リサーチ代行おすすめ12選比較！タイプ別の選び方から費用相場まで解説

企業にとってリサーチ業務は、消費者のニーズや市場の動向などを把握する重要な業務です。しかし、必要なデータによっては多くの社内リソースが必要なことから「リサーチ業務を外部のプロに依頼したい」と悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、リサーチ代行12選を3つのタイプ別に紹介します。自社のニーズに応じて最適な代行会社を選べる内容のため、リサーチ業務の外注を検討中の方はぜひご覧ください。

リサーチ代行とは

リサーチ代行とは、企業や個人の代わりに特定の情報に関してリサーチするサービスのことです。リサーチには、インターネットリサーチや会場調査などの数的データを収集・分析を目的とした「定量調査」と、インタビューや訪問観察調査などの数値化できない消費者の感情・価値観・行動などを探る「定性調査」があり、いずれの調査も依頼できます。

リサーチ業務を専門に担う代行会社に依頼することで、社内でリサーチするよりもスピーディーに結果を得られます。また、代行会社に蓄積されたノウハウや独自ツール、分析ツール、パネルなどを活用してリサーチするため、自社では得られない精度の高いデータを収集できるのもメリットです。

リサーチ代行に依頼できる調査の種類

リサーチ代行には、以下のような調査を依頼できます。

調査の種類	概要	実施目的例
アンケート調査	あらかじめ用意した質問に回答してもらい、対象者の意識・興味・傾向などを把握する調査	商品開発やマーケティング活動などに活かす
CS調査 （顧客満足度調査）	顧客の自社商品・サービスに対する満足度・期待度を把握する調査	顧客の声をもとにCS向上につなげる
ES調査 （従業員満足度調査）	従業員の職場環境や待遇に対する満足度を把握する調査	従業員の声をもとに働きやすい職場環境を作る
市場調査	市場のトレンド・動向・顧客のニーズなどを把握する調査	定性調査で自社商品の改善点を洗い出して改善する
Web文献調査	インターネット上の論文・統計・ニュース記事・ソーシャルメディアなどの文献を収集する調査	アンケートなどを実施する必要があるかどうかの判断材料にする

たとえば、市場調査を自社で会場を借りて実施するとなると、多くの手間や時間、人材が必要になります。しかし、リサーチ代行に依頼すれば、調査設計から対象者選定、当日のオペレーション、データ集計・分析まで任せられるため、自社の負担を最小限に抑えることが可能です。

リサーチ代行に依頼できる業務

リサーチ代行には、リサーチに関する企画から調査の実施、結果の集計、レポート作成まで一連の業務を依頼できます。たとえば、オンラインでのアンケート調査の場合、以下の業務を依頼できます。

企画設定	企業の課題・調査目的に基づいた調査の企画
調査票作成	課題・調査目的に基づいて調査項目・設問文・選択肢などを含めた調査票を作成
アンケートの配信	調査票に基づいて調査対象が閲覧するアンケート画面を作成・配信
集計	不正な回答を排除しながらアンケート結果を回収・集計
分析・レポート作成	企業の課題・調査目的に基づいてアンケート結果を分析し、レポートを作成

アンケート結果は、ローデータやGT表で納品されるのが一般的で、なかには無料の集計ツールを提供している代行会社もあります。回答者セグメントごとに集計するクロス集計表や分析結果のレポートは、オプションで納品される傾向があります。

リサーチ代行の費用相場

リサーチ代行の費用相場は、実施する調査の種類や対象者、設問数などによって変動します。たとえばWebアンケート調査で設問数10問・回答者数100人の場合、費用相場は5万円～10万円程度です。

ただし、会場調査のような規模の大きいリサーチでは、数百万円かかるケースもあります。加えて、収集データの分析やクロス表などの作成、レポート作成などに別途費用が発生する会社もあるため、プラン内で対応可能な部分とオプション料金がかかる部分を明確にしたうえで、リサーチの依頼先を決めることが大切です。

リサーチ代行の選び方

リサーチ代行は、自社のニーズに応じて以下3つのタイプから選ぶのがおすすめです。

• マーケティング支援型
• リサーチ・分析特化型
• ツール一体型

マーケティング支援型

マーケティング支援型のリサーチ代行は、リサーチ代行に加え、収集したデータを活用したマーケティング支援まで対応するタイプです。たとえば、調査結果をもとにしたプロモーションプランの策定やプロモーション施策の実行から効果検証など、リサーチを活用した販促活動にも対応しているため、データに基づいた戦略を展開できます。

なかには、リサーチ代行からWeb広告・SNS運用などのデジタルマーケティング支援まで対応可能で、リサーチデータの活用方法を有効なマーケティング施策と合わせて提案してくれる会社もあります。リサーチからマーケティング施策の実行までを一括で依頼したい場合におすすめです。

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リサーチ・分析特化型

リサーチ・分析特化型のリサーチ代行は、リサーチから収集データの分析に強みがあるタイプです。企業の課題や目標、ニーズをヒアリングしたうえで最適な調査プランや分析手法などを提案してもらえるうえ、ニーズに応じて収集データをカスタマイズした報告書や分析レポートなどを作成してもらえるため、データドリブンな意思決定に役立ちます。

なかには、経験豊富なリサーチャーが企業の課題解決のために課題抽出から調査の企画、調査票の作成、レポート作成までを一貫して対応する会社もあります。リサーチと分析のみ外注したい場合におすすめのタイプです。

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ツール一体型

ツール一体型のリサーチ代行は、アンケート作成ツールを通じて社内で簡単・短期間でリサーチが実施できるタイプです。

各ツールの提供会社などが保有するモニターを対象にリサーチできるため、モニターを自社で確保する必要がないうえ、ツール内でアンケートの作成から収集データの分析まで手軽に行えます。また、調査結果も最短12時間程度で回収できるため、データ分析から必要な対策の実施までをスピーディーに行うことも可能です。

なかには、全国500万人のモニターにアンケートを実施できるだけでなく、候補者にインタビューまで実施でき、定量調査から定性調査まで可能なサービスもあります。価格を抑えて社内で手軽にリサーチしたい場合や、スピーディーに必要なデータを得たい場合におすすめのタイプです。

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リサーチ代行の比較ポイント

先述したリサーチ代行のタイプのなかから、さらに以下4つのポイントで比較して、自社のニーズに合った依頼先を選びましょう。

• 対応可能な調査方法
• パネルの保有数
• 海外調査の可否
• リサーチ結果の納品期間

対応可能な調査方法

自社のニーズや目的によって実施する調査は異なるため、代行会社が実施可能な調査方法を確認しましょう。アンケート調査やCS調査、市場調査など、多様な調査に対応できる代行会社ほど、幅広いニーズに応えることが可能です。

なかには、インターネット調査・会場調査・街頭調査などの定量調査から、グループインタビュー・ホームビジットなどの定性調査まで15種類以上のリサーチに対応している会社もあります。実施したい調査が明確になっている場合は対応できる代行会社に依頼し、そもそもどのような調査を実施すべきかわからない場合は対応できる調査が多い代行会社を選びましょう。

パネルの保有数

リサーチ代行会社が保有しているパネル数が大規模であるほど、より広い層から回答を得られるうえ、自社がターゲットとする特定の属性や興味を持つ回答者に効率的にアクセスできます。そのため、代行会社のパネル保有数を確認しましょう。

ある会社では、4億人以上のアンケートモニターを保有しているため豊富な属性での絞り込めるため、大規模な調査からニッチなターゲットに絞り込んだ調査まで実施可能です。パネルの保有数が多い代行会社を選び、自社にとって有益な調査結果を得ましょう。

海外調査の可否

海外展開を目的としてリサーチを実施する場合、海外調査の可否や希望する地域でのリサーチに対応しているかどうかも要確認です。海外調査に対応できる会社であれば、現地の消費者動向や文化的背景を考慮したデータが収集できるため、海外展開の戦略立案に役立ちます。

たとえば、北中南米・ヨーロッパ・アフリカなどの世界130か国以上の調査エリアに対応可能な会社や、在日外国人の方を対象とすることで海外での調査に比べコストを抑えつつ、短期間でのデータ収集を実現している会社もあります。

海外を対象にしたリサーチを検討している場合は、海外調査も含めて対応可能な代行会社に依頼しましょう。

リサーチ結果の納品期間

ビジネス環境は急速に変化するため、リサーチ結果を早く得られるほど迅速に意思決定や戦略の見直しが可能となります。特にマーケティングや商品開発においてはタイムリーなデータが競合優位性をもたらすため、代行会社からリサーチ結果が納品されるまでの期間を確認しましょう。

なかには、インターネット調査の実査からローデータ・GT表納品までを最短2・3日で対応している会社もあります。 調査のなかでも、訪問調査や郵送調査、ホームユーステストなどはデータ収集・分析に時間がかかる傾向があるため、調査結果を早急に得たい場合は自社が実施したい調査に応じて、結果が納品されるまでの期間を確認しておきましょう。

リサーチ代行おすすめ12選一覧比較表

以下は、本記事で紹介するリサーチ代行会社の一覧比較表です。

上記で解説した「タイプ」と「比較ポイント」をフィルターで絞ることができますので、各代行会社の詳細紹介を読む前に、自社に最適なリサーチ代行会社のあたりをつけてみてください。

【マーケティング支援型】のリサーチ代行

マーケティング支援型のリサーチ代行は次の4社です。

株式会社マクロミル

データ収集からマーケティング課題解決に向けた施策実行まで支援を受けたい企業におすすめ

株式会社マクロミルは、国内3,600万人・グローバル1.3億人という大規模なパネルネットワークを持つリサーチ代行会社です。自社で構築した130万人の独自パネルと国内提携会社のパネルを組み合わせ、幅広いマーケティングデータを提供しています。同社の強みは、徹底した品質管理体制にあります。不正登録情報の週1回のチェック、月1回の非アクティブチェック、年2回のトラップ調査を実施し、厳格な基準をクリアしたパネルのみを活用。

同社のサービスは基本的な定量・定性調査に留まらないのも特徴で、購買データやアクセスログなど、多様なデータ収集が可能です。また、顧客のマーケティング課題解決に向けて、データコンサルティングや広告配信・運用支援など、包括的なサポートを提供しています。

対応可能な調査方法	〇：アンケート調査、マクロミルブランド管理調査、リアルタイム調査、インタビュー、会場調査、ホームユーステストなど
パネルの保有数	国内で約3,600万人、グローバルで1.3億人
海外調査の可否	〇：90以上の国と地域に対応
リサーチ結果の納品期間	要問合せ
料金	要問合せ

GMOリサーチ&AI株式会社

多くの国・地域で海外調査を実施したい企業におすすめ

GMOリサーチ&AI株式会社は、延べ4億人以上のアンケートモニターを保有するリサーチ代行会社です。年間187,000件以上の国内調査実績があり、700社以上の企業との取引実績を持っています。同社の特徴は、世界130カ国以上でのネットリサーチ対応力です。多言語対応のアンケートシステムを備え、ネイティブスタッフチームが翻訳から回答データの回収までサポート。海外調査においても年間約400本の実績があり、幅広い業界・対象国に対応しています。

豊富な属性での絞り込みが可能なため、大規模な調査からニッチなターゲット調査まで、スピーディな対応が可能です。また、アンケートを活用したプロモーションやブランディングソリューションも提供しています。クライアントの企業や業界状況を把握したうえで、最適な調査と分析手法を提案。短期調査から長期調査まで、柔軟なサービス提供体制を整えている会社です。

対応可能な調査方法	アンケート調査、インタビュー調査、ブランド調査、学術調査、メディカルリサーチなど
パネルの保有数	〇：延べ4億人以上
海外調査の可否	〇：世界130か国以上に対応
リサーチ結果の納品期間	〇：最短2営業日～
料金	要問合せ

株式会社インテージ

マーケティング活動を豊富なデータと高い分析力で支援してほしい企業におすすめ

株式会社インテージは、5,000社以上の企業、65以上の業界と取引実績があるリサーチ代行会社です。国内約400万人、アジア約1,500万人のアンケートモニターを保有し、9か国の海外拠点を通じて60か国以上での調査が可能です。調査手法は、オンライン調査とオフライン調査、定量調査と定性調査など、幅広く対応。年間500本以上の海外調査プロジェクト実績があり、中国、インド、ASEAN、欧米を中心に展開しています。

リサーチだけでなく、顧客体験マネジメントやブランドマネジメント、コミュニケーションプランニングなど、マーケティング支援まで一貫してサポートしています。経験豊富なアナリストが、課題に応じた最適な調査設計を提案しているのも魅力です。

対応可能な調査方法	〇：ネットリサーチ（オンラインアンケート調査）、行動観察、インタビュー、会場調査、ホームユーステスト、郵送調査、来場者調査など
パネルの保有数	国内約400万人、アジア約1,500万人のアンケートモニター
海外調査の可否	〇：中国・インド・欧米など60か国以上での対応実績
リサーチ結果の納品期間	〇：調査開始後から最短48時間以内
料金	ネットリサーチ：基本費用124,000円～

株式会社ネオマーケティング

調査データをもとにマーケティング活動のPDCAを支援してもらいたい企業におすすめ

株式会社ネオマーケティングは、累計40,000以上のプロジェクト支援実績と3,000社以上の取引実績を持つリサーチ代行会社です。同社の特徴は、調査会場・備品・アンケートパネルのすべてを内製化している点で、内容の追加や変更が生じた場合でもスケジュールと予算の範囲内で柔軟な対応を実現しています。

独自のマーケティングフレームワーク「4K」を活用し、生活者インサイトの発見から商品開発、プロモーション支援、PDCAの実行まで一貫してサポート。デジタルマーケティング、テレマーケティング、PR、プロモーションを組み合わせた総合的な支援を提供しています。スケジュールと仕様の調整を担当することで、クライアントがマーケティング全体の戦略設計や施策実行に注力できる体制を整えている会社です。

対応可能な調査方法	〇：ネットリサーチ（アンケート調査）、会場調査、ホームユーステスト、店頭調査、郵送調査、顧客/従業員向けアンケート、オンラインインタビュー、デプスインタビュー、訪問観察調査など
パネルの保有数	〇：アンケート会員数は約2,889万人、海外消費者モニター3億人以上
海外調査の可否	〇：52か国に対応
リサーチ結果の納品期間	要問合せ
料金	100サンプル・設問10問で74,000円～

株式会社アスマーク

在日外国人を対象にコストを抑えて海外調査を実施したい企業におすすめ

株式会社アスマークは、年間6,600件以上、累計1,100社以上の実績を持つリサーチ代行会社です。約100万人の自社パネルと20社以上の提携パネルを合わせ、1,800万人以上の調査対象者を保有しています。性年代別にバランスの取れたパネル構成を実現し、在日外国人モニターも保有しているため、コストを抑えて海外リサーチを実施することも可能です。

新製品・新サービスの開発支援に強みを持ち、使用実態やニーズ探索、ターゲティング、コンセプト受容性など、多様な分析メニューを提供。各分野の専門スタッフが調査設計から集計・分析まで手厚くサポートしており、初めて依頼する企業でも安心して進められる体制を整えています。

対応可能な調査方法	〇：ネットリサーチ、会場調査、コンセプト調査、認知度調査、グループインタビュー、デプスインタビュー、オンラインインタビューなど
パネルの保有数	1,800万人以上
海外調査の可否	40か国以上
リサーチ結果の納品期間	要問合せ
料金	要問合せ

【リサーチ・分析特化型】のリサーチ代行

リサーチ・分析特化型のリサーチ代行は次の4社です。

株式会社リサーチワークス

リサーチ業務の部分的な依頼も検討している企業におすすめ

株式会社リサーチワークスは、アンケート調査に特化したリサーチ代行会社です。マーケティングリサーチ、意識調査・世論調査、学術調査など、多様な分野での実績があります。データ品質の確保に特に注力しており、紙媒体アンケートでは2人のオペレーターによるベリファイ入力方式を採用し、高精度なデータ作成を実現。オンラインアンケートでは、重複回答や論理矛盾をチェックするデータクリーニングを実施します。

また、分析においては単純集計からクロス集計、多変量解析まで対応可能です。自由回答分析には、アフターコーディングやテキストマイニングを活用し、文脈を考慮した適切な処理を行います。調査の企画・設計から入力・集計、報告書作成までワンストップでサポートしており、予算や要望に応じて、調査業務の一部のみの受託も可能な会社です。

対応可能な調査方法	〇：インターネットアンケート、郵送アンケート、街頭調査、訪問アンケート調査、定性的調査（質的調査）、マークシートなど
パネルの保有数	要問合せ
海外調査の可否	要問合せ
リサーチ結果の納品期間	要問合せ
料金	要問合せ

株式会社クロス・マーケティング

豊富な調査方法から自社にマッチしたものを提案してもらいたい企業におすすめ

株式会社クロス・マーケティングは、1,278万人以上の国内アンケートパネルを保有し、年間10,000件以上のリサーチ実績を持つ代行会社です。産官学にわたる幅広い分野で調査を実施しています。海外調査では、20名以上の専任チームを擁し、年間300件以上の実績があります。欧米先進国・BRICS・東南アジア・オセアニアを中心に、多様な業界での調査に対応。

同社の特徴は”マーケティング思考”と”データの読み解き力”を組み合わせた分析力です。BIツール活用支援やジャーニーデータ分析など、データマーケティング＆コンサルティングサービスも提供しています。経験豊富なリサーチャーが、課題抽出から調査企画、調査票作成、レポート作成まで一貫してサポート。顧客のマーケティング活動に直接活用できる具体的な知見を提供することに注力しています。

対応可能な調査方法	〇：ネットリサーチ、LINEリサーチ、会場調査、ホームユーステスト、郵送調査、訪問調査、電話調査、街頭調査、グループインタビュー、ホームビジットなど
パネルの保有数	〇：1,278万人
海外調査の可否	〇：世界85か国以上に対応可能、在日外国人・訪日外国人を対象にした調査も可能
リサーチ結果の納品期間	ネットリサーチの場合、実査のみで最短2・3日～
料金	ネットリサーチの場合：90,000円～

株式会社SVPジャパン

ニーズに応じて調査プランを選びたい企業におすすめ

株式会社SVPジャパンは、40年以上の実績を持つリサーチ代行会社です。世界40か国に広がるSVPグローバルネットワークを活用し、国内外のデータベースや業界団体から最新情報を収集しています。同社のサービスは「クイックリサーチ」と「プロジェクトリサーチ」の2種類あります。クイックリサーチは、公開情報を中心に2営業日以内で報告書を提出。プロジェクトリサーチでは、企業や業界関係者へのヒアリングを含む広範な調査を実施しています。

顧客ニーズに合わせた柔軟な対応も特徴です。曖昧なテーマであっても、調査目的や背景を丁寧にヒアリングし、最適な情報収集方法を提案。たとえばクイックリサーチでは、2時間程度の調査をベースに収集データをカスタマイズした報告書を作成します。国内外のデータベース・図書館・業界団体など幅広い情報源からデータを収集し、顧客の要望に応じて加工・分析も行う会社です。

対応可能な調査方法	ヒアリングリサーチ、デスクリサーチ、消費者アンケート、Webアンケートなど
パネルの保有数	要問合せ
海外調査の可否	世界40か国にネットワークあり
リサーチ結果の納品期間	〇：クイックリサーチでは2営業日後に結果を報告
料金	要問合せ

【ツール一体型】のリサーチ代行

ツール一体型のリサーチ代行は次の4社です。

Fastask（株式会社ジャストシステム）

操作性の高いアンケート作成ツールを利用したい企業におすすめ

「Fastask」は、3,000社以上の導入実績を持つセルフ型アンケート調査サービスです。アンケート開始から最短24時間で納品が可能で、迅速な調査結果の取得を実現。操作性の高さも特徴で、ブログやSNSの記事を書くような感覚で、画面の指示に従うだけでアンケート調査票を作成できます。複雑な設定は不要で、社内で簡単にアンケートを実施できます。

セルフ型サービスながらサポート体制も整っており、アンケート作成や調査に関する不安がある場合は専任リサーチャーがアドバイスを提供。手軽に始めることができ、予算を効率的に活用した市場調査が行えるサービスです。

対応可能な調査方法	アンケート調査
パネルの保有数	〇：アクティブモニター300万人
海外調査の可否	要問合せ
リサーチ結果の納品期間	〇：最短24時間
料金	1問10円～

Surveroid（株式会社マーケティングアプリケーションズ）

アンケートツールで定量調査から定性調査まで実施したい企業におすすめ

「Surveroid」は、15年の運営実績を持つアンケートツールです。全国500万人のモニターを保有し、アンケート作成から配信、集計までをWeb上で完結できます。専門知識がなくても直感的な操作で調査票を作成できるうえ国内外での調査が可能で、翻訳機能も利用できます。

アンケート調査だけでなく、候補者26万人からオンラインインタビューを実施することも可能で、定量調査から定性調査まで実施できるのも魅力。初めて調査を行う企業向けに、メール・電話による無料サポートも提供しているサービスです。

対応可能な調査方法	〇：国内・海外モニターアンケート、オンラインインタビュー、スクリーニング調査など
パネルの保有数	〇：全国500万人のモニター
海外調査の可否	〇：中国・インド・アメリカ・ブラジル・南アフリカなど24か国
リサーチ結果の納品期間	1～3日
料金	本調査：サンプル数100人・5問で10,000円

楽天超ミニバイト クイックオーダー（楽天インサイト株式会社）

よりスピーディーにアンケート結果を把握したい企業におすすめ

「楽天超ミニバイト クイックオーダー」は、楽天会員を対象にアンケートを実施できるセルフ型アンケートサービスです。収集メニューは、1万人の回答を最短3時間で収集する「1万人モーメント」と、特定の属性に絞って回答を収集する「フォーカスモーメント」、ユーザーが撮影した画像を収集できる「リアルタイムフォト」があり、最短3時間で1万人規模の回答を収集できます。

また、収集途中のデータを、ツール上で即時確認できるのも魅力です。アンケート結果は、グラフや集計表、ローデータなどでダウンロードすることも可能。社内で簡単にアンケートを作成・配信できるため、調査の企画から結果取得までの期間を短縮できるサービスです。

対応可能な調査方法	アンケート調査
パネルの保有数	最大1万人
海外調査の可否	要問合せ
リサーチ結果の納品期間	〇：最短3時間
料金	60,000円～

Geppo（株式会社リクルート）

アンケートツールで従業員満足度を調査したい企業におすすめ

株式会社リクルートが提供する「Geppo」は、25人～数万名規模の企業で活用されている従業員サーベイツールです。仕事満足度・人間関係・健康の3問に絞った簡潔な調査設計が特徴で、お天気マークでの直感的な回答方式を採用し、業務の合間でも負担なく回答できます。

また、個人サーベイと組織サーベイを組み合わせることで、従業員個人と組織双方の課題を可視化。本質的な働き方改善のPDCAサイクルを支援し、1企業に1人の担当者が分析から課題解決までサポートしています。導入支援からツール活用のサポートまで、無償で提供しているのも特徴です。

対応可能な調査方法	〇：従業員エンゲージメント調査、組織診断
パネルの保有数	–
海外調査の可否	–
リサーチ結果の納品期間	要問合せ
料金	20,000円～

まとめ

本記事では、リサーチ代行会社の選び方や比較ポイントについて解説しました。まずは、以下の項目にて、自社に最適なタイプを選びましょう。

マーケティング支援型	収集したデータを活用したマーケティング支援まで対応するタイプ
リサーチ・分析特化型	リサーチから収集データの分析に強みがあるタイプ
ツール一体型	アンケート作成ツールを通じて社内で簡単・短期間でリサーチが実施できるタイプ

また、その中でも以下の4つの比較ポイントにて絞り込みます。

• 対応可能な調査方法
• パネルの保有数
• 海外調査の可否
• リサーチ結果の納品期間

この記事がリサーチ代行会社選びの一助になれば幸いです。