記事作成を楽にする18個のおすすめツール!ステップごとにご紹介!

「効率的に記事を書きたいけど、何をすればいいかわからない」
「ツールを活用したいけど、どれを使えばいいかわからない」

といった悩みを抱えているオウンドメディア運営者やブロガーは多いのではないでしょうか。記事を作成するためのツールやテクニックは数多く存在していますが、使いこなすことができなければ、業務効率化、質の向上には繋がりません。

この記事では、記事作成プロセスをステップに分解し、各ステップで役立つおすすめのツールを18個紹介します。

ステップごとに紹介していくので、ご自身に必要な部分を探しながら最適なツールを選定してください。質の高い記事を、効率的に作成していきましょう。

記事作成ツールの種類

基本的には「テキスト入力ソフト」

記事作成ツールは、基本的には「テキスト入力ソフト」のことを指します。具体的には、GoogleドキュメントやMicrosoftのWordなどを指します。これらは文字を入力し、整えるための基本的な機能を持ち合わせています。

しかし、効率的な記事作成を目指すには、単なるテキスト入力ソフトを使いこなすだけでは不十分です。このような基本ツールは記事作成の土台として重要ですが、その上で記事作成を「楽」にするためのサポートツールは数多く存在します。

記事作成の各ステップごとに、記事作成を「楽」にする、おすすめのツールを紹介していきます。

記事作成の各ステップ

記事作成はただ文字を打ち込むだけの作業ではありません。以下のようなステップで構成されています。

  1. キーワード選定:執筆する記事を決定
  2. 構成作成:記事全体の構成を決定
  3. 原稿執筆:構成に沿って、原稿を執筆
  4. 原稿確認:執筆した原稿の確認
  5. 記事装飾:公開するための画像を作成

①「キーワード選定」を楽にするツール

キーワード選定は、記事の方向性を決める重要なステップです。キーワード選定を行うことで、例えば「SEO 対策」というキーワードで記事を作成しよう、と決めることができます。

また、よく検索されているキーワードを選び、読者の悩みを解決できる内容の記事を作成することができれば、メディアサイトのSEOを向上させることができます。

ここでは、キーワード選定をサポートしてくれるツールを2つの視点から紹介します。

キーワードをまとめるためのツール

キーワードを選定する際には、多数のキーワード候補をリストアップし、整理・分析する作業が必要になります。キーワードをまとめる際は、「キーワード」と「検索ボリューム」を最低限まとめるようにしましょう。

【無料】Googleスプレッドシート/Excel

スプレッドシート
引用:Google Sheets

最も基本的なツールとして、GoogleスプレッドシートやExcelが挙げられます。これらの表計算ソフトは、直感的に操作することもでき、リストアップしたキーワードを整理するのに非常に適しています。

フィルタリング機能や並べ替え機能などを使用することで、キーワードに優先度をつけたり、関連性をグルーピングしたりすることができます。また、オンライン上での共有や編集も容易で、チームでの作業を行う際にも便利です。

料金無料
※ExcelはMicrosoftを購入・契約している場合のみ
特徴・複雑な操作は必要なく、直感的に使用可能
・フィルタリング機能や並び替え機能で整理が簡単
・共有を行うことで、オンライン上で同時編集が可能

キーワード選定ツール

キーワードの選定をサポートするためのツールも多数存在します。これらを活用することで、キーワードの検索ボリュームや競合度、関連キーワードを確認でき、より効果的なキーワード選定が可能になります。

【無料】Googleキーワードプランナー

引用:Google広告

Googleキーワードプランナーは、リスティング広告を出稿する際のツールとして提供されていますが、記事作成におけるキーワード選定にも役立ちます。

キーワードの月間検索ボリュームや競合度、関連キーワードを簡単に確認することができるため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。

料金無料
※有料版もあり
特徴・競合記事のキーワードを調べられる
・検索ボリュームが分かる(有料版で詳細な数値の確認が可能)
・Google広告を利用しているユーザーは、全ての機能を無料で使える

【無料】aramakijake

引用:aramakijake

aramakijakeは、関連キーワードや質問フレーズを簡単に抽出できるツールです。キーワードを入力するだけで、キーワードに関連する検索フレーズや疑問を一覧で確認できるため、ユーザーの検索ニーズを捉えた記事作成に役立ちます。

Googleキーワードプランナーとの大きな違いは、Yahoo!での検索ボリュームも確認することができる点です。Yahoo!を含めた正確な数値を把握したい場合に効果的です。

料金完全無料
特徴・Googleだけでなく、Yahooの検索ボリュームも知れる
・競合記事の検索予測が可能
・数値データをCSVで保存できる
・キーワードに関連する記事まで確認できる

【有料】エイチレフス

引用:ahrefs

エイチレフスは、プロのSEOエキスパートやマーケターにも高く評価されている高機能なツールです。キーワードの検索ボリュームや競合度はもちろん、ライバルサイトの情報やバックリンク情報も分析することができます。

月額12,500円〜と、価格はやや高めですが、深い分析と高度な情報を提供してくれるため、本格的にSEOに取り組む際には非常に有効です。

料金・ライト:12,500円~/月
・スタンダード:25,000円~/月
・アドバンスド:50,000円~/月
・エンタープライズ:125,000円~/月
特徴・全世界で60万人以上が利用
・競合サイトの被リンクデータを取得できる
・競合サイトとドメインパワーの比較ができる
・競合サイトの流入キーワードを確認できる

②「構成作成」を楽にするツール

記事の品質やわかりやすさは、読者の心理を反映した構成に基づいているかどうかで大きく左右されます。そのため、適切なツールを使用して効率的に記事の構成を整えることは非常に重要です。

構成をまとめるためのツール

記事の骨子や概要を効率的に整理するためのツールは、記事作成の土台を整えるために重要です。

【無料】Googleスプレッドシート/Excel

GoogleスプレッドシートやExcelは、項目やサブ項目を整理するのに適しています。特に、複数の見出しやキーポイントを一覧化する際や、項目間の関係性を明確にする際に、非常に役立ちます。

例えば「オウンドメディア 書き方」というキーワードで記事の構成を作成した場合、上記のような活用イメージになります。

料金無料
※ExcelはMicrosoftを購入・契約している場合のみ
特徴・複雑な操作は必要なく、直感的に使用可能
・階層を分けれるため、見出しを確認しやすい
・共有を行うことで、オンライン上で同時編集が可能

【無料】Googleドキュメント/Word

GoogleドキュメントやWordは、テキストベースの構成を直感的に作成・編集するのに適しています。アウトライン機能を活用することで、大見出しや小見出しの階層を明確にしながら記事の全体像を作り上げることができます。

GoogleドキュメントやWordは、誰しもが利用したことのあるツールになるため、簡単に導入することができます。ツールに苦手意識のある方におすすめです。

料金無料
※ExcelはMicrosoftを購入・契約している場合のみ
特徴・複雑な操作は必要なく、直感的に使用可能
・アウトライン機能で、見出しの階層分けができる
・共有を行うことで、オンライン上で同時編集が可能

構成を決める検索意図を掴むためのツール

前述の通り、記事の品質やわかりやすさは、読者の心理を反映した構成に基づいているかどうかで大きく左右されます。良質な記事を作成するためには、ユーザーの検索意図を正確に掴むことが重要です。

【無料】見出し(hタグ)抽出

引用:見出し(hタグ)抽出

見出し(hタグ)抽出はラッコツールズが提供する、入力したキーワードで検索した時の検索上位サイトのhタグを抽出してくれるツールです。

検索上位サイトの見出しを確認することで、読者が何を悩み、コンテンツに何を求めているのかを掴むことができます。

料金無料
特徴・ラッコキーワードと運営元が同じ
・指定URLからも見出し抽出が一括でできる
・抽出結果をCSVファイルでダウンロードも可能

Twitter(現X)/ Yahoo!知恵袋

通常のツールでは拾うことのできない「生の声」を掴むために、Twitter(現X)やYahoo!知恵袋を活用すると効果的です。リアルタイムな悩みや質問を調べることで、ターゲットとなる読者の実際のニーズや関心を把握することができます。

上記の場合、「オウンドメディアの広告をブロックする方法」にニーズがあることがわかるため、オウンドメディアに関連するキーワードで記事を作成する際に解説を挿入することで、記事の質を高められます。

料金無料
特徴・ターゲットの「生の声」を掴むことができる
・他の記事にはない要素を組み込むことができる

③「原稿執筆」を楽にするツール

記事作成の工程において、最も時間のかかる業務が原稿執筆です。原稿執筆をサポートするツールを活用することで、記事作成の大幅な効率化を実現できます。

原稿を打ち込むテキスト入力ツール

文章を書く際、基本となるのがテキスト入力ツールです。テキスト入力を楽にするための、おすすめのツールを紹介します。

【無料】Googleドキュメント/Word

引用:Google Docs

GoogleドキュメントとWordは、多くの人が利用しているテキスト入力ツールです。リアルタイムでの共同編集が可能で、編集履歴のチェックも容易にできます。

特にWordは長い間多くのビジネスシーンで使われてきたツールで、リッチなテキスト編集や豊富なテンプレート機能が魅力です。ツールに苦手意識がある方でも簡単に活用できるため、テキスト入力の効率化に大いに役立ちます。

料金無料
※ExcelはMicrosoftを購入・契約している場合のみ
特徴・複雑な操作は必要なく、直感的に使用可能
・見出しの階層分けができ、見出しごとにテキスト入力が可能
・共有を行うことで、オンライン上で同時編集が可能

【無料】Notion

引用:Notion

近年注目されているNotionは、単なるテキスト入力ツールを超えた多機能なアプリケーションです。テキストの入力だけでなく、データベース、タスク管理、カレンダーなど、さまざまな機能が一つに統合されています。執筆時に参考資料やタスク、スケジュールを一元管理したい方に特におすすめです。

Googleドキュメント、Wordと主な機能に大きな相違はないため、使い慣れている方を使用するのが良いでしょう。

料金無料
※有料プランもあり
特徴・タスク管理やスケジュール管理も同時に行える
・テキスト入力以外の機能の活用で、参考資料などの一元管理
・共有を行うことで、オンライン上で同時編集が可能

原稿執筆の時間削減 / アイデア出しのためのツール

原稿の執筆は、テキスト入力だけではなく、アイデア出しや文言の選定などにも時間がかかります。原稿執筆をより楽にするためのおすすめツールを紹介します。

【無料】ChatGPT

引用:ChatGPT

ChatGPTは、OpenAIが開発したテキスト生成AIです。質問に答える形でテキストを生成してくれ、うまく活用することで「テキスト作成の時間削減」と「内容のブラッシュアップ」の2つを実現できます。

テキスト調整の時間削減
テキストの時間を削減したい際は、以下の質問を投げ、メモ程度の文章を打つだけでテキストの調整をしてくれます。自身で文章をゼロから作成する必要がなくなります。

この文章を、オウンドメディアで公開しようと思っています。内容は変えずに、最適な文調(です、ます。など)に書き直してください。

内容のブラッシュアップ
アイデアのインスピレーションを得たい際は、作成した記事文章を読み込ませ、以下の質問を投げることで、改善アイデアをもらうことができます。

これは、〇〇というKWで検索される記事の〇〇という見出しの中の文章です。〇〇というKWで検索して訪問してくるユーザーにとって不足している情報や、追加で説明すべき観点はありますか?

料金無料
※有料プランもあり
特徴・対話形式で自由度高く、様々な活用ができる
・テキスト調整の時間を削減できる
・内容のさらなるブラッシュアップができる

④「原稿確認」を楽にするツール

原稿の確認は、記事の品質を向上させるための必須ステップです。人の手だけではなく、ツールを活用することで、抜け漏れのない原稿確認を実現できます。

誤字脱字をチェックするツール

記事内に誤字や脱字が存在する場合、読者に不信感を与えてしまいます。効率的に誤字脱字をなくし、記事の質を高めるために、ツールを活用しましょう。

【無料】Enno

引用:Enno

Ennoは、シンプルで使いやすい無料の誤字脱字チェックツールです。テキストをペーストするだけで、疑わしい部分を赤く表示してくれます。一般的な文章に対する基本的な誤字脱字のチェックに非常に便利です。

料金無料
特徴・さまざまな文書エラー、誤文、誤変換、文字表示の乱れなどを網羅的に検出
・全角の句読点を含んだ文章など多岐にわたる文書形式に対応
・文書内容はログに記録されず、個人情報の安全性が確保される

【有料】Just Right!7 Pro

引用:Just Right!7 Pro

Just Right!7 Proは、高度な文章のチェックを行えるプロフェッショナル向けのツールです。文法や表現のブレを緻密に検出し、適切な修正案を提案してくれます。多くの出版業界や編集者に利用されている信頼のツールです。

料金・個人:47,000円
・法人:ライセンス販売 ※要問い合わせ
特徴・修正箇所はわかりやすくハイライト表示される
・訂正の提案機能付きで、適切な修正方法のヒントも得られる
・公式・正式な文書作成ルールにも適合

コピペをチェックするツール

オリジナルコンテンツの重要性が高まる中、コピペや盗用は大きな問題となります。オリジナル性を保つため、そして著作権のトラブルを避けるために、コピペチェックツールの活用は大いに役立ちます。

【無料】CopyContentDetector

引用:CopyContentDetector

CopyContentDetectorは、指定したテキストが他のウェブサイトで使用されていないかを簡単に調査することができるツールです。複数の検索エンジンを使用して、広範なチェックが行えます。

料金基本無料
特徴・類似性、一致度、テキストの一致という3つの基準で文章のオリジナリティを評価
・オンラインの記事との共通点や類似点が色分け表示で直観的に確認できる
・文章の一致度を検証したい内容をCSV形式からまとめてアップロードできる

【無料】chiyo-co

引用:chiyo-co

chiyo-coは、シンプルなインターフェースを持つコピペ検出ツールです。テキストを入力すると、それに近い内容のウェブページを見つけ出し、オリジナリティの確認をサポートしてくれます。

料金無料
※有料プランあり
特徴・わかりやすい色分けで、一致度やテキストの類似度を視覚的に確認できる
・独自の言い回しやフレーズの特定機能が備わっている
・Word、Excel、PDFなど、各種ファイル形式にある文章も評価対象として利用できる

⑤「記事装飾」を楽にするツール

良質な記事として公開するためには、読み手の目を惹くためのアイキャッチ画像、記事内容をわかりやすく図解したキャプチャの作成が必要です。効率的にクオリティの高い記事装飾ができるツールを紹介します。

記事内の画像を作成するためのツール

【無料】Canva

引用:Canva

Canvaは、誰でも簡単にプロフェッショナルな品質のグラフィックデザインを制作できるオンラインツールです。テンプレートが豊富に用意されており、社会的なメディア投稿、プレゼンテーション、ポスター、ブログ記事の画像など、さまざまな用途に合わせてカスタマイズが可能です。

ドラッグ&ドロップのインターフェースは直感的で、初心者でも短時間で高品質な画像を作成できます。

料金無料
※有料プランあり
特徴・ポスター、プレゼンテーションなど多岐にわたるデザインが可能
・数千種類の無料画像やアイコンを直接アクセス・利用可能
・ドラッグ&ドロップのインターフェースで直感的な操作が可能

【有料】Illustrator

引用:Adobe Illustrator

Illustratorは、Adobe社が提供する業界標準のベクターグラフィックスソフトウェアです。詳細なイラストやロゴ、広告素材、プリントデザインなどの制作に適しています。スムーズな線や形状、色のグラデーションなど、高度なデザイン要素を自由に操作できるのが特徴です。

プロのデザイナーや専門家が主に使用しますが、高いクオリティを求める場合は、このツールは欠かせません。

料金・月額:3,828円/月
・年額:28,776円/年
特徴・画質の劣化なくスケーリングが可能。詳細なイラストやデザインが作成できる
・イラストレーション、タイポグラフィ、トレースなど多機能なツールが揃っている

まとめ

本記事では、記事作成における工程をステップにわけ、各ステップごとに効率化を実現するツールの紹介をしました。

キーワード選定Googleキーワードプランナー無料
aramakijake無料
エイチレフス有料
構成作成GoogleスプレッドシートExcel無料
見出し(hタグ)抽出無料
原稿執筆GoogleドキュメントWord無料
Notion無料
ChatGPT無料
原稿確認Enno無料
Just Right!7 Pro有料
CopyContentDetector無料
chiyo-co無料
記事装飾Canva無料
Illustrator有料

これらのツールを適切に選択し、組み合わせて使用することでオウンドメディアの運営、記事作成をよりスムーズかつ高品質に進めることができます。

自身にあったツールを選定し、効率的な記事作成を実現しましょう。

良質な記事を書くためのコツについての記事はこちら

b-pos編集部

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