インスタコンサル会社おすすめ18選。信頼できる会社の特徴と見抜き方まで解説

「インスタを運用しているが成果が出ず、どのように運用すべきかわからない」
「社内にインスタに詳しいメンバーがおらず、信頼できるプロに相談したい」

自社でインスタアカウントを運用している担当者の方のなかには、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

インスタは、商品の販売促進や企業のブランディングなどに活用できる一方で「投稿したコンテンツの効果測定に基づく改善」や「投稿の表示順を決めるアルゴリズムへの理解」なども求められることから、効果的に運用するには一定の知識・ノウハウが求められます。

そこで本記事では、インスタコンサル会社おすすめ15選と費用相場を中心に紹介します。自社のニーズに合ったコンサル会社選びに役立つ内容のため、ぜひご覧ください。

インスタ（Instagram）のコンサルとは？

Instagramコンサルとは、企業や個人がInstagramを戦略的に活用し、“売上やブランド認知といったビジネス成果に直結する運用”を行うためのアドバイザリーサービスです。単なる投稿支援ではなく、競合比較・市場分析・数値データの分解に基づいた、再現性のある運用戦略の立案と改善提案を行なってくれます。

実際の現場では、インサイト解析による投稿の伸びパターン抽出や、フォロワー獲得単価の算出、ストーリーズ・リールを通じた導線設計など、マーケティングファネル全体を踏まえたコンサルティングが行われます。

インスタ運用代行との違い

インスタ運用代行は「誰が・いつ・何を投稿するか」といった作業の実行を担当しますが、コンサルはそのベースとなる「そもそもなぜその施策を行うのか」という設計から提案してくれます。

たとえば、あるアパレルブランドが新商品の訴求で迷っているとします。運用代行であれば、提供された画像でリールを作成して投稿するでしょう。しかしコンサルは、「この商品は競合Aとポジショニングが近いため、ストーリーズでは価格訴求よりも世界観強調型でファン化を狙うべき」といった、根拠ある判断指針を与えてくれます。

このように、Instagram運用において「なぜその施策が正しいのか」まで遡って思考を整理できることが、運用代行との本質的な違いになります。

もし、コンサルティングではなく運用をメインに依頼したい場合は以下の記事にて「インスタ運用代行」を詳しく解説しているのでそちらを参考にしてみてください。

関連記事：インスタ運用代行会社おすすめ25選を徹底比較！費用相場や選び方を解説

インスタ運用代行ではなくコンサルが選ばれる理由

Instagramの成果は、「クリエイティブの質 × アルゴリズム適応 × 継続的な改善」で決まります。これらは属人的なセンスではなく、“データの読み解き方と改善サイクル設計”にかかっているのです。

たとえばコンサルは、以下のようなことを行います。

• 投稿別の保存率・離脱率を元にコンテンツの型を再設計
• インプレッションあたりのフォロー率を月別でトラッキングし、改善のためのCTA調整
• ハッシュタグ経由のリーチが下がった要因を時系列で比較し、最適投稿タイミングを再構築
• 数値分解から「認知拡大重視 → ファン定着重視」に戦略ピボット

つまり、施策を単発で終わらせず、「なぜ数字が動いたのか」を説明できる状態にする。これがコンサルに求められ、選ばれる理由と言えるでしょう。

インスタコンサルへの依頼を検討すべきタイミング

表面的には「フォロワーが少ない」「いいねが伸びない」のような悩みでも、真のボトルネックは別にあることが多いです。

たとえば、

• 実は「プロフィールの導線」が最適化されておらず、コンバージョンが極端に低い
• 「UGCの設計」が甘く、リールで一時的にバズってもファン化につながっていない
• 投稿が伸びない理由が「世界観の軸ブレ」によるものだが、内部では気づけていない

こうした、表に出ない“機会損失”を特定し、最短で成果につなげるために戦略を再設計できるタイミングこそ、インスタコンサルの導入フェーズと言えます。

特に以下のようなステージでは検討を強くおすすめします。

• 売上や問い合わせ数とSNS成果を連動させたいフェーズ
• チーム運用体制を整えたいが、運用ノウハウが属人化している
• 今後、広告出稿や他媒体との連携も視野に入れて設計を見直したい

実際に起きているインスタ運用の失敗例

Instagram運用に取り組む企業の多くが、「とりあえず投稿を続けているが、手応えがない」という悩みを抱えています。実は、その大半が投稿作業に終始し、戦略的設計が欠けていることによる“構造的失敗”であることが多いです。

ここでは、実際に現場でよく見られる失敗パターンとその原因を紹介しながら、「戦略から整えることの重要性」を解説します。

失敗例①：投稿頻度は維持しているのにフォロワーが増えない

企業アカウントを立ち上げ、数か月間、休まずコンスタントに投稿を続けているにもかかわらず、フォロワー数がほとんど伸びないというケースは非常に多く見られます。一見すると運用体制も整っていて真面目に取り組んでいるように見えるものの、根本的な問題は「誰に向けて投稿しているのか」が明確になっていないことにあります。

例えば、アカウント上では商品紹介、キャンペーン情報、社内の様子などがバラバラに投稿されており、ユーザーから見たときに「このアカウントは何を提供してくれるのか」が伝わりません。結果として、フォローする理由がなく、離脱されてしまいます。ターゲットの定義があいまいなまま、「とにかく更新すること」に労力を割いてしまっている状態です。

本来、Instagramは“誰のためのメディアか”という軸がなければ、どれほど投稿を続けても見込み顧客には刺さりません。この失敗は、投稿内容そのものではなく、運用戦略の土台が整っていないことに起因していると言えるでしょう。

失敗例②：リールがバズったが売上やCVに一切つながらなかった

近年のInstagramでは、リール投稿が多くのリーチを獲得しやすいため、フォロワー数や再生回数が急増する事例も珍しくありません。しかし、バズをきっかけに一時的な注目を集めたものの、実際の売上や問い合わせ、サイト流入といった成果に一切結びつかないという声も多く聞かれます。

この原因の多くは、バズ狙いに偏ったコンテンツ制作に終始してしまい、ブランド設計や導線の整備がまったく行われていなかったことにあります。ユーザーがリールに興味を持ってプロフィールに訪れても、アカウントの世界観が薄く、何を扱っているのか分からない、または行動を促す導線が整っていないと、そこで離脱してしまいます。

注目されることと、成果につながることは別問題です。本来であれば、バズを見越して事前にプロフィールやハイライト、リンク導線を整え、興味を持ったユーザーが迷わず次のアクションを取れるようにしておくべきでした。この失敗は、運用の“点”はできていても、“線”として成果につながる設計がなされていなかった典型例と言えるでしょう。

失敗例③：代行会社に投稿を任せているが成果が伸び悩んでいる

運用の手間を省くために外部の運用代行会社へ依頼し、定期的な投稿が自動的に行われている状態にもかかわらず、数字に変化が見られないという声も多くあります。投稿は一見プロが制作したように見えるものの、アカウントの方向性や目的が曖昧であり、結果として効果が出ていないというパターンです。

この原因は、運用代行とクライアントとの間で「なぜその投稿をするのか」という意図やKPIが共有されておらず、見た目だけが整った形式的な投稿が量産されてしまっていることにあります。つまり、運用はされていても、戦略が伴っていないのです。

Instagramの運用においては、1つひとつの投稿がどのような目的を果たし、どう数字に影響するかを考慮してPDCAを回す必要があります。それがなければ、どれほど投稿の質を高めても、成果は出にくくなります。この失敗からわかるのは、運用を“作業”として切り出すだけでは不十分であり、戦略的な視点を持つことが不可欠だということです。

インスタコンサルに依頼できる業務内容

インスタグラムコンサルに依頼できる主な業務は、以下のとおりです。単なる投稿支援にとどまらず、戦略設計・コンテンツの最適化・広告やインフルエンサー連携など、成果創出に必要な広範な支援が可能です。

アカウント分析と戦略立案	現状の課題を可視化し、成果につながる戦略を設計
コンテンツ制作と投稿計画	魅力的な投稿の制作とスケジュール設計をサポート
ハッシュタグ戦略の立案	最適なハッシュタグ設計でリーチを最大化
フォロワー増加と認知拡大施策	キャンペーンや広告を活用し、狙った層のフォロワーを獲得
インスタ広告の運用と効果測定	広告の設計・運用・分析まで一括で支援
エンゲージメント向上施策	コメントやストーリーズなどで双方向の関係を構築
効果測定とレポート作成	データをもとに成果を見える化し、改善に活用
インフルエンサー施策の企画と実行	インフルエンサーとの連携で認知と信頼を拡大

アカウント分析と戦略立案

インスタコンサルが一番力を発揮するのが「現状のアカウントがなぜ伸びないのか」を明確にし、戦略を立ててくれることでしょう。

表面的なフォロワー数やいいね数ではなく、「なぜ伸びていないのか」「どの指標がボトルネックになっているのか」をデータに基づいて明らかにします。たとえば以下のような観点で課題を洗い出します。

• 保存率やプロフィール遷移率など、投稿の実質的な効果
• ペルソナとのズレや、世界観・ジャンルの一貫性
• コンテンツとCTAの連携度合い（閲覧 → フォローやクリックにつながるか）

この診断結果をもとに、KGI・KPIの設計、投稿ジャンルの選定、投稿構成の型化などを含めた、全体戦略を立てていきます。

コンテンツ制作と投稿計画

単に「いい感じの画像や動画を投稿する」だけでは、ビジネス成果にはつながりません。インスタコンサルでは、コンテンツの目的や構造まで踏み込んだ設計を行います。

たとえば、

• 冒頭3秒で目を引くサムネイルの構成（テキスト配置・カラー設計など）
• 見込み客に刺さるトピック選定と、保存したくなる情報量の設計
• 投稿ごとにプロフィール誘導・フォロー誘導などを狙ったCTAの配置
• 見た目だけでなく、投稿の並びに統一感を出すことでブランド価値を演出

このように、「見た目の映え」ではなく、「行動につながる投稿設計」が支援の中心になります。

ハッシュタグ戦略の立案

投稿をより多くのユーザーに届けるには、アルゴリズムに対応したハッシュタグ戦略が欠かせません。ただ単に関連タグを羅列するのではなく、投稿の保存率やエンゲージメント率を考慮した「階層構造のあるタグ選定」が行われます。

具体的には、

• 発見タブに掲載されやすい保存率・完読率の指標を考慮したタグ戦略
• ビッグワードだけでなく、スモールワードや感情・行動系タグの組み合わせ
• 同ジャンル内の競合投稿分析に基づくハッシュタグのPDCA

といった形で、ハッシュタグの設計も行なってくれます。

フォロワー増加と認知拡大施策

本当に成果につながるフォロワーは、「数」ではなく「質」で判断されるべきです。インスタコンサルでは、ビジネス成果に直結するフォロワーを集めるため、複数の手法を組み合わせて施策を実行します。

たとえば、

• 認知拡大を狙った保存・シェアされやすい投稿構成
• キャンペーン設計（コメント参加→DM誘導→フォロー導線など）
• 地域や業種を絞ったリール活用・広告配信によるターゲティング

こうした施策により、「売上につながるフォロワー」が獲得できる状態を構築してくれます。

インスタ広告の運用と効果測定

自然投稿だけでは限界がある場合、広告施策も視野に入れるべきです。広告代理店との違いは、「運用」と「自然投稿の整合性」を両立できる点にあります。

コンサルによる広告支援では、

• 自然投稿とのクリエイティブ統一性（違和感のない導線設計）
• LPやプロフィール誘導まで含めたコンバージョン設計
• クリック率・保存率・CV率など多角的な指標での効果測定

などが行われ、広告による認知拡大とリード獲得の最適バランスを調整してくれます。

インスタ広告のみの依頼をお考えの方は「インスタ広告代理店おすすめ19選比較！選び方から費用相場まで解説」をご覧ください。

エンゲージメント向上施策

フォロワーが増えても、関係性が薄ければアカウントの価値は上がりません。インスタコンサルへは、ユーザーとの関係性を深める「双方向コミュニケーション設計」まで依頼することができます。

たとえば、

• ストーリーズを活用したQ&Aや投票機能による参加体験
• DMの自動返信や保存のお礼メッセージなどによる距離感の縮小
• 定期的なライブやフォロワー限定投稿によるファン化施策

など、フォロワーとの関係性を高める施策の提案から実施まで行なってくれます。

効果測定とレポート作成

インスタグラム運用において、最も重要なのは「成果が出るまで改善を繰り返す」ことです。コンサルでは、単なる数字の羅列ではなく、戦略に基づいた定量的な効果測定と、それに基づく改善案の提示がされます。

具体的には、

• 投稿ごとの保存率・プロフィール遷移率の週次モニタリング
• 投稿ジャンル別のCV率比較によるリライト優先度の明確化
• 広告・自然投稿・キャンペーンごとのROI比較

といった内容を、月次レポートまたは週次のMTGで可視化し、次の打ち手に活かしていきます。

インフルエンサー施策の企画と実行

インフルエンサーマーケティングも、単なる「案件紹介」では終わりません。インスタコンサルでは、ブランドにマッチするインフルエンサーの選定から、投稿設計・効果測定まで一貫してサポートしてくれます。

主な支援内容には、

• フォロワー属性の一致率（職業・性別・興味関心）の分析
• 投稿後の誘導導線設計（タグ流入→ブランド検索→CV導線）
• ストーリーズ・フィード・リールなど媒体ごとの設計とA/Bテスト
• 投稿後の保存率・プロフィール遷移・CV貢献度の測定

などが含まれ、成果が見える形で施策が進められます。

インフルエンサーマーケティングに特化した会社は「インフルエンサーマーケティング会社27選！費用相場や比較ポイントを徹底解説」にて詳しく紹介しています。

インスタコンサルの費用相場

インスタグラムのコンサルティングサービスを利用する際、料金体系はコンサルタントの経験や提供するサービスの内容によって大きく異なります。ここでは、一般的なインスタコンサルの費用相場について詳しく解説します。

月額料金制

多くのインスタコンサル会社は月額制で料金を設定しています。この料金には、アカウント運用の基本的なアドバイスや投稿計画の提案、エンゲージメント向上のための戦略が含まれることが一般的です。

月額料金は、サービスの内容や提供する戦略によって幅がありますが、一般的には以下の相場となっています。

フォロワー数数千人規模の場合	月額約30,000円～50,000円
フォロワー数数千～数万人規模の場合	月額約80,000円～150,000円
企業アカウントや大規模アカウントの場合	月額約200,000円～500,000円

料金が高額になるほど、カスタマイズされた戦略や専任のコンサルタントが提供されることが多いため、長期的な運用を見据えた企業に向いています。例えば、すでにインスタグラムアカウントを運営しているが、さらに戦略的に成長させたい企業や、定期的な投稿・計画立案を希望する企業に最適です。

ただし、月額制は契約期間が長期にわたることが多いため、途中で方針変更が難しい点には注意しましょう。運用内容が自社の目標に合致しているか、事前にしっかりと確認することが重要です。また、途中で方向転換が必要な場合は、契約内容に柔軟性があるかを確認しましょう。

成果報酬型

中には成果報酬型の料金体系を採用しているインスタコンサル会社もあります。この場合、成果（例えばフォロワー数の増加や売上の増加）に応じて料金が発生します。具体的には、以下のような内容になります。

フォロワー増加数	1,000人増加ごとに数万円の料金
売上増加数	売上が一定金額以上に達した場合、売上の数パーセントを手数料として支払う

成果報酬型は、料金が成功に基づいているため、リスクを抑えてサービスを利用できる点が魅力です。特に、新規事業やキャンペーンの立ち上げを行う企業にとっては、リスクを最小限に抑えつつ成果を求めることができるため有効です。

しかし、具体的な成果を出すためには時間と労力がかかるため、短期間で目に見える成果を得るのは難しい場合があるため、長期的な視点でサービスを利用することが必要となります。成果報酬型は、成果を見極めるための指標設定をしっかり行い、目標達成に向けての計画を立てることが大切です。

時間単価制

インスタコンサル会社の中には、時間単価で料金を設定している場合もあります。特に一時的なアドバイスや特定の問題解決に対してコンサルティングを受けたい場合に利用されます。時間単価は一般的に以下の相場です。

初級のコンサルタント	1時間あたり5,000円～10,000円
中級のコンサルタント	1時間あたり10,000円～20,000円
上級のコンサルタント	1時間あたり20,000円～50,000円

時間単価制は、特定の課題に対してピンポイントでサービスを依頼したい企業に適しています。例えば、インスタグラムの新しい施策や改善点を相談したい、あるいは既存の運用方法に対するアドバイスが必要な場合などが当てはまります。また、短期間で解決したい課題を持つ企業にとっては、非常に有効な料金体系と言えるでしょう。

ただし、時間単価制の場合、依頼する内容に応じて費用が膨らむことがあるため、予算内で収めるためには事前に依頼内容を明確にしておくことが重要です。時間単価制は、アドバイスを受ける時間をしっかり管理し、納得できる範囲でサービスを利用するようにしましょう。

パッケージプラン

インスタグラムのコンサルタントによっては、特定の目的に対するパッケージプランを提供していることがあります。例えば、「アカウント設計+初期設定+投稿計画作成」や、「月間投稿代行+効果測定+改善提案」などのセットサービスです。パッケージプランの料金相場は次の通りです。

初期設定プラン	50,000~150,000円
月間運用プラン	100,00~300,000万円
包括的なフルサポートプラン	300,000~500,000円

パッケージプランを利用することで、複数のサービスがまとめて提供されるため、費用対効果が高くなります。特に、アカウント設計や運用全般を一貫してサポートしてほしい企業に向いています。例えば、新たにインスタグラムアカウントを立ち上げる企業や、特定のキャンペーンに向けて集中的に運用を行いたい企業に最適です。

一方で、パッケージプランにはサービス内容が決まっているため、必要ないサービスが含まれている場合があることに注意が必要です。プラン内容を事前に確認し、自社に必要なサポートが含まれているか、柔軟性があるかを確認しておくと良いでしょう。

インスタコンサル会社の比較ポイント

インスタグラムのコンサルティングサービスを依頼する際、複数のコンサル会社を比較することは非常に重要です。以下のポイントを踏まえて、最適なコンサル会社を選びましょう。

1. 最低契約期間
2. 対応可能な投稿素材の種類
3. 対応可能な業界
4. 内製化支援の有無

最低契約期間

インスタコンサル会社を選ぶ際、最低契約期間を確認しましょう。多くのコンサル会社は、成果を安定して得るために3か月から6か月といった期間を契約条件とする場合が多いですが、企業によっては短期契約が可能な場合もあります。

短期間で成果を求める企業にとっては柔軟な契約期間が魅力となる一方、長期的な視点でブランディングやフォロワーの質を向上させたい場合は、最低契約期間が長めの企業を選ぶことで安定したサポートが期待できます。また、解約条件や契約更新時の対応も同時に確認しておくと良いでしょう。

対応可能な投稿素材の種類

投稿素材の種類に対応できる幅の広さも、コンサル会社を選ぶ際の大切なポイントです。写真やテキスト中心の投稿だけでなく、リールやストーリー、動画、インフォグラフィックなど多様な形式に対応しているかを確認する必要があります。

また、これらの素材がどれだけ質の高いものかも重要です。例えば、動画の編集技術が優れている会社は、視聴者を引き付ける効果的なリールの作成を得意とする可能性があります。どの形式がターゲット層に最も響くのかを把握し、それに適した投稿素材を制作できる会社を選ぶことが成功の鍵となります。

対応可能な業界

コンサル会社が特定の業界に特化しているかどうかも、選択の大きなポイントです。業界特有のトレンドや顧客層へのアプローチ方法を熟知している会社は、より的確なアドバイスやサポートを提供してくれます。

例えば、ファッションや美容業界に強い会社は、ビジュアル重視の投稿が得意であり、消費者の興味を引くデザインやストーリーテリングを提案できます。一方で、BtoB企業向けのマーケティングを得意とする会社は、専門的な知識や信頼性を重視した投稿戦略を構築するのが上手です。自社の業界に合ったコンサル会社を選ぶことで、成果を最大化することが可能となります。

内製化支援の有無

インスタ運用の内製化を目指す場合、コンサル会社が社員へのトレーニング、運用マニュアルの整備、制作物へのフィードバック、コンテンツテンプレートの提供などの内製化支援まで対応しているかどうかを確認しましょう。

例えば、専任コンサルタントの伴走により、自社運用完全移行まで手厚くサポートしているサービスもあります。内製化により、自社のブランド・商品に対する深い理解を活かした運用を実現することも可能なため、インスタ運用の内製化を目指す企業は内製化支援の有無・内容も確認したうえで、依頼先を決めましょう。

インスタコンサル会社の選び方・タイプ

インスタグラムのコンサルティングを依頼する際、自社の目的やニーズに最適なコンサルタントを選ぶことが、成果を上げるための重要なポイントです。ここでは、インスタコンサル会社をの4つのタイプに分けて、それぞれの特徴を解説します。

1. 集客導線設計が強いタイプ
2. ブランディングが強いタイプ
3. 広告運用やCPA改善が強いタイプ
4. インフルエンサー活用に強いタイプ

1. 集客導線設計が強いタイプ

・インスタグラム経由で直接的に売上やリードを獲得したい企業
・広告費を最適化しつつ、高いROI（投資対効果）を狙いたい企業

集客導線設計に強いコンサルタントは、インスタグラムを単なるブランディングツールではなく、収益化やリード獲得を効率的に達成するための戦略的なメディアとして活用するための提案を行なってくれます。

例えば、ターゲットとなるフォロワーを精緻にセグメントし、そのニーズに応じたコンテンツと誘導策を提案します。特に、コンバージョン率を意識したキャンペーン設計や、インスタグラムから外部サイトや販売ページへ誘導するための導線を確立する能力に長けています。

単なる投稿の増加ではなく、投稿後のアクション（リンククリック、購買行動）を徹底的に設計し、フォロワーを「潜在顧客」から「購買行動を起こす顧客」へと変換させることを強みとしているタイプです。

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2. ブランディングが強いタイプ

・製品やサービスに対する信頼感を高め、感情的なつながりを作りたい企業
・高価格帯の商品やサービス、またはニッチ市場で差別化を図りたい企業

ブランディングを得意とするコンサルタントは、単に視覚的に魅力的なコンテンツを作成するだけでなく、ブランドの「ストーリー性」を構築し、ターゲットとなるフォロワーと感情的なつながりを作り上げてくれます。これには、統一感のあるビジュアルコンテンツ、ブランドメッセージ、キャッチフレーズなどを通じて、企業のアイデンティティを強化していく戦略が含まれます。

さらに、フォロワーとの対話を大切にし、ファン層を育成するための施策（コメントやDMでの交流、キャンペーンへの参加促進など）を実行します。特に、高級ブランドや感情的な価値を重視する商材を扱う場合では、このタイプが特に効果を発揮してくれるでしょう。

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3. 広告運用やCPA改善が強いタイプ

・広告予算を効率的に使い、最大のリターンを狙いたい企業
・コンバージョンを重視し、広告パフォーマンスを最適化したい企業

広告運用やCPA（顧客獲得単価）改善に強いコンサルタントは、データに基づいたインスタグラム広告の最適化を得意とします。ターゲティング精度を高め、費用対効果の最適化を実現するために、クリエイティブのA/Bテストや広告セットの細分化を行い、どのコンテンツが最も成果を上げるかを精査します。

さらに、リターゲティング広告を活用し、サイト訪問者やエンゲージメントが高いユーザーに対して再アプローチを行い、CPAの改善を狙います。このタイプのコンサルタントは、特に広告運用における予算管理やROIの最大化に熟練しており、目標達成に向けたデータ駆動型のアプローチを提供してくれます。

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4. インフルエンサー活用に強いタイプ

・影響力を持つインフルエンサーと連携し、効果的にリーチを拡大したい企業
・口コミや評判を活用し、ブランドの信頼性や価値を向上させたい企業

インフルエンサー活用に強いコンサルタントは、ターゲット市場に影響力を持つインフルエンサーとの戦略的な提携を設計し、ブランド認知度やエンゲージメントの向上をサポートしてくれます。インフルエンサーとのコラボレーションを通じて、自社製品やサービスに対する信頼感を醸成し、その結果としてフォロワーの購入意欲や関心を引き出します。

このタイプのコンサルタントは、インフルエンサー選定の精度が高く、フォロワー層の分析やキャンペーン全体の効果測定を通じて、最適なインフルエンサーマーケティング施策を提案してくれます。特に新規市場開拓や急速な認知度向上を狙いたい企業にとって、インフルエンサーとの連携は効果的な手段となるでしょう。

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インスタコンサル会社18選一覧比較表

以下は、本記事で紹介するインスタコンサル会社の一覧比較表です。

上記で解説した「タイプ」と「比較ポイント」をフィルターで絞ることができますので、各制作会社の詳細紹介を読む前に、自社に最適なコンサル会社のあたりをつけてみてください。

なお、以下の記事では、インスタ運用代行サービスを15選紹介しています。さらに多くの運用代行サービスを比較して自社にマッチしたものを選びたい方は、ぜひあわせてご覧ください。

関連記事：インスタ運用代行会社おすすめ25選を徹底比較！費用相場や選び方を解説

【集客導線設計が強いタイプ】のインスタコンサル会社

初めに、集客導線設計が強いタイプのインスタコンサル会社を紹介します。

株式会社CIN GROUP

株式会社CIN GROUPは、500社以上のInstagram運用支援実績を持つコンサルティング会社です。飲食店・アパレル・メーカーなど幅広い業種の支援経験があり、月額15万円～のコンサルティングプランでは、運用戦略設計からKPI設定、効果測定、月次ミーティングまでを提供。投稿代行や広告配信等のオプションも追加可能で、顧客ニーズに合わせたカスタマイズも可能です。

インスタ運用に精通した専門コンサルタントが、フォロワー増加や効果的なストーリーズ活用など具体的なアドバイスを提供。効果測定ツールとデータ分析に基づいた改善策でアカウント成長を促進しています。月次レポート作成・振り返りMTG・改善提案などを通じてでPDCAサイクルを回し、効果最大化を目指します。さらに、コンサルティングを通して顧客担当者へノウハウ提供し、内製化支援も行っています。

最低契約期間	6か月
対応可能な投稿素材の種類	写真撮影、フィード素材のデザインテンプレート
対応可能な業界	飲食店・アパレル・メーカーなど幅広い業種に対応可能
内製化支援の有無	デザインプレートを制作、コンセプトの立て方・コンテンツ制作のポイントなど相談可能
料金	・コンサルティングプラン：150,000円～ / 月 ・投稿代行プラン：170,000円～ / 月 ・コンサルティングプラン＋投稿代行プラン：260,000円～ / 月 ・フルパッケージプラン：380,000円～ / 月

株式会社グランネット

株式会社グランネットは、フォロワー数だけでなく質の高いフォロワー獲得に注力し、売上増加を目指すインスタコンサル会社です。250アカウント以上・300業種以上の支援実績を持つ経験豊富なコンサルタントが在籍しており、ニーズに合わせて「コンサル型」と「丸投げ型」の2つのプランを提供しています。

コンサル型では、競合のベンチマーク・KGI・KPIの策定から、現状に沿った運用ナレッジ・ノウハウの提供、運用結果の分析・改善までサポート。丸投げ型では、アカウント設計からコンテンツ制作、投稿作業まで依頼可能です。売上増加だけでなく、採用やブランディングなど多様な目的に対応したノウハウ・戦略を提供しているコンサル会社です。

最低契約期間	要問合せ
対応可能な投稿素材の種類	要問合せ
対応可能な業界	対応可能業種は300業種以上
内製化支援の有無	アカウントの現状に沿った運用ナレッジ・ノウハウなどを共有
料金	50,000円～ ※アカウントによっては初期費用が別途発生

株式会社ニューオーダー

株式会社ニューオーダーは、クリエイティブに強みを持つインスタコンサルティング会社です。2004年から雑誌編集も手掛けており、広告に活用できるクオリティ水準の写真・動画制作が可能。顧客のニーズに合わせて「コンサルプラン」と「基本運用プラン」の2種類のプランを提供しており、コンサルプランではコンテンツ制作に関するアドバイスや、ハッシュタグ設計などを記載したレポートを共有してもらえます。

インスタ運用代行以外にも、リール動画制作・インバウンド集客サポート・TikTok運用サポートなど、多様なニーズに対応。打ち合わせでアカウント改善提案を行うなど、サポート体制も整えているコンサル会社です。

最低契約期間	要問合せ
対応可能な投稿素材の種類	写真撮影、縦型動画制作
対応可能な業界	多様な業界（大手企業、ホテル、飲食店、観光施設など）
内製化支援の有無	コンテンツ制作のアドバイス・ハッシュタグ設計などを記載したレポートの作成あり
料金	初期費用：150,000円～ 月額費用：200,000円～

株式会社ホットリンク

株式会社ホットリンクは、インスタ運用における戦略策定から日々の運用までを一貫して支援しているコンサル会社です。運用リソース不足やリーチ数・フォロワー増加など、企業のインスタ運用におけるさまざまな課題に対応しています。

独自開発の分析ツール「HashPick」と蓄積されたソーシャルデータを用いた、データドリブンな運用が強みです。詳細なデータに基づいたアカウント分析レポートを提供し、効果的な戦略立案を支援しています。ソーシャルメディアやインスタに関する数々の成功パターンから編み出した独自メソッド「UDSSAS」を活用し、業種・業態を超えて成果を上げる体制を整えているのも特徴です。

最低契約期間	6か月
対応可能な投稿素材の種類	要問合せ
対応可能な業界	食品メーカー、外食チェーン、美容用品、アパレル、自動車、Webサービスなど
内製化支援の有無	社員のインフルエンサー化を支援する社員研修を提供
料金	要問合せ

株式会社hypex

株式会社hypexは、国内唯一の採用マーケティング専門エージェンシーとして、企業の採用成功を第一に考えたインスタ運用代行を提供しています。アカウントのフォロワー増加だけに留まらず、実際に応募者を獲得し、採用につなげることを目標に運用している点が特徴です。

SNSを通じて年間3,000名以上の応募獲得実績もあり、豊富な運用経験に基づき、データドリブンなPDCAサイクルを回すノウハウを有しています。インスタ運用に必要なサービスを包括的に提供しているうえ、応募者一次対応・応募者数値管理などの採用領域の代行にも対応しているコンサル会社です。

最低契約期間	3か月
対応可能な投稿素材の種類	アイコン作成、ストーリーズカバー作成、投稿デザイン、ライティング、シナリオ作成、写真・動画撮影、LP作成など
対応可能な業界	要問合せ
内製化支援の有無	要問合せ
料金	100,000円～ / 月

アディッシュ株式会社

アディッシュ株式会社は、X・Instagram・Facebookなど、主要なSNSプラットフォームに対応したコンサルティングサービスを提供する会社です。各プラットフォームの特性を理解し、顧客のニーズやマーケティングフェーズに合わせて戦略を提案。インスタでは、写真や動画、ストーリーズ機能を活用した視覚的なブランドアピールを得意としています。

映像配信サービス・航空会社・ゲームアプリなど、さまざまな業界の企業のSNS運用を代行した実績も。アカウント開設・運用支援から、ファンとの関係強化、サービス認知・拡散まで、SNS運用に関する幅広いサービスを提供しています。スポットでのSNS運用代行も受け付けています。

最低契約期間	スポットでの運用代行に対応可能
対応可能な投稿素材の種類	投稿コンテンツの作成　※詳細は要問合せ
対応可能な業界	映像配信サービス、航空会社、ゲームアプリ開発会社など
内製化支援の有無	要問合せ
料金	要問合せ

【ブランディングが強いタイプ】のインスタコンサル会社

次に、ブランディングが強いタイプのインスタコンサル会社を紹介します。

株式会社バケット

株式会社バケットは2008年からSNSサービスを提供し、累計約200社・総フォロワー数500万人以上の実績を持つインスタコンサル会社です。長年の経験に基づくノウハウを強みとし「机上提案ではなく、実際に運用代行しながら継続的に改善する運用力」と実行力を重視しています。

戦略策定からアカウント開設、運用、モニタリング、キャンペーン支援まで、SNSマーケティング全体を多角的にサポート。社内に蓄積された最新アカウント運営ノウハウにより、常に変化するSNSトレンドにも対応可能です。コンサルティングから投稿管理・キャンペーン支援などの実行まで、ワンストップで支援している会社です。

最低契約期間	要問合せ
対応可能な投稿素材の種類	画像・動画・イラスト制作など
対応可能な業界	エンタメ系を中心に幅広い業界に対応
内製化支援の有無	運用マニュアル・ガイドライン作成など
料金	戦略策定：200,000円（初回のみ） アカウント管理・投稿管理：300,000円 / 月 運用報告レポート：100,000円 / 月 など

株式会社ガイアックス

株式会社ガイアックスは、10年以上の実績と1,000社以上の累計支援実績を持つインスタコンサル会社です。日本のソーシャルメディアマーケティング黎明期から事業を展開しているため、豊富な知見とノウハウを保有しています。特に、SNS運用の内製化を希望する企業への支援に強みを持ち、専任のコンサルタントが伴走する形で自社運用へ完全移行できるまでサポートしています。

SNS運用代行・SNSマーケティング戦略設計・クリエイティブ制作など、幅広いサービスを顧客の個別ニーズに合わせてカスタマイズして提供しています。メーカー・小売・金融など、多様な業界への支援実績があるのも特徴です。

最低契約期間	6か月
対応可能な投稿素材の種類	撮影・クリエイティブ制作 ※詳細は要問合せ
対応可能な業界	メーカー、小売、金融、サービス・インフラ、ソフトウエア、広告・出版・マスコミ、官公庁・公社・団体など
内製化支援の有無	運用支援も交えたコンサル業務で自社運用完全移行までを支援
料金	初期費用：500,000円～ 月額費用：500,000円～

株式会社トライバルメディアハウス

株式会社トライバルメディアハウスは、複数SNSプラットフォームを横断的に活用した統合的な戦略提案を得意とするインスタコンサルティング会社です。Instagram・X・Facebook・LINE・TikTokなど、多様なプラットフォームに対応できます。

事業課題や目標を踏まえ、SNSの役割を整理して戦略を策定。感覚的な判断ではなく、ソーシャルリスニングやフォロワー調査などを用いたデータに基づいた客観的な分析を行い、効果的な戦略を立案しています。部門を横断したアカウント運用代行にも対応可能で、全社で利用できる投稿企画やレポートのフォーマットを共有してもらえるのも魅力です。

最低契約期間	12カ月
対応可能な投稿素材の種類	スチール撮影、画像制作・加工など
対応可能な業界	要問合せ
内製化支援の有無	マーケティング社内研修の実施可能
料金	3,400,000円～

株式会社ウィズワーク

株式会社ウィズワークは、親会社であるクロス・マーケティングが持つ20年以上のマーケティングリサーチのノウハウと、500万人超のアンケートパネルを活かしたデータを用いて、SNS戦略の立案から投稿、運用までをサポートします。顧客分析、市場分析、KGI・KPI設定などを行い、データに基づいたアカウント運用設計を行います。

また、SNS広告運用代行やキャンペーン企画・実施などの施策にも対応。戦略設計・MTGなど含めた基本プランに対し、ニーズに応じて「Webリサーチ」や「ユーザー対応」などのオプションを追加できるのも魅力です。

最低契約期間	要問合せ
対応可能な投稿素材の種類	テキスト・クリエイティブ制作、出張撮影など
対応可能な業界	要問合せ
内製化支援の有無	要問合せ
料金	要問合せ

【広告運用が強いタイプ】のインスタコンサル会社

次に、広告運用が強いタイプのインスタコンサル会社を紹介します。

株式会社フルスピード

株式会社フルスピードは、SNS運用・広告運用で1,000件以上の実績を持つインスタコンサル会社です。大手企業から中小企業、海外展開まで、幅広い規模・業種の企業を支援してきた経験があります。Instagram・X・Facebook・LINE・Pinterest・YouTubeなど、複数のSNSを横断した運用も可能です。

Meta社・X社・LINE社の認定代理店で、ByteDance社・Pinterest社とも提携しているため、各プラットフォームの最新情報や仕様変更をいち早く把握し、顧客に最適な提案を行うことができます。SNS運用を内製化したい企業に対して、ノウハウ提供やツール活用支援などのサポートを提供している点も魅力です。

最低契約期間	要問合せ
対応可能な投稿素材の種類	画像・動画撮影、画像・動画制作、文字入れ、イラストなど
対応可能な業界	メーカー、食品、チェーン店、ラグジュアリーブランド、サロン、ホテル、商業施設、大手放送局など
内製化支援の有無	内製化に向けたアドバイス・分析による支援、ツール活用支援あり
料金	要問合せ

株式会社カプセル

株式会社カプセルはアカウント運用代行だけでなく、広告運用やキャンペーン施策など、アカウント運用周辺の施策にも対応可能なインスタコンサル会社です。クライアントとの長期的な関係構築を重視しており、クライアントの75％以上が3年以上、なかには20年以上の取引実績も。長期的な支援を通じて事業理解を深め、より効果的な運用を実現しています。

また、SNS運用の内製化を目指す企業に対し、3〜6か月間運用に伴走して内製化の仕組みを作るサービスも提供。内製化に必要な分析ツールや、学習に役立つ動画コンテンツも用意しています。企業のニーズに合わせて、運用代行・コンサルティング・サポートなど、多様な料金プランを用意しているのも魅力です。

最低契約期間	初回のみ3か月、以降は1か月単位での契約可能
対応可能な投稿素材の種類	投稿文章作成
対応可能な業界	住宅業界（住宅会社・リフォーム会社など）
内製化支援の有無	SNSコンサルティングプランで投稿改善・SNS広告・インスタLIVE・キャンペーン・写真の取り方などを提案、社内研修実施のためにセミナー講師派遣も可能
料金	SNSコンサルティング：150,000円～ / 月 Instagram運用代行：70,000円～ / 月

ASUE株式会社

ASUE株式会社は、これまでに累計300社以上、30億円超の広告費を運用してきた経験を活かし、単なる広告配信にとどまらず、クライアントごとに最適なマーケティング戦略の設計から効果測定、改善提案まで一貫してサポートします。

Instagram広告運用では、ROAS（広告費用対効果）が3倍、CPA（顧客獲得単価）が1/3になるなど、確かな成果を上げており、ピンポイントなターゲティングや多彩な広告フォーマットの活用で、目的に応じた運用が可能です。運用担当者が直接クライアントとやり取りし、迅速な対応ときめ細やかなコミュニケーションを重視しているため、広告効果の最大化に向けてPDCAサイクルを継続的に回しながら、クリエイティブの改善やランディングページ制作、動画広告の作成など幅広い施策を展開できます。

最低契約期間	3ヶ月
対応可能な投稿素材の種類	静止画、動画、バナー、ランディングページなど多様な広告クリエイティブ
対応可能な業界	累計450社以上の運用実績があり、幅広い業種・業界に対応可能
内製化支援の有無	要問い合わせ
料金	初期費用：0円 運用代行手数料：広告費の20％（下限10万円 / 月）

COUNTER株式会社

COUNTER株式会社は、豊富な実績を持つプロフェッショナルがInstagram広告の戦略立案から運用、効果検証まで一貫してサポートする点が大きな特徴です。広告運用の専門家が、クライアントの課題や商材に合わせて最適な広告施策を設計し、Instagramのアルゴリズムや最新のアップデート情報を活用しながら、広告効果の最大化を目指します。

また、広告運用代行だけでなく、クライアントの内製化（インハウス運用）支援も提供しており、運用ノウハウのレクチャーやロードマップ策定などを通じて、社内で広告運用を自走できる体制づくりもサポートしています。さらに、広告運用にとどまらず、CVR改善やホワイトペーパー制作など、幅広いクリエイティブ領域にも対応可能です。初期段階では媒体学習期間を設け、3ヶ月ほどで成果が現れやすい運用設計を行うなど、再現性の高い広告施策を強みとしています。

最低契約期間	要問い合わせ
対応可能な投稿素材の種類	バナー、動画、ホワイトペーパーなど幅広いクリエイティブに対応
対応可能な業界	業界を問わず幅広く対応可能（BtoB、BtoC、不動産、物販など多数実績）
内製化支援の有無	あり（インハウス運用支援、運用ノウハウのレクチャー、ロードマップ策定など）
料金	初期費用：0円 広告運用手数料：広告費の20% 制作費：要問い合わせ

【インフルエンサー活用に強いタイプ】のインスタコンサル会社

最後に、インフルエンサー活用に強いタイプのインスタコンサル会社を紹介します。

株式会社イーペース

株式会社イーペースはインスタ運用に加え、インフルエンサーマーケティングとの連携も得意とするインスタコンサル会社です。広告運用やインフルエンサー起用を組み合わせることで、インスタアカウントの成長を促進します。データに基づいたPDCAサイクルを重視しており、月次分析でさまざまな指標を評価して最適化を図ります。

総合マーケティング会社である強みを活かし、インスタ運用をほかのマーケティング施策と連携させ、全体最適化を目指した提案を行います。企業がインスタ運用を内製化できるよう、担当者が使用可能なツールに合わせてクリエイティブのテンプレートを作成してもらえるのも魅力です。

最低契約期間	要問合せ
対応可能な投稿素材の種類	写真撮影、画像加工、動画制作、投稿テキスト作成など
対応可能な業界	ホテル・宿泊施設、温泉旅館、行政機関など様々な業界に対応
内製化支援の有無	社内で投稿できるように、担当者が使用できるツールに合わせてテンプレートを作成
料金	初期費用：150,000円 月額費用：250,000円～

株式会社フェリエスト

株式会社フェリエストは、アカウント運用代行だけでなく、広告運用からキャンペーン施策、インフルエンサーキャスティングまで対応可能なインスタコンサル会社です。企業のファンの多さに応じて、ユーザーにとって有益な情報を発信する「マガジン型」と、自社商品画像がメインの「ブランド型」のコンテンツを制作しています。

独自のシステムを用いた分析や、KPI設定、月次MTGなどを通して成果を重視して運用しているのも特徴です。インフルエンサー・Z世代クリエイター・テレビ番組制作スタッフなど、多種多様なクリエイターと連携し、クオリティ水準の高いクリエイティブを制作しています。

最低契約期間	要問合せ
対応可能な投稿素材の種類	画像・動画の撮影、画像・動画の制作、投稿テキストの考案など
対応可能な業界	社会福祉法人、大学、企業、食品メーカーなど
内製化支援の有無	投稿デザインへのアドバイスなどに対応
料金	100,000円～

ソーシャルワイヤー株式会社

ソーシャルワイヤー株式会社は、8,000名以上の登録インフルエンサーをネットワーク化し、企業のブランドや商品に最適なインフルエンサーを選定し、戦略的なコラボレーションを実現することができます。

さらに、インサイト分析やレポーティングを通じて、投稿の効果測定や改善提案も徹底。投稿タイミングやストーリー性にも注力し、ターゲットユーザーへの最適なリーチを実現します。これらの包括的な支援体制により、フォロワー獲得から売上アップまで、企業の成長に直結する長期的な成果を目指せるのが大きな特長です。

最低契約期間	3カ月
対応可能な投稿素材の種類	写真、動画、ストーリーズ、リールなど多様なInstagramコンテンツ
対応可能な業界	業種を問わず幅広く対応（大手企業から中小企業まで、BtoC・BtoBともに実績多数）
内製化支援の有無	あり（運用体制構築や分析レポート、改善提案などを通じて自社運用への移行もサポート）
料金	SNSアカウント運用代行：100,000円～ / 月 インフルエンサーマーケティング：フォロワー数×1円～（契約期間により単価変動）

株式会社サイバー・バズ

株式会社サイバー・バズは、著名ブロガーやインフルエンサーを活用したプロモーションを軸に成長し、現在はInstagramをはじめとした各種SNSのアカウント運用代行、キャンペーン企画、効果測定、ECコンサルティングまでワンストップで対応しています。

特に、インフルエンサーネットワークを活用したプロモーション支援や、企業のブランドファン化を促進する施策に強みがあり、SNSを活用した認知拡大から購買促進まで、フルファネル型での運用をサポートします。SNS運用の専門チームが独自ツールを活用し、クリエイティブ制作やPDCAサイクルをスピーディーに回すことで、企業ごとの目的やフェーズに最適なプランを提案できる点も特徴です。また、UGC（ユーザー生成コンテンツ）の生成・納品サービスも展開し、インフルエンサーのみならず一般ユーザーの投稿も活用した多角的なSNS施策を実現しています。

最低契約期間	6ヶ月
対応可能な投稿素材の種類	静止画、動画、UGC（ユーザー生成コンテンツ）、ライブ配信など多様なSNS投稿素材
対応可能な業界	EC、販促、ブランド認知など幅広い業界に対応
内製化支援の有無	専門チームやツールを活用した運用代行が中心だが、ノウハウ提供や支援も可能
料金	要問い合わせ

信頼できるインスタコンサルの特徴と見抜き方

インスタグラムのコンサルティングを依頼する際、Webサイトに掲載されたサービス内容や料金表だけでは「本当に信頼できる会社かどうか」を判断することは難しいと思います。

以下では、実務で運用を依頼する企業の視点から見た“信頼できるコンサル会社”の実態と、それを見抜くための具体的なチェックポイントを紹介します。

1. 「投稿内容」だけでなく「KGI設計」から逆算して話ができる
2. 「運用だけ」ではなく「ボトルネックの特定と修正」に踏み込んでくれる
3. 実績が「数字の羅列」ではなく「戦略と過程」で語られている
4. 「現場感」のあるフィードバックができる

1. 「投稿内容」だけでなく「KGI設計」から逆算して話ができる

インスタ運用で成果を出すためには、投稿内容の工夫からではなく「何のために発信するのか」という目的設計が重要になります。信頼できるコンサルは、最初の提案やヒアリングの段階から、投稿戦略ではなくビジネスのKGI（最終成果）やLTVとの関係性を掘り下げる傾向があります。

たとえば、以下のような話が自然に出てくるコンサルは、目的と戦略を連動させて設計できている可能性が高いです。

• 「この投稿のリーチよりも、LPへの遷移率がボトルネックです」
• 「売上貢献が目的なら、商品導線を持たない世界観投稿は逆効果です」
• 「ストーリーズでのCV訴求が、カート遷移率を大きく変えます」

一方で、初回から「投稿はどんな写真がいいですか？」といった表面的な会話に終始する場合は、戦略の深さに乏しい可能性があるため、避けた方がいいでしょう。

2. 「運用だけ」ではなく「ボトルネックの特定と修正」に踏み込んでくれる

どのコンサルも「運用はできます」と言いますが、本質は「結果が出なかったときにどう動くか」で判断すべきです。信頼できる会社は、単に投稿を続けるのではなく、明確な仮説と検証によって改善を行なってくれます。

たとえば、以下のような改善アプローチが提示されるかどうかが見極めポイントになります。

• 「保存率が低いのは投稿テーマがブレているから、カテゴリ設計を整理しましょう」
• 「フォロワーの属性が乖離しているため、リールの初動セグメントを見直す必要があります」
• 「リーチはあるがクリックがないので、CTA導線と商品理解の訴求を同時に強化しましょう」

このように、「どこがボトルネックか」を構造的に特定し、次の手を打てる会社は信頼に値します。

3. 実績が「数字の羅列」ではなく「戦略と過程」で語られている

支援事例をLPなどで紹介している会社は多いですが、見栄えの良い数字を並べているだけの可能性もあるため、一概に信頼できるとは判断できません。むしろ注目すべきは、「なぜその成果が出たのか」「どんな施策が有効だったのか」を具体的に言語化できているかどうかです。

たとえば、信頼できる会社の事例には次のような内容で書かれていることが多いです。

• 「商品理解が低いという課題に対し、3投稿連続で“購入者の声”を分解。結果としてCV率が2.4倍に」
• 「店舗送客を目的とした美容サロン案件では、地図付きストーリーズとハイライト導線を追加して来店数が月15件から月60件に改善」

このように、「どう成果に至ったか」がセットで語られていれば、再現性と戦略性のあるコンサルと判断していいでしょう。

4. 「現場感」のあるフィードバックができる

インスタは媒体特性が強いため、ツール的な知識や抽象的なマーケ論では成果に直結しません。信頼できるコンサルは、現場で何が起きていて、ユーザーが何を見てどう動くのかという肌感覚に近い知見を持っています。

以下のような「実際の判断と使い分け」が語れるかどうかが一つの基準になります。

• 「この商材なら、スワイプ誘導よりもDM送付のほうが成約率が高くなる」
• 「競合のフォロワー層を意識した投稿時間の最適化で、3割リーチ改善しました」
• 「複数アカウント連携より、1アカウント集中のほうがブランド認知の一貫性が保てます」

こうした具体性を持って「その場での打ち手」を即答できる相手は、信頼に足ると判断できます。

表面的には似たようなサービスに見えても、「どの地点から話を始めるか」「どこまで踏み込んで改善を提案してくるか」で、会社の本質は大きく異なります。料金や投稿数だけで判断せず、提案の粒度・会話の濃度・事例の言語化の質から、その会社が「自社の目的達成に並走できるか」を見抜いてください。

まとめ

本記事では、インスタコンサル会社の選び方や比較ポイントについて解説しました。まずは、以下の項目にて、自社に最適なタイプを選びましょう。

集客導線設計が強いタイプ	売上やリード獲得など、インスタ経由の具体的成果に直結する導線設計・戦略が得意
ブランディングが強いタイプ	ブランドストーリーや世界観の構築、統一感あるビジュアル、ファンとのエンゲージメント施策を重視
広告運用・CPA改善が強いタイプ	A/Bテストやリターゲティング、データ分析による運用改善が得意
インフルエンサー活用が強いタイプ	ターゲットに合うインフルエンサー選定やコラボ施策、口コミ拡散などで認知・信頼獲得を支援

また、その中でも以下の4つの比較ポイントにて絞り込みます。

1. 最低契約期間
2. 対応可能な投稿素材の種類
3. フレームワーク・メソッドの充実度
4. 内製化支援の有無

この記事がインスタコンサル会社選びの一助になれば幸いです。