おすすめ営業力強化研修5選|研修を行う目的から選ぶポイントまで徹底解説!

「営業担当者の力を伸ばしたい」「売上を最大化させたい」。このように考える営業責任者は少なくありません。

しかし、具体的な施策が思い浮かばないといったこともあり得るでしょう。そんな場合におすすめしたいのが外部へ営業研修を依頼することです。

この記事では、営業研修を実施する目的や効果、おすすめ営業力強化研修を5つ選んでご紹介します。営業部や担当者の能力の最大化を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

営業研修とは?

営業研修とは、営業部門に配属されている社員がスキルや知識を身につけるための学習機会です。研修は新入社員からベテラン、管理職に至るまであらゆる立場の人が対象です。

また、それに対応して幅広い種類の研修内容があります。営業職は、ほかの職種よりも個人の性格や特性、能力の差が出やすい傾向が見られます。

そのため営業品質を均一化して、担当者全員が一定の成果を出せるようにすることも狙いのひとつです。

営業研修を行う目的

営業研修を行う主な目的は、人材育成です。企業の戦力となる営業担当を育成することにより、業績向上を目指します。研修対象ごとに最適なカリキュラムを取り入れることによって、目的達成につながります。

たとえば、新入社員であれば営業の基礎となるビジネスマナーやプレゼン力を高める内容がおすすめです。また参加者が研修の目的を把握し、参加することが重要なことといえます。

営業研修を実施する効果

営業研修を実施する効果は、商談時に適切なコミュニケーションを図る能力を身に付けることです。また、具体的なアプローチ法や潜在的なニーズを引き出すことなども挙げられます。

さらに、臨機応変に対応する力や問題解決力など、営業に必要な能力全般を底上げ可能です。このような効果を得るには、現場の実態に即した研修内容を考慮しなければなりません。

営業研修を選ぶ3つのポイント

営業研修を選ぶポイントには、以下の3つが挙げられます。

  1. 講師の実績
  2. 抱えている課題をクリアできるか?
  3. 実践的なカリキュラムか?

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.講師の実績

営業研修は「どのような講師から学ぶか?」が重要な要素です。営業に関することを学ぶには、実際の現場で高い成果を出しているプロであることが求められます。成果を出し続けるには、必ず理由が存在し、考え方や戦略、プロセスなどから学べる要素があるはずです。

そのため、実際の現場で習得した生の知識を学べる人から教わることが大切なことだといえます。

また、教える講師としてのプロであるかも確認したいポイントです。教えるプロの話は理解しやすいものです。どれだけ優れた内容でも、生徒に伝わらなければ意味がありません。

そのため、講義回数や講師としての実績を確認したうえで依頼先を選んでください。

2.抱えている課題をクリアできるか?

企業の数だけ課題があります。そのため、自社が認識している営業の課題を解決できる研修内容なのかは確認しておきたいポイントです。

たとえば、自社にはないアプローチを学ぶ・売上をより高めたい・成果につながらない理由の解消などの課題をクリアできる研修内容なのかを確認したうえで、依頼する研修内容を検討してみてください。

3.実践的なカリキュラムか?

実践的なカリキュラムであるかは、実際に受講した人たちが成果を挙げているか、即実践に使える内容か、本質的なことを学べるのかなどから把握できます。それぞれチェックすべき点は以下の通りです。

  • 受講した人の成果:公式サイトにある事例集や受講者の声
  • 実践的であるか:研修内容や問い合わせから
  • 本質的な学びを得られるか:どのような視点から教えているのか

事前にこれらのカリキュラム内容をチェックして、自社に合っているのかを確認してください。

営業研修の費用の目安は?

営業研修の費用は、規模や内容によって大きく変わります。営業研修を提供しているAcceptの料金例を参考にすると、以下の金額が必要です。

「営業導入型」の研修費用:20万円(税別)

【内容】

  • 研修時間:2時間
  • 研修内容:講義、ロールプレイングやワーク

「コンサルティング型営業研修」の研修費用:月額25万円(税別)

【内容】

  • 研修時間:3週間に1回、3時間ずつ実施(合計で54時間)
  • 研修内容:トークスクリプト作成の習得に関するトレーニング

参考:営業研修を売上アップの実績で選ぶならAccept

おすすめ営業力強化研修サービス5選

営業力強化におすすめな研修サービスは、以下の5つが挙げられます。

  • 株式会社ビジネスマネジメントソリューション
  • 株式会社セールスアカデミー
  • 株式会社ジェイック
  • 株式会社ラーニングエージェンシー
  • フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.株式会社ビジネスマネジメントソリューション

株式会社ビジネスマネジメントソリューション

引用:株式会社ビジネスマネジメントソリューション

ビジネスマネジメントソリューションが提供する「個人集合営業研修」は、オンライン上で受講でき、営業担当者の心得・基礎的手法を学習できます。特徴は以下の通りです。

  • 営業スキルや段階に合わせた内容で構成されている
  • 必要とするスキルに絞って学習できる
  • 小規模事業所でも受講しやすい

また、研修形態や受講対象、価格目安については以下を参考にしてみてください。

  • 研修形態:eラーニング型
  • 受講対象:新入社員〜管理職、シニア社員、経営者・役員
  • 参考価格:1講座あたり19,800円〜

2.株式会社セールスアカデミー

株式会社セールスアカデミー

引用:セールスアカデミー

セールスアカデミーは、年間700回の研修を実施しており、あらゆる種類・内容の研修を提供しています。そのため、階層や目的に合った研修を受講可能です。特徴には、以下のようなものが挙げられます。

  • 新入社員や内定者向け研修が充実している
  • 要望に応じて研修内容のカスタマイズが可能
  • オンデマンド研修も依頼できる

また、研修形態や受講対象、価格目安については以下を参考にしてみてください。

  • 研修形態:オンライン、オンデマンド、講義型など
  • 受講対象:内定者、新入社員、中堅社員、管理職、経営層
  • 参考価格:新入社員研修506,000円 / 人(23日間)

3.株式会社ジェイック

株式会社ジェイック

引用:ジェイック

ジェイックが提供する「営業研修」は、営業経験30年の講師から論理立てられた講義を受講でき、新規開拓力などについて学習できます。特徴は以下の通りです。

  • 実際の営業に即した講義内容
  • ロールプレイングを実施し、その場でフィードバックしてもらえる
  • 改善点の早期発見を期待できる

また、研修形態や受講対象、価格目安については以下を参考にしてみてください。

  • 研修形態:公開型、インハウス型
  • 受講対象:新入社員〜管理職、 若手社員、シニア社員
  • 参考価格:500,000円~

4.株式会社ラーニングエージェンシー

株式会社ラーニングエージェンシー

引用:ラーニングエージェンシー

ラーニングエージェンシーが提供する「【法人営業向け】新規開拓のコツ」は、よくあるシーンごとにプログラムが分けられた構成の学習内容となります。特徴は以下の通りです。

  • 法人営業に特化している
  • 段階的に学べる
  • 職種・階層ごとにあらゆる内容が提供されている

また、研修形態や受講対象、価格目安については以下を参考にしてみてください。

  • 研修形態:公開型、通学型、インハウス型、オンライン型
  • 受講対象:新入社員〜中堅社員
  • 参考価格:初期費用300,000円〜、月額費用45,000円〜

5.フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社

フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社

引用:フランクリン・コヴィー・ジャパン

フランクリン・コヴィー・ジャパンが提供する「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」は、顧客と長期的関係醸成を目的とした研修となり、ニーズを明確化する会話法を学習できます。特徴は以下の通りです。

  • ニーズを発掘するステップを学べる
  • 営業マインド・スキルを独自プロセスに基づき学べる
  • 顧客との関係構築に必要な会話方を学べる

また、研修形態や受講対象、価格目安については以下を参考にしてみてください。

  • 研修形態:公開型、インハウス型
  • 受講対象:新入社員〜管理職、シニア社員、経営者・役員
  • 参考価格:104,000円~

営業研修を計画する際の3つの注意点

営業研修を計画する際には、以下の3つに注意してください。

  1. 目的を明確にする
  2. 受講対象者の特性に配慮する
  3. 効果を求めすぎない

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.目的を明確にする

営業研修は営業部の底上げ、ひいては売上を伸ばすことが最大の目的です。そのため、研修を実施することは手段であって目的ではありません。つまり、目的を果たせなければ、研修をした意味をなさないといえます。

しかし、大きな目的を掲げても研修内容があやふやなものになりやすいため、部門・対象者ごとに課題を整理し、小目標を設定しなければなりません。さらに、そこからそれぞれに応じたカリキュラム・研修内容を検討する必要があります。

この「対象者選定・小目標の設定・研修内容の検討」の流れが目的を明確にすることだといえます。

2.受講対象者の特性に配慮する

営業研修の受講者は、当然のことながら人間です。そのため、十人いれば十の個性があります。実際の営業にフォーカスしてみると、以下のような特性が個人ごとにあることがわかるはずです。

  • ニーズを汲み取るのが上手い
  • 話を聞くのが上手
  • 言語外の配慮が行き届いている など

その人ごとに持っている武器が異なります。研修内容がマッチしなければ逆効果となることが考えられるかもしれません。

事前に対象者へヒアリングを実施し、可能な限り参加者の意志を反映させた内容にすることがおすすめです。こうすることで主体的に研修に参加することにつながります。

3.効果を求めすぎない

営業研修を受講したからといって、即効性はあまりありません。研修で学んだ内容を実践し、身につけるには時間が必要です。たとえば、研修内容を復習する・現場で試行錯誤することなどが欠かせません。

短期的な効果を期待するあまり過度なプレッシャーを与えてしまうと、研修内容を反復すること自体が嫌になってしまうおそれもあります。

その結果、目的を果たせなければ、研修した意味をなしません。研修実施者は長期的視点を持って、営業部門・対象者のスキルを伸ばすことを考えてください。

営業研修に関するよくある3つの質問

インサイドセールスの採用面接で使える質問集には、以下の3つが挙げられます。

  • 質問1.営業研修とは何ですか?
  • 質問2.営業研修を受ける目的は何ですか?
  • 質問3.営業研修のメリットは何ですか?

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

質問1.営業研修とは何ですか?

営業研修とは、営業部に配属されている社員が知識やスキルを身に付けるための学習機会です。スキルやモチベーションを高め、営業部全体の能力を底上げする狙いがあります。

また、営業職は個人差が出やすい職種であるため、研修を通じて均一化を目指します。研修は社内で企画・実施することもあれば、研修代行を請け負う外部企業へ委託することもよくあります。

質問2.営業研修を受ける目的は何ですか?

営業研修を受ける目的は、学習することで得た知識やスキルを現場で実践することです。特に、営業職は、売上としてわかりやすい指標があるため、売上の最大化を図ることが大きな目的だといえます。

しかし、対象者にいきなり大きな目的・目標を与えても有意義な研修とはなりません。そのため、新入社員やベテラン、管理者など対象者に合わせたカリキュラムを考え、適切な目的を果たせるようにすることが重要です。

質問3.営業研修のメリットは何ですか?

営業研修を実施するメリットは、以下の2つが挙げられます。

  • 営業方針の共有
  • 営業スキルの向上

営業方針の共有は、部内全体が統一した方針のもとに行動し、個人ごとの行動やスタイルのばらつきをなくします。全員が一致した営業方針のもとに行動することにより、売上の最大化を期待することが可能です。

また、営業スキルの向上については、社員のスキルを高めることにより、モチベーション・売上の向上を目指せるようになります。最適な営業研修を実施することによって、これらのメリットを得られます。

まとめ

営業研修に関することを解説しました。営業研修は、営業部全体・個人のスキルを最大化し、売上向上することが目的です。そのため、抱えている課題や研修対象者ごとに適した内容を実施しなければなりません。

また、社内で研修を実施した経験がない・リソースがない場合におすすめしたいサービスについてもご紹介しました。現在、抱えている課題に応じて最適な代行先に依頼してみてください。

b-pos編集部

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