトのデザインは、新卒の求職者がまず初めに自社に対して抱くイメージに大きく関わります。ここで求職者の興味を惹くことで、自社の求める人材の採用機会を生み出すことができます。

以下では、デザイン面でユニークな新卒採用サイトを7つ紹介します。

小学館

引用:小学館

小学館の採用サイトは、訪問するだけでも子供の頃の童心のようなものを思い出すことができるデザインになっています。あえて子供っぽいデザインを採用することで、ワクワク感を醸成しています。

株式会社星野リゾート

引用:株式会社星野リゾート

株式会社星野リゾートの採用サイトは、ファーストビューで採用コピーを訴求するデザインです。求職者がサイトに訪れた際に、最初に採用コピーを認識し、星野リゾートの世界観に引き込むサイトデザインになっています。

みずほフィナンシャルグループ

引用:みずほフィナンシャルグループ

みずほフィナンシャルグループの採用サイトは、アニメーションを採用しているユニークなサイトです。

上下左右360°スクロールすることができ、デザイン面だけではなく、UXでもユニークさを表現しています。こうして求職者の興味を惹くことで、サイト内の回遊率を高めることができます。

トヨタ自動車

引用:トヨタ自動車

トヨタ自動車の採用サイトは、「地球史上」というキーワードを想起させるデザインとなっています。このように、メッセージに紐づいたサイトデザインにすることで、視覚的にもメッセージの訴求ができるため、求職者への訴求力が高いサイトになります。

株式会社USEN-NEXT HOLDINGS

引用:株式会社USEN-NEXT HOLDINGS

株式会社USEN-NEXT HOLDINGSの採用サイトは、サイトに遷移すると、日本の就職活動に対して疑問を投げかけることから始まります。このように、ビジュアルデザインだけではなく、テキストメッセージの訴求をあえて行うことで、本当に投げかけたいメッセージを求職者に届けることができます。

株式会社プラットイン

引用:株式会社プラットイン

株式会社プラットインの採用サイトは、「乗り遅れるな!」というメッセージと掛け合わせ、駅がモチーフになったデザインになっています。

このように、メッセージと親和性の高いデザインにすることで、メッセージの訴求力をより高めることができます。

株式会社ダイワコーポレーション

引用:株式会社ダイワコーポレーション

株式会社ダイワコーポレーションの採用サイトは、「WE ARE 物流クリエイター」という個性的なコピーが目立つデザインになっています。イラストも個性的で印象に残りやすいデザインになっており、求職者のワクワク感を醸成するサイトです。

中途採用サイトの参考デザイン事例7選

次は、中途採用サイトの参考になるデザインを7つ紹介します。

株式会社あらい

引用:株式会社あらい

株式会社あらいの採用サイトでは、実際に働いている場面の写真とコピーをファーストビューに置いています。中途採用で転職する人が求めているであろう「やりがい」のようなものを伝える役割を果たしています。

ヤマト住建株式会社

引用:ヤマト住建株式会社

ヤマト住建株式会社の採用サイトは、暖色を中心に使用し「企業の温かみ」を感じれるデザインとなっています。「居心地の良さ」を訴求し、求職者の入社意欲を高める狙いのデザインです。

株式会社ユーティル

引用:株式会社ユーティル

株式会社ユーティルの採用サイトは、写真、図解、数字・データを用いたデザインとなっています。

会社のの取り組みだけでなく、社内の男女比や育休取得率など転職者が知りたい情報を一覧できるデザインで、「透明性」が担保されている構成となっています。

JEM株式会社

引用:JEM株式会社

JEM株式会社の採用サイトは、自社が掲げるミッションを動画と合わせて訴求するデザインになっています。「自社で行っていることの規模の大きさ」を効果的に伝える工夫がされており、転職者にワクワクを抱かせるようなデザインになっています。

株式会社フジテックス

引用:株式会社フジテックス

株式会社フジテックスの採用サイトは、宇宙の背景と共にファーストビューで採用コピーを訴求するデザインになっています。宇宙の写真を用いることで、スケールの大きさを感じさせるデザインになっています。

リクルート

引用:リクルート

リクルートの採用サイトは、インパクト重視でメッセージを訴求するデザインになっています。リクルートらしさを表現するコピーと訴求力で、求職者の興味を惹くデザインになっています。

デンタルプロ株式会社

引用:デンタルプロ株式会社

デンタルプロ株式会社の採用サイトは、商材として扱っているオーラルケア商品にちなみ、ブラシで磨くことで情報がみられるという遊び心満載のデザインとなっています。ユニークなデザインで、サイトを訪れるだけで社風を感じることができます。

一風変わったかっこいい見た目の採用サイトのデザイン事例3選

次は、一風変わったデザインで採用サイトとは思えないほどユニークな事例を3つ紹介いたします。

株式会社アステックペイント

引用:株式会社アステックペイント

株式会社アステックペイントの採用サイトは、雑誌のような見た目の遊び心満載のデザインです。

サイトの見た目はもちろん、社員一人一人の顔も遊び心を持った様子で映し出されており、働くことの楽しさが伺えます。

株式会社SEED

引用:株式会社SEED

株式会社SEEDの採用サイトは、「Focus on the future」と文字が書かれた円が中心にあり、ドラッグするとすると円が広がって行くというエフェクトのデザインとなっています。

文字通り「未来にフォーカスする」ということを具現化したようなサイトです。

株式会社トクヤマデンタル

引用:株式会社トクヤマデンタル

株式会社トクヤマデンタルの採用サイトは、「歯科医療分野」という一見固そうなイメージを払拭するポップなデザインを採用しています。業界のイメージを変えたい企業におすすめの参考デザインです。

面白いコンテンツがある採用サイトのデザイン事例3選

次に、採用サイト内に興味を惹くコンテンツを搭載している企業を3つ紹介いたします。サイトをくまなくみてもらう上で、興味を惹くコンテンツは非常に大事な役割を担っています。

株式会社BLAM

引用:株式会社BLAM

株式会社BLAMの採用サイトは、「PEOPLE」というコーナーでは、それぞれ働いている人がなぜ自社を選んだのかなどのデータをコンテンツとして用意しています。また、新卒と中途者の割合、経験の有無などもわかりやすい図解で挿入されています。

越のゆグループ

引用:越のゆグループ

越のゆグループの採用サイト内の代表挨拶のコーナーでは、写真を見るとわかるように代表が湯に浸かった状態の写真が使われています。求職者との距離感が縮まる工夫がされているコンテンツです。

株式会社フェリシモ

引用:株式会社フェリシモ

株式会社フェリシモの採用サイトは、まるで採用パンフレットのようなデザインになっています。採用サイトを閲覧することに対する嫌悪感や面倒臭さが限りなく0になる取り組みです。

採用サイトのデザイン事例まとめサイト3つ

今回20個の参考デザインを掲載いたしましたが、他にも無数にユニークなデザインを用いた採用サイトは存在します。以下では、この記事以外にデザイン事例をまとめたサイトを3つ紹介いたします。

MUUUUU.ORG

引用:MUUUUU.ORG

MUUUUU.ORGは、シンプルなデザインで、閲覧したいサイトをクリックするだけで見ることができます。また、カテゴリーごとにデザインを探すことができるので、無数にある中から自分が見たいジャンルを容易に探し出すことができます。

SANKOU!

引用:SANKOU!

SANKOU!はデザインだけでなく、サイト内で使用されているフォントに関してもまとめてくれています。そのため、「自社のデザインの参考にしたい」と思った際に、フォントを探す手間を省くことができます。

URAGAWA

引用:URAGAWA

URAGAWAでは、デザインはもちろん、そのデザインの企業がどこなのかという企業まとめ欄も用意しており、サイトを訪れた人がすぐに実際に気に入ったデザインのサイトを訪れることが可能です。

採用サイトの制作方法

ここからは、実際の採用サイトと制作する方法をご紹介します。

主に、自社で制作する方法、採用サイト制作ツールを利用する方法、そして制作会社に依頼する方法があります。

  • 自社で制作する方法
  • 採用サイト制作ツールを利用する方法
  • 制作会社に依頼する方法

それぞれメリット、デメリットがあるため、ニーズや予算に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。

自社で制作する方法

自社で採用サイトを制作すると、コストを抑えることができるというメリットがあります。自社にデザイナー・エンジニアが揃っていれば、必要なコストは人件費のみです。

また、企業の文化や価値を熟知している社内メンバーが制作に関わるため、企業の魅力を最大限に引き出せる可能性があります。

しかし、技術力が必要となり、専門的な知識がない場合は品質が低くなる恐れがあります。そのため、ウェブ制作の基本を理解したメンバーを持つことが条件となります。

採用サイト制作には時間と労力がかかりますので、リソースの確保と計画的な進め方が必要となります。

採用サイト制作ツールを利用する

制作ツールの活用は、自社で制作する方法と制作会社に依頼する方法の中間に位置します。コストは発生しますが、テンプレートやツールを用いて、比較的簡単にサイトを作成できます。

この方法の利点は、ツールが提供するテンプレートを使用することでデザインの質を保持しながら、制作期間を短縮できる点です。

しかし、テンプレートに依存するあまり、企業独自の個性が失われる恐れがあります。これを避けるためには、ツールの選定時に柔軟なカスタマイズが可能なものを選ぶことが重要です。

以下で、「採用サイト制作特化型ツール」と「サイト全般制作ツール」をご紹介します。

採用サイト特化型ツールは以下です。

engage

引用:engage

採用係長

引用:採用係長

サイト全般制作ツールは以下です。

studio

引用:studio

wix

引用:wix

制作会社に依頼する

制作会社に依頼する方法は、専門的な知識と経験を持つプロに任せることで、高品質な採用サイトが得られる最も確実な方法です。

高い専門性と豊富な経験を持つ制作会社は、企業の要求を満たし、企業文化を適切に表現する能力があります。また、最新のトレンドや技術を取り入れたサイト制作が期待できます。

しかし、コストが高くなるというデメリットもあります。そして、外部の制作会社を利用する場合、企業の意向と制作会社の提案が合致しないこともあります。

そこで、制作会社選びには十分な時間をかけ、信頼できるパートナーを見つけることが重要です。また、定期的なミーティングを行い、進捗状況を確認しながら制作を進めていくことをお勧めします。

制作会社を使用した場合にかかるコストは以下です。

サービス料金
採用に必要な最低限の機能・コンテンツのみ依頼10万〜50万
細かなデザインまで依頼〜150万
デザイン・機能・システム全体が凝った採用サイトの依頼150万〜

おすすめの採用サイト制作会社3選

採用サイト制作の代行を頼みたいという方におすすめの3社を紹介します。

ジーピーオンライン

引用:ジーピーオンライン

ジーピーオンラインでは、戦略にお基づいた採用サイト制作サービスを行っており、現代の求職者のニーズを汲み取りつつ、企業ごとのユニークさを担保することに特化した制作会社です。

F&S CREATIONS

引用:F&S CREATIONS

F&S CREATIONSは、広告、販促、ブランディングのサービスを展開しておりその一環として採用サイト作成を行なっています。そのため、他の制作会社と比較して、クリエイティビティが高い点が特徴です。

ベイジ

引用:ベイジ

ベイジの特徴は、2014年から採用サイト制作サービスを行っていることによる、成功メソッドの蓄積です。この経験とナレッジをもとに、「必ず成果を出す採用サイト」を作るノウハウを保持しています。

まとめ

本記事では、採用サイトのデザイン参考になる採用サイト20個と、採用サイトの制作方法について解説しました。

売り手市場となっている今、求職者に自社の魅力をしっかりと伝え、入社意欲を高めるためには、求職者の目を引くサイトやコンテンツが必要です。

自社でコストを抑えながら制作するのも1つの手ですが、より訴求力の高いサイトを制作したい場合は、サイト制作会社に依頼するのも効果的です。

自社での制作でも、制作会社への依頼でも、ある程度のサイトデザインイメージは必要となりますので、本記事がデザイン探しの参考になれば幸いです。

b-pos編集部

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