情シス業務を自社メンバーのように代行してくれる「シスクル」のこだわりや魅力とは?

近年、企業におけるDXが急速に進展し、多様なツールが導入されています。一方で、「情シス部門の人材が足りない」「最新のツールについていけない」といった悩みを抱える企業も多く存在します。そういった背景から、情シス業務の代行サービスの導入を検討される企業も多いのではないでしょうか。

今回は情シス業務の代行サービス「シスクル」を運営する、DXER株式会社代表の向井 拓真さんに、シスクルの魅力や他社との違いなどについてインタビューさせていただきました。

情シス代行サービスの選定に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

DXER株式会社 代表取締役 向井様 ※画面右

まるで自社のメンバーにお願いするかのように相談できる

  • 初めに、シスクルのサービス内容についてお伺いしてもいいですか?

シスクルは「テクノロジーと専門家を掛け合わせた新しいIT派遣サービス」です。日常的なヘルプデスク業務の「運用」から、「専門家」による高度なセキュリティ対策のアドバイスなど、幅広い対応実績が強みです。

普段使用している社内チャットツールやオンライン会議を通じて、オンデマンドで対応しています。

また、自社開発SaaS「Syskul App」も提供することで、「運用」「専門家」「ソフトウェア」のオールインワンパッケージを実現しています。まるで自社のメンバーであるかのように情シス業務をサポートする。それが、DXERが提供する「シスクル」というサービスです。

シスクル公式サイトはこちら
  • 競合の情シス代行サービスとはどのように差別化を行なっているんですか?

お客様からは「従来のBPOサービスとは一線を画している」という言葉をよくいただきます。その理由の一つに「サービスのレベルやメンバーの立ち振る舞いに大きな柔軟性を感じた」というものがあります。

これまで情シスのアウトソーシングを使ったことのあるお客様にお話を聞くと、一般的なアウトソーシングの場合、代行する業務の範囲というのはメニュー化されており、それらを「自社にとって最適となるメニュー」に変更する場合には、アウトソーシング先との調整や、カスタマイズするために一定期間を要します。

  • 一線を画すというのは、具体的にどういうことでしょうか。

シスクルはクラウド環境に強く、「Google Workspace」「Slack」「Zoom」など、多くの企業が導入している製品の”特性”や”使い方”などを理解しながら代行業務を提供するので、自社のメンバーに頼むのと同じ感覚で相談・依頼をすることが可能です。

この振る舞いができるポイントとして、シスクルのスタッフの技術レベル向上に注力し続けていることが挙げられます。情報システムに関わるスキルだけではなく、シスクルを導入いただいたお客様の文化やビジネスを深く理解し、その企業の社員であるかのように日々のオペレーションを対応します。対応力、企業理解というスキルも常に高水準となるように努めることで、事業成長や組織成長を後押ししています。これらの取り組みによって、「一線を画す」と評価いただいていると考えています。

また、お客様にとってシスクルという「情報システム部門の窓口」は1つのように見えますが、実際には各分野のスペシャリストが複数人いて、あらゆる知見を集める形でのサポート体制を実現しています。これを実現するためには、複数名の体制であっても、お客様ごとのナレッジをリアルタイムで共有できる仕組みが必要です。この仕組みへ投資することで、お客様はシスクルという1人のスタッフと会話をするだけで、「あらゆる分野の相談ごとを気軽に依頼できる」という体験を得ることができます。

  • 今後リリース予定の機能があるとお伺いしたのですが、どういったものなんですか?

この体験をアプリケーション化し、シスクルが運用することによって、 自社のシステム環境の状態や従業員構成、購入体系などのデータを蓄積していくことができます。これらのデータを基に、「社内ITに対して、やるべきことが分からない」「アイデアやサンプルが欲しい」などの 課題に対して、「Action Plan」を自動生成する」という機能をリリース予定です。

これにより、お客様自身で社内ITに関わる課題を解決するための手がかりや事例などを得ることが出来るようになります。また、より具体化されたサービスの提供を必要とする場合は、シスクルのスタッフが専門家として伴走することも可能です。

各企業が抱える課題に対して、最適な形で「運用」「専門家」「ソフトウェア」を選択することができる仕組みを提供していきたいと考えています。

  • 課題の解決策がすぐに提示されるのはありがたいですね。

「Syskul App」には、利用しているソフトウェアの一覧と、その利用者を登録できる機能があります。登録したソフトウェアに対して、現場のノウハウを得ることができるECサイトのようなものがあると、そのソフトウェアを各社が最大限活用することができるようになるのではないか。そのノウハウはWeb上を検索したり、ChatGPTなどのAIに聞いても得ることができないケースが多いです。1人ひとりに閉ざされがちなノウハウを、1つのエコシステムとして「Syskul App」に反映することで、 ワンクリックで発注をしたり、自社のビジネスの最大化を実現できる世界を目指しています。

詳細な議事録とカテゴライズされた業務レポートで、透明性のある提案を実施

  • シスクルはどういった流れでサービスを提供しているんですか?

お問い合わせをいただいた後、ライトなヒアリングと、サービス紹介のためにミーティングを行います。その後、システム構成や運用状況について詳細なヒアリングを実施し、シスクル導入後のシミュレーションを作成・提案させていただいております。

アウトソーシングの導入準備から伴走させていただく体制を整えているので、BPOの導入が初めての方でも、契約前に「導入後のイメージや納得感」を実現するためのコミュニケーションを取らせていただいています。

  • 契約前にそこまでしてくれるんですね。
    では、契約後はどのような流れで業務を行うのですか?

契約後の流れについては、他社サービスと大きく変わる点はないかもしれません。 1つ違いを挙げるとするなら、シスクルならびにそれを提供するDXER株式会社には、議事録をしっかりと作り、残していくという文化があります。導入開始時の支援内容や期待値をはじめ、お客様とのミーティングの内容も徹底して残すことを心掛けています。例えばシスクルの担当スタッフが交代したとしても、お客様への影響を最小限に抑える形で引継ぎをすることができる環境を整えています。

また、毎月の業務レポートを業務カテゴリごとに集計し、お客様へ共有させていただいております。業務カテゴリが分かることで、「どこに時間を割いているのか」「効率化をするための改善ポイントはどこなのか」といった分析ができるようになります。アウトソーシングの導入が初めての場合は、シスクルからアドバイスや改善提案などを行なうことも可能になります。

提供したサービスを定量、定性的にデータとして残す体制を整えていることが、シスクルの魅力の1つだと考えています。

  • そこまで詳細に議事録やレポートを出してくれる企業って中々無いですよね。
    ちなみに、問い合わせではどういった課題を抱えるお客様が多いですか?

社内IT業務の外部委託をするにあたって、まずは「どこから」「何を」「どの範囲まで」委託するか、言語化を行なう必要があると思うんです。これが意外と難しく、言語化できていない故に、自身の業務負荷を軽減することができない方が多くいらっしゃる状況です。そのためか、「とりあえず丸ごと、いい感じにお願いしたい」という問い合わせもよくいただいています。

一方で、「社内で出来ること・やるべきことだけは切り分けた上で、それ以外の部分だけをお願いしたい」というご相談もいただきます。

顧客をより深く理解することによって、圧倒的に寄り添った支援を提供

  • お客様を支援する上でのこだわりはどこにありますか?

先ほどの話と重複しますが、「圧倒的に顧客に寄り添う」という事を意識して支援させていただいております。

「寄り添う」と「寄りかかる」では全然意味が違うと思っていて、「それぞれのお客様毎に合ったベストプラクティスが必ずある」という事を意識しながら、一緒に考えて、汗水垂らして伴走支援するところにこだわっています。

  • 寄り添った支援とは具体的にどういうことですか?

お客様のビジョンやミッション、これまでの事業成長戦略や資金調達、提供サービスなどを全て言語化し、シスクルのチーム全員に共有します。この前提情報の理解を疎かにしたまま支援を行なってしまうと、お客様にとって最適な改善や仕組みづくりは実現できないし、サービス提供側もルーティン業務を行なうだけになってしまいがちです。

シスクルは、お客様のビジネスに寄り添った支援を実現することに、こだわり続けていきます。

スピード感のある引き継ぎと攻めの提案

  • これまで支援してきたお客様の中で成果に繋がった事例などはありますか?

もともと他社の情シス代行サービスを利用されていたお客様が、「もっと自社に寄り添ってくれるサービス」を探す中でシスクルを見つけてくださり、導入していただきました。

  • 初月の成果はどうでしたか?

ひと通りの業務フローを構築でき、 引き継ぎもスムーズに対応させていただきました。定常業務を安定してシスクルが対応できるようになったことで、3ヶ月目には「他のSaaSも管理してほしい」、「業務効率のためのシステム設定をお願いしたい」などの、非定型な依頼もいただくようになりました。

  • その後の成果はどうでしたか?

お客様のビジネスを後押しできるような相談事も、普段のコミュニケーションの1つとして依頼いただけるようになりました。例えば、「大手企業との取引が増えてきたので、ISO27001などのセキュリティ認証取得に向けた知見やアドバイスが欲しい」、「大きな事業成果を出すためのシステムの利活用をしたい」など、幅広い相談事を受けている状況です。

社内ITの「守り」の部分では、自社の情報資産はどこに存在していて、どのように守っていくのか?といった洗い出しや提案をはじめ、どのツールを利用して、どのように設計していくべきなのか?といったことを、伴走しながら実現させていただきました。

「攻め」の部分では日々の業務の中でどういったシステムをどのように活用すると、よりビジネスに貢献できるのかいった観点から、全面的にサポートさせていただいています。

「頼もしい社内ITパートナー」として今後もお客様に選んでいただけると嬉しく思います。

自社の一員として寄り添う情シス支援は、「シスクル」へお任せください

  • 最後に、ここまで読んでいただいた読者に一言お願いします!

「自社に合ったBPO」というものを比較検討したり、相見積もりをする際、依頼するための情報を洗い出し、言語化することはとても大変なことだと思います。自社が抱える課題を解決するための情報提供や導入準備をしてくれる、「寄り添ってくれるパートナーを見つける手段として、b-posに掲載されている記事や情報を収集すると、より良い形でBPO導入を検討し、意思決定できるのではないかと思っております。

ITツールは増加する一方ですが、それを管理する人材は減少傾向にあります。「情シス(社内IT業務)の専任者がいない」、「ヘルプデスクに追われてコア業務に専念できない」といった課題をお持ちの方は、どんな些細な相談でも構いませんので、ぜひ「シスクル」までお声がけいただけると幸いです。

b-pos編集部

代行・外注サービスの比較サイトb-pos(ビーポス)の編集部。b-posは、BPOサービスの比較検討時に知っておきたい情報やサービスの選び方について解説するメディアです。サービスの掲載企業の方はこちらから(https://b-pos.jp/)