AI・人工知能開発会社20選比較！外注先の選び方と相場。

近年、 AI・人工知能の導入が自社ビジネスの売上向上や競争力を高める重要な要素となり、多くの企業がAI・人工知能開発の外注を検討しています。

しかし、AI・人工知能開発会社は数多く「どの企業に外注すればいいかわからない」と疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで本記事では、AI・人工知能開発会社20選の紹介をはじめ、外注先の選び方や費用相場など詳しく解説します。AI開発会社の選び方を知った上で、自社に最適な外注先を選べる記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

AIシステム開発会社とは

AIシステム開発会社とは、企業の課題やニーズに応じて、AI技術を活用したシステムやソフトウェアを開発する企業です。音声認識や画像認識、データ解析などのAI技術を組み込んだシステムを設計・開発し、業務の効率化や自動化を実現します。

さまざまなAI・人工知能システムを使用してる中で「使いにくい」「こんな機能があればいいのに」と一度は思ったことがある方は多いでしょう。

AI・人工知能開発会社は顧客が求めている要件を分析し、最適なAIシステムを定義してくれるため、自社の業務を改善・効率化する上で最適なシステムを開発してくれます。

AIシステムの種類

AIシステムは主に以下の3種類に分類されます。種類ごとに特徴や価格は異なるため、外注する前に種類を理解しておきましょう。

タイプ	コスト	特徴
フルスクラッチ型	高	企業のニーズに合わせてゼロから完全オーダーメイドで開発する
ハイブリッド型	中	すでに存在するAIモデル（パッケージ型）をベースに、企業独自のデータや業務に最適化する
パッケージ型	低	すぐに使えるAIシステムをそのまま導入する

複雑な業務に対してのAI導入や拡張性の高さを気にする企業には「フルスクラッチ型」、既存のAIを活用しながら業務に最適化したい企業には「ハイブリッド型」、低コストで素早くAIを導入したい企業は「パッケージ型」がおすすめです。

AI開発の流れと開発会社に依頼できる業務

AIシステム開発は、大きく「企画」「開発」「運用」の3フェーズに分かれます。どのフェーズでどのような作業を行うのか、解説します。

フェーズ	ステップ	概要
企画	1.課題設定・目標定義	どんな問題をAIで解決するのかを明確にする
	2.要件定義	必要なAIの機能や仕様を決める
開発	3.データ収集・前処理	AIに学習させるデータを収集し、使いやすく整理する
	4.モデル選定・開発	目的に合ったAIモデル（アルゴリズム）を選び、開発する
	5.PoC（概念実証）	試作システムを作り、効果を確認する
	6.システム統合・実装	既存システムとAIを連携させ、実際に使えるようにする
運用	7.テスト・精度評価	AIが正しく動作するかテストし、性能を確認する
	8.運用・保守	AIを継続的に活用し、必要に応じて改善する

AI開発の工程は大きく8つの工程で、開発が進められます。ただし、AI開発は公開の時点で完成というわけではありません。運用していく中で、データの調整や学習、チューニングを行い、自社のビジネスに最適化していきます。

AI開発会社の費用相場

AIの開発は、自社の目的や課題により費用は異なりますが、工程は変わりません。ここでは、工程ごとの費用相場を紹介します。

フェーズ	費用相場
1.課題設定・目標定義	約40万円〜200万円（ヒアリングは無料）
2. 要件定義	約40万円〜200万円
3. データ収集・前処理	約100万円〜
4. モデル選定・開発	月額80万円〜250万円 × 人
5. PoC（概念実証）	約100万円〜
6. システム統合・実装	月額80万円〜250万円 × 人
7. テスト・精度評価	開発費用に含まれるケースが多い
8. 運用・保守	月額60万円〜200万円前後 × 人

AI開発の総額費用は、1,000万円〜1,500万円が相場で1億円かかるケースもあります。

また、PoCの段階で十分な精度が出せない場合、追加のデータ収集やモデルのチューニングが必要になり、費用が増加する可能性もあるでしょう。

企業におけるAIの活用例

AIはさまざまな企業で活用され、業務の効率化やコスト削減、品質向上などが実現しています。ここでは、「どのような技術」が「どの業界」で活用されているか紹介します。

AI技術	概要	活用業界
データ分析	大量のデータを分析し、ビジネスの意思決定をサポートする	マーケティング、金融、小売
画像認識	カメラやセンサーのデータを解析し、顔認証や物体検出などを行う	製造業、小売、医療
自然言語処理	テキストデータの解析・生成を行い、チャットボットや翻訳に活用	教育、法律、メディア
異常検知	機械の故障や不正行為を発見し、リスク管理を強化	製造業、金融、物流
需要予測	過去の販売データや市場動向を分析し、在庫管理や販売戦略を最適化	小売、飲食、製造業
自動化（RPA）	定型業務をAIで自動化し、作業効率を向上	サービス、製造業、不動産
チャットボット	AIを活用して、顧客対応を自動化し、24時間対応を実現	金融、サービス、飲食

AIは多くの業界で活用が進んでいますが、特に活用されているのが製造業や小売業です。AIが活用できる業務には、マニュアル化されてやり方が変わらないという特徴が挙げられます。

前提として、さまざまな業界・業務に活用できますが、AIに頼らず人間が実施したほうが良い業務があることも覚えておきましょう。

AIシステム開発会社の選び方

AIシステム開発会社の選び方について、4つの観点から解説します。

1. 自社課題にマッチしたAI選定から依頼したい
2. 特定の業界に特化した開発会社に依頼したい
3. 特定のAI技術を導入したい
4. まずは低コストでAIを試したい

自社課題にマッチしたAI選定から依頼したい

自社の課題が明確であり、AIで効率化・改善を求める場合は、適切な技術選定から導入までをサポートしてくれる開発会社を選ぶのがポイントです。このタイプの開発会社は、「フルスクラッチ開発」「ハイブリッド開発」「パッケージ開発」など、複数の開発手法に対応しているのが特徴です。

例えば、物流会社が配送の最適ルート提案でAIに任せたいと考えた場合、「ルート最適化AI」なのか、交通渋滞データを活用する「予測AI」なのか判断がつかないことがあります。この場合、開発会社が技術選定を行い、費用対効果の高い方法でシステムを設計・開発します。

・AI技術の選定が難しい
・AIの導入経験がない
・どのAIが自社ビジネスに適しているかわからない

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特定の業界に特化した開発会社に依頼したい

自社ビジネスが専門知識やスキルが必要としている場合、業界ごとの業務フローやデータの特性を理解している開発会社を選ぶことで、スムーズな導入と実運用が可能になります。特に、規制や専門知識が必要な業界では、特化型の開発会社がおすすめです。

例えば、農業業界で作物の生育状況をAIで監視するシステムを開発する場合、気象データや土壌データの解析に詳しい開発会社が適切になります。

業界特化の開発会社は、その業界に対して精度の高いAIを開発できるため、業務の効率化・改善のより大幅な向上が期待できます。

・法規制の対応が必要な業界
・業界特有のデータ処理が求められる企業
・専門知識が必要になる業界

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特定のAI技術を導入したい

あらゆる業務に適用するのではなく、1つの業務にのみAIを導入したい場合は、特定のAI技術（画像認識、音声認識など）に強みを持つ開発会社を選びましょう。

こうした開発会社は独自の研究開発を行い、過去の支援実績を活かして高精度なAIを提供できるのが特徴です。

例えば、コールセンターにおいて顧客との通話内容をリアルタイムで解析し、感情分析や応対スクリプトの最適化を行うAIを開発します。複数のAI技術を組み合わせる場合は、AI技術に強みを持つ開発会社はおすすめしませんが、競合他社との差別化を図ることが可能です。

・導入したいAI技術が決まっている企業
・より高精度なカスタマイズAIを求める企業
・競合他社との差別化を図りたい企業

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まずは低コストでAIを試したい

低コストでAIを試したい場合は、ゼロからAIを開発するのではなく、既存の「パッケージ型AI」を導入することで、短期間・低コストでAIを導入できる開発会社を選ぶのがポイントです。

パッケージ型AIは、カスタマイズ性に限界があるものの、導入コストを抑えつつ成果を得られるメリットがあります。

例えば、飲食業界において手作業で行っていた在庫管理をAIで最適化する場合、パッケージ型の在庫管理AIを導入することで、コストを抑えながら業務を効率化できます。低コストでAIを導入できるため、万が一「自社に必要ない」と感じた場合も、コストの無駄を抑えられます。

・AIを試験導入して、効果を検証したい
・予算を抑えてAIを活用したい
・カスタマイズの必要性が低い業務でAIを活用したい企業

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AIシステム開発会社の比較ポイント

自社に適したAIシステム開発会社を選ぶために、以下3つのポイントを比較しましょう。

• 開発後の運用・保守サポート
• 既存システムとの連携性
• セキュリティ・データ管理

開発後の運用・保守サポート

AIは導入して終わりではなく、データの変化や業務環境の変動に適応できるよう、継続的なメンテナンスや再学習が必要です。そのため、開発会社を選ぶ際は、開発後も運用・保守サポートを行なってくれる企業を選びましょう。

ただし、企業によってサポート内容は異なるため、以下のポイントを確認してください。

再学習の対応範囲	どの程度の頻度で再学習を実施するのか。また、モデルの調整作業が発生した場合にどこまで対応してくれるのか
トラブル対応におけるスピード	システムトラブル時の対応スピードが早いか
アップデートの方針	AI技術は進化が早いため、最新技術を取り入れたアップデートが可能か

また、開発後の運用・保守サポートはあるものの、追加料金がかかるケースもあります。契約前にどこまでサポートの適用範囲であるか、確認しておきましょう。

既存システムとの連携性

AIを業務で効果的に活用するには、AI単体で機能するだけでなく、既存のシステムと連携できるかが重要なポイントです。

例えば、営業活動の自動化・効率化を目指して、営業担当者の代わりに見込み顧客の問い合わせ対応をするAIチャットボットを導入したとします。しかし、自社がすでにCRMツール（顧客関係管理）を使用している場合、このAIチャットボットがCRMと連携できなければ、問い合わせ内容や顧客情報を手動で登録する必要があり、かえって業務の手間が増えてしまいます。

一方で、AIチャットボットがCRMと連携していれば、問い合わせ履歴や顧客の関心データが自動で記録され、「過去のやりとりを踏まえた最適な提案」「顧客ごとの対応履歴に基づいたフォローアップの自動化」などが可能です。これにより、営業担当者はコア業務に注力することができます。

AIシステムは単体でも効果を発揮しますが、既存システムとの連携でより業務効率化が期待できるため、事前に確認しておきましょう。

セキュリティ・データ管理

AIシステムの運用では、大量のデータを取り扱うため、セキュリティやデータの保護対策がされているか確認することが重要です。特に、個人情報や機密データを扱う企業では、データ漏洩や法規制違反のリスクを回避するため、慎重に選定しましょう。

しかし、セキュリティ・データ管理は専門的な知識であるため「何を確認していいかわからない」という場合は、以下3つのポイントを確認してください。

データの暗号化とアクセス制御	開発会社がデータをどのように保護しているか
データ保持ポリシーと法規制対応	AIが扱うデータの保存期間や削除ルール
セキュリティ監査とインシデント対応	AIシステムはサイバー攻撃の標的になる可能性があるため、定期的なセキュリティ監査があるか

上記の3つに関して明確に定められていない場合は要注意です。AIは便利なツールですが、どのデータが重要であるかを認識しているわけではないため、常にリスクがあることを念頭に置いておかなければいけません。安全に運用するためにも、必ず確認しておきましょう。

AIシステム開発会社20選一覧比較表

【自社課題にマッチしたAI選定から依頼したい】企業向けAI開発会社

まずは自社課題にマッチしたAI開発につよい開発会社を5つ紹介します。

株式会社AVILEN

AIの内製化を目指し、専門家のサポートを受けたい企業

株式会社AVILENは、AI開発とAI人材育成を強みとする企業で、東証グロース市場に上場しています。「使われるAI」にこだわり、ビジネスコンサルタントとデータサイエンティストの専任チームが一貫して開発をサポートを提供しています。

AI開発のみならず、700社以上の企業に対し、内製化支援やE資格講座の提供を行い、AI人材の育成にも注力しているのも特徴です。

また、ChatGPTの導入支援にも対応し、企業が生成AIを活用して業務効率化や新たなビジネス価値を創出できるよう支援してくれます。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：AI内製化支援（アドバイザリー）サービスを提供
既存システムとの連携性	⚪︎：クライアントの課題に応じたAI開発
セキュリティ・データ管理	⚪︎：情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）の国際規格であるISO 27001を取得
料金	要問い合わせ

株式会社AIdeaLab

生成AIの活用やカスタムモデル開発を検討している企業

株式会社AIdeaLabは、画像生成AIアプリ「AIピカソ」や、AI議事録作成ツール「AI議事録取れる君」などの開発実績を持つ、最先端のAI技術に特化した企業です。

経験豊富なAIエンジニアやデータサイエンティストが所属しており、独自のアルゴリズム・モデル開発からシステム運用サポート、技術顧問サービスまで幅広いソリューションを提供。

AIを活用した新規事業のアイデア創出から、共同開発・共同研究に至るまで、多様な企業に対して同社のノウハウを活用しています。特に、Generative AI（生成AI）に強みを持ち、基盤技術の研究開発にも注力。AI活用の新規事業支援にも対応し、企業のDXを支援してくれます。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：顧客データや外部データ等の特定のデータを分析
既存システムとの連携性	要問い合わせ
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

Vareal株式会社

データ活用コンサルティングからAI導入までトータル支援を受けたい企業

Vareal株式会社は、DX支援やソフトウェア開発を手掛ける企業で、AI領域においても幅広いサービスを提供しています。データサイエンス分野では、データ活用コンサルティングから分析支援までを一貫して実施。

AI開発では、パーソナライズ、購買予測、異常検知、画像認識、音声認識など、多様なニーズに対応可能です。AI関連サービスとして、データ活用と機械学習を用いたビジネスの深化も支援。

埼玉医科大学や北海道大学などの研究機関との共同プロジェクト実績もあり、医療分野のAI活用にも強みを持っています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：コンサルティングから設計、UI/UXデザイン、ソフトウェア開発、システム構築・導入、保守、運用までをワンストップで一貫して提供
既存システムとの連携性	⚪︎：システムインテグレーションサービスを提供
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

株式会社 Laboro.AI

企業独自のビジネス課題にフィットしたカスタムAIを開発したい企業

株式会社Laboro.AIは、オーダーメイドの「カスタムAI」開発を強みとする企業で、特定の業務プロセスに最適化されたAIソリューションを提供しています。

また、AIの開発だけでなく、導入戦略の策定から運用支援までをトータルサポートし、AI活用のロードマップを共に描くアドバイザリーサービスを提供。また、精度の高さだけでなく、ビジネス課題やデータ形式に最適な手法や評価指標を検討し、ビジネス貢献を最優先にした開発を行っています。

味の素やパーソルなどの企業とも連携し、画像認識、音声認識、需要予測など、多岐にわたる領域でのAI導入実績があります。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：運用フェーズにおいて、データの再学習やシステムの保守、ビジネス上のKPIの確認など、改善のためのPDCAを継続的に実施する
既存システムとの連携性	⚪︎：システムや業務全体の設計にわたるフォローを行う
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

株式会社ギブリー

AIの研究開発から運用までフルスタックな支援を求める企業

株式会社ギブリーは、AI技術とビジネス戦略を組み合わせた実践的なAIソリューションを提供。200名以上のAIエキスパートが在籍し、自然言語処理、画像認識、データ分析など、最先端の技術を駆使した開発を手掛けています。

また、デジタル庁や東京大学と連携し、R&Dを強化。PoC（概念実証）からアジャイル開発、長期運用支援まで一貫したサポート体制が整っており、企業の成長と競争力強化に貢献します。

エンジニアの採用・育成・評価を支援するHRプラットフォーム「Track」も展開しており、最先端のテックカンパニーの人材育成やDXを目指す大手企業の内製化も担っています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：生成AIの導入から活用支援まで一貫したサービスを提供
既存システムとの連携性	⚪︎：SalesforceのAppExchangeにコンサルタント登録されており、Salesforceを活用したAIソリューションの提供体制
セキュリティ・データ管理	⚪︎：情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）の国際規格であるISO 27001の認証を取得
料金	要問い合わせ

【特定の業界に特化した開発会社】に依頼したい企業向けAI開発会社

特定の業界に特化したおすすめの開発会社は以下の5社です。

株式会社フツパー（製造業）

低コストで高精度な検品AIを導入したい企業

株式会社フツパーは、製造業向けに高精度なAI検品システムを提供する企業で、独自のアルゴリズムにより、高精度AIで品質管理の効率化を実現します。

既存ラインに簡単に追加できるため、大規模な設備投資をせずに導入可能。さらに、AIによる検査だけでなく、不良品の根本原因を分析し、品質改善までサポートする体制も構築されています。

導入相談から運用支援まで一貫したサポートを提供し、スモールスタートでの導入も可能なため、初めてのAI活用にも最適です。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：現場のDXや最新技術のスムーズな導入を実現し、手戻りのない運用をサポート
既存システムとの連携性	⚪︎：既存の生産ラインにカメラや照明などの設備を取り付けるだけで導入が可能
セキュリティ・データ管理	⚪︎：情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）の国際規格であるISO 27001の認証を取得
料金	初年度：360万円/年 2年目以降：120万円/年

エルピクセル株式会社（医療・ヘルスケア）

AIを活用して医療や創薬プロセスを効率化したい

エルピクセル株式会社は、ライフサイエンスと画像解析に特化したAI開発企業で、医療診断支援技術「EIRL（エイル）」を開発し、脳動脈瘤検出アルゴリズムなどを提供。

大阪市立大学との共同研究では、深層学習を活用し、92%の精度で脳動脈瘤を自動検出することに成功しています。また、研究者向けの画像解析プラットフォーム「IMACEL」により、創薬や生物医学研究の効率化を支援します。

医療AI「EIRL」と創薬支援AI「IMACEL」で医療の質や効率性の課題解決への取り組み、国家プロジェクトへの参画実績もあり、最先端の医療AI開発に強みを持つ企業です。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：医療AIソリューション「EIRL」や創薬支援AI「IMACEL」を提供
既存システムとの連携性	⚪︎：医療現場や研究施設の既存システムと連携可能
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

株式会社MILIZE（金融・保険）

LLM（大規模言語モデル）を活用して業務効率化を図りたい企業

株式会社MILIZEは、金融業界に特化したAI・データ分析サービスを提供。豊富な業界知識を持つビジネスアナリストとAIエンジニアが連携し、精度の高いAIソリューションを開発します。

マーケットレポートの自動生成や、ナレッジマネジメントの最適化、融資審査の自動化など、多岐にわたる業務効率化を実現。また、LLMを活用したデータ解析やワークフローの自動化を支援し、金融機関のDXを推進します。

データ基盤構築から内製化支援まで対応可能なため、金融業界でのAI活用を検討する企業に最適です。情報セキュリティの国際規格であるISO 27001を取得し、社内にMILIZE-CSIRTを設置するなど、セキュリティ対策にも注力しています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：AI・生成AIサービス、フィンテックサービス、ウェルネスサービス、金融工学サービスなど提供
既存システムとの連携性	⚪︎：金融機関のアプリやホームページ、店頭のタブレットなど、さまざまなプラットフォームで活用可能なフィンテックサービスを提供
セキュリティ・データ管理	⚪︎：社内にMILIZE-CSIRTを設置し、セキュリティに関する情報収集や対策立案、インシデント対応、従業員への教育を実施
料金	要問い合わせ

SENSY株式会社（小売・EC）

需要予測をAIで最適化し、販売戦略を高度化したい企業

SENSY株式会社は、小売・EC業界向けに、個別の消費者行動を解析するディープラーニング技術「SENSY」を開発。一人ひとりの感性を理解し、パーソナライズされたレコメンドエンジンを提供しています。

これまでに1,000件以上のプロジェクトを手掛け、消費者データ分析やマーケティングAIの導入実績が豊富です。ファッションや食品、旅行など幅広い業界で活用され、DX専門家によるコンサルティング支援も充実しています。マーケティング戦略をAIで実現したい企業に最適です。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：AIを活用した情報システムの開発および運用サービスを提供
既存システムとの連携性	⚪︎：パーソナル人工知能のプラットフォームを活用したB2Bサービスを提供
セキュリティ・データ管理	⚪︎：情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）の国際規格であるISO/IEC 27001:2013の認証を取得
料金	要問い合わせ

株式会社Preferred Networks（産業向け）

製造業や物流業など現場業務をAIで最適化したい

株式会社Preferred Networksは、交通、製造業、バイオヘルスケアなど多岐にわたる分野で最先端のAI技術を提供する企業です。

特に深層学習を活用した産業用ロボットや異常検知技術を開発し、日本の製造業における業務効率化を推進。さらに、新薬開発プロセスの自動化にもAIを活用し、医療業界にも貢献しています。

独自開発のディープラーニングフレームワーク「Chainer」や、ハイパーパラメータ最適化フレームワーク「Optuna」などを開発し、AI技術の発展にも寄与する企業です。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：IIJの高い技術力を導入することで、安定したサービス提供
既存システムとの連携性	⚪︎：AWSやGoogle Cloud、Microsoft Azure、Alibaba Cloudなど、多種多様なパブリッククラウドを活用
セキュリティ・データ管理	⚪︎：クラウドセキュリティポスチャマネジメント（CSPM）の最新情報を評価し、全社的な展開やルール化を推進
料金	要問い合わせ

【特定のAI技術】を導入したい企業向けのAI開発会社

特定のAI技術を導入できる開発会社は以下の6つです。

SELF株式会社（自然言語処理）

ユーザーの行動パターンや感情を把握し、長期的なデータ活用を検討している企業

SELF株式会社は、自然言語処理と生成AI技術を活用したSELFBOTやSELF-AIの開発実績を活かし、高精度なRAGを搭載したAIソリューションを提供します。

ユーザーの長期的な行動データを蓄積し、パーソナライズされた情報提供が可能なシステムを開発できるのが魅力です。150万以上のダウンロードを記録したSELFアプリの知見を活かし、感情分析や個別対応が可能な生成AIを企業向けに展開します。

社内データを活用した高度な自動応答システムを導入したい企業に最適です。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：導入企業がボットのチューニングや学習データの追加・編集を容易に行えるようサポート
既存システムとの連携性	⚪︎：社内で利用しているチャットツールやCRM（顧客管理システム）などとAPI連携が可能
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

TDSE株式会社（画像認識）

画像認識を活用し、異常検知や設備点検の精度を向上させたい

TDSE株式会社は、JAXAや東京大学、フランス国立科学研究センターなどの研究機関出身のエンジニアが多数在籍し、最先端の画像認識AIを開発しています。

ディープラーニングを活用した異常検知AIは、インフラ点検や製造業での品質管理に活用され、東京電力パワーグリッドなどの大手企業への導入実績もあります。プロジェクト創出支援サービスも提供し、DXの企画立案から実装まで包括的にサポート。

AI導入による業務効率化と精度向上を目指す企業に最適です。製造業やインフラ点検など、さまざまな分野での外観検査業務の効率化と品質向上に貢献しています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：Webインターフェースによる簡単な操作でAIモデルを構築
既存システムとの連携性	⚪︎：REST APIを提供しており、他の機器や既存システムからの連携が容易に行える
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

AI inside（予測分析）

AI-OCRやドキュメント処理AIを活用し、業務の自動化を進めたい企業

AI insideは、日本語ドキュメント処理に特化したLLM「PolySphere-2」やAI-OCRエンジンを開発し、政府機関・地方公共団体・民間企業へAIソリューションを提供しています。

AI統合基盤「AnyData」により、データ管理・学習・運用を一元化し、企業独自のAI開発を支援。また、経営層向けAI実装コンサル「InsideX」を展開し、戦略立案から実運用まで一貫したサポートを提供しています。AIの内製化と業務効率化を推進したい企業に最適です。

また、ノーコードで高精度なAIモデル開発ができる「Learning Center」も提供しており、設計は無料、学習と推論に対して定額の利用料金が利用月のみそれぞれ発生するサービスも展開しています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：AI/DX人材輩出プログラムや経営層向けのAI実装コンサルティング「InsideX」を提供
既存システムとの連携性	要問い合わせ
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	Learning Center：アカウント発行〜学習データ作成まで無料。 学習（作る）：月額10万円 推論（使う）：月額3万円

アーニーMLG株式会社（音声認識・音声合成）

コールセンター業務をAIで効率化し、応対品質の向上を目指す企業

アーニーMLG株式会社は、日本語音声認識AI「Olaris」や議事録作成ツール「YOMEL」を開発している企業です。話者識別や感情分析を組み込んだ高精度な音声認識技術を提供し、銀行・保険業界などでの導入実績があります。

コールセンター向けには、SV（スーパーバイザー）による応対品質管理を支援するAIを開発し、業務の効率化を実現。データを活用した経営戦略を進める企業向けに、透明性の高いAIソリューションを提供しています。

開発後の運用・保守サポート	要問い合わせ
既存システムとの連携性	Amazon AWSアカウント、データセンター内オンプレマシンに設置可能
セキュリティ・データ管理	データの自動削除、ISO27001の認証、暗号化とデコード、個人情報の自動除去機能など
料金	要問い合わせ

株式会社アドカル（生成AI）

業務の自動化や新規事業を創出したい企業

株式会社アドカルは、東京大学発の独自生成AI技術を核とし、最新のAI業界のトレンドを迅速にキャッチアップすることで、最適なソリューションを提供する企業です。生成AIを活用したソリューションを開発し、文章生成、要約、自動応答システムを提供しています。

特に、日本語に特化したAIモデルの開発に強みを持ち、企業の業務効率化やカスタマーサポートの最適化を支援。

カスタマイズ可能なAIエンジンを提供し、企業独自の生成AI開発をサポートします。データを活用した新規事業開発や、業務の自動化を進めたい企業におすすめです。

開発後の運用・保守サポート	要問い合わせ
既存システムとの連携性	⚪︎：既存の業務のオペレーションに組み込んだ開発が可能
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

ARAYA株式会社（強化学習）

AIの開発コストを削減し、運用コストを最適化したい

ARAYA株式会社は、ディープラーニングやエッジAI、自律AI、ニューロサイエンスを活用し、企業の業務課題に寄り添ったAIソリューションを提供する先進的な企業です。特に、独自開発のAI運用最適化ソリューション「SubnetX」を活用することで、AIの再開発コストや運用コストを削減し、企業の負担を最小限に抑えながら高度なAI技術の導入を可能にします。

スケーラブルなモデル開発を強みとし、1回の学習で多様なAIモデルを生成し、デバイスごとに最適化されたモデルを提供することで、業界ごとの異なる要件に柔軟に対応。これにより、エッジAIの性能向上やクラウド運用費の削減を実現し、AI導入のROIを最大化します。

多様な業界のニーズに応じたAIの開発・最適化を行い、業務効率化や生産性向上を支援する企業として高く評価されています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：AI外観検査ソリューション「InspectAI」で、導入後のサポートを提供
既存システムとの連携性	要問い合わせ
セキュリティ・データ管理	要問い合わせ
料金	要問い合わせ

【まずは低コストでAIを試したい】企業向けAI開発会社

低コストでAIを試したい企業におすすめの開発会社は以下の4つです。

株式会社ブレインパット

AIを活用したマーケティング施策を強化したい企業

株式会社ブレインパッドは、AIとビッグデータの活用を専門とし、800社以上のAI活用支援実績を誇る企業です。生成AIや需要予測、異常検知、レコメンドエンジンの開発を得意とし、特にマーケティングやCRM領域でのデータ活用に強みを持っています。

150名以上のデータサイエンティストが在籍し、業務データの分析を基にした最適なAIソリューションを提供。最新の技術トレンドを積極的に取り入れ、継続的な研究開発を行っています。

スタータープランを用意しており、低コストで効果的にAIを導入できるため、初めてAIを試したい企業にも適しています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：システムの安定稼働と継続的な最適化を支援
既存システムとの連携性	⚪︎：クライアントの既存システムやデータ環境との連携を重視し、AIソリューションの導入がスムーズに進むよう技術的なサポートを実施
セキュリティ・データ管理	⚪︎：最新のセキュリティ技術と厳格なデータ管理プロトコルを採用
料金	要問い合わせ

株式会社エクサウィザーズ

すぐに成果を出せるAIプラットフォームを利用したい企業

株式会社エクサウィザーズは500社以上の企業に導入実績を持つ企業です。日本最大級のAIプラットフォーム「exaBase」を提供し、DX・AI導入による経営課題の解決を一気通貫でサポートしています。

DX推進を強化し、データ基盤の構築からAIの内製化支援までトータルでサポート。介護業界向けには、ChatGPTを活用した業務支援ツール「CareWiz」も提供し、現場の負担軽減を実現します。

低コストでAIを試せるプランが用意されており、導入後のサポートも充実しているため、手軽にAIを活用したい企業に最適です。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：システムデザインから本番運用環境構築までを自動化するクラウドネイティブな開発・運用プラットフォーム「exaBase Studio」を提供
既存システムとの連携性	⚪︎：「exaBase Studio」は、社内外のAIモデルやサービス、データを組み合わせてAIソフトウェアを構築できる開発環境を提供
セキュリティ・データ管理	⚪︎：「exaBase 生成AI」によって任意のグループ単位で情報の秘匿性を保つことが可能
料金	要問い合わせ

株式会社PKSHA Technology

人工知能を活用したマーケティング施策を展開したい企業

PKSHA Technologyは、画像認識や自然言語処理、機械学習・深層学習技術を活用し、企業の業務効率化や社会課題の解決を目指す先進的なAIアルゴリズムソリューションを展開しています。

企業や大学との共同開発を進めるとともに、「PKSHA Enterprise AI」で蓄積した知見を「PKSHA ReSearch」に活用し、研究と製品品質の向上を実現。

特に、マーケティングやカスタマーサポート領域では、行動データを学習し精度が向上するAIを提供し、機械学習を活用した高度なターゲティングや低コストでのAI導入支援を実施。ソフトウェアの社会実装を推進し、AIを試しながら活用したい企業にも最適な環境を提供しています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：AIソリューションの導入後も継続的なサポートを提供し、システムの安定稼働と最適化を支援
既存システムとの連携性	⚪︎：クライアントの既存システムやデータ環境とシームレスに連携できるよう設計
セキュリティ・データ管理	⚪︎：「PKSHA Security」を提供し、金融機関での不正検知やインターネットサービスでの不適切投稿の監視など、データの安全性とプライバシー保護を強化
料金	要問い合わせ

ax 株式会社

エッジAIやクラウドAIを活用し、リアルタイムな処理を実現したい企業

ax株式会社は、AIの開発から運用までをトータルで支援し、特にエッジAIとクラウドAIの導入に強みを持つ企業です。

独自のAIフレームワーク「ailia SDK」は、クロスプラットフォーム対応のシンプルな開発環境を実現し、300種類以上の学習済みモデルを提供することで、開発コストを抑えつつAIを迅速に試せる仕組みを整えています。また、業界特化型の「ailia APPS」やモデル開発向けの「ailia TRAINER」を活用し、通信、自動車、リテール業界など幅広い分野のニーズに対応。

AIの社会実装を推進し、低コストかつスピーディに導入したい企業に最適なソリューションを提供しています。

開発後の運用・保守サポート	⚪︎：AI開発支援サービス「ailia WORKS」を通じて、AIソリューションの導入から運用・保守までを包括的にサポート
既存システムとの連携性	⚪︎：同社のクロスプラットフォーム高速推論SDK「ailia SDK」は、エッジデバイスやクラウド環境など多様なプラットフォームでのAI実装を可能に
セキュリティ・データ管理	⚪︎：データのセキュリティとプライバシー保護を重視し、適切なデータ管理プロトコルを採用
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まとめ

AI・人工知能システムの導入は企業の成長や業務効率化に必要不可欠であり、システムの導入から運用まで成功するためには、自社ビジネスに適切な開発会社の選定が重要です。

まずは以下の項目にて、自社に最適なタイプを選びましょう。

自社課題に合ったAI開発を依頼したい	AI技術の選定から導入までサポート可能なタイプ
業界特化型の開発会社に依頼したい	特定業界の業務フローやデータ特性に最適化されたタイプ
特定のAI技術を導入したい	画像認識や自然言語処理などの専門技術に特化したタイプ
低コストでAIを試したい	既存のパッケージAIを活用し、短期間で導入できるタイプ

また、その中でも以下の3つの比較ポイントにて絞り込みます。

• 開発後の運用・保守サポートの有無
• 既存システムとの連携性
• セキュリティ・データ管理の強度

本記事を参考に、AI・人工知能システム導入を成功させましょう。