SEO内部対策とは?11の効果的な方法を厳選して解説!

一生懸命記事を更新しているのに検索結果に出ない、なかなか上位を取れない場合は、SEO内部対策を正しく行えていない可能性があります。

とにかくWebサイトを作れば自動的に検索エンジンに評価されるわけではありません。適切な情報を検索エンジンに伝え、適切なマークアップを行っていなければ、非常に効率の悪いコンテンツマーケティングを行っていることになります。

今回は、SEO内部対策の中でも特に効果的とされる施策を11(7 + 4)個ご紹介していきますので、ぜひ各施策を済ませているかチェックしてください。

SEO内部対策とは?

内部対策は、自社サイトの内部構造をユーザーと検索エンジン向けに最適化することです。この対策の目的は以下の3つになります。

クローラビリティ向上クローラーにサイト内のページを適切に巡回してもらう
インデックス最適化巡回した情報を正確に検索エンジンに登録してもらう
ユーザビリティ向上ユーザーが快適に閲覧できるサイト環境をつくる

上記を無視してただ単にサイトを作って運営していると、検索エンジンに正確な情報を伝えられておらず、結果が出るまでに時間がかかる可能性があります。

どれも実現するためには、技術的な知識が必要になりますが、やらない理由がない対策ばかりですので、当記事で紹介する施策ができているか必ずチェックしましょう。

サイトの土台となるSEO内部対策7つ

まずは、サイトの土台となる内部対策をご紹介していきます。専門的な知識が必要なものかかりですが、一度設定すれば安泰なものばかりですので、順番にご確認ください。

  • SSL化
  • ページ表示速度の高速化
  • モバイルフレンドリー
  • URLの正規化
  • XMLサイトマップの送信
  • 構造化データのマークアップ
  • パンくずリストの設置

SSL化

SSL化は、インターネット上のデータ通信を暗号化することです。以下のようにサイトのURLが「https」になっていればOKです。

OKhttp://example.com
NGhttps://example.com

SSL化にはセキュリティを向上させる役割があり、Googleが検索結果の評価基準の1つとしてSSL化を推奨していることが分かります。

Google はランキング シグナルとして HTTPS を使用することにしました。現在のところは、ウェブマスターが HTTPS に切り替えるための移行期間として、このシグナルのウェイトを非常に小さく設定しています(グローバル クエリの 1% 未満にしか影響せず、高品質のコンテンツなど他のシグナルよりウェイトが小さい)。しかし、誰もがウェブを安全に利用できるよう、すべてのウェブサイトの所有者に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えているため、今後このウェイトは大きくする予定です。

Google検索セントラル

基本的にレンタルサーバー等は、ワンクリックでSSL化に対応できるため、必ずサイト設立当初に設定しておきましょう。

ページ表示速度の高速化

Webページにアクセスしてから表示されるまでの時間を高速化する施策です。この時間はGoogleが実際に検索結果のランキング要因の1つと公表しています。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

Google検索セントラル

この表示速度に関するスコアはGoogleのPageSpeed Insightsで測れます。ここでPC・スマホともに90点以上だせればOKです。

モバイルフレンドリー

Webサイトがモバイル端末上で快適に操作・閲覧できる状態かどうかです。スマートフォンの普及率が高まったため、モバイル端末でのユーザビリティも重要視されているんですね。

Googleが公式にモバイルフレンドリーかどうかをランキング要素とすると公表しています。

Google では、4 月 21 日より、ウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかをランキング要素として使用し始めます。この変更は世界中の全言語のモバイル検索に影響を与え、Google の検索結果に大きな変化をもたらします。この変更によって、検索ユーザーは、クエリへの関連性が高く使用端末にも適した高品質な検索結果を見つけやすくなります。

Google検索セントラル

なお、Webサイトがモバイルフレンドリーかどうかは、Googleのモバイルフレンドリーテストでチェックできますので、必ず確認しておきましょう。

URLの正規化

同じ内容のページが複数存在する場合に、そのURLを1つに集約することです。この重複をなくすことで、評価が分散されるのを防ぎ、クローラビリティを向上させる役割があります。

正規化の方法ですが、一般的には以下の方法で行います。

  • 301リダイレクト(.htaccess)
  • canonicalタグ

ちなみに、WordPressサイトの場合は、自動でcanonicalタグが生成されますが、SEOプラグインを利用することで、ページ単位で変更することもできます。

XMLサイトマップの送信

XMLサイトマップは、Webサイトにあるページの情報を検索エンジンに伝えるためのファイルです。このファイルを設定することで、クローラーにサイト内の情報を正確に伝えることができます。

なお、Googleもサイトマップの送信はサイトを最適化する上で重要な要素を公表しています。

サイトマップを送信 することは、サイトを最適化する上で重要な要素の一つです。サイトマップを送信することで、あるサイトに存在するすべての URL を検索エンジンが発見できるようになり、ページの内容が変更された時に素早くダウンロードすることが可能になります。

Google検索セントラル

なお、WordPressサイトの場合、XMLサイトマップの送信を自動化できるプラグインがありますので、導入することをオススメします。

構造化データのマークアップ

検索エンジンが推奨する方法でマークアップを行うことで、検索結果での見え方をリッチにできます。具体的には、パンくずリストやFAQなどに使われることが多いです。

Google検索がサポートしているものは以下に記載されているので、参考にしてください。

Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ

なお、上記を参考に行ったマークアップは以下のサイトで確認できます。

構造化データをテスト

ただし、実装には専門的な知識が必要となりますので、開発者に相談し、必要であれば導入しましょう。

パンくずリストの設置

パンくずリストは、Webサイトの構造を分かりやすく示すためのリンクです。当サイトにもヘッダーバーの下部に設置しており、以下の形式で表示されています。

HOME > 投稿 > 資料作成代行 > 〇〇

パンくずリストを設置することで、ユーザーもクローラーもサイトの構造を理解しやすくなります。実際にGoogleも「サイトの階層を整理する」セクションにおいてパンくずリストを紹介しています。

パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部的なリンクの行です。訪問者はパンくずリストを使って、前のセクションやルートページにすばやく戻ることができます。ほとんどのパンくずリストでは、最初の左端のリンクとして最も一般的なページ(通常はルートページ)を置き、右側に向けてより具体的なセクションを並べています。パンくずリストを表示する場合は、パンくずリストの構造化データのマークアップを使用することをおすすめします。

Google検索セントラル

なお、パンくずリストを設置する際には、構造化マークアップに対応しているか確認しましょう。構造化データを利用することで、検索結果にパンくずリストが表示され、検索エンジンも認識しやすくなります。

記事を書く時のSEO内部対策4つ

ここまで紹介したのは、サイトの基本的な構造を整えるためのものでした。これからご紹介するのは、記事を書く時に注意すべき対策になります。以下は代表的なものになります。

  • タイトルタグの最適化
  • メタディスクリプションタグの設定
  • 見出しタグの設定
  • 画像にaltタグを設定

これらの最適化は、SEOキーワードとセットで考えて効果のあるものばかりです。以下は、上記に加え、記事を書く時のキーワードの入れ方を解説してますので、ぜひ参考にしてください。

WordPressサイトは内部対策が簡単

サイトの土台となる内部対策をご紹介しましたが、専門的すぎて社内で対応するのが難しいケースがあります。もし、あなたのサイトがWordPressで運営されているなら、プラグインを利用することで、開発者のリソースを割かなくても内部対策を行なえます。

以下にWordPressサイトでSEO対策を行えるプラグインを紹介してます。どれも操作が簡単なものばかりですので、ぜひ参考に導入してみてください。

まとめ

今回は、SEO内部対策の中でも効果的な施策を11個紹介しました。どれも根拠のある施策ばかりですので、これらを最低限対策してからサイトの運営を続けてください。

以下に今回の施策をまとめてますので、再度ご確認ください。

土台となる対策・SSL化
・ページ表示速度の高速化
・モバイルフレンドリー
・URLの正規化
・XMLサイトマップの送信
・構造化データのマークアップ
・パンくずリストの設置
記事を書く時の対策・タイトルタグの最適化
・メタディスクリプションタグの設定
・見出しタグの設定
・画像にaltタグを設定

b-pos編集部

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