【企業向け】インスタグラム運用のコツ!5つの成功事例を交えて運用ノウハウをご紹介

近年のSNSの発達により、ユーザーの多くはインスタグラムで商品の情報収集を行います。そのため、企業はインスタグラム運用を行い商品の販売促進や企業認知を行うことで大きな効果を得ることができます。
また、インスタグラムは広告の発信や商品の使い方も投稿できるため、うまく活用することで販売促進と企業や商品の認知に繋げられます。
本記事では、インスタグラム運用が得意な企業の成功事例と成功までのノウハウをまとめました。企業がインスタグラム運用を行い成功するまでのノウハウを知りたい方は、ぜひチェックしてください。
目次
企業におけるインスタグラム運用の重要性
企業のインスタグラム運用は、視覚的なコンテンツが中心となり消費者の興味を惹きつけやすく、商品サービスの認知拡大に直結するSNSです。以下のグラフを見て分かる通り、若年層を中心に幅広い世代に浸透しています。

そのため、現代のマーケティング戦略では必要不可欠な存在となっており、インスタグラムを運用することで以下のような成果を生み出すことができます。
消費者(BtoC)向けの発信 | • ブランドの認知向上 • 商品やサービスの販売促進 • ショッピング機能を活用してECサイトへ導入し購入してもらう |
企業(BtoB)向けの発信 | • 企業の認知向上と新規開拓 • 人材採用 • 企業のブランディングイメージを確率 |
インスタグラムは、企業にとってBtoB、BtoCの両面で活用できるマーケティングツールです。ターゲット層に合わせた広告運用やECサイトへの誘導、新規顧客の獲得に貢献します。インスタグラムで戦略的なコンテンツ制作やインサイト分析を活用し企業の成長に役立てましょう。
【企業向け】インスタグラム運用の始め方
企業がインスタグラム運用を成功させるには、投稿前の準備がとても大切です。顧客とのつながりや企業の売上促進、認知度の向上などのマーケティング施策に役立ちます。以下の手順に沿ってしっかりと準備をしていきましょう。
- インスタグラムを運用する目的を決める
- 競合他社を分析する
- プロフィール作成
- 投稿の詳細を決める
1. インスタグラムを運用する目的を決める
企業がインスタグラム運用を行うためには、運用の目的を明確にすることが重要です。目的が曖昧では施策の方向性が定まらず効果を十分に発揮できない場合があります。そのため、運用を開始する前には、目的を具体的に設定し、関係者間で共有しておきましょう。
たとえば、商品の認知向上を目的とした場合、利用方法の紹介を行い実際に自分が使えそう、使ってみたいと思ってもらえる投稿を増やしていくことが効果的です。
2. 競合他社を分析する
競合他社のアカウントを分析するということは、自社アカウントの改善点を見つけるうえで重要です。投稿の内容やハッシュタグの使い方を分析することで改善点が明確になります。
競合アカウントのエンゲージメントが高くなっている場合、ハッシュタグや投稿内容を参考に自社に取り入れることが可能です。
競合分析を行うことで、自社アカウントだけでは得られない視点やアイディアを発見することができるため、他社の工夫を活かして自社の運用に取り込む戦略を立てましょう。
3. プロフィール作成
インスタグラムのプロフィールはアカウント訪問者がアカウントをフォローするかどうかを判断する決め手になります。たとえば、企業の特徴やミッション、キャッチコピーを一文で表現し、ブランドに合わせた色使いをえらぶことで統一感が生まれます。
所在地や連絡先、営業時間などの基本情報を記載することで信頼性が高まります。さらにウェブサイトリンクやお問い合わせフォームへの誘導を追加すると訪問者がスムーズに次のステップへ進むことができます。
ユーザーが具体的なアクションを促せるようにプロフィールを作成することが重要です。
4. 投稿の詳細を決める
インスタグラム投稿には、「リール投稿」「フィード投稿(カルーセル投稿)」「ストーリーズ投稿」の3種類があります。それぞれに活用用途があり、目的に応じて使い分けることで有効的な情報の発信ができます。
投稿の種類は3つあり、それぞれおすすめの使用用途が存在します。
投稿の詳細 | 使用用途 |
---|---|
リール投稿 | ・商品紹介 ・エンタメ ・コンテンツ |
フィード投稿(カルーセル投稿) | ・商品の詳細説明 ・チュートリアル ・ストーリー性のある投稿 |
ストーリーズ投稿 | ・限定キャンペーンの告知 ・リアルタイム情報 ・ユーザーとの交流 |
投稿形式は目的やターゲットに応じて使い分けることが重要です。上記の内容を参考に最も効果的な投稿方法を選択しましょう。
インスタグラム投稿の3つの種類
先述の通り、インスタグラムには、3種類の投稿があります。
- リール投稿
- フィード投稿(カルーセル投稿)
- ストーリーズ投稿
また、各投稿の画像のサイズは以下の通りです。
投稿の種類 | 画像サイズ | 比率 |
---|---|---|
リール投稿 | 1080×1920px | 9:16 |
フィード投稿(カルーセル投稿) | 正方形:1080×1080 縦長:1080×1350 横長:1080×566 | 正方形:1:1 縦長:4:5 横長:1.91:1 |
ストーリーズ投稿 | 1080×1920 | 9:16 |
それぞれの投稿種類に関して詳しく紹介します。
リール投稿
リール投稿は、最大90秒の短い動画を投稿できる機能です。縦型動画のためスマートフォン全体に動画が表示される点が特徴です。商品の使い方や日常生活での活用シーンを映像と音声で伝えることに適した投稿の種類です。
リール投稿の活用メリット
- 短い動画で視覚的インパクトが強い
- フォロワー以外のユーザーに届きやすい
- アルゴリムにより発見されやすい
リール投稿を活用してユーザーの興味を惹くための工夫を、事例を交えて解説していきます。
① 興味を持つタイトルを付ける
ユーザーに興味を持ってもらうには、タイトルの付け方が重要です。パッと見て内容が理解できるように、短くキャッチーな言葉を使いましょう。

② 気になることや不安を言葉にする
ユーザーが共感しやすい内容を取り入れることがポイントです。
以下の画像のように「衛生面が気になる」「敷かない派だった」などといった言葉を入れることで、自分も同じようなことを思っていた。と感じ最後まで動画を見てもらいやすくなります。

③ メリットを伝える
リール投稿は、商品のメリットを視覚的に伝えることができます。以下の画像のように「丸洗いできる」「掃除がめっちゃラク」といった具体的な言葉を動画に入れることで視聴者が購入を検討するきっかけになります。

リール投稿を使用する場合は、ユーザーが興味を持つポイントをおさえ、視聴完了時間や滞在時間を意識した構成を考えることが重要です。トレンドや企業独自の動画を発信し、ユーザーの興味を惹きつけましょう。
フィード投稿(カルーセル投稿)
フィード投稿は、インスタグラムで最も基本的な投稿機能です。カルーセル投稿は、複数の画像や動画をスワイプ形式で表示でき、最大10枚までのコンテンツを投稿できます。一度に多くの情報を提供できるため、商品の詳細説明やストーリー性のあるコンテンツ発信がおすすめです。
フィード投稿(カルーセル投稿)の活用メリット
- 画像と動画を合わせた複数投稿が可能
- ストーリー性を持たせやすい
- スワイプ操作での視認性が高い
フィード投稿を活用してユーザーの興味を惹くための工夫を、事例を交えて解説していきます。
① 投稿内容がわかる画像の設定
一目で投稿内容が分かるようにタイトルとキャッチコピーを記載します。

② 個別商品の詳細を入れる
画像とともに使いやすさや便利さを伝えるようにします。
また、画像の間に「おすすめの使い方」などの動画を差し込むとユーザーが使用用途を想像しやすく購買意欲が高まります。

カルーセル投稿を活用することで、ユーザーにわかりやすく魅力的な情報を提供することが可能になります。商品紹介やサービス説明など、伝えたい内容に合わせた投稿設計を意識しましょう。

肥田 侑弥 | UNCOVER Marketing株式会社 代表取締役
渋谷区恵比寿のSNS運用代行会社に入社後、企業のSNSアカウントの運用サポートを実施。統括部長に就任した後、業界ではまだ珍しかったSNSコンサルティングサービスを構築。リリースから3ヶ月で100社以上の導入を達成した後、インフルエンサーマーケティングサービス【Find model】を展開するソーシャルワイヤー株式会社に入社。2023年2月にUNCOVER Marketing株式会社を創業し、SNS運用代行 / インフルエンサーマーケティング / SNSコンサルティング / 動画撮影・制作事業を展開し、リリースから1年で50社以上の企業様を支援。