オフショア開発会社12選比較|3つの選び方と4つの比較ポイント。
「オフショア開発会社に依頼したいが、自社のニーズに合った委託先がわからない」
「システム開発をコストを抑えて依頼できても、失敗しないか不安がある」
システム開発をオフショア開発会社に委託することを検討している方のなかには、上記のような悩みがある方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、おすすめのオフショア開発会社12選を3つのタイプ別に紹介します。自社のニーズに応じて最適な開発会社を選べる内容のため、オフショア開発会社の利用を検討中の方はぜひご覧ください。
目次
オフショア開発会社とは
オフショア開発会社とは、オフショア開発サービスを提供する会社のことです。そもそもオフショア開発は、日本よりも賃金が安い海外の企業・子会社などにシステム開発を委託することを指し、開発コストの削減やリソースの確保などを目的に利用されています。
オフショア開発の選択肢として代表的な国は、ベトナム・フィリピン・インドなどがあります。なかでもベトナムは、2000年ごろから国策としてIT人材の育成に力を入れていることもあり、多くの日本企業にシステム開発の委託先として選ばれています。
オフショア開発会社に依頼できる業務
オフショア開発会社に依頼できる業務は以下のようなものがあります。
開発 | システム・アプリケーションなどの一連の開発業務 |
運用・保守 | サーバー・ネットワーク環境を安定的に稼働させる業務・トラブル発生時の対応業務など |
テスト・検証 | 開発後または改修後のテスト・検証業務 |
アップデート・改修 | iOS・Androidのアップデートやサーバー環境の更新に伴う改修業務 |
このように、国内のシステム開発会社と同じような業務を委託することが可能です。なかでも開発業務は、これまでコーディング・テストなどの下流工程を中心に委託するのが一般的でした。しかし最近では、要件定義を明確に行ったうえで基本設計をはじめとする上流工程から下流工程までを海外の委託先に任せる動きが拡大しています。
オフショア開発会社の費用相場
オフショア開発の費用は人件費が多くを占めています。システム開発における人件費はシステム開発に必要な技術者の数×人月単価×開発期間で算出するのが一般的で、IT人材の人月単価は国ごとに異なります。
オフショア開発先国別の人月単価の費用相場は、以下のとおりです。
国 | シニアエンジニア | ブリッジSE | プログラマー |
---|---|---|---|
インド | 68.75万円 | 94.29万円 | 50.83万円 |
中国 | 61.79万円 | 79.29万円 | 50.51万円 |
フィリピン | 53.33万円 | 81.25万円 | 35.83万円 |
ミャンマー | 54.16万円 | 68.33万円 | 27.47万円 |
ベトナム | 49.13万円 | 57.73万円 | 40.22万円 |
バングラディッシュ | 46.13万円 | 90.96万円 | 44.13万円 |
たとえば、チーム・組織をリードするポジションのシニアエンジニアは、バングラディッシュであればひと月あたり46.13万円が相場です。日本における上級システムエンジニアの費用相場は120万円~200万円程度のため、場合によっては人件費を1/4程度に抑えることが可能です。
システム開発の費用は以下の記事でも詳しく解説しています。システムの種類ごとの費用相場や費用の内訳も紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
オフショア開発会社の選び方
オフショア開発会社は、自社のニーズに応じて以下3つのタイプから選ぶのがおすすめです。
- 技術力の高さに強み
- 開発コスト最適化に強み
- 採用支援に強み
技術力の高さに強み
技術力の高さに強みのあるオフショア開発会社は、AIやIoT、AR、ブロックチェーンなどの先端技術を用いた開発をはじめとする難易度の高い開発に強みがあるタイプです。国内で対応できる開発会社に依頼したりエンジニアを採用したりすることに比べ、オフショア開発のためコストを抑えて開発できます。
なかには、先端技術を追求するR&B専門の部署を抱えて大規模・高度プロジェクトにも対応可能な会社や、ベトナムのIT業界において名誉ある賞の1つである「Sao Khue賞」を数年連続で受賞し、技術力の高さが認められている会社もあります。高度な技術を活用したシステム開発を専門性の高いチームに依頼したい場合におすすめのタイプです。
ロゴ | サービス・企業名 | 詳細 | 料金 |
タイプ
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対応領域 | |||
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SHIFT ASIA CO., LTD. オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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Solashi Co., Ltd オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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バイタリフィ オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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- | |||
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RIKAI オフショア開発
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詳細ページ |
単価は35万円~
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技術力の高さに強み
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NTQジャパン オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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- | - | - | |
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Sun Asterisk オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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- | - | ||
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VNEXT JAPAN オフショア開発
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詳細ページ |
5人×6ヶ月の場合:1,650,000円〜
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開発コスト最適化に強み
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- | - | ||
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コウェル オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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- | |||
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オルグローラボ オフショア開発
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詳細ページ |
420,000円 / 月(契約人数2名・利用年数2年の場合)
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採用支援に強み
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- | - | - | |
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AutoMagic オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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C-DEJAV
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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- | - | ||
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グローバルイノベーションコンサルティング オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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開発コスト最適化に強み
開発コスト最適化に強みがあるオフショア開発会社は、開発チームを最低2・3名から編成でき、工程やフェーズに応じて柔軟にチームの人員を調整できるタイプです。計画的にチーム規模を変えられるため「2か月間だけ開発人員を6名へ増やしたい」「バグの修正時は少し人員を減らしたい」といったニーズに応えることができ、開発コストが最適化できます。
なかには、事業・チームの状況に応じて最低2名~最大120名ほどで柔軟に対応している会社もあります。事業の拡大に伴って開発規模・必要なスキルセットなどが短期間で変化する場合や、市場の反応に応じて機能追加・事業転換が必要になる場合、開発コストを柔軟に調整したい場合などにおすすめです。
ロゴ | サービス・企業名 | 詳細 | 料金 |
タイプ
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対応領域 | |||
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SHIFT ASIA CO., LTD. オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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- | |||
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Solashi Co., Ltd オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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バイタリフィ オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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RIKAI オフショア開発
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詳細ページ |
単価は35万円~
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技術力の高さに強み
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NTQジャパン オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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Sun Asterisk オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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VNEXT JAPAN オフショア開発
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詳細ページ |
5人×6ヶ月の場合:1,650,000円〜
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開発コスト最適化に強み
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コウェル オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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オルグローラボ オフショア開発
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詳細ページ |
420,000円 / 月(契約人数2名・利用年数2年の場合)
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採用支援に強み
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AutoMagic オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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C-DEJAV
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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グローバルイノベーションコンサルティング オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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採用支援に強み
採用支援に強みのあるオフショア開発会社は、開発の委託だけでなく、エンジニアの海外人材の採用支援も提供しているタイプです。各社がオフショア開発で採用しているエンジニアの採用・教育経験にもとづいた支援を受けられるため、ベトナム・インドなどの現地の採用市場に関する知識がなくても優秀な外国籍の人材を採用できます。
なかには、オフショア開発に関わった人材をそのまま自社人材として採用できる会社や、採用人材の招へい時に日本就労ビザの取得や渡航時のサポートまでワンストップで対応する会社もあります。
開発の外注だけでなく、保守・運用の対応や自社体制の強化なども見据えてエンジニアを採用したい場合や、海外進出に伴って現地で開発チームを構築する必要がある場合などにおすすめのタイプです。
ロゴ | サービス・企業名 | 詳細 | 料金 |
タイプ
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対応領域 | |||
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SHIFT ASIA CO., LTD. オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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Solashi Co., Ltd オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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バイタリフィ オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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RIKAI オフショア開発
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詳細ページ |
単価は35万円~
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技術力の高さに強み
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NTQジャパン オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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Sun Asterisk オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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VNEXT JAPAN オフショア開発
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詳細ページ |
5人×6ヶ月の場合:1,650,000円〜
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開発コスト最適化に強み
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コウェル オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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オルグローラボ オフショア開発
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詳細ページ |
420,000円 / 月(契約人数2名・利用年数2年の場合)
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採用支援に強み
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AutoMagic オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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C-DEJAV
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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グローバルイノベーションコンサルティング オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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オフショア開発会社の比較ポイント
先述したオフショア開発会社のタイプのなかから、さらに以下4つのポイントで比較して自社のニーズに合った依頼先を選びましょう。
- 拠点のある国の多さ
- 日本語対応力の高さ
- セキュリティ体制の充実度
- 品質担保の取り組みの充実度
拠点のある国の多さ
オフショア開発会社を選ぶ際は、拠点数のある国の多さを確認しましょう。複数の国に開発拠点をもつ会社を選ぶことで、各国の経済状況・技術トレンドに応じてリソースを最適化できます。また、自然災害や政治的不安定さなどのカントリーリスクも低減可能です。
なかには日本以外にベトナム・フィリピンにも拠点があり、合計1,200名以上のエンジニアが在籍している会社もあります。拠点のある国が多いオフショア開発会社を選び、多くの選択肢から自社ニーズに応じて開発国を選びましょう。
日本語対応力の高さ
オフショア開発を行う際、言語の違いは大きな障壁となるため、日本語体力の高いオフショア開発会社を選びましょう。日本語対応力の高い開発会社に依頼することで要件や仕様を正確に伝えることがき、コミュニケーションにおける誤解やミスを防ぐことができます。
たとえば、日本語の仕様書を英語で翻訳して通訳・翻訳担当を介しながら開発を進める開発会社がある一方で、日本人のブリッジSEが在籍して日本の開発会社と変わらない感覚で取引できる会社もあります。
オフショア開発において大きな課題となるコミュニケーション部分が解決できることで自社の希望も的確に伝えられるため、日本語対応力が高く円滑にコミュニケーションが図れる開発会社を選びましょう。
セキュリティ体制の充実度
オフショア開発のセキュリティ体制の充実度も比較ポイントの1つです。オフショア開発では、プロジェクトに関連するデータが国境を越えて移動するため、データ漏洩や不正アクセスのリスクが高まり、特に機密情報やソースコードの流出が懸念されます。また、国によってセキュリティ意識や法律が異なるため、適切なセキュリティ対策が講じられていない場合も。
なかにはISO27001を取得している会社や、専用セキュリティルーム内でのサーバーインフラの構築をはじめとする対策を講じている会社もあります。
オフショア開発会社の比較時はセキュリティ体制を確認し、自社が望む水準かどうかを確認しましょう。
品質担保の取り組みの充実度
オフショア開発では、コミュニケーションの齟齬や要件定義の不備が原因で成果物の品質が低下するケースもあります。そのため、オフショア開発会社の品質担保への取り組みの充実度を確認することも大切です。
なかには、独立した品質管理部が厳密にシステムの品質をチェックしている会社や、ソフトウェアテストに関する国際的な資格認定を行う団体「ISTQB」の認定を受けた経験豊富なテスターが品質向上を支えている会社もあります。
完成するシステムの品質を左右する部分のため、オフショア開発会社が品質を担保するためにどのような取り組み・体制を整えているかを確認したうえで、依頼先を選びましょう。
オフショア開発会社12選一覧比較表
以下は、本記事で紹介するオフショア開発会社の一覧比較表です。
上記で解説した「タイプ」と「比較ポイント」をフィルターで絞ることができますので、各会社の詳細紹介を読む前に、自社に最適な開発会社のあたりをつけてみてください。
ロゴ | サービス・企業名 | 詳細 | 料金 |
タイプ
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対応領域 | |||
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SHIFT ASIA CO., LTD. オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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- | |||
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Solashi Co., Ltd オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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バイタリフィ オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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RIKAI オフショア開発
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詳細ページ |
単価は35万円~
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技術力の高さに強み
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- | - | - | |
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NTQジャパン オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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技術力の高さに強み
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- | - | - | |
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Sun Asterisk オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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VNEXT JAPAN オフショア開発
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詳細ページ |
5人×6ヶ月の場合:1,650,000円〜
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開発コスト最適化に強み
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コウェル オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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開発コスト最適化に強み
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オルグローラボ オフショア開発
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詳細ページ |
420,000円 / 月(契約人数2名・利用年数2年の場合)
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採用支援に強み
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AutoMagic オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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C-DEJAV
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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グローバルイノベーションコンサルティング オフショア開発
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詳細ページ |
要問合せ
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採用支援に強み
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【技術力の高さに強み】のあるオフショア開発会社
技術力の高さに強みのあるオフショア開発会社は次の5社です。
SHIFT ASIA CO., LTD.
日本語で円滑にコミュニケーションを図りたい企業におすすめ
SHIFT ASIA CO., LTD.は2016年設立のベトナムを拠点とするオフショア開発会社で、1,000件を超えるプロジェクト実績があります。同社の強みは、品質保証の専門知識と開発力を組み合わせた効率的なソフトウェア開発です。大手飲料メーカー向けのIoT連携POSシステムの開発など、複雑なプロジェクトの実績があり、音声認識モデルを活用したAI文字起こしシステムの研究開発も行っています。
また、約120名の日本語能力試験N1・N2レベルのエンジニアが在籍し、日本人PMやBrSEも配置することで、円滑な日本語コミュニケーションを実現。さらに、国際的なアジャイルテスト資格保有者やスクラムマスターなど専門性の高い人材を揃え、標準化された手法でクオリティの高いソフトウェア開発を提供しています。
拠点のある国の多さ | ベトナムの1か国 |
日本語対応力の高さ | 〇:日本人PM・日本語でコミュニケーション可能なブリッジSE・日本語能力試験N1・N2レベルを有するエンジニアが約120名が在籍など |
セキュリティ体制の充実度 | 〇:ISO/IEC 27001:2013を取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | 〇:テスト部門にISTQBの認定を受けた経験豊富なテスターを配置、SHIFTグループで開発されたテスト検定を日本と同基準で実施など |
料金 | 要問合せ |
Solashi Co., Ltd
AI/OCRをはじめとする幅広い技術に対応可能な会社に依頼したい企業におすすめ
Solashi Co., Ltdは、ハノイ工科大学やベトナム国家大学など、ベトナムの理工系最上位クラスの大学卒業生を中心に採用しているオフショア開発会社です。日本人PMによる案件管理が可能で、技術要件の的確な理解と運用保守を見据えた最適な開発言語の選定を行っています。
AI/OCR・Web・ブロックチェーン・アプリケーション開発などの幅広い技術領域をカバーし、求人管理サービスや教育支援アプリ、不動産価値管理システムなど、さまざまな分野での開発実績があります。事業立ち上げの順序性とITサービス構築の難易度を考慮した開発提案が特徴で、ラボ型契約では急な機能追加や他社システムとの連携にも柔軟に対応しています。
拠点のある国の多さ | ベトナムの1か国 |
日本語対応力の高さ | 日本語を含む2か国語以上の言語を扱うブリッジSE・日本人PMなどが在籍 |
セキュリティ体制の充実度 | 要問合せ |
品質担保の取り組みの充実度 | 〇:開発とは別に専門のQAエンジニアが品質管理を実施など |
料金 | 要問合せ |
株式会社バイタリフィ
AI開発・Unity開発などの専門性が高いチームに依頼したい企業におすすめ
株式会社バイタリフィは、2008年からベトナムでオフショア開発事業を展開し、90%以上の顧客のリピート実績をもつ開発会社です。日本とベトナム両拠点に上流工程に対応可能な日本人PMが在籍し、現地には経験豊富な日本人スタッフも多数配置することで、安定したプロジェクト運営を実現しています。
開発領域は、顔認識AIを活用したシステムや、Unityを用いたゲーム・AR/VRコンテンツなど多岐にわたります。ラボ型開発・AI開発・Unity開発など、専門性の高い複数の開発チームを保有しており、顧客の目標達成に最適なチーム編成とプロダクト開発を提案している開発会社です。
拠点のある国の多さ | 〇:ベトナム・日本の2か国 |
日本語対応力の高さ | 〇:日本人の営業担当者によるヒアリング、案件進行は日本人PM・BPM(通訳兼PM)・IT通訳などが対応など |
セキュリティ体制の充実度 | 日本と同等レベルの社内教育で機密保持の重要性を教育、セキュリティールームの設置など |
品質担保の取り組みの充実度 | 〇:PMOがBPMと開発チームの仕様理解度チェックを行い、チーム内で相互コードレビューを実施、品質管理体制・仕組みを整備など |
料金 | 要問合せ |
RIKAI株式会社
AI・コンピュータビジョン分野での開発実績が豊富な会社に依頼したい企業におすすめ
RIKAI株式会社は、500件を超える開発実績を持つオフショア開発会社です。300人以上のエンジニアを擁しており、Webシステム・モバイルアプリ・業務システムの開発に加え、VR/AR・Metaquest・Unrealを活用したゲーム開発まで対応可能。AIやコンピュータビジョン分野では30件以上のプロジェクト実績があり、YOLO・BERT・GPTなどの最新技術を活用したソリューションを提供しています。
独立した品質管理部による厳密なチェック体制を敷き、日本語対応可能なエンジニアによる円滑なコミュニケーションと高品質な開発を実現している開発会社です。
拠点のある国の多さ | ベトナムの1か国 |
日本語対応力の高さ | 日本語対応可能なエンジニアや日系企業で働いた経験のあるメンバーなどが多数在籍 |
セキュリティ体制の充実度 | 情報セキュリティの資格を取得している品質管理部あり |
品質担保の取り組みの充実度 | 〇:情報セキュリティ・品質に関する資格を取得している品質管理部が厳密にチェック |
料金 | 単価は35万円~ |
株式会社NTQジャパン
AI・IoTなどを活用した大規模・高度プロジェクトを検討している企業におすすめ
株式会社NTQジャパンは、300社以上の取引実績と600件を超えるプロジェクト遂行実績を持つオフショア開発会社です。社内にR&D専門部署を設置し、AI・IoT・動画配信技術などを活用した大規模・高度プロジェクトに対応。ベトナムのIT業界で名誉ある賞の1つである「Sao Khue賞」を6年連続で受賞しており、開発技術力の高さも認められています。
ベトナムトップレベルの大学出身者を厳選採用し、独自の徹底したトレーニングプログラムでエンジニアを育成。日本語対応可能なチーム編成で、顧客のビジネスの本質を理解した提案を行っている開発会社です。
拠点のある国の多さ | ベトナムの1か国 |
日本語対応力の高さ | 日本語対応可能なチームを編成 |
セキュリティ体制の充実度 | 〇:ISO 27001:2013の認証を取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | ベトナムトップレベルの大学を卒業したエンジニアを採用し、独自の厳しいトレーニングを実施 |
料金 | 要問合せ |
【開発コスト最適化に強み】のあるオフショア開発会社
開発コスト最適化に強みのあるオフショア開発会社は次の3社です。
株式会社Sun Asterisk
複数の開発国の選択肢から選びたい企業におすすめ
株式会社Sun Asteriskは、開発メンバー1,200名以上を擁するオフショア開発会社です。クライアント数500社以上・プロジェクト数850以上の実績があり、エンタープライズ企業からスタートアップまで幅広い開発を支援しています。開発体制は、2名から最大120名まで柔軟に対応可能。増員は最短1週間、縮小は2ヶ月前の連絡で調整できるため、事業の成長に合わせた開発体制を構築できます。
技術面では、Webやモバイルアプリケーションのフロントエンド開発からバックエンド開発、インフラ構築、さらにAIやデータサイエンスまで幅広い開発に対応しています。エンジニアだけでなく、デザイナーやプロジェクトマネージャーなど、各分野の専門家が在籍しているため、プロジェクト全体のサポートが可能です。
拠点のある国の多さ | 〇:日本・ベトナム・フィリピンの3か国 |
日本語対応力の高さ | ブリッジSE・ブリッジSEのサポート担当の日本語レベルはN2以上、チャットツールでのコミュニケーションでは翻訳アプリを使用など |
セキュリティ体制の充実度 | プライバシーマーク取得、DevOpsの原則にセキュリティを最初から組み込むことで、ソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたってセキュリティを確保など |
品質担保の取り組みの充実度 | 〇:独自開発のプロジェクト監視・CI・コードテスト・監視システムなどの品質管理ツールを導入、すべてのプロジェクトに横断的に関わる品質管理チームを設置 |
料金 | 要問合せ |
VNEXT JAPAN株式会社
開発体制をスピーディーに構築したい企業におすすめ
VNEXT JAPAN株式会社は、15年以上のオフショア開発実績を持ち、700件を超えるシステム・アプリケーション開発の実績がある会社です。日系企業と長期的な取引があり、スタートアップから大手企業まで350社以上とパートナー関係を築いています。開発チームは最小3名から構成可能で、最短1週間での立ち上げに対応。ラボ型契約により、仕様変更や開発フェーズに応じて迅速にチーム規模を調整できます。
また品質面では、独立した品質管理部門を設置し、ベトナム人エンジニアが開発したシステムを日本の品質基準に沿って厳格にチェックしています。日本拠点に上流工程から対応できる日本人PMが在籍しており、距離を感じさせないコミュニケーション体制が魅力です。
拠点のある国の多さ | 日本・ベトナムの2か国 |
日本語対応力の高さ | 〇:日本拠点に上流工程から対応できる日本人PMが在籍、日本語力・日系企業での業務経験があるブリッジSEやコミュニケーターが在籍 |
セキュリティ体制の充実度 | 〇:ISO/IEC 27001:2013を取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | 独立した品質管理部がチェックすることで日本企業と同等の品質を保証など |
料金 | 5人×6ヶ月の場合:1,650,000円〜 |
株式会社コウェル
開発チームをフェーズに応じて最小限に抑えたい企業におすすめ
株式会社コウェルは、ベトナムに約400名の開発エンジニアとスタッフを擁するオフショア開発企業です。ベトナムのIT分野トップ3の大学と連携し、優秀なエンジニアを採用しています。全社員に専門講師による日本語レッスンを提供し、日本語での業務遂行を実現。開発体制では、経験豊富な日本人エンジニアが上流工程からコミュニケーションまでサポートしています。チームはブリッジSEとシステムエンジニアによる最小2名構成から開始でき、開発フェーズに応じて規模を調整できます。
また、顧客専任のエンジニアをアサインし、事業への理解を深めた開発を行っているのも特徴。品質面では、ソフトウェアテストの国際資格「ISTQB」の最上位資格「Global Partner」を取得しており、グローバル基準の品質管理体制を確立しています。厳格な品質管理と技術力により、コストを意識した開発サービスを提供しています。
拠点のある国の多さ | 日本・ベトナムの2か国 |
日本語対応力の高さ | 〇:日本人エンジニアが開発支援から現地でのオペレーションまで支援、ブリッジSEは日本語能力試験3級以上の取得が基本条件、専門の日本語講師によるベトナム人エンジニアを対象としたレッスン |
セキュリティ体制の充実度 | 〇:Pマーク(日本)・ISMS認証(ベトナム)を取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | 〇:ソフトウェアテストの国際資格「ISTQB」の最上位資格「Global Partner」を取得しているグローバル基準の品質管理体制 |
料金 | 要問合せ |
【採用支援に強み】のあるオフショア開発会社
エンジニアをはじめとするIT人材の採用支援に強みのあるオフショア開発会社は、次の4社です。
オルグローラボ株式会社
ベトナム人エンジニアの採用支援から招へいに関するサポートも受けたい企業におすすめ
オルグローラボ株式会社は、累計2,000件を超えるプロジェクト実績を持つオフショア開発企業です。100名以上のエンジニアによるラボ型開発サービスでは、95%以上の契約更新率を維持。日本の開発現場での対応力を育てるトレーニングを実施し、日本のプロジェクトに対する理解を深めているのも特徴です。
また、ベトナム人エンジニアの採用支援も提供しており、年間1,000名以上の応募者から合格率3%という厳選された人材のみを紹介。採用前にラボ型開発サービスを利用することで、実際の協業を通じた採用判断も可能です。日本へのエンジニア招へいにおける就労ビザ取得などの手続きも、ワンストップでサポートしています。
拠点のある国の多さ | ベトナムの1か国 |
日本語対応力の高さ | 日本語検定1級を有するコミュニケーター・日本人エンジニアなどが在籍、社内に自動翻訳ソフトを導入など |
セキュリティ体制の充実度 | 〇:ISO27001認証取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | テスト自動化・厳密なコードレビューなどを通じてシステムの品質を確保 |
料金 | 契約人数2名・利用年数2年の場合: 420,000円 / 月 |
株式会社AutoMagic
オフショア開発に関わったエンジニアを採用したい企業におすすめ
株式会社AutoMagicは、インドのIITをはじめとするトップレベルの大学出身エンジニアを積極的に採用し、AI・IoTなどの先端技術開発に強みを持つオフショア開発企業です。インドとベトナムのエンジニアと、ビジネス分析・提案が可能な日本人ブリッジSEにより、日本の開発会社と同等の品質とコミュニケーションを実現。無料のプロトタイプ提案により、開発前に画面表示や遷移を確認できます。
また、開発に携わったエンジニアを自社の人材として採用でき、現地リモートでの常駐からスタートしたのちに日本で直接採用することも可能。さらに、マーケティングチームによる支援も提供しており、サービスの成長戦略設計から分析基盤の機能策定、リード獲得のための施策までサポートしてもらえるのも特徴です。
拠点のある国の多さ | 〇:インド・ベトナムの2か国 |
日本語対応力の高さ | 〇:日本人ブリッジSEが在籍 |
セキュリティ体制の充実度 | 〇:ISO27001(ISMS)認証取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | 〇:無料のプロトタイプによる開発前のイメージ共有 |
料金 | 要問合せ |
C-DEJAV(株式会社クラフト情報システム)
システムエンジニア以外のベトナム人エンジニアの採用も検討している企業におすすめ
株式会社クラフト情報システムが提供する「C-DEJAV」は、東京・大阪・沖縄の国内開発拠点と、ベトナムIT企業との合弁会社による開発サービスです。国内開発の3分の2のコストで、国内開発と同等の品質と納期を実現しています。開発体制では、日本人SEがクライアントとのやり取りを担当し、ベトナム人エンジニアとのチーム編成で開発を行います。開発パターンは、国内開発・オフショア併用・お客様先常駐・ラボ型開発の4つから選択可能。国内拠点での開発により、日本側スタッフによる進捗管理と品質管理を徹底しています。
また、システムエンジニアやプログラマー、通信ネットワーク技術者などのベトナム人エンジニアの採用支援も提供。紹介するエンジニアは、日本語教育やビジネスマナーの研修を受講しており、即戦力として活躍できる技術力を備えているのもポイントです。
拠点のある国の多さ | 〇:日本・ベトナムの2か国 |
日本語対応力の高さ | 〇:クライアントとのやり取りは日本人SEが対応、開発拠点に日本も含まれており日本側スタッフが常駐など |
セキュリティ体制の充実度 | プライバシーマーク取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | 日本側スタッフによる進捗管理・品質管理など |
料金 | 要問合せ |
グローバルイノベーションコンサルティング株式会社
ミャンマー人エンジニアの採用支援を受けたい企業におすすめ
グローバルイノベーションコンサルティング株式会社は、10年以上のオフショア開発経験を持つ開発会社です。日本IBMで培ったノウハウを活かし、品質管理部門による定期的なプロジェクトレビューを実施しています。また、日本語能力の高いミャンマー人エンジニアによる開発体制も特徴。ミャンマー語と日本語の語源が近いという言語的特性を活かし、現地法人に配置した日本人講師による日本語教育を徹底しています。
創業当初から日本企業へのミャンマー人ITエンジニア派遣を行っており、その経験から日本企業向けにミャンマー人に特化した海外人材採用支援サービスも提供。日本語・英語に堪能なミャンマー人高度人材や特定技能人材などの採用支援が受けられるのも魅力です。
拠点のある国の多さ | 〇:日本・ミャンマーの2か国 |
日本語対応力の高さ | PMなどはJLPT1級(日本語の通訳が可能なレベル)を保有、現地法人に日本人講師を複数名配置して現地スタッフに日本語教育を実施 |
セキュリティ体制の充実度 | 〇:プライバシーマーク取得、ISO/IEC27001認証取得 |
品質担保の取り組みの充実度 | 品質管理(QC)と品質保証(QA)をペアで管理 |
料金 | 要問合せ |
なお以下の記事では、さらに多くのシステム開発会社をタイプ別に紹介しています。「ベンチャー会社の支援実績が多い会社に依頼したい」「業務システムを開発したい」といったニーズに応じて依頼先を選びたい方は、ぜひあわせてご覧ください。
オフショア開発会社の契約形態は2種類
オフショア開発会社に依頼するにあたり、以下の2種類の契約形態の違いを理解しておきましょう。
- 受託型開発
- ラボ型開発
受託型開発
受託型開発は、システム・サービスなどの納品を前提に必要なリソースや期間を確保する契約形態です。仕様書を作成して契約を締結するだけで成果物が納品されるため、開発に関する知識がなくても自社が求める仕様の製品・サービスを作成できます。また、期日までに成果物が納品されることが保証されているのもメリットです。
ただし途中で仕様を変更する際は、開発会社側の了承を得たうえで新たに契約を締結し直す必要がある点に注意しましょう。加えて、契約内容によってはシステムの運用・保守は含まれないため、すべてを委託したい場合は別途契約しなければなりません。このような理由から受託型開発では、リリース後に保守・運用が必要になるスマホアプリ・Webサイト・Webアプリなどの開発は少ない傾向があります。
ラボ型開発
ラボ型開発は、受注側が発注側の企業に対して開発チームと開発環境を提供し、案件の発生時に随時対応してもらう契約形態です。発注側と受注側が共同で開発するため、開発途中で仕様を変更したり相談しながら開発したりすることも可能です。また、契約した作業時間を超えなければ、提供されたエンジニアに複数の案件を委託することもできます。
ただし、エンジニアへの指示や事前準備、フォローなどは発注側が行う必要がある点に注意が必要です。また、エンジニアの稼働時間・費用を決めたうえで契約することが一般的なため、稼働時間が少なくても費用は変わりません。そのため、発注量が少ないと費用対効果が悪くなる側面もあります。
オフショア開発で失敗しないための3つのポイント
オフショア開発で失敗しないためのポイントは以下の3つです。
- 国の特色をを考慮して依頼先を選ぶ
- 理解度の高いブリッジSEをアサインする
- 時差に注意してスケジュールを管理する
国の特色をを考慮して依頼先を選ぶ
2023年にオフショア開発.comが公表したデータによると、オフショア開発国のなかで最も人気なのはベトナムで48%の企業に選ばれています。次いでフィリピンが21%、インドが13%、バングラディッシュが8%の順となっています。ただし各国特有の懸念点もあるため、国ごとに異なる特色も考慮したうえで開発国を選ぶ必要があります。
オフショア開発国ごとの特徴は以下のとおりです。
開発国 | 主要言語 | 特徴 |
---|---|---|
ベトナム | ・ベトナム語 | ・親日国で日本語教育に力を入れている ・オフショア開発会社が多く選択肢も豊富 ・近年の人件費は上昇傾向 |
フィリピン | ・フィリピン語 ・英語 | ・親日国で日本との国交も良好 ・近年はIT教育に力を入れており優秀なエンジニアが増加 ・日本語が話せるIT人材は少ない |
インド | ・ヒンディー語 ・英語 | ・オフショア開発の歴史が長く世界トップレベルの技術力 ・欧米企業との取引経験が豊富 ・人材によっては日本以上の報酬が必要 |
バングラディッシュ | ・ベンガル語 ・英語 | ・人件費が最も安価 ・日本語人材は少ないが英語力がある人材は多い ・オフショア開発国としては後発で技術力は発展途上 |
なかでもベトナムは、第一言語として日本語を教育する小学校もあり、日本語検定を有している人材も豊富です。日本企業は母国語でコミュニケーションを取ることができるため、開発が進めやすいのが魅力です。
参照:オフショア開発.com「オフショア開発白書2023年版」
理解度の高いブリッジSEをアサインする
オフショア開発において、自社事業に対する理解度が高いブリッジSEをアサインすることも大切です。そもそもブリッジSEとは、オフショア開発において海外の開発企業と日本企業との間で橋渡し役となるシステムエンジニアのことです。
オフショア開発では、コスト削減・ITリソース確保などを目的としてシステム開発やアプリ開発を海外の開発企業に委託しますが、日本と海外現地とでは言語・商習慣などが異なります。ブリッジSEが機能しない場合、現地のエンジニアとのコミュニケーションがうまくいかずプロジェクトが失敗する可能性があるため、自社からブリッジSEをアサインする場合は以下のスキルがある人材を選びましょう。
- 現地のエンジニアに指示できるだけの技術的知見・語学力
- コミュニケーションスキル
- プロジェクトマネジメントスキルなど
なお、オフショア開発側の人材がブリッジSEを務めるケースもあります。この場合は、面談や経歴の確認などを通じてプロジェクトを任せられる人材かどうか確認することもおすすめです。
時差に注意してスケジュールを管理する
オフショア開発は海外とやり取りしながら進めるため、時差の影響を受けてしまいます。数時間のズレであっても納期が大きく後ろ倒しになる恐れもあるため、予定通り開発を進めるには時差に注意したスケジュール管理を心掛けましょう。
たとえば、フィリピンは日本との時差が1時間である一方で、インドとの時差は3時間半に及ぶためコミュニケーション時には配慮が必要です。また仕事に対する価値観の違いから、進捗管理が日本と比べて緩い国もあります。スケジュール管理は日本と比べて細かく行う必要があるケースがあることも認識しておきましょう。
オフショア開発の成功事例
オフショア開発で失敗しないためのポイントは把握できたものの、成功イメージが浮かびにくい方もいるのではないでしょうか。そこでここからは、実際にあったオフショア開発の成功事例2つを紹介します。
電気機器製造メーカーの事例
スマート農業に力を入れている大手電気機器製造メーカーは、田んぼの見回り省力化と生産性向上を支援するシステム開発において、オフショア開発を採用しています。
同社は、高齢の農業従事者でも使いやすいアプリ開発や、IoTセンサー導入による農家の負担軽減と収穫量増加を目指していました。 オフショア開発でシステムを開発した結果、スマートフォンやタブレットで田んぼの状態を簡単に確認できるように。 水位・水温・気温などのデータが可視化されて情報が一目でわかるようになり、見回り効率化と収穫量向上を実現しました。 ユーザーからの評価も高く、地方農協連や県立高校などへの導入も進んでいます。
またオフショア開発を進めるなかで、開発会社側と毎週の定例ミーティングで密なコミュニケーションを図り、意思疎通を徹底しています。開発会社側は スケジュール遅延を防ぐため、進捗状況を定期的にヒアリングし、必要に応じて体制の見直しを提案。 また、MQTTプロトコルなどのIoT分野に精通したエンジニアをアサインし、顧客との協力体制を強化する取り組みもシステム開発の成功につながっています。
参照:VNEXT HOLDINGS|田んぼの見回り省力化、生産性向上を支援する「農業IoT」
デザイン制作会社の事例
全国にクライアントを抱えるデザイン制作会社は、コロナ禍でオンラインの受注が増加し、Webコーダー不足に直面していました。 人材不足解消とコスト削減を目的にラボ型オフショア開発サービスを導入。
オフショア開発により、Webコーディングの作業をベトナムのエンジニアに委託できるようになりました。 コーディング作業の効率化によって人材不足を解消し、増加した受注に対応できる体制を構築できました。 また、日本とベトナムの祝祭日の違いを利用し、年末年始やお盆期間も開発を継続できるというメリットも得ています。
また、開発会社側の通訳サポートにより、日本語で指示を出し、円滑なコミュニケーションを実現できています。 テキストでのやり取りに加え、必要に応じてオンラインでのミーティングも実施し、通訳を介してストレスなく意思疎通を図ることができました。 加えて、丁寧な指示や敬語ではなく、箇条書きで指示を出すなどコミュニケーション方法を工夫することで、開発をスムーズに進めています。
参照:オルグローラボ株式会社|言葉の壁も心配なし。深刻なエンジニア不足を解決したオルグローラボ
まとめ
本記事では、オフショア開発会社の選び方や比較ポイントについて解説しました。まずは、以下の項目にて、自社に最適なタイプを選びましょう。
技術力の高さに強み | 先端技術を用いた開発をはじめとする難易度の高い開発に強みがあるタイプ |
開発コスト最適化に強み | 工程やフェーズに応じて柔軟にチームの人員を調整できるタイプ |
採用支援に強み | エンジニアの海外人材の採用支援も提供しているタイプ |
また、そのなかでも以下の4つの比較ポイントにて絞り込みます。
- 拠点のある国の多さ
- 日本語対応力の高さ
- セキュリティ体制の充実度
- 品質担保の取り組みの充実度
この記事がオフショア開発会社選びの一助になれば幸いです。
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