記事作成の完全ガイド。書き方 / コツ/ ChatGPT / ツール / 依頼費用 などすべて解説

SEOの記事作成において大切なのは、検索エンジンに正しく認識され、ユーザーに有益なコンテンツを作ることです。当記事では、「SEOに強い記事を作成するための手順」をすべてご紹介していきます。
ただ、記事作成を行っていくと、執筆以外にも以下のような課題に直面します。
- コンテンツの質をもっと上げたい
- 記事作成を効率化したい
- ChatGPTは使ってもいいの?
- 社内リソースが足りない
このような悩みについても言及してますので、記事作成のマニュアルとして当記事をお役立ていただければ幸いです。
目次
記事作成はキーワードを選定してから
記事を書き始める前には、上位を狙いたいキーワードのリストが決まっているのが理想です。スプレッドシート等にキーワードをまとめた状態で記事を書きましょう。
キーワードを事前に出すメリットは以下になります。
- 記事の内容が重複するのを防ぐ
- 記事の役割を分けれる(CVかアクセスか等)
- 記事執筆のスケジュールを把握しやすい
- リライトや記事の結び付けをしやすい
複数人でメディアを運営する場合「次誰がどの記事担当するんだっけ?」「いつまでに記事を何本書けるんだっけ?」みたいな問題が起こりやすいです。スプレッドシートにまとめていれば、いまの状況をすぐに確認できるんですね。
キーワード選定の仕方は以下の記事にまとめてますので、参考にまとめてみてください。
記事の書き方を6ステップで解説
キーワードの選定を終えたら実際に記事を書いていきます。スプレッドシートで振り分けされているキーワードに対して1つの記事を書いていく感じですね。
具体的には以下の6つのステップでSEOを意識した記事を書けます。
- 対策キーワードの決定
- キーワードのリサーチ
- 仮タイトルとリードの作成
- 構成(骨子)の作成
- 本文の作成
- CMSに入稿
各作業の解説や読みやすい記事を書くためのコツを以下の記事で解説しています。どれもGoogleの公式な情報を根拠に説明してますので、ぜひ最後までご覧ください。
より刺さる記事に仕上げるコツ4つ
良質なコンテンツの条件は「ユーザーが記事を読んだあとに課題が解決していること」です。
現状、検索結果にはこの条件を満たす記事が上位を占めているので、より順位を上げるためには「この記事にしか得られない情報がある!」という特別感を出し、差別化を図る必要があります。
このオリジナリティを出すためのコツが以下の4つになります。
- 情報の鮮度を高める
- 調査結果を用いる
- 独自の体験
- 引用の利用
どれも実行にはある程度のハードルがありますが、読者にはまるコンテンツであれば、以下の流れを生み出すことができますので、一度試してみてください。
シェア → ソーシャルリンク / 被リンクの獲得 → 検索エンジンから評価UP / アクセスUP
情報の鮮度を高める
鮮度を必要とするコンテンツは、できる限り最新の情報を扱うようにしましょう。
過去のGoogleのフレッシュネスアップデートにより、一部のコンテンツの情報の鮮度の重要性が高まりました。この対象は以下のトピックになります。
最新の出来事や注目のトピック
ウェブに流れ始めた最新の出来事や注目のトピックについては、最新情報をすぐに手に入れたいものです。たとえば、[ 大阪 知事選 ] や[ ギリシャ ] 等の最近の出来事を検索するときに、数分前~数時間前のフレッシュな情報が表示されます。定期的に発生するイベント
[ 東京マラソン ] 等の毎年開催されるイベントや、[ 言語処理学会年次大会 ] や[ ミッドタウン クリスマス ] 等、定期的に繰り返し発生するものも、最新の情報が表示されます。繰り返し更新されるもの
検索結果がよりタイムリーに
[ 大河ドラマ 視聴率 ] や[ スマートフォン 日本 市場規模 ]など、定期的ではないものの、繰り返し更新される情報を探しているときにも役立ちます
最新ニュースやトレンドでなくとも、繰り返して探されるような情報であれば、新鮮さが重要視されていることが分かります。
1度公開したあとも、定期的に内容の見直しを行い、コンテンツが常に新鮮な状態を保つよう努めることが大切です。
調査結果を用いる
特定のトピックに関するアンケートを実地して、その結果を記事に活用します。こうすることで、一次情報を根拠とした信頼性の高い記事を書けます。
この調査結果は記事タイトルにも利用できるので、検索結果上でのクリック率向上が期待できる効果もあります。例えば、以下のタイトルを比べると後者の方が気になりますよね。
調査結果ナシ | 本当に効果のあったダイエット食品 |
調査結果アリ | 女性100人に聞いた本当に効果のあったダイエット食品 |
また、このような1次情報は他の記事で引用される可能性が非常に高くなります。引用されるほど、被リンク獲得に貢献し、検索エンジンにとって評価の高い記事に仕上がるので、非常に強力なコンテンツが出来上がるわけです。
ただし、アンケート実地の手間がかかるので、簡単に多用できないテクニックになります。
独自の体験を含める
記事の内容に自分だけが体験した内容を含めると非常に効果的です。実際にGoogleの過去のアップデートでオリジナルのコンテンツがより評価されるようになりました。
今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
日本語検索の品質向上にむけて
実際に独自体験がある方が説得力がありますし、なにより読者の目を引く内容に仕上がります。以下は、通常の記事タイトルと独自体験を含めた記事タイトルの例文になりますが、後者のほうが圧倒的に内容がきになりますよね。
独自体験ナシ | ダイエット向きの食事メニューを紹介 |
独自体験アリ | 1ヶ月で5kg痩せた私の食事メニューを紹介 |
このように実体験をもとにするだけで、情報の信頼性が増しますよね。自分の体験でなくても、その分野に精通した人に監修してもらって独自性を上げてもいいですね。
引用を利用する
記事でなにか主張するとき、その根拠が明確であればあるほど説得力が増します。独自の体験や統計情報などを根拠にできれば、強い説得力を持ちますが、これらを用意するのは非常に大変です。
そこで、主張の裏付けに他人の情報を引用することで主張を強めることができます。例えば「Googleがユーザーを最も重視している」という主張に対して、以下の引用があれば説得力が増しますよね。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
Google が掲げる 10 の事実
上記はGoogleが掲げている理念を公表しているページですので、強い裏付けになります。これらは自分で情報を探すだけで記事の説得力を増してくれるので、真似しやすいんですね。
特に、公式ドキュメントや統計などの引用は非常に使いやすいのでおすすめです。
記事作成の効率化にオススメのツールは?
限られたリソースで記事を量産するためには、執筆効率を上げることが大切です。そこで非常に便利なのが記事作成向けのツールになります。
今回は、記事作成プロセスの工程ごとに役立つツールを合計18個まとめました。
- キーワード選定
- 構成作成
- 原稿執筆
- 原稿確認
- 記事装飾
以下の記事に各種ツールの用途や価格をご紹介してますので、使えそうだと思ったツールをぜひお試しください。
記事作成にChatGPTを使っても大丈夫?
記事作成の効率化ツールとして注目されているのが「ChatGPT」です。回答の精度が高く利用されている方が多いですが、記事作成に利用しても検索エンジンへの評価に問題は無いのでしょうか?
Googleが公表した「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」によると、記事作成にAIを利用すること自体は問題無いとのことでした。
制作方法を問わず高品質のコンテンツを評価
コンテンツがどのように制作されたかではなく、その品質に重点を置く Google の姿勢は、信頼できる高品質な検索結果をユーザーに提供するうえで、長年にわたって有用な指針となってきました。
AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス
手段はどうであれ、最終的に品質が高く、ユーザーにとって有益なコンテンツになっていれば問題無いというスタンスですね。ただし、検索エンジンファーストを目的としたAI生成コンテンツはスパム認定される可能性があるので注意しましょう。
自動化による有用なコンテンツの作成
AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス
自動生成コンテンツに関し、Google は一貫したガイダンスを提示してきました。検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、スパムに関する Google のポリシーに違反します。
「ChatGPT」に書いてもらった文章をそのまま利用する等でなければ問題なさそうです。「ChatGPT」をSEOライティングに効果的に活用する方法を以下でご紹介してますので、ぜひ参考にしてください。
記事作成を依頼するのはアリ?
どれだけ記事作成を効率化しても社内リソースには限りがあります。記事作成に割ける人員が足りていないのであれば、依頼するのは「大いにアリ」です。
実際に当メディアも記事作成をコンテンツ作成代行会社や複数のライターにも依頼しています。最初は社内だけで執筆していましたが、やはり限界があるんですよね。
ここで依頼先として大きく分かれるのが以下の2つです。
個人(ライター) | ・費用を抑えれる ・柔軟なコミュニケーションを取れる ・良くも悪くも個人差が大きい ・マネジメントが必要になる |
企業(制作代行業者) | ・費用は高くなりやすい ・コミュニケーションが遠回り ・記事の品質を担保できる ・マネジメントを任せられる |
内製の準備が整っていたり、SEO担当者が常駐している場合は、個人(ライター)に依頼する方がコストパフォーマンスが高いといえます。
ただし、ライターの当たり外れが大きいこと、社内の指導・マネジメントが必要になりますので、メディア立ち上げ初期や記事作成の知見がない場合は、記事作成代行業者に依頼するのをオススメします。
最初に代行業者と契約し、社内にナレッジを蓄積してから、内製で走り出すケースも多いです。以下に記事作成を依頼したときの費用や相場をご紹介してますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は記事作成の手順と直面しがちな課題について解説しました。これらは、オウンドメディア運営の初期フェーズで起こりがちな問題です。
運営を続けていくと、以下のような課題に直面します。
- 記事を生産したのに上位を取れない
- 上位を取れたけどアクセスが少ない
- CVが起きない
これらは記事の品質だけでなく、メディア自体のドメインパワーやキーワード選定時のミス、サイト構造・導線などが関係してきます。
どうしても対策が難しい場合は、一度SEO対策についてコンサル会社に相談するのがオススメです。以下に対策別の費用相場をご紹介してますので、予算があれば検討してみてください。

b-pos編集部
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