調査会社比較12社!タイプ別に選び方から比較ポイントまでご紹介。

「市場調査」「認知度調査」などマーケティング施策を行なっていく上で、調査業務を行いたい企業も多いと思います。しかし、実際に調査を実行するとなると「オンラインなのかオフラインなのか」「どの形式で調査を行うのか」「実際に調査を実行するにはどうしたらよいか」など多くのリソース、ノウハウが必要となってきます。また、これらのノンコア業務に時間をかけたく無い企業もいるのではないでしょうか。そのような企業向けに、今回は調査会社について、タイプ別に分けた選び方から比較ポイントまでご紹介いたします。

調査会社とは

クライアント企業に代わって、市場での自社の立ち位置を調べる「市場調査」や消費者からの自社イメージやニーズを調べる「消費者調査」などを行う企業です。また、クライアントからの依頼に関わらず、定期的に自社で調査を行い、それを企業に提供するなども行なっています。

調査方法には大きく分けて「定量調査」「定性調査」があり、前者は、調査結果が「数値」で表される調査、後者は、それ以外の数値化することができない生活者の気持ちや行動を「言葉」で把握する調査です。具体的には「自社ブランドを知っていると答えた人は〜%」が「定量調査」、「広告を見た印象は?」が「定性調査」です。

調査会社に依頼可能な業務

以下で、調査会社に依頼することのできる主な業務を紹介いたします。

定量調査ネットリサーチ・会場調査・電話調査などを行い、結果を数値化して報告。
定性調査グループインタビューやオンラインインタビューなどを通じて得られた生活者の声を結果として報告。
学術調査インターネットやオフラインで得られたアンケート結果を学術研究機関の研究者や学生に提供。
海外調査国外の市場向けの調査に加えて、それらを元にした参入・プロダクト・ブランド戦略立案なども支援。
データマーケティング支援消費者の行動データEC購買データをもとに、クライアントのマーケティングを支援を行います。

このように、ただ依頼された項目について調査を行うだけでなく、その先の分析やそれに基づくマーケティング施策の支援まで行なっています。

そのため、データを活用したマーケティングを行ったことがない企業でも安心して依頼することができます。

調査会社の費用相場

調査会社に依頼する際の料金は「調査手法」「回収数」「設問数」「オプション(集計・報告書作成など)」に基づいて決まります。調査方法であれば、手軽に行えるオンライン調査に比べ、オフライン調査の方が費用がかかってくることや、回収数・設問数が増えればその分コストも増えます。

以下では、主な調査方法の費用相場をご紹介いたします。

定量調査

インターネット調査10~20万円
郵送調査20~50万円
聞き取り調査15~40万円
ホームユーステスト50~100万円

定性調査

グループインタビュー10~130万円
デプスインタビュー10~40万円
オンラインインタビュー40万円~80万円
会場調査40~300万円

定量調査だと10万円〜100万円、定性調査だと10万円〜300万円ほどが費用相場と言えるでしょう。もちろん、調査方法にかかる工数やパネル人数によって値段は上下します。

ここに、オプションとして「クロス集計」などを追加すると、上記の相場料金に加え、10万円〜20万円ほどプラスでかかってくるという形になります。

調査会社の選び方

以下では、タイプ別に調査会社の選び方をご紹介いたします。

  1. マーケティング支援型
  2. 市場調査特化型
  3. ツール支援型
  4. 海外リサーチ型

マーケティング支援型

通常の定量調査・定性調査に加え、データを活用したマーケティング支援まで行っているタイプ。例えば「生活者の嗜好性調査」、消費者の興味を惹く要素を調査する「消費価値調査」「ペルソナ調査」など直接的にマーケティングに活かすことのできる調査まで行ってくれます。

また、「広告分析」なども行ってくれるので自社媒体を通じた生活者の反応といった調査も行うことができます。

ただデータの収集だけでなく、生活者のインサイトなどマーケティングに直接活かすことのできる支援におすすめです。

市場調査特化型

自社が抱える豊富なモニター数とそれに基づく調査に特化したタイプ

例えば、SNSや会員サービスといった自社プラットフォームを持っているサービスなどでは、そのユーザーを活用した、数百万人のパネルに対する調査の実施などが可能です。パネルの人たちも「調査協力に慣れている人」というよりも「そのサービス利用者の1人」という消費者の感覚に近いパネルばかりなので、より精度の高い調査を実施することができます。

また、実施方法もインタビューや会場調査、インターネット調査、スマホリサーチ、ホームユーステストなどに対応しており、定量・定性関係なく多くの調査方法に対応しています。

とにかく、調査依頼のみしたい企業などにおすすめです。

ツール支援型

ツールの提供により、アンケートの実施や顧客の声の収集などの支援を行うタイプ

手軽にツール内でアンケートの作成から回収、グラフ化まで行うことができます。アンケート作成後の回収までの業務を代行してくれるサービスもありますが、基本的にはツールの使い方レクチャーやアンケート内容の添削など「代行」というより「サポート」してくれるサービスがほとんどです。そのため、自社で調査に関するノウハウやリソースがある場合は、調査したい内容を短時間で集めることが可能です。

特に、コストを抑えて簡単な調査をしたい場合や顧客向けにアンケートを行いたい企業などにおすすめです。

海外リサーチ型

海外調査会社とコネクションを持ち、豊富な海外パネルを保有、調査を実施しているタイプ

あるサービスでは世界130カ国以上の延べ4億人以上にネットリサーチを行うことが可能、また、アンケートの翻訳から回答データの回収まで、ネイティブスタッフチームがサポートしてくれたりと安心して海外の人向けに調査を行うことが可能です。

また、日本に訪れている外国人旅行客や在日外国人などに対する調査にも対応しています。

日本国外のマーケットで、自社サービスや商品を提供する予定もしくは提供している企業や在日・訪日外国人に対する調査を行いたい企業におすすめです。

調査会社の比較ポイント

先述した、比較ポイントに基づき企業を絞り込んだ上で、自社に最適な1社を選び抜くための比較ポイントをご紹介いたします。

  1. 調査方法・対象
  2. 調査結果取得時間
  3. データの納品形式

調査方法・対象

様々な調査方法、そしてパネルだけでなくクライアントの顧客調査などにも対応しているかどうかは比較ポイントの一つになります。

具体的には、例えば、調査方法であれば、一般的な定性・定量調査に加え、製品サンプルを調査対象者に送付し、実際に使用した感想をリサーチ「ホームユース調査」「視線データ定量分析」など様々な視点での調査に対応しているかどうか。

また、クライアントの顧客に対する調査であれば「顧客満足度調査」などに対応しているかどうかなどです。

調査結果取得時間

調査を行ってから結果を届けるまでにかかる日数もサービスによって異なります。

例えば、ツール支援型の場合だと、リアルタイムで集計結果を確認でき、数時間から1~2営業日で結果を確認できるものもあります。

また、通常のリサーチ型でも「ローデータ」に関しては最短で翌営業日に提供などのサービスもあります。 このように、サービスごとに結果取得に必要な日数や時間に若干の差異があるので、短納期で依頼したい場合などは、その辺りも確認するようにしましょう。

データの納品形式

データの納品形式に関しては、そのままの数値結果を表で表示する「ローデータ」や収集した回答データを、設問をかけ合せて集計する「クロス集計」などがあります。

どの形式で納品してくれるのか、またオプションなのかプランに含まれているかなどを確認しましょう。さらにツール型などでは、クライアント側で回収した結果データを元に、設問ごとにグラフの作成・カスタムすることが可能なものなどもあります。

結果を取得した後の使用用途に応じて、調査会社がどの納品形式に対応してるのか、またプラン内のサービスなのか、オプションで依頼する必要があるのかなども確認しましょう。

調査会社12選一覧比較表

以下は、本記事で紹介する調査会社の一覧比較表です。

上記で解説した「タイプ」と「比較ポイント」をフィルターで絞ることができますので、調査会社の詳細紹介を読む前に、自社に最適な制作会社のあたりをつけてみてください。

サービス・企業名 詳細 料金
タイプ
備考 対応領域
マクロミル 調査サービス
詳細ページ
要問合せ
マーケティング支援型
データ利活用のトータルサポートを提供
-
クロス・マーケティング 調査サービス
詳細ページ
90,000円~
マーケティング支援型
データマーケティング&コンサルティングを掛け合わせて支援
- -
ネオマーケティング 調査サービス
詳細ページ
74,000円~
マーケティング支援型
累計40,000以上のプロジェクト支援実績
- -
LINEリサーチ
詳細ページ
9,800円~
市場調査特化型
LINEのプッシュ通知による配信など、LINEならではの調査メニューが魅力
-
ロイヤリティマーケティング 調査サービス
詳細ページ
50,000円~
市場調査特化型
230万人規模のPontaリサーチ会員の購買データと紐づけた消費者調査
-
インテージ 調査サービス
詳細ページ
124,000円~
市場調査特化型
343万人ものインターネット調査モニターを保有
-
Fastask
詳細ページ
要問合せ
ツール支援型
9つの設問タイプから選択して視覚的に分かりやすいアンケートを作成可能
-
CREATIVE SURVEY for ENTERPRISE
詳細ページ
要問合せ
ツール支援型
顧客心理や顧客体験といった深層的な情報の収集に特化
- -
Freeasy
詳細ページ
500円~
ツール支援型
ツールの使い方レクチャーやアンケート内容の添削などサポート体制が充実
- -
グローバルインフォメーション 調査サービス
詳細ページ
要問合せ
海外リサーチ型
医療機器・医薬品・IT・自動車など、幅広い専門分野をカバー
- -
アスマーク 調査サービス
詳細ページ
要問合せ
海外リサーチ型
訪日外国人や在日外国人を対象とした調査にも対応
-
GMOリサーチ&AI 調査サービス
詳細ページ
要問合せ
海外リサーチ型
延べ4億人以上を対象としたグローバルなネットリサーチサービス
- -

【マーケティング支援型】の調査会社

マーケティング支援型の調査会社は次の3社です。

株式会社マクロミル

引用:株式会社マクロミル

株式会社マクロミルは、3,600万人規模の国内パネルと世界1.3億人にアクセス可能な海外調査パネルを保有する調査会社です。アンケートや行動データなどから生活者のインサイトを捉え、顧客の課題に直結する質の高い調査を提供。市場把握、商品開発、競合分析、顧客満足度調査など、対応領域は多岐にわたります。

ビジネスパーソンや金融、自動車など、専門性の高いパネルを多数保有しており、精度の高い調査結果が期待できます。データマーケティングやデータ活用コンサルティングにも対応しており、データ利活用のトータルサポートを提供している会社です。

調査方法・対象〇:定量調査・定性調査・ホームユーステスト・視線データ定量分析・顧客満足度調査など
調査結果取得時間〇:インターネットリサーチの場合、申し込みから最短入稿から3営業日前後
データの納品形式クロス集計はオプション
料金モニタ会員向け調査の場合)

本調査(10問×100サンプル):110,000円
事前調査(3問×10,000円):180,000円
調査票設計(10問):350,000円
データ集計(10問):410,000円
報告書作成:見積もり

株式会社クロス・マーケティング

引用:株式会社クロス・マーケティング

株式会社クロス・マーケティングは、1,000万人超のリサーチ対象パネルを保有する調査会社です。各分野に精通した専属リサーチャーが、調査設計から分析・レポーティングまでをフルサポート。定量調査・定性調査に加え、データマーケティング&コンサルティングを掛け合わせて企業のデータ活用を幅広く支援しています。

データマーケティングでは、顧客の行動データとリサーチによる意識データを掛け合わせた分析メソッドなど「データの裏側の『Why』を解明する」ことに注力したサービスを提供。BIツールの導入・データ活用支援サービスも提供しています。

調査方法・対象〇:定性調査・定量調査・ホームユーステスト・郵送調査など
調査結果取得時間ネットリサーチの場合、調査企画からレポート提出まで2週間~
データの納品形式クロス集計はオプション
料金ネットリサーチの場合:90,000円~

株式会社ネオマーケティング

引用:株式会社ネオマーケティング

株式会社ネオマーケティングは、生活者のインサイトを活用し、マーケティングに直接役立つ支援を得意とする調査会社です。全国2,889万人のアンケート会員を保有し、グループインタビュー調査専用のマジックミラールームなどを完備。大規模調査から定性調査まで、多様なニーズに対応可能です。

独自のマーケティングフレームワーク「4K」を活用し、生活者インサイトの発見から、プロダクト開発、プロモーション支援、PDCAの実行までを一貫してサポート。累計40,000以上のプロジェクト支援実績と、3,000社以上の取引実績を持つエキスパートが、迅速かつ費用対効果の高いマーケティング活動を実現しています。

調査方法・対象〇:定性調査・定量調査・ホームユース調査・顧客/従業員アンケートなど
調査結果取得時間要問い合わせ
データの納品形式クロス集計はオプション
料金ネットリサーチ(100サンプル/10問)の場合:74,000円~

【市場調査特化型】の調査会社

市場調査特化型の調査会社は次の3社です。

LINEリサーチ(LINEヤフー株式会社)

引用:LINEヤフー株式会社

LINEリサーチは、国内最大級650万人以上のモニターを抱えるスマホリサーチサービスです。LINEというプラットフォームの特性を生かし、15歳~79歳の幅広い年代へのリーチを実現。10~29歳の若年層モニターが多い点が強み。「アンケート慣れ」したモニターを排除し、一般的な消費者に近い調査結果の取得を目指しています。

低コストでスピーディーな「ライトコース」と、専門家によるサポートを受けられる「サポートコース」を用意。スマホリサーチだけでなく、インタビューや会場調査など、多様な調査ニーズに対応可能です。LINEのプッシュ通知による配信など、LINEならではの調査メニューも魅力です。

調査方法・対象定量調査・定性調査・インタビュー・会場調査など
調査結果取得時間〇:ライトコースの場合:最短6時間
データの納品形式〇:性年代クロス集計はプラン内
料金ネットリサーチライトコース
9,800円~

スマホリサーチ
プロジェクト管理費:税抜き価格合計の15%
スクリーニング実査費:65,000円~
本調査実査費:85,000円~

LINEオリジナル
オープン型リサーチ:600,000円~(100サンプル/10問)の場合:74,000円~

株式会社ロイヤリティ マーケティング

引用:株式会社ロイヤリティ マーケティング

株式会社ロイヤリティ マーケティングは、230万人規模のPontaリサーチ会員を抱え、購買データと紐づけた消費者調査に強みを持つ調査会社です。Pontaポイント利用者である会員は一般的な消費者感覚に近い特性を持っているため、よりリアルな消費者インサイトを捉えられます。

単独パネルのため、一度に複数のアンケートが届くことが少なく、アンケート精度が高い点もメリットです。インターネットリサーチ、グループインタビュー、デプスインタビューなど、多様な調査方法に対応。Excel形式の割付別クロス集計表も基本納品物となっています。Ponta会員の購買データとアンケート結果を組み合わせることで、多角的な分析ができる点も強みといえるでしょう。

調査方法・対象〇:インターネットリサーチ・グループインタビュー・デプスインタビュー・覆面調査・会場調査など
調査結果取得時間インターネットリサーチの場合は最短10営業日
データの納品形式〇:割付別クロス集計表(Excel形式)はプラン内
料金スクリーニング調査:50,000円~
本調査費用:80,000円~
画面作成費用:35,000円~
調査票作成費用:80,000円~
報告書作成費用:150,000円

株式会社インテージ

引用:株式会社インテージ

株式会社インテージは、343万人ものインターネット調査モニター「マイティモニター」を保有する調査会社です。PC・スマホユーザーを網羅し、属性のカバレッジや市場反映性の高さが強みです。性別や年齢などの基本属性だけでなく、ライフイベントや購入経験などの登録属性を活用し、多様な調査ニーズに対応。

約70万人規模の自動車調査「Car-kit」など、数百万人のパネルに対する調査実績もあります。ネットリサーチ、インタビュー、ホームユース調査、会場調査など、多様な調査方法に対応しているのも特徴です。

調査方法・対象〇:定性調査・定量調査・ホームユース調査・ミステリーショッピング・会場テストなど
調査結果取得時間要問い合わせ
データの納品形式〇:クロス集計表は無償で提供
料金ネットリサーチの場合:124,000円~

【ツール支援型】の調査会社

ツール支援型の調査会社は次の3社です。

Fastask(株式会社ジャストシステム)

引用:株式会社ジャストシステム

株式会社ジャストシステムが提供する「Fastask」は、顧客満足度調査や生活者ニーズ調査など、様々なシーンで活用できるアンケート調査サービスです。認知度調査やコンセプト調査、価格調査など、幅広い用途で顧客の声を収集できます。300万人ものアクティブモニターを抱えているのも特徴です。

専任リサーチャーが、調査上の作法やロジックのチェックを徹底的に行うなどのサポートもしてくれます。

専門知識がなくても、単一回答や複数回答など、9つの設問タイプから選択して、視覚的に分かりやすいアンケートを簡単に作成できます。アンケート配信後、回答状況はリアルタイムで確認でき、回収途中でも集計・分析を開始できます。迅速な状況把握と対応が可能になる点が魅力です。

調査方法・対象〇:認知度調査・顧客満足度調査・価格調査・生活者ニーズ調査など
調査結果取得時間〇:リアルタイムに回収状況を確認可能
データの納品形式要問い合わせ
料金要問い合わせ

CREATIVE SURVEY for ENTERPRISE(クリエイティブサーベイ株式会社)

引用:クリエイティブサーベイ株式会社

CREATIVE SURVEYは、顧客心理や顧客体験といった深層的な情報を収集することに特化したアンケートサービスです。顧客満足度向上、ウェビナー後の商談率向上、NPS®︎スコアの改善など、さまざまなビジネスシーンで活用されています。

専任担当者が伴走した支援を提供、プログラム終了後も、ヘルプやサポートデスクなど、継続的に支援できる体制を構築しています。

複雑な質問を含む高度なアンケートでも、柔軟かつ直感的に短時間で作成できるUIも魅力。回答画面のデザイン自由度が高く、企業のブランドイメージに合わせたカスタマイズも可能です。収集したデータはリアルタイムに集計され、顧客対応に活用できます。回答データを外部システムと連携することで、より精度の高い顧客対応も可能になります。

調査方法・対象顧客心理や顧客体験などの情報収集が可能
調査結果取得時間〇:回答データのリアルタイム集計が可能
データの納品形式要問い合わせ
料金要問い合わせ

Freeasy(アイブリッジ株式会社)

引用:アイブリッジ株式会社

Freeasyは、顧客の声を収集するためのアンケート作成・実施・分析を低コストで手軽に行えるセルフ型アンケートツールです。初期費用や月額料金は不要で、1回500円から利用できます。直感的なUI設計により、簡単にアンケートを作成・実施できます。回収したデータは設問ごとにグラフ化し、自由にカスタマイズできます。

ツールの使い方レクチャーやアンケート内容の添削など、サポート体制も充実。筑波大学と共同開発した特許取得済みの独自アルゴリズムで、不適切な回答をするモニターを排除するなど、調査モニターの品質管理も徹底しています。

調査方法・対象定量調査・顧客満足度調査など
調査結果取得時間数時間から1~2営業日
データの納品形式〇:属性クロス集計や設問クロス集計に対応
料金要問い合わせ

【海外リサーチ型】の調査会社

海外リサーチ型の調査会社は次の3社です。

株式会社グローバルインフォメーション

引用:株式会社グローバルインフォメーション

株式会社グローバルインフォメーションは、世界200社以上の調査会社と提携し、海外市場調査を専門とする調査会社です。パネル・アンケート調査、インタビュー調査、SNS調査など、多様な調査手法に対応しており、顧客のニーズに合わせた最適な調査を実施できます。

医療機器・医薬品・IT・自動車など、幅広い専門分野をカバーしている点も強み。調査対象国や対象製品・サービス、情報項目、調査目的、予算など、顧客の要望に応じて柔軟に調査設計を行います。海外調査でありながら、専任スタッフによる日本語サポートを受けられるのも魅力です。

調査方法・対象〇:パネル・アンケート調査、インタビュー調査、SNS調査など
調査結果取得時間要問い合わせ
データの納品形式要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社アスマーク

引用:株式会社アスマーク

株式会社アスマークは、世界中の調査会社と連携し、グローバルなリサーチサービスを提供している会社です。アンケートの設計から翻訳、データ回収、レポート作成まで、多言語に対応。バイリンガル・トリリンガルのスタッフと海外現地のパートナーが質の高い調査を実現しています。

海外進出を目指す企業にとって重要な、訪日外国人や在日外国人を対象とした調査に対応しているのも特徴です。在日外国人パネル「e-gaikokujin」を活用した調査は、コストを抑えつつ、現地調査に近い形で消費者の声を収集できます。年間3,000件以上の国内調査で培ったノウハウを活かし、海外調査においても、顧客の課題解決に最適な調査プランを提案しています。

調査方法・対象〇:定量調査、定性調査、CAPI/CATI・CLT・HUTなどのオフライン調査にも対応
調査結果取得時間要問い合わせ
データの納品形式〇:標準でクロス集計表でのアウトプットに対応
料金要問い合わせ

GMOリサーチ&AI株式会社

引用:GMOリサーチ&AI株式会社

GMOリサーチ&AI株式会社は、世界130カ国以上、延べ4億人以上を対象としたグローバルなネットリサーチサービスを提供しています。世界中に広がる調査対象者へのアクセスにより、大規模調査やニッチな調査をより安価に提供しています。

世界6つの国と地域に拠点を持ち、豊富な海外パネルを保有。海外市場調査・競合調査・現地の動向調査など、海外進出に伴う多様な調査ニーズに対応しています。ネイティブスタッフチームによるサポートが受けられるため、現地の文化や習慣に関するアンケートも可能です。さらに、訪日外国人、在日外国人向け調査にも対応しています。

調査方法・対象定性調査・定量調査・競合調査・現地の動向調査など
調査結果取得時間〇:最短約3週間で基本納品物を納品
データの納品形式オプションでクロス集計表に対応
料金要問い合わせ

まとめ

本記事では、調査会社の選び方や比較ポイントについて解説しました。まずは、以下の項目にて、自社に最適なタイプを選びましょう。

マーケティング支援型通常の定量調査・定性調査に加え、データを活用したマーケティング支援まで行っているタイプ
市場調査特化型自社が抱える豊富なモニター数とそれに基づく調査に特化したタイプ
ツール支援型ツールの提供により、アンケートの実施や顧客の声の収集などの支援を行うタイプ
海外リサーチ型海外調査会社とコネクションを持ち、豊富な海外パネルを保有、調査を実施しているタイプ

また、その中でも以下の3つの比較ポイントにて絞り込みます。

  • 調査方法・対象
  • 調査結果取得時間
  • データの納品形式

この記事が調査会社選びの一助になれば幸いです。

b-pos編集部